2015年12月22日:サブタイ変更、設定追加
Side:マリア
私の名前はマリア・V・バルトロッツィ。
年は今年で19歳。
超大型マフィア、"ボンゴレファミリー"の8代目のひ孫で、元10代目候補で、元ボンゴレ特殊部隊"ヴァリアー"の雲の幹部だった。
現在は父さん(血はつながっていない)…沢田 家光率いる"門外顧問"で働いている。
また、休暇をもらって日本の"実家"で弟の綱吉…通称ツナと母さん、それと愉快な居候たちと基本的にはのんびり過ごしている。
でも、時々寂しくなってしまう。
確かに、父さんも、母さんとツナも血がつながっていないとはいえ、大切な家族だ。
現在の職場では仲のいい同僚や、弟分のバジルもいる。
私は一人ぼっちじゃない。
それなのに寂しいのは、やっぱり"あの人"に会えないからだろう。
「ボス…あなたは今、どこにいらっしゃるのですか…?」
ボンゴレ9代目でも、父さんでもない。
私が唯一"ボス"と呼べるのは、やっぱり"あの人"だけなのだ。
ヴァリアーのボスにして、9代目の"息子"。
「ザンザス様…。」
普段は暴君としか言いようがないほどに荒々しかったけれど、極々まれに不器用な優しいところを見せるあの人は…私の初恋の相手で、私にとって唯一の"王様"。
でも、7年前の"クーデター"から、あの人の行方はわからない。…いや、誰も教えてくれないのだ。
私の"超直感"は、9代目と父さんは絶対に何かを隠していると訴えてくる。
それと同時に、ザンザス様は生きていると教えてくれる。
現在の時刻は午前0時を過ぎている。しかし、目が冴えて眠る気が起きない。
…こんな時は、ヴァリアーにいた頃を…私の人生史上最も鮮烈な日々を振り返るに限る。
No side:
マリアが5歳になったばかりの頃だった。
ボンゴレの継承の"儀式"の直前の食事に毒を盛られていたらしく、体調を崩した状態で"儀式"を決行したのだ。
その結果、マリアはボンゴレボスの証…"ボンゴレリング"に拒まれた。
家庭教師だったリボーンにボスとしてのあり方を叩き込まれ、覚悟も、資質も、完璧に揃っていたはずだった。
だが…毒によって、必要不可欠な資質の一つ…"死ぬ気の炎"が変質してしまったのだ。
ボンゴレボスが宿すオレンジ色の"大空の炎"から、真っ白な"風の炎"に。
変質した炎のせいでリングに拒絶されたマリアは、全身の血管という血管をズタボロにされて、血まみれになって倒れた。その後マリアは、常人なら死んでいるほどの痛みを味わったショックからか、感情を感じさせない、人形のような少女になってしまった。
…元々、2年前に彼女の家族が何者かに皆殺しにされたところを保護したのだ。自分や、身内が死ぬことを誰よりも恐れていた子で、そうならないためにリボーンの超スパルタ指導や、他の10代目候補からの妨害も、怯えつつも必死に乗り越えてきたのだ。
「わたしがデーチモになって、ファミリーのみんなをまもるよ。」
マリアはそう言って控え目に微笑んでいた少女だったのだ。
そんな時だった。
9代目がスラム街でザンザスを"拾ってきた"のは。
マリアの状態を見かねた9代目は、彼女に"仕事"を与えた。
…ヴァリアーの雲の幹部に任命し、雲の部隊と共にザンザスの家庭教師及びボディーガードをする仕事を。
設定
沢田 マリア(マリア・ボンゴレ・バルトロッツィ)
沢田 家光の養子で、綱吉の姉。
見た目はプリーモを女体化してツインテールにした巨乳美少女。原作開始時点では数えで19歳。 普段は身内に優しい性格だが、死ぬ気モードだと冷酷で口の悪い性格に豹変する。武器は“炎の箒(スコーパ・ディ・フィアンマ)"という呼び名のハルバード。その名前の通り、ハルバードとしてだけでなく、矛先から死ぬ気の炎を噴射することによって、魔女の箒のように空を飛ぶことができる。(物理法則とか気にしたら負け。)
幼いころからずっとツインテール。ヴァリアーに所属していたのは、本編のとおり5歳から10歳までの約5年間、“ゆりかご事件"のクーデターまで。彼女はXANXUSがどうなったのか知らずに、戻ってくるのを待ち続けている。