なんか選ばれたらしいから自由にやってみる。   作:★Sprite★

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まずは、かなり遅くなってしまい、申し訳なく…汗

仕事、プライベートの都合もあり、こんな遅くになってしまいました…m(_ _;)m

その上、この話がこれまでより少し短めという事で重ねてお詫びを…(> <;)

という事で、19話目どーぞ!


19話目

俺は田口課長、新島さん、姫島さんの3人を呼び、画面を見せた。

 

「風向きから察するにここの広場からやった方がいいかもしれませんね。

これで見る限り少し右寄りにイシツブテが5匹、少し離れた左側に少し体を出して隠れてる1匹がいますね」

 

「あれだと、はぐれの1匹はちょうおんぱの範囲から外れそうだな…」

 

「そこはゼニガメにみずでっぽうで倒してもらうので大丈夫かなぁと。

ちょうおんぱを右寄りで使ってもらって、同じタイミングでキノココのしびれごなを使ってもらえると」

 

「うん、分かった!キノちゃん、頑張ろうね!」

 

「キノぉーっ!」

 

「俺らも負けてらんないぞ、キャモメ!」

 

「キャモキャモぉ!」

 

双方共に気合十分の様だった。

頼もしく思いながらも、ナビの画面をもう一度確認した。

 

右側にLv11~Lv13までのイシツブテが5匹、左側のイシツブテはLv14の様だ。

 

「ひとまず良かったですね、Lv15の個体がいなくて」

 

「Lv15のイシツブテがいると何か特別まずかったりするのかしら?」

 

田口課長が俺の呟きを聞き、質問してきた。

これは、ポケモン経験者にしか分からない情報だろうから、伝える必要があるな。

 

「イシツブテはLv15になるとマグニチュードという地面を揺らして範囲的にダメージを与える技を覚えるんですよ…」

 

「え!? あんなに小さいのに地震を起こせるの!?」

 

「田口課長?どうかしましたか?」

 

気合を入れてポケモン達と話していた2人も寄ってきた。

さっき話した事を話すと、やはり驚いていたようだった。

 

「見た目に寄らないってか…?Lv14って…危なかったな」

 

「幸いというか何というか…キャモメはひこうタイプなのでじめんタイプの技は効かないんですが、キノココとガーディ、ゼニガメと3体一緒に攻撃を受けそうなので…」

 

「それに、レオはほのおタイプだから余計にダメージを食らってしまうわ…」

 

今回の作戦において、ガーディは戦いこそしないものの、バトルで逃げていくイシツブテを追い払う役目を担う事になる。

 

戦闘後に出すと遅れてしまうかもしれないと、常にレオを出しているつもりだった田口課長も、警戒しなければと気を引き締めたようだった。

 

「あとは、マグニチュードだけでなく、いわおとしなんかも俺らトレーナー自身に来る可能性もあるので気をつけましょうね」

 

「……確かに。バトルに巻き込まれたりしたら、大変だわ」

 

「いわおとしなんて名前聞くだけで危険そうだよね…」

 

「バトルに夢中になってトレーナーが技受けたなんてシャレにもならないな…」

 

3人は改めて気を引き締めた様だった。

何ならさっきのスピアー戦の時も危なかった。

手数が多かったから、何とか押し切れたものの、今回もそれが上手くいくか分からない。

 

それぞれ動きを再確認すると、配置についた。

今回、メタングにはキャモメに放たれるだろういわおとしの壁役を務めることになっている。

 

新島さんは自分の身体で『技を打ったらメタングの後ろに避難』という動きを伝え、キャモメもそれに習っていた。

 

姫島さんは、メモを見ながら、『まずはしびれごな、メガドレインで攻撃して、必要に応じて…』と復習しているようだった。キノココがその周りを跳ね回っている。

 

田口課長はレオに対して、『バトルが終わったら貴方の出番よ、レオ』と語りかけ、レオはそれに一鳴きし応えていた。

 

「じゃあ、そろそろやりますか…!」

 

「おぅよ!」「やりましょ!」「ええ!」

 

三者三様の返事と共に、全員がイシツブテの方を向く。

 

イシツブテ達はこれから訪れるだろう戦闘に気付く事もなく転がったり隠れたままである。

 

「よし…行ってこい、キャモメ!ちょうおんぱだ!」

 

「キャモぉーっ!」

 

作戦が始まった…。

 

 

 

「思った以上に上手くいったなぁ…!よくやったぞキャモメ!」

 

「キャモキャモぉ!」

 

結果は圧勝。

思いのほか相手が油断しきっていた事もあり、もろにちょうおんぱとしびれごなを受けたイシツブテ達がフラフラしたり、同士討ちしたりしていた。

 

そんな中、一騎打ちの様相を呈した俺のゼニガメだったが、イシツブテが仲間に打たれたちょうおんぱに気づき、顔を出したタイミングで、

 

「ゼェニィィィィ!」

 

