今回はPixivでやっていた小さな勇者シリーズ終盤に出てきた設定の補完話です。
(知らなくても問題ないですが。)
あとこの話では、マリアさん9歳、ツナ4歳になってます。
Side:マリア
こんにちは。今日はマリア・V・バルトロッツィとしてではなく…沢田 マリアとして過ごしていきたいと思います。
中国で任務があって、そのあと2週間の休暇。
今回の休暇は
途中で父さんと一緒に9代目が来日するそうですが…。
本日、休暇3日目。
「まりあねぇ、あそぼ!」
「うん。いいよ。
ツナはなにをして遊びたいのかな?」
「うーん…。わかんない!ゆーひにきくー!」
???ゆーひ?誰かな?回りに転がってるぬいぐるみのどれかの名前かな?
「ゆーひもいっしょにあそぼー!」
『おい
「まりあねぇはおれのおねーちゃんだよ?」
…………超直感をもってしても見抜けなかった“ゆーひ”の正体。
魔導師の武器、デバイス。
しかも、珍しいとされる
「ツナ…それをどこで手に入れた?」
「…ふぇ?!」
『落ち着け
…ああ、しまった。
つい仕事モードに。
「おかーさんっ!まりあねぇがおこったー!」
「あっ?!ツナ!まだ話は…!」
ツナは母さんの方に走り去って行ってしまった。
「大丈夫だ。余が話す。それでいいだろう?姉君。」
いつの間にか私と大して変わらない年頃の男の子が現れていた。
金髪碧眼つり目気味だけど、ツナ…いや、
「我が名はゼウス。かつて、全知全能の神と呼ばれた存在だ。…今や宿主の魔力を借りなければこうして姿を顕すことすらできない脆弱な存在に成り下がってはいるがな。」
…はい?
「…今のお前にはこう言った方が伝わるか?
今の余は、マスター綱吉が持つミッドチルダ式インテリジェントデバイス❝ユピテル❞の管制人格なのだ。この体はマスターに負担がかからないように子どもの姿を取っているだけ。
俗に言う❝ショタジジィ❞という
男の子…いや、インテリジェントデバイスの管制人格❝ゼウス❞が呆れた目で私を見てくる。
「一応、この姿の余は家光にも知られていてな。
…まさか、聞いてないのか?」
「いや、父さんとはここ3年会ってないし、連絡すら取ってないよ?9代目も何も仰らなかったし。」
「…。それが正解だと思う。9代目はマスターの力を封印しようとしているからな。」
「……。なんでって言おうと思ったけど、なんとなくわかっちゃった。」
「…やはりお前にはわかるか。家光もそう言っていた。」
間違いなくザンザス様のためだ。
…おそらく、父さんが9代目にツナを裏社会に関わらせないように言ったのが元なんだろうけど、それ以上にどうにかしてザンザス様にボンゴレを継がせるチャンスを作ってあげたかったんだと思う。
そのためには、
ザンザス様は確かに9代目の血は引いていない。
だけど、
2代目の血を、家系図からギリギリはみ出るぐらいうっすらとだが、引いていることが判明した。
ツナが才能を持ち続ける限り、ザンザス様はどうあがいてもリングに拒絶される。
「…今のマスターにとって、死ぬ気の炎による完全な封印術は負担が大きすぎる。封印の時期をどうにかできないなら、程度を軽くしないとマスターがなすすべも無く死ぬ。」
「…ほんの少しでいい。ごまかさないと。」
幸か不幸か、9代目は私より直感が鈍い…と
相手を超える超直感で、誤魔化しきれる答えを導き出す。
相手は足りない部分を経験から来る知恵でかわしてくるだろうけど。
それでもやらなきゃ。
守るべき弟が死ぬ。
ピンポーンと、家のインターホンが鳴る。
気配からして…9代目と父さんだ。
「…まさか、今日だったとは。あとは頼んだぞ姉君。」
そう言ってゼウス…いや、優照は黙り込んだ。
「……ツナ。お姉ちゃんが絶対守ってあげるからね。」
私は今日、初めて
設定
・ツナの魔力ランク(封印前)はSオーバー。変換資質はないが、浄化系や強化系、射撃系の魔法が得意だった。
封印後は超直感が仕事をしないので宝の持ち腐れ状態。
・デバイス“ユピテル”
AIはギリシャ神話の主神ゼウス。色々あって権能をほとんど失い、とある少女に呼び出された。一人称は余。
基本的にクールで紳士的(ただし、言葉遣いは偉そう)だが、元々末っ子だったためか、稀に甘えてくる。
人間の姿で現れるときは金髪碧眼のショタプリーモの姿。