愛とキノコと鬼の酒 前半戦
彼女は頬を紅く染め、こちらをしっかり見つめている。
「好き、、、よ」
「わ、私も好きだぜ」
周りには幻想郷の住人、妖怪の殆どが集まっている。
「す、、きよ」
「なんで、、こうなったんだぜ、、、」
「「わああああああああ!!!」」
妖怪達が盛り上がる、全て退治してやろうか!
時を遡るは2時間
「好き好きゲーム?」
聞きなれないゲームだな、つまんなそうだし
「そう、仲良くなる為には必須よ」
「ふーん」
吸血鬼の住む館に私は今日本を盗りに、いや借りに来てたんだが、
この狂人メイドに捕まってしまい、休憩時間の話し相手にされてしまっている、まだ霊夢の所行ってないぜ、、、
「いやどうでもいいから開放してくれないか?」
「そんな焦らなくてもあの子なら心配ないわよ」
「そんなこと言ってないじゃないか」
「あら?じゃあこのあとどこに行くのかしらね」
「そりゃあ霊夢の、いやいや、家に帰って勉強さ」
「お利口さんなこと」
咲夜はクスクスと笑う、不気味に笑うもんだぜ
吸血鬼に従えてるとこうなるんだぜ、みんなも覚えとけよな
「さて、まだ掃除残ってるしそろそろ始めるとしましょうか」
「「はいっ!」」
妖精メイド達が一斉に返事をするとその中の一匹が私の縄を解いてくれた
「やっと行けるぜ」
「家に?」
「も、もちろん!」
クスクスと笑うと銀時計を取り出す
「あ、さっきのゲームやってみてね♡」
そう言うと目の前から消えてしまった、咲夜は時を止めて掃除や移動を行なっているんだ、普通にやっていたらこの館の広さなら数週間はかかるだろう、流石ってもんだ
帽子を被り直し、窓から飛び、いつもの所を目指す。
もうすぐお昼か、遅れちゃったな
霊夢やたら作法に厳しいから1人ならもう食べちゃってるかな
きのこ取っていくか
「よっと」
箒を旋回させ、魔法の森に向かい、きのこを取っていく
一応2人分だ
それから全速力で博麗神社へ向かった
「あら、魔理、、って!」
飛ばしすぎたのか止まれなかった、勢いのまま外で落ち葉を掃いていた霊夢に飛びついてしまった
「いてて、ん?」
私は霊夢を地面に押し倒し、両手で霊夢の両腕を抑えていた
霊夢は少し顔を赤らめている
「あわわ!ごめん!」
「痛いわねー、どんだけ速度出してるのよ」
霊夢は起き上がり埃を払うと箒を立て掛けて部屋の中へ行ってしまった
私が散らばったきのこを拾い集めていると、奥から
「ちょっとー手伝ってよー」
行ってみると台所には、2人分のお昼ご飯があった
「わああ、いつも悪いな!」
「ふふ、いいのよ」
私はきのこのことを思い出す
「あ、七輪あるか?」
「七輪?きのこでも取ってきたの?」
「うん!」
パチパチと聞こえてくるときのこが焼けた、いい匂いが漂ってくる
銀杏の入ったおにぎりを食べながら咲夜の言っていたことを思い出した
「なぁ霊夢」
「うん?なに?」
「好き好きゲームって知ってるか?」
「はぁ?」
霊夢と魔理沙がお昼寝中
ひとつの座布団を巡って引っ張りあう
気付いたら密着して夕方まで寝ている
そんなレイマリ下さい