気合を込めたみずでっぽうの一撃を浴びせた。

のんきな彼にしては相当の気合の入り様で、相手が一撃で沈んだ所を見届けると、終わったよと言わんばかりにこっちを見てきた。

 

「……よくやったぞぉ!!カッコいいじゃんかよ!」

 

「ゼニゼニぃ!……!?」

 

「ん?どうしたゼニガ…はっ!進化します!」

 

ナビの画面には進化を知らせるアラームが。

ゼニガメの身体が光に包まれていく。

 

「レオ、ほえ…っ!? 待って待って!?私追い払ってる最中…!新島君、カメラっ!!」

 

「えっ!? ハンディカム!録画ってどうやるんだっけ!?」

 

「新島君、ここだって!慌てすぎだよ!」

 

いきなりの事態にあたふたする上司と先輩陣。

何とかカメラの録画を始めた頃には、光がより一層強くなってる所だった。

 

やがて光が晴れると新しいゼニガメ…、いや進化した姿が見えた。

 

「カメぇー!」

 

 

カメール♂️ Lv16

 

 

 

みず

 

 

 

性格 のんき

 

 

 

特性 あめうけざら

 

 

 

かみつく

 

 

 

みずでっぽう

 

 

 

しっぽをふる

 

 

 

からにこもる

 

 

 

あわ

 

 

 

ミラーコート

 

 

「おいおい…!すっかり凛々しくなったじゃないの!」

 

「カメカメぇ!」

 

本人(本ポケモン?)も凄い喜んでいるようだ。

大きさ的には少し大きくなったかな?

目元が前よりもキリッとしたように見える。

何より、耳がカッコいい。

 

「ちゃんと撮れたかしら?」

 

「光ってる途中からですけど、映像は撮れました…あ」

 

「あ…って、何やらかしたの…?」

 

「画角曲がってますね…」

 

「………まぁ、慌ててたからしょうがないわね」

 

田口課長と新島さんで録画について話している中、姫島さんはと言うと。

 

「よく頑張ったねー、カメール〜」

 

「カメっ!?カメカメぇ〜」

 

頑張ったと褒めながらカメールを撫でていた。

カメール、めちゃくちゃ照れとる…

 

さて、時間もあまり無い。

休憩もそこそこにして、次のバトルへと向かった。

 

 

 

 

「そろそろタイムリミットね…」

 

「進化できなかったか〜…」

 

「でもカメールとキャモメも結構レベル上がったでしょ?」

 

3人の会話の通り、ある程度一通り周って、イシツブテ達をあらかた追い払った。メインであったカメールとキャモメの育成もだいぶ進んだ。

 

カメール♂️ Lv23

 

 

 

みず

 

 

 

性格 のんき

 

 

 

特性 あめうけざら

 

 

 

かみつく

 

 

 

みずでっぽう

 

 

 

New!こうそくスピン

 

 

 

からにこもる

 

 

 

あわ

 

 

 

ミラーコート

 

 

 

 

キャモメ♂️ Lv21

 

 

 

みず ひこう

 

 

 

性格 やんちゃ

 

 

 

特性 うるおいボディ(雨のとき、状態異常を回復)

 

 

 

はねやすめ

 

 

 

New! みずのはどう

 

 

 

そらをとぶ

 

 

 

でんこうせっか

 

 

 

ちょうおんぱ

 

 

 

つばさでうつ

 

 

キャモメの技である『みずのはどう』と『ちょうおんぱ』を両立させる必要があるかとか考えもしたけど、ちょうおんぱと違い、みずのはどうは確率で混乱状態を付与する。

 

別物と判断し、両立させる事となった。

 

カメールに関しては、ある意味、醍醐味であろうこうそくスピンを覚え、レベルも上がった事から頼もしさが更に出てきた様にも見える。

 

「でもそれを言ったら、姫島さんのキノココも相当レベル上がったんじゃない?」

 

「そうなんですよ〜!見てください!すっかり凛々しくなっちゃって!」

 

見た目そんなに変わってないなんてそんな事言えない、絶対に…。

そんなキノココも確かにかなりレベルを上げた。

 

キノココ ♀ Lv.19

 

 

 

性格:わんぱく

 

 

 

特性:ポイズンヒール

 

 

 

New! ずつき

 

すいとる

 

しびれごな

 

やどりぎのタネ

 

メガドレイン

 

タネばくだん

 

 

「キャモメもキノココもあと4Lvで進化しますね」

 

「私のキノココも!? 今日会ったばかりなのにすぐ大きくなっちゃうのね…!」

 

「キノぉ?」

 

そういうと、姫島さんはさも惜しむようにキノココを抱き上げて頬ずりしていた。

 

「あと4Lvかぁ…!待ち遠しいな!キャモメ!」

 

「キャモぉ!」

 

こっちの新島さんは早く進化してほしくてたまらないのか意気込んでいる。キャモメも早く強くなりたい一心のようだ。

 

