須川君の右手には既に搭載されているソードデバイスで清水さんの攻撃を受けて島田さんの盾になっている。
清水さんの点数は島田さんとの戦いで点数を消耗していた。
すぐに勝てたみたいだ。
・・・・・・・いや、まだDクラスの生徒がいたんだった。
大丈夫かな?
「吉井隊長!俺一人じゃ無理だ!協力してください!」
やっぱりそうなるよね。
仕方ないな、それじゃやりますか。
「吉井明久行っきまーすっ!」
『Fクラス 須川亮&吉井明久 126点 VS Dクラス 一般生徒 265点』
うん、知ってた。
いやちょっと待てこれって・・・・・・もしかして・・・・・・補習室行きになるってことか?・・・・・・・
「嫌だああぁぁぁっっ!!」
僕は補修室行きになるのを恐れてこのISに乗ったままジタバタする。
ジタバタしている間須川君が相手の攻撃を防いでくれている。
しかし点数はゴリゴリと削られていく。
もう駄目だと思っていた。
だが僕の超天才頭脳くんはあることに気がついた。
「そういえば僕のISは専用機、しかも観察処分者というお墨付き、これはもしかして!」
僕は適当に空中を指でスライドしてみる。
すると目の前にコマンドバーが出てきた。
いろいろと書いてあるが僕はそんなことよりも何か役に立つものを探した。
「ん?なんだこれ」
僕は一つのある物に気がついた。
気がついたというより興味を持った。
僕が興味を示したものは僕のISに搭載されているソードデバイスの一つ『聖剣ディーヴァ』という武器があった。
(どんなゲームも5日間以内なら仕上げてきた僕でもこんなに中二病な名前は見たことがない)
強いのか少々不安になったが使ってみることにする。
でもただ普通に使うのではなくこんな名前なんだからもっとかっこよくしないと。
「――――顕現せよ、神々の血肉を癒らし聖剣、光雲の天を断て、<聖剣ディーヴァ>!!」
・・・・・・・・・・・・・・
何事もなく普通に出た。
風が吹いたり空が暗くなったり、などなく僕の前に突き刺さっている。
「みんな僕を痛々しい眼で見るのはやめてぇ!」
須川君とDクラスの生徒も戦闘を止めて見てくる。
とりあえず僕はこの危機的状況から脱出することを考える。
あの前に刺さっている聖剣を抜いて須川君のとこに行けばいいか。
「隙ありぃ!!」
「なっ!しまった!」
僕は須川君と戦っていたDクラスの生徒全員に向かって飛んでいく。
隙だらけだったDクラスの生徒は慌てて構えるがもう遅い。
この距離なら攻撃は外さない。
「どりぁぁ!」
僕の点数では一撃で倒せないため相手の中心に入り込んで左足を軸にして右手に剣を持ってコンパスのようになり高速で回る。
すると周りにいた奴やかかってくる奴は僕の攻撃が何回も当たりすぐに点数がなくなり僕の勝利となった。
幸いにも須川君には当たらなかった。
「どんなもんじゃぁ!」
『おおぉ!』
僕の勇敢な姿に拍手が鳴る。
このフロアにはDクラスの生徒は居ないため一度解除する。
鉄人がいつものように変なとこから出てきて戦死した生徒を担いで補修室へ行く。
だが一度では運び出せないので一旦半数を補修室へ運び出してまた戻ってくる。
「先生、早くこの危険人物を補修室へお願いします!」
「おお清水か、勉強漬けにしてやるぞ」
島田さんと違ってISに止めを刺された清水さんは補修室へ連行される。
「お、お姉さま!美春はお姉さまのこと諦めませんから!このまま無事に処〇卒業できると思わないでくださいね!」
とても危険な台詞を言い残し補修室へと連行された。
この戦いはいろいろな意味で危ない戦いだった。
「吉井!」
「は、はい!」
「ウチを見捨てたわね?」
「記憶にございません」
『・・・・・・・・』
しばしの沈黙。
さすがは戦場だ。
みんなから殺気が伝わってくる。
ただし、僕の後ろにいる島田さんが一番殺気が強い。
「死になさい吉井明久!
