なんか選ばれたらしいから自由にやってみる。   作:★Sprite★

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皆さん、お久しぶりです!
★Sprite★です!

仕事の忙しさに放置してしまい、すいませんでしたorz

今回、久しぶりに作った話なので質が落ちてしまっているかとは思いますがよろしくお願いします!



16話目

木工団地到着!

 

駐車場に車を停めると、各自準備を始めた。

 

そんな中、俺は木工団地の人と話をしていた。

 

「あの巨大な蜂はスピアーって名前なんですか…。 作業場近くに縄張りがあるみたいでたまにうろついてるんで今立ち入り禁止になっているんですよ」

 

「それはまた…。 場所はどこですか? 出来たら対処してみますけど」

 

「それはありがたいですが、あまり無理はしない様に。 一応、案内渡しておきますね、印はつけておいたので」

 

「了承しました」

 

アニメの中のスピアーの縄張りのイメージだと数十、もしかしたら百いくかもしれない数になっていた。

 

ポケモンがこの世界に現れる様になってからまだ数日しか経っていないからそこまで集まっていないとは思うが…。

 

いずれにしても、用心しとくべきだろう。

 

「和馬君、準備は終わった?」

 

「あ、すいません田口課長。 今いきます!」

 

とりあえず、地図片手に3人の所へ向かった。

 

 

 

はい、現在縄張りとは逆方向の森の中。

 

「レオ、ひのこ!」

 

「ガウッ!」

 

「ダンバル、とっしん!」

 

「バルゥッ!」

 

田口課長と一緒に野生のポケモンを散らしつつ、探索中。

 

「うわ、カッコいいわ~、火の玉出したり凄いスピードでバンって、見た今の?」

 

「今いいポケモンいないか探してるんだから、ちょっと落ち着いて、ね?」

 

新島さんは未だ興奮したままで、姫島さんはそれに呆れるように笑いながら双眼鏡を覗いていた。

 

にしても…。

 

「縄張りと逆でこのエンカウント率だと、縄張りの範囲はきっと…。」

 

「スピアーってあの大きい蜂の事よね? 数えただけで10は超えたかしら?」

 

出てくる野生のポケモンの内半分以上がビードル・コクーン・スピアー。

 

これはまた面倒な…。

 

「姫島さんと新島さんがポケモン仲間にして、バトルに慣れたら4人での初陣はここになるんですかね?」

 

「和馬と田口課長だけじゃやっぱり厳しい感じ?」

 

「安全性に欠けますかね」

 

だよなぁと憂鬱そうに呟く新島さんに苦笑で応える俺。

 

誰だって虫の大群に立ち向かうのは遠慮したいだろう。

しかし、市役所の仕事となれば、行くしかなくなるだろう。

 

「今のうちに見慣れておく事をお勧めしますよ」

 

「その点は大丈夫だぜ? たくさん見たから今じゃ動き見ただけでどんな攻撃くるか予測できるからな(笑)」

 

そういえば確かにそうだったなと思い出していたのは、ついさっきの事である。

 

田口課長のガーディことレオに対して、「レオ!後ろから毒針飛ばそうとしてる芋虫いるぞ!」と叫んだのだ。

 

その声に反応したレオがその場から飛び退くと、そこをビードルが放った毒針が飛んできたのだった。

 

すごいのは毒針を見てから判断したのではなく、直前のモーションを見て判断したということである。

 

新島さん曰く「あんだけ見りゃ誰だって分かるだろ?」と言うんだが、そんな事ないと思うんだが。

 

その後も、何回か死角から仕掛けようとしてくる野生のポケモンの動きをレオに伝えていた。

 

(俺よりバトルの才能あってイケメンとか凹む…)

 

俺の様子と視線の向かう先を見て察したのか、出していたチルットとダンバルに引っ付かれた。

 

まるで「私達がいるじゃん?」と言われてるみたいで嬉しくて、つい抱き締めていた俺は悪くない。

 

丁度、バトルも一区切りついて、ほのぼのしていたそんな時だった。

 

キ、キノーッ!

