なんか選ばれたらしいから自由にやってみる。   作:★Sprite★

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久しぶりです! ★Sprite★です!

まずはここまで投稿が遅れた事にお詫びを。

まさか休日まで仕事入れられるとは思わなかった…。

まぁ、言い訳になってしまいますがね。

かなり時間が空いた割にはいつも通りな中身となっていますがご了承ください。

感想ありがとうございます!
評価もまさかこんなにいただけるとは…。

これからもよろしくお願いします!

それでは、どうぞ!

(※2月11日修正 てつツメポケモン→てっきゅうポケモンに訂正しました。指摘ありがとうございます!)


9話目

さてさて、次に来ましたのは橋田鉄鉱山跡!

 

隣のK市にある鉄鉱山…の跡。

今は、その歴史を調べる為のいわば観光スポットの1つとなっているが、少し前にも話した様に、今日は平日。

 

「やっぱり人いないな、うん。 よし、出ていいよ!」

 

助手席のドアが開かれると、まず出てくるのは、

 

「ゼ~ニッ」

 

ストレッチの様な仕草をしながら出てきたゼニガメさん。

 

さっき捕まえたばかりなのだが、性格的に尖ってないのんきであったがために、すぐ打ち解けていたうちのなみのり要員である。

 

「ブイッブイッ!」

 

走ったり跳んだりしてはしゃいでいるのは最初のポケモンにして、パートナーのイーブイ。

 

まぁまぁ長い間運転してたから、疲れもあるかと思ったが、そうでもない様だ。

 

最後、おだやかなチルットさんだが。

河童渕を出る前にボールに戻しておきました。

 

というのも、家から河童渕までの道のりで既に少し疲れた風に見えたため、ボールに戻して休ませておいたのである。

 

ポケモンがなかなか掴まらない時の『うたう』を使える事もあり、体調には気を遣った。

 

「チル~♪」

 

うん。元気そうで良かった。

一通り飛び回ると、定位置の俺の肩へ。

 

「じゃあ、行こうか」

 

さっそく探索を始めた。

 

 

 

さて、この橋田鉄鉱山跡だが。

 

実際には鉄鉱山跡から製鉄所までの敷地全てを指すようで、なかなか広めである。

 

時間は12時を既に過ぎており、余裕もあまり無いため観光は無しで。

 

今度は急がないでゆっくり散歩したいな…。

それくらい自然に満ち溢れた散歩道という印象がある。

 

しばらく歩くと、お目当ての場所に到着!

 

「採掘場跡…。 いれば良いな、はがねタイプ。」

 

探索を始めた。

 

この採掘場跡近くに来ると、ジグザグマがメインだったエンカウントもイシツブテがメインになってきた。

 

え?イシツブテは候補に無いのかって?

 

育成を本格的にした事ないんで却下。

ゼニガメの良い鍛練相手になってもらってます。

 

「ゼニッゼニッ!」

 

喜んだ様子でこっちに走ってきた。

あ、LV上がったんだな。

 

あと2LV。

そうすれば進化する。

 

その時が待ちどおしい。

 

さらに、ここに来た途端、変わった事が1つ。

 

「うわぁお、ダウジングマシンの反応がたくさん」

 

恐らくは密かに狙っていた石系のアイテムの反応だろう。

 

これはウハウハか…?

と思いきや、

 

かわらずのいし×7

 

かわらずのいし、まさかの7連打。

 

「泣くぞ、マジで」

 

1個はちゃんとイーブイに持たせました。

 

ネックレスみたいな紐がちゃんとついてたので、かけてやった。

 

しかしまぁ、見つからないね。

 

「言っちゃ悪いが、こりゃイシツブテを捕まえるしかないか?」

 

とりあえずは休憩。

 

今は1時半。

まぁ、まだ探索できるから大丈夫、だよな?

