side陽詩
あの予選の後、部員全員に褒められた。
すごい かっこいい イかれてる 嘘じゃないの?
なんか後半すごくひどいな……
今日はもううちの高校から出る選手がいないので帰ることになった
黒川先輩が
「はい!今日出場した選手お疲れ様!まあ、反省は試合が終わったらまとめてするよー、ということで解散!」
といい、その後部員全員で
お疲れ様でしたー!!
今まで気づかなかったけど黒川先輩部長なんだ。
それから、俺、小野寺 颯人 風さんと帰ることになった。
「そういや、颯人の結果聞いてないわ。どうだった?」
聞くの忘れていた。
「ふふふふ…………よく聞け!この俺が準決勝進出だぁ!!」
マジかよ、すげえ。今まで死ぬほど練習してきた人たちが可哀想だわ
「すげえな。お前陸上向いてんじゃね?」
「まあ、俺が始めた理由はお前がいるという他に陸上部のユニフォ……「フッ!」グフォ!?」
颯人が風さんのパンチで近くにあった壁にめり込んだ。
風さん強すぎだろ
「まあ、早く帰ろうぜ?話したいもあるだろうが、明日も試合はあるんだ。」
その後は特に何もなく帰った。
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次の日、この日は決勝が行われる。
準決勝?余裕で通ったし、劇的なことは何もなかったから省く
「決勝戦だね、望月くん」
昨日と同じように春がアップに付き添ってくれている
「ああ、望月 陽詩という名前をこの地区全域に広めたからな。次は県全域だな。」
「次は県大会かー、その後は関東大会、最後は夢のインターハイ。望月くんがどんどん有名になることは嬉しいけど、それもそれでなんか悲しいなー」
「ん?なんでだ?」
「え?それは望月くんを独り占めに……ハッ!」
「ん?なんて言った?すまないがもう一回いってもらえるか?最近耳悪くてな」
「う、ううん!!望月くんが大変になるんじゃないかなーって!そう!」
「いや、サッカーとか野球みたいにでっかく特集されるわけじゃないよ。陸上は飛び抜けた記録を持ってないと基本的にでないんだ。酷いな話だな」
「あはは笑、確かに野球とかサッカーに比べたらね笑
あ!もうそろそろだよ!」
「もうそんな時間か、よし!いくか」
試合会場へと移動した
決勝戦ということもあって相当重苦しい雰囲気だった。
こういうの嫌いなんだよな。
「さあ、少し流すかな、小野寺は少し待っててくれ」
「うん、わかった、いってらっしゃい」
………まあ、予選と調子はなんら変わんない……か
「おう、陽詩。やっとお前と走れるな」
「なんだ、大雅か」
「なんだとはなんだ!ライバルに向かってよ!」
「知らんな。……俺はお前とこんな低いとこで戦いたくはなかったがな。」
「まあ、そういうなって。お前なんかもうすごいじゃねーか。凡矢理のボルトなんて言われて。羨ましいね全く」
「そんな二つ名ついたのか。凡矢理のボルトか……悪くない」
「まあ、俺が勝つから問題ないが。」
「ほざいてろ。」
なんて話しているうちに決勝の時間だ。
ただいまより、男子100m走決勝を行います。
(ついに決勝か、まあ市大会だけどね)
5レーン 望月 陽詩くん 凡矢理
6レーン 鈴木 大雅くん 赤石学院大付属
(こいつの隣か。いやだわ)
On your mark
………………
set……
ガチャッ
バン!
サッ!
(スタートはよし。ここからは力まず。ただ、ただ、前を向いて走るだけだ。それ以外何もない。何もない……
俺はなんのために陸上競技をやってるんだ?
優香がやれやれうるさかったから? 違う
自分がやりたかった? これも違うな
死んだ両親にいいところを見せたいから? これも違う。
答えは未だにわからない。
だが、もうすぐに見つかりそうな気がする。
なんで?そんな予感がするんだよ。
俺はもう、過去を引きずるような弱い奴じゃない。
完全復活を遂げた。新しい望月 陽詩だ!
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あー、終わった。結果どうかな?
