Fate/Mist Night (凍結) 作:這い寄る混沌信者
もしご不満なところがあれば、ご指摘してもらえれば直しますので、なにか意見をもらえると助かります。
薄暗く、お世辞にも綺麗などといえず、所々、ボロボロになっている遺跡のような建造物の入り口…そこにジャックはいた。
現在、彼女は顔をマフラーと帽子によって隠しており、とても依頼者に会いに行くような恰好とは思えない。しかし、彼女のアドバンテージである『素性の一切が不明』というものをできるだけ減らすため、せめて顔と身長を隠そうと思い、変身魔法によって素顔と身長、更に念のために帽子などをかぶっていた。
本当に人が住んでいるのか疑わしいほどの陰鬱な雰囲気をまとったこの建物……いや
幾分か進んだところで、自分が内部の構造を全く知らず、ここから先にどう進めばいいのかわからなくなったとき、まるでご都合主義と言いたくなるようなタイミングで一人の金髪の少女がやってきた。
「え、えーと……母さんに案内しろと言われてきました……こっちです」
どこか緊張した面持ちで話しかけてきた少女の案内に従い、よくこんな複雑なルートを覚えられるな。と感心しつつ移動庭園の奥へと進んでいく。しばらく歩いたところで、まるで玉座の間と呼ばれる部屋に到着し、ジャックは自分の目的の相手とようやく対面した。
『プレシア・テスタロッサ』
『フェイト・テスタロッサ』の生みの親にして、魔法少女リリカルなのはの第一期の事件の黒幕。そして……ジャックの今回の
この場所に到着した時は、何か考え込むように俯いていたが、彼女たちの到着を察知して、ゆっくりと顔を上げた。その顔は、かなり血色が悪く、ケバケバしい化粧によってそれを隠していた。プレシアはフェイトに下がれと命じ、フェイトが完全に去ったのを確認したのち、ジャックに声をかけた。
「……あなたはあいつのところの者?依頼者の前に来てまで顔を隠すなんて失礼だと思わないのかしら。…」
「あら、それはすいません。誰にも私の顔は見せられませんゆえ、ご無礼をお許しください…これでも主様専属の殺し屋ですわよ?信じてはもらえないでしょうが、『ジャック・ザ・リッパー』を名乗らせていただいています。」
さすがにクライアントには礼儀正しく接する必要があると判断したのか、いつもよりも丁寧な言葉で返事を返す。それに対して
「それは本当かしら……それに『主様』…ねぇ。まぁいいわ。依頼内容は
そう心底嫌だという表情をしながら、またプレシアは考え込むように俯いてしまった。
「ええ、了解しました。報酬は後程依頼達成を確認した後、お送りしていただけたら良いです。では」
ジャックはここにこれ以上いるべきではないと判断し、報酬に関していったあと、すぐさま玉座の間をあとにした。
玉座の間を出ると、すぐそこにフェイトと彼女の使い魔のアルフが立っていた。それを見たジャックは、フェイトのほうへ近寄っていった。まず、それをアルフが察知し、非常に警戒し始めた。フェイトもアルフの反応で気づいたのか、ジャックに向かってぺこりとお辞儀をした。それで内心フェイトをお持ち帰りしたい気持ちになりつつ、声をかけた。
「さっきは案内ありがとう♪あなたのお母上から、依頼の詳細はあなたに聞きなさいといわれたから教えてくれないかしら?」
「あ、はい……えーと、第97管理外世界に落ちたロストロギア「ジュエルシード」の回収が目的です。……と、ところで……あなたが協力者さんなんですよね?」
おそらく、プレシアから大人が来るとでも聞いていたのであろう。実際は自分よりも少し年上程度の少女だったのだから、困惑しても仕方がないだろう。その間もアルフはジャックを油断ならないといわんばかりの表情で睨みつけている。
「ええ、そうよ、私が協力者のジャック・ザ・リッパーよ。これからよろしく。ところで、あなたはほかになにかお母上から聞いたこととかはない?」
「い、いえ。な、ないです……ただ、私たちのほかにも集めている人がいる……とだけ」
「……そう、ありがとう。………また話は変わるけれど、なんであなたの使い魔は私をずっとにらみつけているのかしら?」
「…………ふん」
ジャックが問いを投げたとたん、ふんと鼻を鳴らし、そっぽを向いてしまう。それを何とかフェイトがなだめようとワタワタしている間、ジャックはというと。
「(今のところ原作からの乖離は私が介入したことだけっぽいかな……。時々二次創作であるフェイト溺愛コースになんてなっていたら処理が面倒くさいしな……。現地に着いたときにオリ主君が邪魔をしてくる可能性は高いし、基本的に
などと思考を巡らせており、神からの依頼を遂行しつつ、自分が今回の依頼を達成させる方法を考えていた。そうやってジャックが考えている間に、アルフとフェイトは念話で会話していた。
〈アルフ……どうしたの?ジャックさんに失礼じゃないかな…?〉
〈………あいつ、ものすごい血の匂いがする……あの鬼婆が呼んできたやつなんだ。きっと碌でもないやつにきまってる!〉
〈お母さんのことを悪く言わないで……きっと大丈夫だよ。母さんのためにも頑張らないと……〉
〈そうはいうけどよーフェイトー……〉
そうやってなんだかんだで全員が黙り込んでしまい、何故だかものすごく空気が悪くなった。
これがジャックとフェイト陣営の何のオチもない出会いだった。
………それはともかく私は誰だって?いや、ときどき出てたでしょ!!神様だよ神様!!
