バカと中華小娘とお姉さん   作:村雪

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どうも!村雪です!最近は暑くなっていますが、皆さんもお体の調子にはお気をつけを!

 さて、思ったよりも書いちゃって、ラブレター回は次回にも続くことになりました!

 楽しんでもらえる展開へとつなげたいところです・・・!!


――ごゆっくりお読みください。


奔走―手段、は問わずに成すことを成し遂げてやるーっ!

 

 

「ちくしょー!!雄二の奴あとで覚えてろよ!」

 

 

 イケメンボーイな僕こと、吉井明久は廊下を走る。

 

 手には女神から授けられたであろう愛を綴(つづ)った神聖なパピルス。Fクラスの悪魔たちはそれを奪還、さらに受け取った僕への制裁を下しに追っかけてきようとしているのである。まだもらった僕自身も見ていないのに、そうやすやすと渡すわけにいくか!人生最初で最後かもしれない事態なんだからねっ!・・・・・・泣いてないよっ!

 

 

『いたぞ!吉井だ!空き教室に向かったぞ!』

 

『了解!吉井を見逃さないように見張り続けるんだ須川!B部隊は正面から、C部隊は逆側から回って挟み撃ちにするんだぜ!』

 

『応っ!』

 

『あと、手紙を見れたら私らの勝利なんだから、あまり手荒な事はやめてやれよっ!!』

 

『それは却下だ!』

 

『おおい!?隊長の命令を無視してんじゃないぜ!』

 

 

 後ろから聞こえてくるたくさんの声が聞こえてくる。どうやら魔理沙が部隊を編成したようだ・・・・・・制御しきれてないけど。さすがは恋に生きる女の子。どうやらこの手紙は最高の燃料になっちゃったみたいだ。

 

ともかく、僕が逃げるのには変わりな

 

 

「ばあっ!」

 

「うわっ!?」

 

 

 いきなり横から何かが飛び出してきた!不意打ちっ!?

 

 

「・・・・・・って、なんだチルノか」

 

「ちょっとちょっと!な、なんで驚かないのよさ!?ビックリさせようとしてアタイが飛び出したのよ!?もっとびびりなさいよっ!」

 

 

 不満だと顔いっぱいに感情を出してるバカガール、チルノ。ええ、そう言われてもなあ・・・

 

 

「だってチルノじゃん」

 

「どーいう意味なのよさそれっ!」

 

 

 普段はバカバカと失礼な奴だけど、こういう時は和むなあ。なんかアホの子を見てるみたいで。

 

 

 

『見ろ!吉井がチルノと何か話してるぞ!』

 

『野郎!チルノちゃんは俺の嫁だ!』

 

 

「あ、やば!」

 

「ちょ、待つのよさこら!」

 

 

 止めてた足を動かして、僕は慌てて追跡隊から距離を取る。チルノもついてきたけど別にいいか!

 

 

『吉井!観念して手紙をよこせ!』

 

『一人だけ幸せになろうなんて甘いんだよ!』

 

『チルノちゃんといちゃいちゃしてんじゃねえぞごらぁっ!』

 

 

 前方から五人のクラスメイトがこっちに向かってきた。どうやら魔理沙がさっき言ってたB隊かC隊みたいだ。

 

 

「失礼しまーすっ!」

 

 

 このままだと衝突しちゃうから、隣の空き教室へと入る。きちんと挨拶はしたから入ってもいいよね!

 

 

「よしー!ここに入って何すんの?」

 

「チルノ、これをあそこの上にひっかけるんだ!」

 

「ん?よく分からんけど、分かったわ!」

 

 

 チルノもちゃっかり入って来てたから手伝わせる。『馬鹿とササミは使いよう』とはよく言ったものだ。おかげでずいぶんと手間が減ったよ!

 

(正.『馬鹿とはさみは使いよう』です。ササミは食べる用途にしか使えません)

 

 

 よし、あとは奴らが来るのを待つだけだ。

 

 

 

『観念しろよし―――』

 

「チルノ!」

 

「おうなのよさ!」

 

 

 かかった!教室に五人が入ってくるなら、当然一か所にまとまって入ってくるよね?予想通りだ!