「誰か!島田さんがどっちが味方かわからないほど錯乱した!本陣へと連行してくれ、いや、して下さい!」
冗談じゃないよ!
今僕が補修室へ連行されたらさっきの頭のおかしな子と席が隣になってしまうじゃないか!
「島田落ち着け!吉井隊長は味方だぞ!」
「違うわ!こいつは敵!ウチの最大の敵なの!」
いろんな意味で否定はできない・・・・・・
とりあえず今須川君は島田さんを羽交い絞めにしているからこのまま連れて行ってもらおう。
「須川君、よろしく」
「了解」
「ちょっと放し―――――絶対に殺してやるんだから!」
さっきの子と違って物騒な台詞を言い残し、僕の最大の恐怖が目の前から遠ざかっていく。
これでひとまずは安心だ。
ここからが正念場だ、気合入れていこう!
★
『吉井隊長!横溝がやられた、これで布施先生側は残り三人だ!』
『五十嵐先生側のFクラス生徒は僕だけしかいない!援軍を要請する!』
『藤堂の召喚機がやられそうだ、助けられないか?』
くっ、流石はDクラス。
想像してた以上に劣勢だ。
本陣に援軍を要請したいけどそんなことしたら本陣の守りが弱くなってしまうし、作戦につぎ込む戦力が無くなってしまう。
ここはなんとかして持ちこたえるしかない。
布施先生側の人たちは防御に専念して!五十嵐先生側は総合科目担当の人と交代して効率よく相手の点数を減らして!藤堂君は諦めて!」
『了解!!』
みんなが僕の指示に従って陣形を組み直す。
一応一人の隊長として扱ってくれているみたいだ。
何とか指示を出すもやはり状況は変わらず、こちらがやられるのも時間の問題となってきた。
時間さえ稼げれば!
・・・・・・・・・・・・時間?
それならどうにかできるぞ!
「須川君、時間稼ぎできる?!」
「隊長が言うなら頑張るぞ!」
「じゃあ内容はどんなんでもいいから放送室へ行って先生たちに偽情報を言うんだ」
「わかった、確実に騙して見せよう!」
須川君はそう告げるとISを解除してこの場を離れた。
この状況で一人抜けるのは痛いがみんなで協力すれば何とかいけるはず。
「僕らは一対一じゃ勝てないから二人グループになってコンビネーションを大切に!」
僕は指揮官として後方から指示を出す。
決して補修室が怖くて必死に足掻いてるとかじゃなくてこれが僕の役割、つまり使命なんだよ?
★
しばらく拮抗した状態を続けていると僕も戦闘を行わなければならない状況になってきた。
ピーン・ポーン・パーン・ポーン 《 えー連絡いたします 》
校内放送から流れるのはどこかで聞き覚えのある声だ。
この声の主は須川君!
《 船越先生、船越先生、吉井明久君が体育館裏で待っています 》
・・・・・・・あれ?須川君?
《 生徒と教師の垣根を越えた、男と女のとても大事な話があるそうです 》
ひぃぃ!
須川君!君はなんて危険なことを!
相手はあの船越女史だよ?
婚期を逃してついに生徒まで手を出すようになったあの船越先生だよ?
確かにあの先生なら確実に体育館裏に行ってくれるだろうし、僕が来るまで何時間でもその場を離れないだろうけど、その分僕の貞操が大変なことに!
『よ、吉井隊長・・・・・・・アンタ男だ!』
『ああ、まさかクラスの為にこんな事までするなんて!』
前衛部隊の仲間たちが僕に感動しながら握手を求めてくる。
違うんだよ!
僕はそんな指示出していない!
『おい、あいつら本気で勝ちにきているぞ』
『あんなに頑固な意志を持っている奴らに勝てるのか?』
Dクラスの生徒の呟きが聞こえてきた。
なんだかどんどん否定しづらくなってきている。
『みんな!吉井隊長の死を無駄にするな!』
『おおぉ!!』
ああっ!
うちのクラスの士気にまで良い影響が!
もうやめてぇっ!
「・・・・・・・隊長?」
「・・・・・・・す」
「す?」
「須川ぁぁあああああぁぁっっ!!!!」
恨み手帳にまた一つ名前が追加された。
★
「明久もう少し耐え抜け!」
おお!