 

そんな事を思い、内心焦っていた俺を神様は見捨てなかった。

 

「チル~ッ!」

 

いきなり大慌てで飛んできたチルット。

俺の服をくわえ、ある場所へ連れていこうと引っ張っていた。

 

そういえば、ゼニガメとイーブイの姿が見えない。

嫌な予感を感じ、チルットの案内で向かった先で見た光景。

 

「…ハァ?」

 

それは、

 

「ブイ…。」

 

何やら呆れ気味のイーブイに、

 

「ゼニ…。」

 

疲れた様子のゼニガメ。

 

そして、

 

「バル~♪バル~♪ バル!」

 

やたらハイテンションでイーブイとゼニガメの周りをグルグルと浮かんで回っている青い体のポケモンの姿が。

 

「ダンバル…? いや、え、どゆこと?」

 

俺に気付いたダンバルが近づいてきた。

 

思わず身構えた俺だが、

 

「バル! バルバル!」

 

やけにくっついてきて、人懐っこい様子のダンバルに、

 

「なんだこれ。」

 

動揺が隠せない俺であった。

 

 

 

「おぅおぅ、よく見たら泥まみれじゃんかよ。 ほれ来てみ、ゼニガメみずでっぽう弱めによろしく」

 

「ゼニ!」

 

今俺は、最初休憩していた場所に戻り、ダンバルと戯れていた。

今はゼニガメのみずでっぽうで濡らしたタオルでダンバルの体を拭いている。

 

「バル~♪バル~♪」

 

さらに上機嫌なダンバルは、拭き終わるとさらに体をくっつかせてきた。

 

と思ったら、仲間達の方へ行き、何やら話しかけていた。

 

イーブイは、さっきので慣れたのか、普通にコミュニケーションをとっていたし、チルットは持ち前の穏やかさで対応していた。

 

ゼニガメ?

俺の膝の上で休憩中ですが?

 

やっぱりのんきなゼニガメさんには、あのハイテンションはついていけなかったかね。

 

「なぁ、ダンバルさんや」

 

「バルバルッ?」

 

近い、顔が近い。

てか、くっついてる。

ひんやりしてんなぁ、こいつ。

 

「今、仲間探しに来てるんだが…、え?」

 

視線の端の方に何やら見慣れた光景が見えたので、会話の途中で申し訳ないが、そちらに目を向けた。

 

ダンバルは、その向いた方に向かっていった。

 

まぁ、そうだろうなとは思ったが。

 

チルットがリュックのチャックをくちばしでくわえて開ける。

その中をイーブイが漁る。

 

さっきも見た光景だ。

違う所は、ゼニガメが開ける時にリュックを押さえたり、イーブイがリュックを漁る際にリュックを横にして開けてやったりしている所だろうか。

 

もはや、今更怒るなんて事はしない。

 

既に、ポケモン達の方で話は進んでいた様だった。

今、ポケモン達はボール選びをしている様だ。

 

同じスーパーボールなのに、見比べて話し合ってらっしゃった。

見た目かね?

あんまり変わらない様に見えるが。

 

やがて、厳選されたボールがイーブイによって転がされてきた。

 

うん、やっぱり普通のスーパーボールだ。

 

だが、ポケモン達が満足気にしていたから、これが一番なんだろう。

 

ダンバルはスタンバイ済み。

しっかり当てれる様に配慮しているのか、さっきのはしゃぎっぷりが嘘の様にじっとしている。

 

「じゃあ、投げるぞ?」

 

「バル!」

 

ボールを投げると、点滅する事すらなく、すんなりゲット完了となった。

 

(バトルせずにゲット…、そろそろバトルしてからゲットしてみたいな)

 

贅沢な悩みだろうか、そう考えながら、ゲット後すぐに出したダンバルと仲間達が戯れる様子を眺めていた。

 

 

 

 

空はもう夕暮れ。

あの後、時間も中途半端だった事から、橋田鉄鉱山跡でアイテム回収に勤しんでいた。

 

