能力持ちの車好き娘が気ままに(?)暮らすお話。 作:風来の旅人
楽しんで頂けたらそれがせめてもの救いです。
私の名前は、日之崎 影姫。
車が好きで、Z32型フェアレディZに乗っている。
私には姉が居て、姉はなんとバラスポCR-Xに乗っているんだ…
私にはFF車の乗り方なんて分からないから少し羨ましい。
「おーい、影姫…居るか?」
考え事をしていたら、誰かが来たようだ…
「…………………何でしょうか」
私は基本無口で、普通の人達に恐れられてる。
なのに今訪ねてきた人、エレナさんはそんな私を受け入れて、チームに誘ってくれたのだ。
「えっとな…箱根ヶ崎で走らないか…?今日は皆で走行会をしようと思ってな」
「行きます」
「そうか、じゃあ待ってるぞ。」
エレナさんの車が遠ざかって行く。
エレナさんは、紅帝と呼ばれていて、地元や隣の県ではその名を聞けば誰もが恐れる程だ。
そんなエレナさんが乗っているマシンは、BNR32。紅く染まったボディに、790psのバケモノEg。私には到底及ばぬマシンと腕前を持った人だ。
Zに乗り込み、エンジンを掛ける。
私のZは530psで、漆黒に染まっている。そのせいで「漆黒の翼」とか呼び名が付いてしまった。
そうこうしているうちに、箱根ヶ崎峠に着いた。
箱根ヶ崎峠は私達の所属するチーム、「crimson ghost」のホームコース。
現役の峠ではあるが、新道が完成している為、ここを走る普通の車は皆無。
走り屋御用達の峠となっている。
「日影じゃん、珍しいね」
話しかけて来たのは楓さん。八雲楓といって白黒ツートンのAW11に乗っている。
「………………」
「フフ、やっぱり無口だね」
楓さんはそういうと皆のいる方に向かっていった。
ここでcrimson ghostについて説明しよう。
crimson ghostは私を含め、十四人が在籍している。
リーダーのエレナさんを始め、八雲楓さん、八雲澪さん、幽稀涼乃さんと紗羅さん、私の姉、春花、紅蓮ちゃん、佐々木飛鳥さん、私の幼馴染みの高坂芽宮、ウィンディ・トールさん、トミー・エテルナさん、緋崎流奈さん、那月さんと、私だ。
「日影、俺と走らないか」
声を掛けてきたのは澪さんだった。オレっ娘で、シャンパンゴールドのSW20乗りだ。
「良いですよ」
「よし、決まり。じゃあ車並べて。」
私はスタート位置に車を並べた。澪さんのSWも並ぶ。
「じゃあ、カウント始めますね」
春花がスターターだ。……それにしても凄く嫌な予感がする
「5、4、3、2、1、スタート!」
私のZとSWは勢いよく飛び出したのだった。
続く。
次回はバトルからスタートします。
お楽しみに。
意見・感想待ってます^^
毎回こんな感じで短いです。ご容赦くださいますようお願い申し上げます。