ニセコイ 望月 陽詩の物語 再始動   作:朝桜小雨

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すいません!更新遅れました!

早速行きましょう。


IFストーリー②

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえねえお母さん」

 

「どうしたの?桜」

 

 

私達、望月家の長女である小学二年生の桜だ。桜は普段は静かで口数も少ない。その性格に反してか外でよく遊ぶ子だ。今私は洗濯物をたたんでいる最中だった

 

 

「どうしてお母さんはお父さんのどこがすきなの?」

 

「え!?な、な、なな、なに急に!?」

 

「学校でね、家族についての作文があって。だから。」

 

「ああ、そういうこと………。」

 

「どこなの?」

 

 

桜の目は輝いていた。こういったのろけ話、恋愛話は好物なようだ。さすが女の子。陽詩君の好きなところかぁ……。結婚して子供も産まれたらそんなこと考えなくなったな…。

 

 

「そうねぇ………、まずは顔がイケメンかなー」

 

「面食い?」

 

「ちがう!」

 

 

この子、いつの間にそんな言葉をどこで………

 

 

「あとは、優しい?とかかな」

 

「とかじゃダメ。全部」

 

「全部!?えーっと………、普段はまあ面倒くさがりやでだらしないけど、いざという時は本当にすごいところ。記念日になるといつもなにかしらのサプライズをらしてくれるところ。………なにより」

 

「?」

 

「私達家族のために必死にいろんなことを頑張ってくれてることが一番だと思うよ?」

 

「………それが一番?」

 

「そうよ?ほら、明日も学校あるんだよ?寝なさい」

 

「ふーん………、お母さん、おやすみなさい」

 

「はい、おやすみなさい」

 

 

まさか娘にあんなこと聞かれるなんて……。今思えば、運命って本当にあるものなのね………。あの入学式の日から、なんて考えるとほんとにすごいと思う。

後、同級生夫婦といえば颯斗君と澪ちゃん夫婦。この2人、実は颯斗が尻に敷かれていたりするらしい。本当のところはよく知らない。

 

洗濯をたたみ終わった私は、リビングの座椅子に座り夫の帰りを待つ。今は10時。そろそろ帰ってきてもいいじかんだけど今日は少し遅くなるみたいなこと言ってた。

 

 

「今日、なんの日か覚えてないのかな………」

 

 

そんなことを呟き、テーブルに突っ伏す。グラスのなかに入ってる氷を回しながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「……………………」

 

 

生徒の記録をパソコンに移している。この前の記録会の結果をまとめてそれを元に次の新人戦の選考及び、部長決めをする。

 

 

(ふー……。海斗はさすがって感じだな、怪我から復帰した所詮に11秒前半出すとは思わなかったな。他はまあ順調ってところか。この夏は鬼のように追い込ませたからな、それなりに出てくれなきゃあいつらも嫌になるだろうしな……)

 

「望月、まだいたのか」

 

「神谷先生ですか……。今ちょっとこの前の記録会のことを……」

 

「短距離はどうだったんだ?」

 

「海斗が怪我明けで本調子を戻すためのきっかけになったかと。後は順調にタイムも伸びてきてますし、次の新人戦は期待できます」

 

「おお、そうか!本当によくやってくれてるな……」

 

「いえ、神谷先生には到底及びませんよ……」

 

 

神谷先生は、俺たちが高一の時に就任した顧問の先生でかつて弱小校を県内最強レベルに仕立て上げたという名将だった。

 

 

「神谷先生がいなければこんなに輝かしい成績は残せなかったですよ……」

 

「いやいやそんなことはないさ、望月がいたから、北風や金沢だって成績を残したじゃないか。みんな望月に引っ張られたようなもんだ。」

 

「言い過ぎですよ、あいつらだって必死に努力してましたよ…。それに今は各ブロックに別れて集中的に練習してるせいもあるし指導者もそれなりですからここ最近は好成績を残せてます。これも神谷さんのおかげじゃないですか」

 

「謙遜が過ぎるのもよくないぞ?それより、望月はこんなことしていて良いのか?」

 

「え?……ああ、もう結構時間経ってたんだな…。でもまだ仕事終わってないんで」

 

「もう上がって良いぞ?たいていの処理はやってるみたいだから」

 

「いや、でも……」

 

「いいからいきなさい。奥さんが待ってるだろ?」

 

「………はい。ありがとうございます。失礼します。」

 

陽詩はバックに物をつっこんで走って職員室を去った。その姿を見た神谷は「若いな〜」と呟き、仕事に取りかかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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11時半、流石に遅い気がする。もう30分経ったら日付が変わってしまう。陽詩は忘れてしまったのかな考えたくないけど、ここまできたら考えざるを得ないと思う。

 

 

「はぁ……、もう寝ちゃおうかな」

 

 

立ち上がろうとした時、玄関からものすごい音がした。私は急いで向かった。そこには走ってきたのだろうか息を切らした陽詩の姿があった。

 

 

「た、ただいま……」

 

 

ごめんね、と言って一度深呼吸をした。そしてバックの中から白い箱を取り出した。

 

 

「結婚記念日おめでとう、だね」

 

「もう……遅いよ」

 

 

クスッと笑い、私も手に持っていた箱を渡した。せーのっとお互いからもらったプレゼントを開ける。その中には……

 

 

「これ、私が欲しかったネックレス!覚えててくれたの?」

 

「ああ、花もいいと思ったんだけどありきたりだなと思って欲しいものあげたほうがいいかなと思ったから」

 

「嬉しい……。ありがとぉ……」

 

 

私は泣いた。涙が止まらなかった。結婚して15年、節目というのかなんというのか、ここ数年のの結婚記念日は陽詩の仕事の関係だったり、私は実家の店にでたりと、まともに祝えていなかった。

 

今年もパーティするように祝えたわけじゃないけど嬉しかった。泣いてる私を見て陽詩はなぜか慌て始めた。

 

 

「おい、急に泣いてどうした!?やっぱダメだったか?」

 

「違う、そうじゃないの……。ただ、嬉しいなぁって……。幸せ者だなあって……」

 

「………そっか。それならよかったよ。」

 

「ねえ、陽詩」

 

「ん?」

 

「好き」

 

 

陽詩にキスをした。私たちは最初からあまりイチャイチャするタイプのカップルではなかった。それは人前でだけであって実は2人きりの時などはそれなりにイチャイチャしていた。

 

今はもう大人になり、少なくはなったが今でも行ってきますのチューというやつは欠かさずやってる。こんな生活が続けばいいな。

よくわかんないこととかでたくさん喧嘩して、一緒に泣いて、笑って、子供に恵まれ、そんな私たち夫婦は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界一の幸せ者だ。

 

 

 




はい、IFストーリです。

この夏休みは合宿などがあり、書ける状態ではありませんでした。

ですが、あまりに最近更新しすぎなかったので近いうちにまた出します

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