 

「…何? 今の高い鳴き声みたいなの。」

 

田口課長が声のした方向を向く。

 

ポケモン探しをしていた姫島さんと新島さんも一旦やめてこっちに来た。

 

双眼鏡を持っていた姫島さんがその声がした方を覗いて、

 

「……! 大変!」

 

いきなり声の方へ走り出した。

 

一瞬呆気にとられた姫島さん除く俺達3人だったが、

 

「いやいやいや! 姫島さん危険ですって!」

 

「急になんだってんだ? おい、待てって!」

 

「レオ、休憩終わりよ! 待って3人とも!」

 

慌てて追いかけた俺達が追い付いた先で見たのは。

 

「キ、キノ…」

 

怯えた様な戸惑ってる様な様子のきのこポケモン、キノココ。

その後ろには、瀕死になっているのか俯いた体勢で動かないでいる同種のキノココが2体。

 

「「「「ブブブブブブ」」」」

 

その前でうるさい羽音を響かせ、威嚇するスピアーが十数体。

 

人間に例えるなら、多数の不良共に絡まれる気の弱い若者的な、今時マンガでしか見ない様な状況が野生のポケモン達の中で起こっていた。

 

そこに状況を打開すべく飛び出した救世主が、

 

「や、やめ…。キャッ! さ、3人とも! そんな場所で見てないで早く来てよぅ」

 

こんなに頼りない事例はなかなか無いかもしれない。

 

しかも、キノココとスピアー達の間に勢い良く入ってしまったんだろうか、あんな膝をカタカタ震えさせてこっちに助けを求めているのだ。

 

(そりゃ、キノココ達も戸惑うよ…、姫島さんには失礼だけど)

 

苦笑してしまっていたが、ふと気づく。

 

あんな登場して悪目立ちしてしまっていた姫島さんがこっちに助けを求めたのだ。

 

ギロッ

 

やはりというか、スピアー達の視線がこちらに向いた。

 

俺の手に持っているマルチナビからバトルモードに切り替わる電子音が。

 

もう、戦闘は避けられない。

 

こちとら、ここに来るまで何回かスピアーと戦闘をしてきたが、多くて一度に3、4体程度。

 

目の前には十数体のスピアー。

今までに経験のない数である。

 

しかし、怯んでる暇もないわけで。

 

「先輩方、行きますよ!」

 

「! もちろん!」

 

「和馬、右から毒針、正面突っ込んでくるぞっ!」

 

「おすっ! ダンバル、毒針を受けてくれ!」

 

ガーディとチルット、ダンバルが前に出て注目を浴びた隙に、姫島さんに俺のリュックを投げた。

 

「中に回復アイテム! 後ろの子、治療!」

 

もはや敬語を使うような気を遣う様な事すら出来ずに出た俺の言葉に、

 

「! は、はい!」

 

思わず、緊張気味な返事を返した姫島さんは、事前に俺が道具の説明をしていた時にメモしていたノートを取りだし、リュックを開けた。

 

そうして、俺達の戦闘が始まった。

 

 

 

結果だけ言おう。

 

案外軽く終わった。

 

考えてみればそれもそのはずだ。

 

今回の戦闘に出ていたメンツの技と戦闘前と後のレベルが以下の通り。

 

ガーディ ♂ Lv.17→Lv.19

 

かみつく

てだすけ

ひのこ

にらみつける

かぎわける

かえんぐるま

 

チルット ♀ Lv.22→Lv.23

 

はがねのつばさ

ハイパーボイス

チャームボイス

うたう

そらをとぶ

しんぴのまもり

 

ダンバル Lv.18→Lv.20

 

とっしん

 

対して、相手のスピアー共は最高値でもLv13。

 

先手のチルットのハイパーボイスが刺さる刺さる。

 

更に新島さんの予測が見事にヒット。

 

毒針が飛んでくる軌道を新島さんが見事に読み、どくタイプの攻撃が効かないダンバルがそれを受ける。

 

これのおかげで、メインアタッカーのガーディとチルットがほぼノーダメージ。

 