結果。

 

ふしぎなアメ×1

ほのおのいし×2

みずのいし×1

たいようのいし×1

かわらずのいし×15

かたいいし×3

メタルコート×1

 

となった。

 

かわらずのいしの割合の高さが、もう勘弁してくれと言いたくなる位だった。

 

勿体無いからって全部回収したのはいいが、そんな使わないっての。

 

まぁ、欲しい物を見つけられたので良しとするかな。

 

これでイーブイの進化の準備が出来た。

 

Prrrrr Prrrrr

 

携帯の着信音がなった。

 

「誰から…って田口さんか」

 

電話は環境課の田口さんだった。

 

『もしもし、和馬君?』

 

「はい、俺ですけどどうかしました?」

 

『今仕事と明日の準備が終わったから、和馬君に連絡を、あと今日は何やってたのか気になって、ね』

 

「今日っすか? 新しい仲間を2体増やして「バルバル!」「ゼニッ!」ちょっとすいません」

 

今電話中だから落ち着いてくれと、ゼニガメとダンバルを撫でてやると、ゼニガメは気持ち良さそうにして、ダンバルは擦りよってきた。

 

『今聞こえてきたのが新入りの子達?』

 

「あ、はい。そうっすね。 あとは散策しただけ…。」

 

あ、一応田口さんにもイーブイを進化させる事を言っておくか。

 

「それで、今からイーブイを進化させようかと『え?』え?」

 

田口さんにちょっと待っててと言われた俺。

おそらく、手で押さえているのだろうが、小さいながらに向こうの声が聞こえていた。

 

『新島くん、姫島さん! 大変よ!』

 

『うおっ! 田口課長どうしたんすか』

 

『周りの人にも迷惑ですから…』

 

『…ごめんなさい、取り乱したわ。実は和馬君と電話繋いでるんだけど…。』

 

進化させる事について説明し始めた田口さん。

2人の驚く声なんかも聞こえたが、さっきより小さい声だからだろうか。

中身は一切聞こえなかった。

 

数分後。

 

『ごめんねぇ、待たせちゃって』

 

「あぁ、いえ。」

 

『で、これからなんだけど、これからまた和馬君の家にお邪魔してもいいかしら?』

 

「え? はぁ、いいですけど今、俺家にいませんからね?」

 

『そうなの!? 出来れば、ポケモンが進化する様子を映像に収めたかったんだけど、無理かな?』

 

「進化は家に帰ってからしますんで、問題はないかと」

 

結果。

今日も田口さん達が来る事が決定。

 

急いで家に帰ることにした。

 

 

 

家に着くと、既に田口さん達が来てカメラ等の機材を準備していた。

 

りっちゃんにはK市から出る前に連絡していたためか、普段より少し早く帰宅していて、ロコンを抱えながら姫島さんと話していた。

 

「すいません、ただいま帰りました。」

 

「おかえり、お兄ちゃん。案外早かったね」

 

「もう少しで機材のセッティング終わるから、もう少し待っててね」

 

「了解っす、田口さん」

 

機材のセッティングの間に、ボールに戻していたポケモン達を出す事にした。

 

「ブイ!」

 

「チル~ッ!」

 

「ゼニッ!」

 

「バルバル!バル~♪」

 

ポケモン達が元気よく出てきた所で、ゼニガメとダンバルを近くに呼んだ。

もちろん、田口さん達に紹介するためである。

 

いち早く反応したのは新島さんであった。

 

「こっちのポケモンは亀だから見た目通りみずタイプとして、そもそもそっちのテンション高めなそいつは何者?」

 

まぁ、確かにこれだと表現できる言葉が思い付かないというのは理解できる。

田口さん達に疑問の目を向けられた当のダンバルは。

 

「バルバル~バルバル~!」

 

テンションが相変わらず高く、俺たちの周りをふわふわと漂っていた。

 

