原作名の綴りが違うかもしれない。
つまらないかもしれない。
そう作者は卑屈かつネガティヴ
そしてこれはテスト小説
「ンモォォー」
男が目を覚ましたのは、広い平原の穏やかなところだった。
青い服にジーパンの彼の名前は、スティーブという。
服も髪もあまり綺麗とは言えず、顎にはヒゲが生えかけている。
なんとなく不潔感が漂うが、これでも彼は二十歳前後の年齢である。
でもさっき生まれたばかり。不思議なもんである。
とりあえずスティーブは近くを流れる小川で顔を洗った。
起きたばかりの頭をさえさせ、状況を整理するためだ。
「モォ」「モォォオ」
いつの間にそんなところにいたのか分からないし、そもそもここに来る前の以前の記憶が無いから、この場所で今誕生したばかり、あるいは突如現れた、と言ったほうが正しいのかもしれない。
「モゥオ」「モォォオォォ」
日が昇ったばかりなのか、遠くに見える森林の向こう側、東の方角が眩しい。
スティーブは頭をかきながら、まず今すべきことを考えた。
「モウフゥ」
スティーブには記憶がないが、知識があった。
スティーブはこの時はまだ知らなかったが、それはこの世界でクラフターと呼ばれる、通常のモブとは違う者が持つ特有の知識であった。
因みに彼以外にクラフターはいない。
とりあえず、夜になるまでにできるだけのことはしておかなければならない。
夜になると、人に襲いかかるモブ、モンスターが出てくるからだ。
「とりあえず、木の伐採か…」
素手でなんとかするにはいささか厳しい世界であることを知識として彼は知っていた。
とすると道具が必要である。
道具の材料にはほとんどの場合原木から作られる木材、木の棒が用いられる事も分かっている。
「モォウ」
「さっきからうるせえよ」
「ン゛モ゛ォ゛ォ゛」
一匹。
気が変わってスティーブはまず初めに周りの牛たちをを食料にすることに決めた。彼の気は少し短いようだった。
「も゛ぉ゛う゛」
二匹。
別に動物虐待ではない。今のスティーブには手持ちの食料はなかったし、少し小腹がすいてきたところから、空腹からは逃れられないだろうと思ったからだ。
「も゛お゛っ!」
三匹。
だからこの牛はどっちにしろ彼の目の前に出てきた時点でステーキにされる運命だったのだ。
スティーブによる牛の大量撲殺が終わった時、彼の手元には十数個の生の牛肉があった。
「…」
「やっと静かになったか」
決してさっきからやかましいから思わずメッタメタにしたくなったとかそういうわけじゃない。
そう、弱肉強食なのだ。この世界は。
しかしこのまま食べてもあまり腹は膨れない。
石を切り出してかまどを…いや、その前に原木を削り出さなければ。
気がつけばもう日は真上にある。
この調子だと日が暮れるのもすぐだろう。
スティーブは急ぎ足で東の森林に向かった。
ここまで読んでいただきありがとうございました。