全てがゲームで決まる『ディスボード』。そこでは16の種族が存在する。その中の一種族、位階序列16位『
その
「ダウト!……げっ、合ってた!」
「……白の手札4枚……にぃの手札48枚」
「だ、だがしかし!これでこっちは白が持っているカードも判別出来るから勝機はある!」
「……ダウト」
「うわぁぁぁ!!!……なんてね」
「む……にぃずるい」
「白さん!?そんな涙目&上目使いは反則でしょ!!あ、あとダウトな」
「むー……」
「ハハハ、兄ちゃんにだってプライドはあるんだ妹に負けてられるか!」
「空ぁぁぁ!いぃぃぃぃぃぃーーつまで遊んでるつもりなんですか!」
「ドラちゃん?少しばかり五月蝿いので静かにしてください」
「空、白遊びに来てやった、です」
そんな兄妹のいる部屋のドアを蹴り開けて入って来たのはこの国の先王の孫ステファニー・ドーラ、位階序列6位『
「どうした?ステフ」
「どうした?じゃありませんよ!まだまだやる事は沢山あるんですよ!?」
「へー、じゃあステフやっててよ」
「空と白がこの国、エルキアの王何ですよ!」
「ドラちゃん先程も申し上げましたが五月蝿いですよ?マスター達は王、ドラちゃんよりは目上の立場の人なのでは?」
「そうだ目上の人だ、敬え」
「い・や・で・す!」
そんないつもと変わらない日常。そんな日常に今日、今、この瞬間変化が訪れようとしていた。
「にぃ……何あれ」
そこにあったのは亀裂。壁などにあるのではなく空間そのものに亀裂が入っていた。その亀裂に吸い込まれるように強い風が吹く。
「おぉ、何だこれ!?白、掴まれ!ジブリール!」
「はい、お任せください」
ジブリールはそう言うとその場全員を掴まえた。
「ふぇぁ!?何が起きてるんですか!?もーーーいやーーーーーー!」
「風が強くてウザったらしい、です」
そのまま5人はその亀裂に吸い込まれた。
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「何だろうあの生き物は」
ディスボードの唯一神、テト。彼は空達が亀裂に吸い込まれる所を……いや、亀裂のその先を見ていた。
亀裂の先には黄色いタコの生物が子供たちに勉強?を教えている風景が見えた。
「まー良いかな、偶には休暇も必要だろうし」
テトはそう言って亀裂の先を見続ける。