この声は本陣に居たはずの雄二の声!
僕らの後ろからやってくるのは・・・・・・・援軍だ!
それにしてもなんてよく通る声なんだろう。
「Fクラスに援軍だ!合流される前に吉井たちを倒し、面倒なことになる前に全滅させるんだ!」
マズイ!
いくら援軍とはいえこちらが先にやられては意味がないじゃないか!
「みんな!援軍は今こちらに向かってきている、なんとしても死守するんだ!」
向こうはやられることを恐れずに突っ込んでくる。
ここが正念場だと感じているのか。
「Dクラス、鈴木一郎行きます!―――――
「Fクラス、柴崎功受ける!―――――
『Dクラス鈴木一郎 25点 VS Fクラス柴崎功 66点』
相手の一郎ってのはさっきこっちの田中君と戦ってたっけ。
おそらくそれが効いているんだろう。
鈴木君は撃破したけどこっちの戦力も風前の灯だ。
あ、また新手が・・・・・・とうとう柴崎君までやられてしまった。
ISに乗ったままこちらに向かってくる。
僕の立ち位置は召喚範囲内だから応戦しないと戦闘放棄として負けてしまい補修室送りになる。
「笹島行きます!―――――吉井明久!その汚ねぇ首貰ったぁ!!」
仕方ない!
こうなったらやるしかない!
それと汚ねぇ首言うな!!
大きく息を吸い込み気合を十分に入れる。
「明久受ける!―――――負けてたまるかぁっ!!」
敵ISが少しの助走をつけて突っ込んでくるのに合わせて、
「
僕の身体に密着するIS。
自分の中から力が抽出されていくような感覚と何かから解放されるような感覚があった。
そして白いISに身を包む僕が顕れる。
「Fクラス中堅部隊隊長、吉井明久、貴公の相手を―――――あがぁっ!」
腹に激痛が走る。
そして地面に倒れる。
何も突っ込んでくることないじゃないか!
「こいつはバカの代名詞だ!俺一人で大丈夫だからみんなは他を!」
こ、こいつナメた口を!
思い知らせてやる!
「くたばれ吉井!」
倒れた僕に猛然と襲いかかってくる相手。
「そうはいくか」
低い姿勢から跳ね起きてすぐさま右に移動しタイミングを合わせて相手のISに足を引っ掛ける。
だが僕は間違えた。
引っ掛けるなら左足でよかったのに慣れない操作で間違えて右足を掛けてしまった。
それが裏目に出て足の部分にある
「なっ!」
「ちょっ!」
豪快にこけるDクラス生徒笹島君。
僕の右足が引っ掛かったままこけたため僕は宙を一回転した。
宙を飛んでいる時はなんだか時間が進むのがゆっくりになった気がした。
眼に映るのは雲が一つもない綺麗に澄みきった蒼空。
そして瞬きして次に映ったのは虫が通ったような足跡がない茶色の地面が広がる。
「あがぁっ!!」
見事に頭を地面に叩きつけ軽く脳震とうを起こして倒れる。
「離れろっ!!」
笹島君とまだくっついている。
そのため笹島君は僕と離れるために
そして僕の機体がガンガンと地面にぶつかり僕の点数は地味に削れていく。
「い、痛い!痛いからやめてぇ!」
砂煙が立ちこめてきた。
視界がだんだん砂煙によって遮られていく。
僕の点数はあとわずか・・・・・・
早く雄二来てくれ!
僕がそう念じると砂煙の向こうから人影が見える。
援軍だ!
助かった!
