ではどうぞー!
次の日、俺は現在平塚先生にどこかに連行されている。なぜかいろはもついてきてるが…。
俺ら2人が連れてこられたのは特別棟の教室だった。そして平塚先生は遠慮なくそのドアを開ける。えー、ノックしないの…?
平塚「入るぞ、雪ノ下。」
平塚先生の後からその教室に入ると無人の空き教室であるはずのその部屋には一人の少女がいた。 少女は文庫本に栞を挟んで閉じると顔を上げて此方を見る。で、誰?
雪乃「平塚先生。入るときはノックをお願いしているはずですが……。」
平塚「ノックをしても、君は返事をした試しがないじゃないか。」
雪乃「それは先生が………。ところでそこのぬぼーっとした人とその女性は?」
平塚「彼が比企谷八幡で彼女は一色いろはだ。そして、依頼は私から。この男の腐った性根を叩き直してほしい」
いろは「えー!?」
八幡「はぁっ!?なんだそれ聞いてねぇぞ!」
雪乃「お断りします。その男の下心に満ちた濁った目に危機感を感じます。早く警察に電話したほうがよろしいのでは?」
えー、ひどくない?あ、そういえば…。
八幡「そういえば最近警察のお世話になってないなー。」
雪乃「あら、やっぱり犯罪を犯したことがあるのね?先生早く警察を…。」
八幡「いや、違うわ!最近はよくなってきたんだけど中学生のときに何回か警察につかまったんだよ。冤罪で。」
2人「「は?」」
八幡「なんか俺と妹といろはの3人で歩いていたら周りの人が警察に電話したらしいんだわ。なんでも俺が誘拐犯に見えたらしくてな。俺は手錠かけられ警察に連行されてた。あれはマジでびくったな〜。その後刑事ドラマみたいにやられてマジ怖かったわ…。あ、カツ丼食えたからよかったけど。でもいろはと妹が弁解してくれなかったら危なかったな。」
本当に脅してきて怖かった…、ガチで泣きそうだったし。
平塚「比企谷…。」
雪乃「あの…ごめんなさい。失礼なこと言って…。」
八幡「いやいい。慣れてるから。」
いろいろあったからな。これぐらいなら問題ない。と、そのとき…
いろは「ダメだよはーくん…慣れるなんて…。」
いろはが抱きしめてきて俺の顔を胸に埋めた。
いろは「はーくん、私は知ってるから…。だから無理はしないで。私が…はーくんを守るから…。」
八幡「別に無理はしてない。…けど、ありがとないろは。お前は俺が守るよ。だから大丈夫だ。」
いろは「うん!」
平塚「…私の前でイチャイチャするなー!もうおうち帰る…。」ウワーン
そういい平塚先生は帰っていった。
八幡「なんなんだ?」
いろは「さあ?」
雪乃「…とりあえず座ったら?」
八幡「…そうだな。」
いろは「…そうですね。」
そう雪ノ下に言われ俺といろはは椅子に座る。
雪乃「あの…さっきはごめんなさい。」
いきなり雪ノ下に頭を下げられた。
八幡「いや気にするな。そこまで求めてない。」
雪乃「けれども…」
いろは「いいんですよ雪ノ下先輩。はーくんはこうなると聞きませんから。」
雪乃「…そう。」
八幡「おー、そうだそうだ。よくわかってるな。このこのー。」クシャクシャ
いろは「や、やめてはーくん〜。…えへへー。」
雪乃「本当に仲がいいのね。」
八幡「まあな。」
昔からの付き合いだしな。
いろは「ところでここって何部なんですか?」
いろはが首を傾げながらいう。可愛い。
雪乃「平塚先生から聞かなかったの?」
八幡「ああ、なんか連行されただけだしな。」
雪乃「はぁー、これだから結婚できないのよ…。」
雪ノ下にも言われる平塚先生、憐れ…。
八幡「で?なんなんだ?」
雪乃「ここは奉仕部。活動理念としては飢えた人に魚を与えるのではなく、魚の取り方を教えるのよ。」
八幡「なるほど…、つまりあれか?ボートが欲しい人にボートをあげるのではなくボートの作り方を教えると。」
雪乃「そのとおりよ。持つ者が持たざる者に慈悲の心をもってこれを与える。ホームレスには炊き出しを、貧困者には給付金を、それを人はボランティア活動というわ。」
雪乃「歓迎するわ、ようこそ奉仕部へ。」
八幡「あ、おう。」
と、そこで…
いろは「あ、私も入っていいですか雪ノ下先輩?」
雪乃「ええ。」
いろは「やったー!はーくんと一緒だよ!」ダキッ
こうして俺たちは奉仕部に入部した。