ねぇねぇ三人称だと思った?三人称だと思った?
残念!!神様でした!!m9(^Д^)プギャー
……………え、ちょっとまって、何そのナイフは?え?おしおき?え、ちょっま!?Wait!! Please wait!!(無駄にいい発音
あ、やめギャァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!??
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Keiji View
ついに無印編がスタートした…………とはいえ、もう数日たっている。
現在俺たちが持っているジュエルシードは5つ。
それ以外のジュエルシードを探すために、霊夢や俺たちが原作を見たからこそ分かるような場所にはすでに探索に向かっているのだが、何故か見つからない。サッカーの時の少年が持っているものやフェイト陣営の持っていたものはわからないが、それでも確実にあるといえる場所を重点的に見に行っているにもかかわらず、見つからない。霊夢曰く、若干の魔力の残滓が残っているところから、確実にここにあったらしい。
さすがに俺達にはジュエルシードの場所を探すことはできない。
俺たちの中でデバイスを持っているのは俺だけ、霊夢はそういったことは苦手だし、慎吾に至っては魔法が使えない。俺も戦闘重視のベルカ系の構成となっているから広域探索なんて芸当はできないし……それでも、原作通りの場所でジュエルシードは発動する。
学校は二番目に探したところなのだが、見つからず、ほかの場所を探していたのだが、数日前に学校でジュエルシードは発動した。これにより、俺たちが見つけられないような場所にあったか、第三者による犯行のどちらかだということになった。海を探すのはさすがに無理だ。今のところ怪しいのはあいつだが……
まぁそんなこんなで今まで過ごしてきたわけだが、ちょうど今、サッカーの観戦に行かないかと霊夢が誘われたところだったりする。これは間違いなくあの大樹イベントで間違いないだろうと考え、霊夢はそれを了承。俺と慎吾は翠屋FCに入っているためその試合に参加できる。そのため、どうにかして俺と慎吾の二人でその子からジュエルシードを回収、もしダメだったら、封時結界を展開して戦闘するという作戦だ。といっても結局戦闘することにはなると思うが……。だって俺たち交渉能力ないし、そういうのは霊夢の役割だからなー。
ところで、話は変わるけど、踏み台……光崎命についてなんだが……あいつが逆に踏み台かどうか怪しくなってきた。
行動は俺たちが予想した通りの行動をとる。例えばなのは達に「俺の嫁」といったりだとか、他の男がなのは達に対して近づくだけでもその男子にたいしてキレるなどだ。一応サーチャーを付けたりだとかはしたんだが、なぜかすぐバレて破壊され、俺たちを殺しにくる。まぁ撃退はできるんだけどな。
で、なにが怪しいかっていうと、踏み台的な行動はするんだが……逆に
まんま二次創作にいる踏み台転生者なのだ。ふつう人間があそこまでおかしな行動はとらない。ましてや俺たちは元一般人だ。チートをもらって増長はするだろうが、あんなところまではまずいかないと思う。これに関しては霊夢は賛成、慎吾はどちらかというと反対だ。慎吾曰く、あれが普通なんじゃねえの?若しくは神につけられた呪いじゃねえの?とのことだ。俺も最初はそう思っていたのだが、最近、おかしな行動に出ることが多い。
踏み台の性格なら俺たち(霊夢以外)を完全無視して原作三人娘をストーキングしているはずなのだが、俺たちにサーチャーを付けていた。何故俺たちにサーチャーを付けているのかはわからないが、これ以外にも、誰かとまじめな表情で話していたりだとか、数日学校を休んだりとかだ。踏み台ならありえにくいことを最近し始めたってのが一番の理由だ。
しかも、だいぶん前に踏み台踏み台二人を殺した奴も行方知れず。もしかしたら死んでいるのかもしれないが……それはないだろう。踏み台とはいえ、その戦闘力は俺たち三人で連携して戦って何とかってぐらいだ。そんな二人を相手にして勝ったやつだ。間違いなく生きている。もし、転生者だったら厄介だが、今回のジュエルシード事件にはかかわらないでほしい。
…………よし、まるで説明口調のように脳内でしゃべることで状況をしっかりとらえるこの技術……成功かな?
今は翠屋で注文していたものが届くまで暇だったからこうやっていただけなんだけどなー。お、来た来た。
「お待たせしましたー。シュークリームです。ごゆっくりどうぞー」
『翠屋のシュークリーム』
それはまさにこの世の甘味の中で頂点に君臨するであろうシュークリームだ。
あの程よい甘さ、サックっとしたシューにつまった特製のカスタードクリーム………おっと、ついついよだれが………
ふぅ……それではいただきます……
圭二君は結構な甘党です。
1に戦闘。2に甘味ってぐらいですかね。
あと、パソコンが無事ではないものの、なんとか復帰しました。犠牲になったのは、Minecraftのセーブデータと一部の無料ゲームでした……とほほ。