途中援軍がくるものの、ほのおタイプのガーディに『しんぴのまもり』持ちのひこうタイプ、チルットの敵ではなかった。

 

ちなみにキノココ達は、姫島さんの必死の治療により完全に回復したようだ。

 

やたらキズぐすりの消費量が多い気がしたが、元気なキノココ達の様子を見て、聞く事をやめた。

 

そして、現在。

 

マルチナビからは特徴的な効果音。

 

目の前で白い光に包まれるダンバル。

 

そう。Lv.20になったダンバルの進化である。

 

ポケモンバトル終了後に進化を始めるのはゲームの仕様を引き継いでいるようで、戦闘中にLv.20になったにも関わらず進化しなかったのには実は若干焦っていた。

 

既に新島さんは興奮した様子でカメラを構えている。

 

田口課長と姫島さんもその様子を静かに、キラキラした目で見ていた。

 

それは俺のポケモン達も、ガーディも。

 

姫島さんにくっつく様にしているキノココも同様である。

 

彼女(キノココ♀)は最後まで立ち向かっていたあの1匹で、仲間達と一言二言会話(?)すると、この場に残り、以後姫島さんの側を離れないでいる。

 

さて、進化が終わり、その姿が見えてきた。

 

円盤状の体。

 

左右から伸びる鋭い爪を生やした腕。

 

「メターッ!」

 

てつツメポケモン、メタングに進化した。

 

「予想外、てかカッコよくね!?」

 

「凄い強そうだねぇ」

 

「確かに…。 それに2回も進化の瞬間を見れたのは大きいわ」

 

三者三様のリアクションをするお三方。

 

俺?

 

既に抱きついてますが何か?

 

メタングって浮かんでるから、俺も浮くんだよね。

 

ダンバルの時にはなかった安定した浮遊感に進化してくれた実感が沸いてくる。

 

マルチナビには情報が記載されていた。

 

メタング Lv.20

 

特性:クリアボディ

 

とっしん

ねんりき

メタルクロー

 

エスパータイプとはがねタイプの技を覚えて一気に戦力アップ!

 

金属質な体を撫でて誉めちぎる俺に嬉しくなったのかメタングはどんどん上昇し、俺が気付いた時にはなかなかの高さになっていたが些細な事である。

 

 

 

「私、この子を相棒にします」

 

さっきのキノココを抱き抱え、俺に突き出した姫島さん。

 

「まぁ、でしょうね」

 

「この流れでキノココとあっさり別れるなんて無いわな」

 

「その子も大分なついているみたいだからいいんじゃない?」

 

予想通りっちゃ予想通り。

 

早速俺が渡したボールに自ら入っていくキノココ。

 

姫島さんは、すぐボールから出すと、

 

「この円らな瞳! 可愛い!」

 

と、キノココを愛でていた。

 

キノココ ♀ Lv.12

 

性格:わんぱく

 

特性:ポイズンヒール

 

たいあたり

すいとる

しびれごな

やどりぎのタネ

メガドレイン

タネばくだん

 

この『ポイズンヒール』が最後まで立ち向かう事が出来た理由だろう。

 

ポイズンヒールはどく状態の時毎ターンごとに体力の最大値の1/8をダメージを受けずに回復するという物である。

 

毒針でどく状態になり、回復しながらも抵抗をやめなかったんだろう。

 

何はともあれ、姫島さんの相棒が見つかった。

 

あとは…。

 

「よし、ラストは俺だな! 行くぞ、釜石!」

 

「はい、行きましょうか」

 

しかし、である。

 

「見てくださいよ、私のキノココ! 目もこのフォルムも可愛くて可愛くて~♪」

 

「あ~、うん、そうね」

 

……、落ち着くまで時間がかかりそうだなぁ。

 

田口課長の苦笑いした顔を見て、俺と新島さんがフォロー。

 

落ち着いた所で、俺達は釜石へ向かった。




いかがだったでしょうか?

これから先、忙しい中ではありますが、少しずつ執筆していきたいと思うのでよろしくお願いします!

暖かい目で見ていただけると嬉しいです!
なんせ、メンタル弱いもので…。

では★Sprite★でした!
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