2話です。どうぞ
目が覚めたとき、最初に見えたのは真っ白な天井だった。
「ここは・・・」
周囲を見渡すと、殺風景な白の壁、すぐ傍の机には花瓶に花が挿してあり、腕には点滴がうたれていた。
「病院・・・か?」
(漸くおきた?)
瞬間、頭の中に声が響いた
「!?誰だ?」
周りを見渡すが、だれもいない。もしかしてと思い、頭の中に声を送った。
(もしかして、おまえが精霊か?)
(正解。私の名前は五河琴里だよ。よろしくなのだ。)
今は妹モードってことかな?まあ、そのほうがいいか。
(あぁ、よろしく。あれ?他の精霊は?)
(みんなはまだ寝てるよ?)
(そうか・・・ん?寝てる?どういうことだ?)
(それはね、まだあなたの身体が精霊の力に馴染んでないからだよ。だから、今は私だけなのだ!!)
(なるほど。わかったよ。じゃあ、これからよろしく。)
(うん。よろしくね。あ、丁度人が来るから私は一回戻るね。)
(OK。じゃあ、後でな。)
(うん。バイバイなのだー。)
そして、頭の中から声が遠くなったと同時に扉が開き、
「そうまさん!!大丈夫か??」
慌てた感じで看護師と医者らしき人が入ってきた。なので、一つ質問した。
「あの~すみません。ここはどこですか?記憶がさっぱりないのですが・・・」
そう言うと、医者は驚いた顔をして、「記憶喪失か・・・」と呟いた。すると、
「失礼します。」
と、初老の男性が入ってきた。そして、医者の方を向くと、
「先生、この子の状態は?」
そう聞くと医者は
「身体には問題ないのですが、記憶が無いみたいですね。記憶が戻る可能性は低いかと・・・」
「そうですか・・・まぁ生きてただけでもよかった。」
そう言って男性は涙を流した。その頃の俺は、
「すみません。話がよくわからないんですが・・・」
目の前の出来事に追いつけずにいた。そのことに男性は気づいたのか、
「おっと、すまない。君の意識が戻ったと聞いて急いで来たからね。そうだね、まず君のことを話そうか。そして、君の家系のことも・・・・・・」
男性が目線を医者に向けると、医者は看護師を連れて出て行った。
数十分の話を聞いていろいろ理解した。まず、俺名前は相真七海、実際は相魔七海で魔法関連に関しては右に出る者はいないと言われている家系の人間らしい。両親は、俺の意識が無くなった(元々ないが)理由である、とある魔法の実験に巻き込まれて死んだらしい。俺は奇跡的に両親に守られ、意識不明のみで済んだそうだ。もっとも、その魔法は廃棄されたらしが・・・。(ちなみに、事故当時から意識を失って1カ月経っている。)そして、面倒を見てくれる人がいないため、本家のほうで預かるということだった。ちなみに、この男性は俺の母方の伯父らしい。
「まあ、そういうわけだ。わかってくれ。」
「わかりました。ですが、その前にいくつかお願いしてもいいですか?」
「何かね?」
「まず、自立できる歳になったら独り暮らしにしてください。あとは、俺が操魔家の人間だとばれないようにしてください。」
そうしないと、原作に参加できないからな
「わかった。なら、中学生くらいでいいかな?」
「はい、構いません。あとそのときは監視や家政婦さんとかはいりませんから。」
「うむ。では、その通りにしておこう。」
「ありがとうございます。」
「構わん。元々こちらのミスでこうなったのだからな。では、大事にな。」
そう言って、男性は帰って行った。
数分後、俺は琴里を呼んで話をしていた。そこで、俺の頼んだ特典についての話をした。
(なるほど。これで精霊の能力がわかったよ。ありがとな。)
(えへへ~。どういたしましてなんだぞ。)
(後は、魔法戦争関係か・・・。そっちはどうなってんだ?)
(んーと、そっちも今は七海のなかにあるんだよ。直感回避<ストライクヴィジョン>と銃器雷撃<ガンライトニング>がそれぞれ覚醒したら化身も出てくるんだよ。)
(なるほど。じゃあまずは退院したら鍛えないとな)
(勉強も忘れちゃだめだぞ!)
(わかってるよ)
といっても特典のおかげで苦労はすることはないだろうがな・・・
はい、2話でした。
所々わかりにくいところもあるかもしれません。ご注意を