 

 チルノと僕は、手に持ったサッカーゴールのネットを同時に引っ張った!

 

 

「うお!?なんだこれ!」

 

「ネットか!端の奴から出ろ!それで吉井を捕まえるんだ!」

 

「ああ――って、このネットぬれてるから体にはりつきやがってなかなか――」

 

 

 天井にひっかけてたネットが落ちて、狙い通りすっぽりと五人がネットの中に入った。慌ててすぐに出ようとしてるけど、それだけで終わるはずがない!

 

 

「チルノは離れて!」

 

「りょーかい!」

 

 

 チルノが離れたのを確認して、僕はムッツリーニから借りていて、そのまま持っていた秘密のアイテムを手にした。

 

 

「!?お、お前まさか――っ!!?」

 

 

 僕が持つものに気付いた1人が顔を引きつらせる。そう、そのまさかだよ!僕と敵対したことを保健室のベッドで後悔するんだね!

 

 

「やややばいっ!全員ネットから離れ――」

 

「さらばクラスメイトよ!来世でバカにならないことをっ!」

 

 

 カチッと秘密道具の電源をONにして、僕は迷うことなく水で濡れたネットへ―――スタンガンを投げつけた。

 

 

『ぎゃああああああっ!!』

 

 

 バチバヂと激しい音と焦げ臭いにおいが立つ中、五人は仲よく感電して床に倒れた。

よし!まずは勝利!でも敵はまだまだいるから油断は禁物だ!

 

 

「やるじゃないよしー!次はどうすんの!?」

 

「ここにいる必要もないから、ひとまずここを出るよ!」

 

「分かった!」

 

 

 なぜかノリノリなチルノを連れて、僕は教室を後にした。この愛を込めた手紙は誰にも意地でも渡さないっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

「う、うわ~。これはまた・・・」

 

 

 何やらは焦げ臭く思った教室に入ってみると、スタンガンがバチバチと水で濡れたネットに触れて、ネットの中にいるクラスの男子五人をばっちり感電させていました。

 

 多分追われてた吉井君の迎撃なんでしょうけど、どうして毎度毎度やることが過激なんですかねえ~・・・・・・こんな惨状を見ても、特に動じなくなった私もだいぶやばいですね。

 

 

「ひとまず、電源を切ってと」

 

 

 スタンガンなんて初めて触りますから、どこにスイッチがあるのか・・・あ、ここですね。

 

 

「そんでこの網をっあっちちぃ!?」

 

 

 ね、ネットを掴むとビリッと来たあ!?で、電源を切ってもまだ電気は流れてるんですかい!

 ああもう、バチッ!はそこまででしたけど、びっくりしたなあ~・・・

 

 

「(ちょん、ちょん)・・・よし。いけますね」

 

 

 あみを取って、五人の調子を確かめます。・・・・・・うん、皆さん気絶してるだけみたいです。このぶんなら保健室に運ぶだけでいいんじゃないですかね?

 

 

「さて・・・・・・5人ですか」

 

 

・・・・・・保健室までどう運びましょう?そもそもベッドが足りるのでしょうか?

 

 

「・・・・・・よし、ひきずって連れて行きますか(ガシッ)」

 

 

 いうなれば、こうなったのも自業自得ですからねー。多少手荒になっても文句は言われないでしょう。私はズルズルとひきずりながら、五人を保健室に運びました。

 

 ぬう、やはりちょっと重いですが・・・・・・一度決めたことはやり通しますよ!いよいしょおおっ!!

 

 

 

 

 

 

 

「よおアンタ達!元気してた!?」

 

「!って、なんだチルノか。元気も何も、吉井を殺る気は十分だ。お前も吉井の抹殺に来たのか?」

 

「アタイ?アタイはねー・・・・・・あんたらを引きつけにきたのよさ」

 

『は?』

 

「よしー!」

 

「はいよーーっとっ!!」

 

「げ!?」

 

「うおおっ!?」

 

「あははは!残念ねアンタ達っ!ここはアタイの勝ちよ!」

 

「そこは僕じゃないにしても僕たちにしてほしいねっ!」

 

 

 ずしいいん、と大きな音が古書保管室に響き渡り、さっきまでいたクラスメイト達が本棚の下敷きになる。これはなかなか抜けられまい!囮の役ご苦労だったねチルノ!