「待たせたな吉井!五十嵐先生、Fクラス近藤が行きます!」
近藤君のISのおかげで視界がクリアーになった。
「
『Dクラス笹島圭吾 43点 VS Fクラス近藤吉宗 91点』
点数の差は大きく離れていて近藤君は勝つのが分かっていたような顔をしながら僕とくっついていた笹島君の体を仮面ライダーの必殺キックのような感じで蹴り飛ばし僕と笹島君を離した。
そして笹島君の点数は0になり補習室行きとなった。
「くっ!全員、ここは一旦退くぞ!」
敵部隊長の塚本君の撤退命令の指示が聞こえてきた。
「深追いはするな、俺たちも明久を回収したら一旦戻るぞ」
こちらは我らがFクラス代表、坂本雄二の指示。
多分深追いをして相手の本隊が出てくるのを嫌ったからこんな命令を出してんだろう。
「無事なようだな明久」
「うん、まぁね」
とにかくこれで窮地を逃れることができた。
僕らは部隊を立て直すため、荒れ果てた戦場を後にした。
★
教室に戻り化学のテストを受けなおした後、
「明久、よくやったな」
と、Fクラスの総大将である雄二がらしくない言葉を口にした。
僕を素直に褒めるなんてどういう風の吹き回しだろう。
疑問に思いながらその顔を見る。
とても爽やかな笑顔だった。
それはもう、ムカつくくらい。
「校内放送聞こえた?」
「ああ、バッチリな」
やっぱりか、こいつ僕の不幸を喜んでいやがる!
今すぐでもこいつを窓から突き落としてその光景をまじまじと見下してやりたいけど、今の僕は雄二に付き合っている暇はない。
「ねえ雄二、須川君がどこにいるか知ってる?」
僕が今最も逢いたい彼の居場所を尋ねる。
もしかしたら僕を恐れてどこかに隠れている可能性がある。
もしそうなのであれば草の根をかき分けてでも探すつもりだ。
「あいつのことだ、もうすぐで戻ってくるだろ」
おお!
僕はその声を待っていた!
「やれる、僕なら殺れる・・・・・・ッ!」
「殺るなっての」
嗚呼、早く・・・・・・早く須川君に逢いたい・・・・・・ッ!
「ちなみに、なんだが・・・・・・」
「なに?」
「あの放送の内容を考えたのは俺だ」
貴様かあああああぁぁぁぁッッ!!!
雄二の一言で僕の標的は須川君から雄二へと変わった。
「死ねぇ!雄二ぃ!」
僕はそこら辺にあった消火器を手に取り雄二の頭部に向かって投げる。
「ふんっ!」
「へ?――――がはっ!」
――――眼を開けると僕は床に仰向けの状態で倒れていた。
一瞬のことだったからあまり覚えていないが一つだけ覚えている。
僕の投げた消火器が雄二の頭部に当たる前に雄二が右手でガシッと掴みそのまま僕に投げ返し、僕の頭部に当たったということだけ。
『Dクラス塚本、討ち取ったぞ!』
向こうから一際大きな声が上がる。
周りを見渡す限り各クラスのHRが終わったらしい。
そのため、いろいろな教科の先生たちが捕まえやすくなっている。
僕が寝ている間作戦は上手くいってるみたいだ。
だが今の僕にはそんなことは関係無い。
雄二を殺らないと!
「雄二何処だ!」
激しい戦闘が行われているグラウンドにこっそりと駆け寄り戦況を窺う。
「みんな!援軍に来たぞ!もう大丈夫だ、取り囲まれないように動け!」
あれはDクラス代表の平賀君!
Dクラスの本隊が来たからこれで双方の主戦力が出そろったことになる。
「本隊の半分は坂本を打ち取りに行け!他のメンバーは囲まれている奴を助けるんだ!」
流石平賀君。
あっという間に雄二の周りがDクラスメンバーに囲まれる。
雄二も自分の周りに本隊がいるから簡単にやられはしないと思うけど、こうなってくると戦況は厳しい。
それに、先ほどの平賀君の号令で雄二が敵に囲まれているため僕も容易には近づけない。
くっ!
俺の憎き仇の塊がぁ!
