沖縄侵攻が起きた日、俺は十香たちに注意事項を話していた。
「いいか?お前たちは戸籍を持ってない上に軍にも所属していないからここで正体がばれたりしたら後々面倒な事になる。だから七罪の贋造魔女で作ったローブで正体がばれないようにしてくれ。」
「わかった(わかりました)}
そう言っていつ戦争が始まってもいいように準備をして、ホテルから出ていくと遠くから砲弾が着弾した音が聞こえた。
「ちぃ、もう始まったか。みんな、行くぞ!」
「はい(うん)(わかりました)(うむ)」
急いで戦場へ向かい、その途中で日本の軍人と思われる人に呼び止められた。
「おい、君!危ないから早くシェルターに避難しなさい。」
「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ。」
そう言って、フリーランニングの用量で壁や看板、木を踏み台にして最前線近くへ行ってから十香たちを呼び出し、戦闘に参加し始めた。
「撃てーーっ」
と敵の兵士が銃で殺しにくるが、
「邪魔だーーー」
と、言いながら直観回避で身体にあたる弾丸のみトワイライトで弾いていく。それを見た敵の兵士は時が止まったかのように動かなくなる。その隙に一気に詰め寄り、トワイライトで切り裂き、アーサーで貫いていった。周りを見ると、十香が鏖殺公<サンダルフォン>、琴里は灼爛殲鬼<カマエル>、耶具矢は颶風騎士・穿つ者<ラファエル・エル・レエム>、夕弦は颶風騎士・縛める者<ラファエル・エル・ナハシュ>で敵を薙ぎ払い、四糸乃は氷結傀儡<ザドギエル>で足止めをし、狂三は<時喰みの城>で敵の兵士の時間を奪っていき、美九は破軍歌姫・輪舞曲<ガブリエル・ロンド>で敵兵を、万由里は雷霆聖堂<ケルビエル>が放つ霊力弾で戦艦を吹き飛ばしていた。また、七罪は贋造魔女・千変万化鏡<ハニエル・カリドスクーペ>で美九の天使を模倣し、破軍将軍・行進曲<ガブリエル・マーチ>で俺たちを強化し、鞠亜はハッキングで敵軍及び日本軍の情報を俺たちに教えてくれた。
戦争が始まって30分、大亜連合軍はほとんど壊滅した。周囲に俺たちのみになったので、「お疲れ様。」と、十香たちを労いつつ戻していくと、鞠亜から連絡がきた。
「どうした、鞠亜?」
「大亜連合の艦隊と思われる艦影が粟国島北方より接近。高速巡洋艦2隻、駆逐艦4隻計6隻。日本軍の迎撃は間に合わず、20分後に敵艦の砲射程内に入るため、至急海岸付近より退避せよ、との事です。」
たしか、マテリアル・バーストの最初の使用シーンであり、穂波さんが死ぬ場所だったな・・・
「わかった。なら、艦隊を叩きにいくぞ。」
「よろしいのですか?軍の人間に正体をさらすことになりますよ?」
「確かにそうだが、救える命を見捨てるわけにはいかないからな。」
そう言いながら、海岸へ向かって行った。
海岸に着くと、砲撃が始まるところだった。飛んでくる砲弾に対して「援護します。」と先に断りを入れてから颶風騎士で風を起こし、砲弾を海上に叩き落したり、誘爆を起こさせたりした。それを見て二人の大人は驚いていたが無視した。途中で穂波さんが来たが、ほとんどなにもさせずに終わり、マテリアル・バーストが放たれた。その反動で津波が起こり、「退避!」と誰かが言ってたが、おもむろに左手をかざし、贋造魔女で津波をかき消した。他の人たちが驚いている間に再び贋造魔女でステルスで姿をくらまし、その場を離れた。