あと、バトル後に『ほえる』でひんしのイシツブテを追い払っていたレオもレベルは上がらなかったものの、経験値を得る事が出来たようだった。

 

「『さっき』、あんな不覚をとってしまったからなぁ…、メタングがいなかったら今頃ひんしになってたかも…」

 

「確かに…、『あれ』はちょっと予想外でしたもんね…」

 

『さっき』『あれ』とは今から少し前の事である。

 

 

 

 

〜少し前〜

 

「次はあそこの群れ行きましょうか」

 

「OK、さっきと同じだよな!任せろ!」

 

「キノちゃん、頑張ろ!」

 

もう数回もやっているため、慣れたように配置につき、すぐバトルに取り掛かった。

 

「キャモぉ!」

 

ちょうおんぱをキャモメが放ち、出てきたイシツブテ達に、

 

「キノぉ!」

 

キノココのしびれごなが行き渡る…はずだったのだが。

 

「「「「!?」」」」

 

その場にいた俺達4人全員がそれを見て固まってしまった。

 

動きを止めるため、技を放ったキャモメとキノココも同様に油断してしまっていた。

 

後になってみれば、もっとナビを見るべきだったと反省しかなく、この時の俺はここもイシツブテ『しかいない』と思い込んでしまっていた。

 

「ノォーズ!!」

 

この時までは。

 

「ノズパスいるのかよ!?」 

 

レベルこそLv13程度だったものの、問題はそこではなく。 

イシツブテの高さが大体40cmだったのに対して、ノズパスの高さは約1m。

ノズパスのインパクトにやられて、ノズパスの陰に隠れ、ちょうおんぱとしびれごなを回避していたイシツブテに意識が向かなかったのだ。

 

イシツブテ の いわおとし !

 

ナビの画面にそう映ったのを確認して、その行く末を見たときには、もうキャモメの元へイシツブテが投げただろう岩が向かっていく所だった。

 

まずいっ!ぶつかるっ!

全員が慌て、まともな指示が出来なくなってたその時。

 

「メタァーング!!」

 

させるかぁ!と言わんばかりにその岩を自慢の硬い爪で破壊して守ったのである。

 

危なかった…そう安堵する暇もなく、改めて俺達はバトルを続行したのだった…。

 

 

 

「あれは本当に油断してしまって…、本当に申し訳なかったです…」

 

「いやいや、俺達も確認せずに突っ込んでしまったからなぁ…」

 

「確かに…」

 

3人で反省し、キャモメやキノココも申し訳なさそうにしていると。

 

「はいはい、反省したなら繰り返さなきゃいいだけ!無事だったんだから、次に活かしましょ!」

 

「メタァング!」

 

田口課長に元気づけられ、次はこうしようああしようと改めて話し合う事が出来た。

キャモメやキノココもメタングの陽気な一声に元気をもらった様だった。

 

 

出口にて待っていた管理人さんにひとまず一通り追い払った事を伝え、一応もう少し様子を見るようにも言った。

 

それと、今後ポケモンのゲットについての講習会も開かれるだろうから、そうしたらポケモンをゲットする事も考えてみた方が良いかもしれないと提案もしてきた。

 

管理人さんも好感触で、

 

「その時を楽しみにしてますよ!」

 

と言ってくれた。

 

 

「あ、新島くん、姫島さん?

 これ、今の内に貸しておくわね?」

 

「え?市役所の備品のハンディカムですか?何でまた」

 

車に乗り込んだ際に田口課長からハンディカムが2人に手渡された。2人とも?マークを浮かべている様だ。

 

「何でまた…って、キャモメもキノココもあと4Lvで進化じゃないの…、進化の瞬間を撮るためにはあなた達が持ってる方が確実でしょ?」

 

…なるほど。仕事以外で万が一進化する様な事があっても映像が欲しいからだったか…

 

案の定、2人は微妙な顔をしていた。

 

「……なぁ、和馬。今度のフィールドワークいつ行く?」

 

「……そうだね!和馬くん、いつ行こうか?」

 

「……2人で俺を巻き込もうとするのやめてください…」

 

進化のタイミングが分からないだとか色々な理由が出てきた結果、

 

明日以降、行けるタイミングがあれば、またこのメンツでフィールドワークに行く事が決定したのだった。

 

一通りの会話を終えた俺達4人は、帰路についたのだった。

 




はい、という事で、無事育成完了(?)しました!

あと、気付いてる方もいるかと思い、補足を1つ。

この物語において、ポケモンのステータス等はポケモン毎にバラバラの世代になっています。

今回の話で言うと、イシツブテの『いわおとし』が第7世代(サン・ムーン)ではLv16で覚える所を、第5世代(BW)ではLv11で覚える事から、今回は第5世代のデータを用いる。

と言う様に、物語ごとでステータスを見比べながら、都合の良いステータスを当てはめている、という事をご考慮くださいませ…!

次回は帰ってきてからの様子と日本人チャット、出来れば日英チャットまで行けたら…いいなと!

ではでは!
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