第1位 5レーン 望月 陽詩くん 凡矢理 10・57
は………はは……マジかよ。なんつう速さだよ
「お前、なんでそんな早いんだよ陽詩〜〜……
100mでお前に負けることはないかと思ってたのに……」
「知らねーよ。ていうか、これまた記録更新か。」
「まあ、この地区はなぜか短距離の記録が悪いんだよな。」
「はは、もう疲れたし、帰るわ。待ってる人いるし」
「おい!待ってる人って誰だ… なん……だと」
大雅の表情が歪んだ
なぜならそこには凡矢理高校のジャージを着たすんごくかわいい女子高生がいたからだ。
「あんのやろーー!!速くなった理由は彼女ができたからか!?ちくしょーーー!!」
その声が届くことはなかった。
「お疲れ様、望月くん。はいタオルと水分補給」
「ありがとな。意外と驚かないんだな。」
「へへ、これからまた高いところに登ると考えるとさ。この驚きはとっとこうかと思って」
「そうか。水分も補給したし、そろそろ戻ろうか」
凡矢理高校陸上競技部 反省会
司会 黒川先輩
「これより、凡矢理高校陸上競技部反省会を開始します。
気おつけ、礼。」
お願いします!
「はい!じゃあうちの部活から今回、県大会に出るメンバーはなんと10人+男子リレーどっちも!歴代最高よ!その中でも今日はね。この一年生2人にしてもらうわ。拍手」
パチパチパチパチパチパチっ
「じゃあ、俺から。えーっと俺は高校から陸上競技始めたんですけど、最初は陽詩が入るから、俺もはいろっかなーって感じで入りました。実際、練習とかすごい辛くてすぐにやめたくなったけど、部員の頑張る姿とか見てると、あ。俺だけやんないのもな。って思ってやってました。監督には「今回の試合は試しだ。お前の力量ためす。」としか言われなかったので結構軽い気持ちで臨めました。
そしたら、決勝まで行ってしかも5位という結果で、俺には充分すぎるくらいで……
俺は決意しました。400mでインターハイでてやろうと。
今回はとてもいい経験になりました。以上です」
「手短に済ませます。
結果に満足しない。まだ上を目指せる。ここがゴールじゃないと。インターハイという一番の高みを見てみたい俺はこんなところじゃ立ち止まれない。
という思いを胸に頑張っています。
正直、ここで胸の内をいうのは早いと思うので、いいません。
以上です」
「はい。ありがとう。望月くんのは反省というか、自分の思ってることだけだったね。
よし、じゃあ終わろうか。お疲れ様でした!」
お疲れ様でした!
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side春
今、私は望月くんと2人きりで歩いている。
私を家まで送ってくれている
「そういや小野寺。」
「ん?何」
「あんまり俺以外の男子と話してないよな。唯一いるとして颯人」
「そうだね」
「なんかあったのか?」
「中学は女子高だったから……」
「でも、なんで小野寺は俺と普通に話せるんだ?」
「それは、助けてもらったから、かな。優しいっていうことも分かったからら心を許してるのかも。」
「はは、それはまた嬉しいな」
あ、もう家の前ついちゃった。
「お、ついたな。じゃあな小野寺。」
あ、望月くんがいっちゃう。やだ、行かないで。いかないで!
いかないで!
「いかないで!」
「ん?どうして」
「そ、それは……」
こ、ここで告白!?いや、他に機会がない気がするし。それにいっても成功しなさそう……
でも、やるしかない!
「わ、私ね! も、望月くんのことが!」
「うん。」
「す、す、す………」
ええい!もういっちゃえ!
「すk「春ー!いつまで外にいるの!もう遅いよー!」 お、お姉ちゃん!?」
こ、ここで邪魔が入ったー!
「ああ、小咲さん。こんばんわ。」
「こんばんわ。望月くん。いつもありがとうね。」
「いや、大丈夫ですよ。で、小野寺は何をいようとしてたんだ?」
「う、ううん。なんでもないよ……」
お、お姉ちゃんのバカアアアアアアアアアアア!
「ん? まあいいや、それじゃあな。小野寺」
「あ、うん……」
「ん?小野寺は俺に何を言おうとしてたんだ?
………考えてもしょうがないか」
いかがでしたか?
こんどは学校での生活をかければいいなーと。
ではでは