少しでも雄二に近づくためにグラウンドに入る。
「Fクラス全員一時撤退だ!人ごみに紛れて撹乱するんだ!」
相変わらずよく聞こえる雄二の声。
確かにこの状況はよくない。
全滅を避けるためにここは一時撤退するのが無難だ。
でも、今僕がグラウンドに入ったばっかなんだけどなぁ。
「逃がすな!個人同士の戦いになれば負けることはない!追い詰めて討ち取るんだ!」
こっそりと動いている僕は相手に気づかれてない。
今なら近くに平賀君を守る近衛部隊もいないため後ろから回り込み不意を突いて平賀君を攻撃すればこんな僕でも討ち取りやすいだろう。
雄二や雄二を守り囲むFクラス一同をDクラスの攻撃から守るために僕の命をかけて突撃し補習室送りになるか、またはDクラス代表の平賀君を討ち取ってFクラスの英雄になるか、今僕の脳内にはこの二択の選択肢があるけどこの状況下にいる僕なら迷うこともなく英雄になるほうを選ぶね。
というわけで平賀君を討ち取ることにした。
「平賀ぁっ!!」
素早く平賀君の懐に駆け出す。
幸い近くには古典の向かい先生のみ。
「先生!吉井明久が―――――」
「Dクラス玉野、
「な!近衛部隊!?」
突如僕の目の前に出てきたのはDクラスの女子。
「残念だったな、船越先生の彼氏君?」
勝ち誇った顔で僕の顔を見てくる平賀君。
「ち、違う!あの校内放送は雄二が勝手に・・・・・」
「まぁまぁ、そんなに照れるな」
なんとかして平賀君の誤解を解こうにも話を聞いてくれない。
「さ、玉野さん、この素晴らしい彼に祝福を」
「了解です」
玉野さんは既に古典の点数で武装しているISに乗っている。
僕をボコボコにする気満々じゃないか!
「畜生!あと少しでDクラス代表を
「彼氏君、流石にあれでは隠れたつもりでもバレバレだから近衛部隊も戻ってくるに決まってるだろ」
くぅ!
悔しい!
だから僕は平賀君に対抗して、片目をつむり応えた。
「確かにそれは同感する、だからこそ―――――」
一呼吸入れ。
「姫路さん、あとはよろしく」
「は?」
『この馬鹿は一体何を言っているんだ』というような顔をしている平賀君。
「え、えっと・・・・・・」
彼の後ろから申し訳なさそうに姫路さんが平賀君の肩をトントンと優しく叩いた。
「ん?あ、どうも姫路さん、どうしたの?Aクラス生徒はこの戦場に入ったら駄目だけど」
平賀君は未だにこの現状を認識できていないようだ。
まぁ、それもそうか。
姫路さんがFクラス生徒だって普通はみんな思わないだろう。
「いえ、そうじゃなくて・・・・・・・・その、Dクラス平賀君に国語現代文で勝負です」
「はぁ・・・・・」
「じ、
『Fクラス 姫路瑞希 402点 VS Dクラス 平賀源二 197点』
流石姫路さんだ。
いくら無制限のテストだからってこの点数は無いんじゃないですかね。
ん?
――――ここにきて新しいことに気づいた。
ISを展開してソードデバイスを持った時から頭の隅に引っ掛かっていたんだけどFクラスの武器とDクラスの武器の大きさが少し違う、その疑問がここにきて解消された。
Dクラスの平賀君のソードデバイスはいたって普通の大きさなんだけどFクラス(Aクラス)の姫路さんのソードデバイスは一振りすれば小屋一つ斬れそうなほど大きい。
「え?あ、あれ?」
そんな大きなソードデバイスを向けられて分かりやすく動揺している平賀君。
二人の点数差は205点もある。
Dクラス代表でこれならAクラスD代表はどんな点数なんだろう。
「ごめんなさいっ」
その大きなソードデバイスで平賀君のISをズタズタに斬り刻む。
平賀君の反撃もなく一瞬にしてDクラス代表を下した。
――――今回の『戦争』はFクラスの勝利で幕を閉じた。
―――――――しかし、この時はまだFクラス全員が吉井明久の本当の力に気づいていなかった
リアのほうがだいぶ落ち着いてきてとりあえず小説を再び書き始めた童貞wasuです。
いやー2月か、3月くらいに出したのが最後だったんで「消えたな」と思われても仕方ないですが、お久しぶりです。
本文の文字数は7418文字と今までの小説で一番長いかなと思います。
この話の次はソードアート・アライブの番外編を投稿するつもりですのでご覧になってください。
それでは次回 『第六話 祝杯』 です。
こうご期待!