「このポケモンはダンバルって名前で、種別はてっきゅうポケモン。こっちのポケモンはゼニガメです」

 

「ゼニッ!」

 

「バル~♪」

 

2匹の紹介が終わると、触ってもいいか聞かれたので許可しました。

新島さんはダンバル、姫島さんはゼニガメの方へ行こうとしたが、

 

「2人とも、まだセッティング終わってないんだけど?」

 

田口さんの一声にビクッと肩を震わせ戻っていった。

 

思わず苦笑してしまった俺は悪くない。

 

 

 

さて、とうとうこの時がきた。

 

ポケモントレーナーになって2日。

 

短いながらに濃い時間の中、いつかはと思っていたが、まさかこんなに早くその機会が来るとは。

 

「ブイッ!」

 

当のイーブイさんは一見いつも通りに見えるが垣間見えるその気合いは俺にしっかりと伝わっていた。

 

カメラを構える田口さんや側に控える新島さん、姫島さんの顔つきも些か緊張しているように見える。

 

緊張感漂う中、俺はリュックからある物を取り出した。

 

「それが進化に必要なもの?」

 

「そう、これだよ。りっちゃん」

 

取り出した物を見て不思議そうにするりっちゃん。

 

まぁ、そうだろう。

 

リュックから出した物とは。

 

ふしぎなアメ

 

うん。

この微妙な空気になるのも何となく分かるよ。

 

田口さん達やりっちゃんに進化についての話をした際、色々な進化のパターンを説明していたのだが…。

 

「え? 何、進化の石ってそんなファンシーな包み紙に入ってるような物なの?」

 

新島さんのその反応も分からないでもない。

このアイテムに関しての説明は全くしてなかったからね。

 

進化の石?

使わないよ?

 

橋田鉄鉱山跡で欲しい物が見つかったって言ってた?

 

うん。見つけたよ。

りっちゃんのロコンを進化させるためのほのおのいしの事ですが、何か?

 

「これはふしぎなアメって言って、使うとレベルを1上げる事が出来る物なんだよ。」

 

本来なら普通に戦闘してレベルアップ後進化でもいいんだけど、今の状態で視覚的にも不利な状況で探索するのはどうにも気が引ける物があった。

 

イーブイに持たせていたかわらずのいしを預かると、空を見上げた。

 

そこには夜空の中で一際輝く月。

 

雲一つ無い星空が広がっていた。

 

「進化するには良い天気だね、本当に」

 

俺はふしぎなアメの包装紙を剥がした。

 

「カメラ準備お願いします! いきますよ!」

 

「ええ、任せて!」

 

口を開けたイーブイにふしぎなアメを与えてやった。

 

口を閉じ、なめ始めたイーブイ。

 

全員が息を呑んで見守る中、ついにその時が。

 

マルチナビからゲームで聞き慣れた進化の時に流れるメロディーが。

 

イーブイが白い光を放ち、その形状を変えながら成長していく。

 

俺含め全員がその様子に息を呑む。

分かってはいたが、実際に生で見るとこれがどれだけ凄い事かが分かる。

 

やがて、白い光が落ち着き始め、消えた。

 

そこに見えたのは、俺が待望していたあの姿だった。

 

黒くシャープな体つき。

くりっとした赤い瞳。

進化前に比べて、大きくなったのはもちろんの事、どこか大人らしくなった様に見えるそのポケモン。

 

「ブラッ!」

 

俺がイーブイの進化形態の中で一番好きだったブラッキーの姿がそこにあった。

 




さて、ブラッキーに進化しました。

感想の中で様々予想していただきありがとうございました!

俺的には、この小説を書くきっかけがこのポケモンであったが故に、やっと出せて満足しています。

まぁ、終わり方が中途半端なのが正直後悔気味な所です。

仕事が落ち着き次第、執筆を進めたいと思っているのでよろしくお願いします。
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