短編集   作:りょと

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どうも、《平凡なデュエリスト》です。

今回は私がTwitterをやっている時に、ふと思い浮かんだネタ、《遊戯王モンスターによる会話》についてやっていこうかと思います。

なお、今回の話で完結となりますので、続編は恐らくありません。

まあ、本編の気分転換って所です。なお台本形式となっておりますので、苦手な方はご了承下さい。

では、短いですがお楽しみ下さい。


《遊戯王デュエルモンスターズ》、カードゲームの中でもかなりの売り上げを誇るそれは、プレイヤーが魔法使いとしてモンスターを戦わせ勝敗を決めるというものであり、古くから物事の解決策とされて採用され続けていた。

今回皆さんがご覧になりますのは、彼らが繰るモンスター、その中でも最高クラスの性能を持つ《ランク4エクシーズモンスター》が住まう不思議な村、その日常について────


ランク4の住まう地に 《遊戯王OCG》

ライトニング「……眠い」

 

フレシア「奇遇ね……私もよ」

 

カステル「お前らちゃんと休めよ~

倒れたら元も子も無いんだぞ」

 

ライトニング「そうだな。

ルーラーみたいに働きすぎて倒れたら意味無いし」

 

フレシア「かと言って働かな過ぎても私達の給料が下がっちゃうもの……」

 

ビュート「確かに、流石にあれはちょっと……な」

 

イルミネーター「やべぇわ、手札交換超楽しい、流石三体も使って出てくるだけあるわ俺。

しかもこの強さでストレージに置いてあるから格安、まさに強さと手に入れやすさを両立させた完璧なモンスター、それが俺!」

 

101「昔は一応正気を保ててたんだがな……安いのに慣れるとこうなるのか……」

 

ホープ「ここはまだいいんじゃないかの。」

 

ライトニング「爺さん!?」

 

ホープ「他のランクも競争が激しい。そもそも環境クラスでは採用すら危ういランクだってあるそうじゃの。

儂と同期のガンテツ爺とグレンのがそう言ってたから多分本当じゃろ。

グレンのがいるランク3は最近儂と同じニーゴー打点に変われるモンスターとかが出てきて更に競争が激化してるらしいのぅ。

ガンテツ爺のランク2に至っては寧ろ競争を止め縁側でお茶を飲むような所になってるそうじゃ」

 

フレシア「凄い所ね……」

 

ライトニング「そう言えば俺は追い出される前元々ランク5の所にいたけど、丁度プトレがぶっ倒れる前だったからかな、凄く荒れてたぜ」

 

ビュート&カステル「そのランク5から追い出されるほどなのかお前……

おっと、出勤命令が出たからちょっくら行ってくるわ。」

 

101「お、がんばれよ~」

 

ビュート「おう、『全て壊すんだ』してくるぜ」

 

カステル「デッキに戻りたいのは誰かなァ!

裏側になりたいのは誰かなァ!」

 

フレシア「彼、出番になると性格変わるわね……」

 

ライトニング「敵として当たりたくないな……」

 

マエストローク「……カステル、居なくなりましたか?」

 

101「マエストロ、どうかしたか?」

 

マエストローク「いや、私の能力も裏側にするだけじゃないですか。

だから私の能力に加えてデッキバウンスまで持ってる彼が怖くて……」

 

ホープ「ふむ……お主確かお主を含めた《魔人》Xモンスターを守れるんじゃ無かったか?」

 

マエストローク「一応持ってます……

でも! 他の魔人とはランクも違うし、悪魔ランク3は今優遇され始めてるし──」

 

ジェムナイト・パール「甘ったれるな!」

 

マエストローク「パール兄貴……」

 

パール「お前はまだ二体だからいいだろうけどなぁ、三体の4エクシーズになると余程の効果じゃなければ見向きもされなくなるんだ!

ホープ村長、貴方はこのランクはまだいいと言いましたが、それは間違いです。

今の環境じゃ、何処も……変わらねぇ!」

 

ホープ「……そうか。

すまなかったの……パール、マエストロ。

儂も子孫が活躍してたから、ついその程度かと思ってしまった。」

 

マエストローク「いえ、私も少し弱気過ぎました……

私にはまだ《魔人》という居場所がある。

それを忘れてしまっていた様です。」

 

パール「私も最近は活躍の場が少なくなったが、諦めんぞ!」

 

ダークリベリオン「そうだな、頑張れよのーきん。俺に勝てれば良いけどな!」

 

パール「スキドレで。

……何か言ったか?」

 

ダークリベリオン「卑怯だぞてめぇ!」

 

パール「カードのコンボ次第でお前にだって勝てるって事を証明しただけだ。」

 

マエストローク「パールの兄貴……格好いい!」

 

パール「はは、そうかそうか。」

 

ビュート「ただいまぁ……今回酷かったぜ。『俺に任せときな!伏せまで纏めて吹き飛ばしてやるぜ!いっくぜぇ!

全てこわ────『神通で。』

────え?』ってさ。

あんときゃ泣けたよ……」

 

カステル「うわぁぁぁあ!!」

 

フレシア「キャア!

……カステルさんですか。

一体そんなに叫んでどうしたんですか?」

 

カステル「……ジャイアントキラーに細切れにされて蘇生させられて細切れにされ蘇生さ細切れ蘇生細切れ蘇生細切蘇生細蘇生細生……」

 

101「一体どうなったらこんなになるんだよ」

 

ブリキの大公「たまたま最後だけ聞こえてきたが……あれはあかんやつや」




ホープ・ザ・ライトニングは強すぎるのと実質ランク4って事なのでランク5から追放されました。

少し解説

この世界における《倒れる》は禁止、出勤は召喚


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