さて二学期ですねー
文化祭やらクリスマスやらのイベントがあるから書きやすいかもですね
では行こう
学校再開
夏休みも終わる頃には、陽詩の足も少しばかり回復しているが、まだ車椅子だ。登校方法は家が隣の優香が車椅子を押して登校することになっている。「私がやる!」と春は言ったが、陽詩が「大変だからいいよ、それに学校で会えるっていう楽しみもあるし」といったら止まった。
「ヒナちゃん準備できた?」
「ああ、俺もう車椅子の達人だわ」
「まだ使って一ヶ月なのにー笑。ほら、早く行かないと春ちゃんに会えないよ」
「それは嫌だな。じゃあいくか」
「にしても、車に突っ込むなんて本当にバカしたね」
「もう昔のことなんだからいいだろ別に」
「まあまあ笑、春ちゃんは言わなかったけど、ヒナちゃんが目を覚ましてない間ね、学校でもずっと泣いてたよ。」
「げっ、本当に?」
「本当にね。もう授業なんてろくに進まないし、皆も皆でずっと落ち込んでるし……、クラス崩壊の危機よ」
「俺の影響力そんなにあるとは思えないけどな」
「ヒナちゃんはうちのクラスの希望の光なんだから。足が速くてかっこいいし、人望あるって。結構人気なんだよ?」
「そんなもんか?」
「そんなもんよ。……はい学校ね。」
「あ!望月くーーーーーーん!おはようー!」
「おはよう小野寺。今日も元気だな」
「まだ車椅子なのかよ、本当に大変そうだな」
「ああ、本当に。毎日リハビリだし。家では優香ぎ隣だからしてもらってるからいいとしてな」
「でも、あんまり優香ちゃん頼りすぎちゃうと、春が嫉妬して大変なことになっちゃうよー」
「もう!風ちゃん!」
「そうだ♪この機会使ってヒナちゃんのこと襲っちゃおうかなー♪」
「え!?優香ちゃん!?」
「嘘よ、そんなことするわけないじゃない」
「本当にやりそうな顔してたぞお前……」
「黙らっしゃい」
5時限目が終了して、6時限目は文化祭の出し物を決める。陽詩は文化祭=合唱祭だと思っていたため、かなりワクワクしていたが、今は車椅子のため、少し気分が落ちている
「文化祭の出し物決めるよー♪じゃあ望月くんと小野寺さん、司会よろしくねー。」
「はーい、望月くん押すよ?」
「okだ。」
「よし、じゃあこれから文化祭の出し物を決めます。まあ急に出せって言われても無理だろうから。だいたい4人グループぐらいで話し合って。よーい、スタート」
「望月くんは何やりたいの?」
「俺は特にないな。皆が楽しめればそれでいい。まあ、無難なのは喫茶店系統だろ」
「確かにそうか……例えば?」
「メイド」
「め、メイド!?望月くんそんな趣味あったの!?」
「違う違う!よくあるだろそういうコスプレ喫茶?だっけかそんなやつ」
「まあ、そうか……」
「じゃあ、そろそろ………。出た意見で出してくれ」
出てきたのは「メイド兼コスプレ喫茶」「お化け屋敷」「劇」だ
「多数決とるぞー、手をあげてー」
「今年の1ーAの出し物はメイド兼コスプレ喫茶ということに決まりました。まあ、多分かぶるところはいっぱいあると思うが、そこはなんとかしよう。それじゃあ役割分担なー。やりたいところに名前書いて」
見事に一発で定数通りに票が入った。春と風は料理担当、優香と颯人は接客担当。その他クラスメイトは適当。陽詩は……
「え、俺監督?何やんの?」
「そうだね、やる前はメニュー決めたり衣装決めたりとか、できるだけ売れるように尽力して、本番は料理やってもらいつつ事務作業かな?1番大変だよ」
「おいおい、怪我人が1番大変じゃん」
「まあまあ、いいんじゃないの?その頃には松葉杖に昇格してるわよ」
「なんだよその階級……、まあいいや。とりあえず今日は料理部門だな。」
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「さて………、皆はどういう料理がいい?」
「クッキーとかケーキもいいけど……それじゃ普通よね」
「かといって、ハンバーグとかを作るわけにもいかないし……」
「パスタはどうだ?」
「パスタもコストかかるんじゃない?」
「確かに、ファミレスとかの量だとバカにならない。だけど、高級店みたいに見栄えが良くてうまけいやつみたいにすればいい。それに大量に注文するんだろうからコストパフォーマンスはいい。はずだ」
「そういや、優香ちゃんが言ってたんだけどモッチーの作るパスタって高級店に負けないくらい美味しいんでしょう?」
クラスメイトの一言で静まり返る。1分後くらいにそこにいた春以外の全員が目を輝かせた。陽詩は少し考えた後に
「そうだ、なら何人かうちに来て試食してくれ。いくつかの種類用意するからさ」
ドドドドドドドッ
一斉に立ち上がった。じゃんけんを始めたらしい。そこに春も入ろうとする。
「あ、春ちゃんは彼氏特権で強制ね」
「え!?……ありがとう。」
「ちなみに、男女3人ずつな。」
熱戦のじゃんけんを制した6人は喜びの声をあげた。
「じゃあ明日の夜6時で。遅い理由はリハビリになり材料調達なりがあるからな。もう下校時間だし終わりだ。解散」
陽詩は文化祭の話し合いの後、事故以来部活に顔を出して今の現状を伝えた。「来年の春には走れるようになるかもしれない」という希望を。
「望月くん、明日リハビリの後に材料買いに行くんだよね?」
「ああ、小野寺ついてきてもらえるか?1人だと迷惑そうだしな」
「いいよそれくらい。彼女としての務めだもの」
「悪いな、迷惑ばっかりかけて。」
「いいえー」
いつものようにくだらない話をしながら帰っていると急に大雨が降ってきた。春が全速力で車椅子を押す。陽詩は思った。車椅子の速さが異常だ。理由は春の押す力と走る速さに原因がある。「マネージャーだからといって遅いわけにはいかない!」らしくて、それなりに走ってるらしい。結果、足が速くなったそうだ
「小野寺さん!?ちょっと速すぎはしないかい!?」
「え?これくらい普通じゃない?感覚鈍った?」
「座ってっから速く感じるんだよぉぉぉぉ!」
「いそがないとー!ファイヤー!」
「やばいって!死ぬって本当に!」
「ふう、ついたねぇ。あんまり濡れずにすんだねー」
「おかげさまで死にかけた……」
「家に電話しなきゃ……。あ、もしもしおねえちゃん?」
小野寺が家に電話している間、テレビをつけて天気の確認をした。
「続いては天気です!木下さーん!テンジロー!」
「はーい!こん(ここから先は省いて天気の状態のみ書きます)おい!」
「……、今日これからの天気は台風○○号により、超大雨で洪水警報が出てますね。ですから……」
「どうしよう望月くん……」
「ん?」
「外の天気荒れすぎで家に帰れなくなっちゃった……」
「じゃあ、泊まっていきなよ。」
「……………え?」
「帰れないんじゃしょうがないだろ?優香は用事あるとかで実家に帰ってるし」
「…………えええええええええ!!!!」
今回はここで終了!
ではまた