 

 

「人の恋路を邪魔しようとするからそうなるんだ!さらば!」

 

「じゃあねあんた達!あとこいじって何よしー!?」

 

『おのれ吉井!裏切り者め!』

 

『チルノちゃんマジ天使ー!』

 

『覚えていろ!お前の幸せは必ずぶち殺す!』

 

 

 どうやらMな奴が混ざっていたみたいだ。色々と歪んでいるクラスメイト達だなあ・・・念のためモップを使って出口を封鎖しておこう。嫉妬って人を変えるからね。

 

 

「よしー、こいじってなによ?その手紙と関係あんの?」

 

「うん、そりゃもう思いっきり・・・っていうかチルノは手紙を奪おうとしないの?」

 

 

 さっきから手伝ってもらったりしてるけど、チルノも僕をおっかけて教室を出てきたんだよね?そりゃ助かるんだけど、何か企んでたりするんじゃ――

 

 

「別にいいわよ。アタイは楽しそうだから出て来ただけだもん」

 

「さすがだよチルノ」

 

 

 どうかこのままバカな君でいてほしい――ッ!?嫌な気配!

 

 

「うおっと!」

 

 

 そこを飛び退くと、何本ものボールペンやシャープが突き立った。あと少し遅かったら・・・!

 

 

「あぶなっ!!誰よペンとかシャーペンを投げるバカな奴は!」

 

「・・・・・・・その言葉、チルノと明久にだけは言われたくない」

 

「待った!僕を他に比べようのないほどのバカさが自慢のチルノと同類にしないでよ、ムッツリーニ!」

 

「なんだとー!?アタイこそ、あんたみたいなバカでバカで大バカ野郎な奴と一緒にされちゃあ困るのよさ!」

 

「やるか!?」

 

「上等よっ!」

 

「・・・・・・五十歩百歩」

 

 

 つかみ合う僕らを呆れた目で見るのは、旺盛な性的好奇心で男子に畏怖の念、女子に軽蔑の目を向けられている土屋康太、通称ムッツリーニだ。元僕の友達で、現僕の倒すべき敵だ!ここはチルノは後まわしだ!

 

 

「チルノ!まずはあのムッツリを倒すんだ!」

 

「む・・・!仕方ないわね!最強のアタイが折れてやるわ!」

 

「よし!ムッツリーニ、覚悟をし「次はカッターを投げる」よしまずは話し合いをしようじゃないか」

 

 

 やっぱり友達に暴力だなんていけないよね!

 

 

「へん!そんなの脅しよ!アタイが脅しで屈するなんて」

 

 

 ヒュッ

 

 

「・・・・・・刃は収めてある」

 

「OK。ひとまず下がってやるのよさ」

 

 

 やはり嫉妬とは怖い。生物学上は一応女の子のチルノにも、刃(刃はしまってます)を向けるとは・・・!

 

 

「ムッツリーニ。そっちの要求は?」

 

「・・・・・・グロテスクに処刑されてもらう事」

 

「全く交渉の余地なしかよ!」

 

 

 たくさんの文房具を構えるムッツリーニに迷う素振りはない。仕方ない、ここはチルノを囮にしてこの場を――

 

 

 

 

「や、やーっと見つけましたよあなた達ぃ!」

 

 

「へ?」

 

「あ、メーリン」

 

 

 振り返るとそこには、Fクラス随一の良心、そして『こんなお姉さんが欲しいランキング』で堂々の一位を手に入れた紅 美鈴さんが、息を荒く吐きながらこっちを見ていた。

 ・・ここで囮が2人できたと思う僕の心。生を受けて17年になって、遂に舞い降りたラブレターのことがあるから仕方ないと言いたい。というか言わせてください。

 

 

 

 

 

 

 

「や、やーっと見つけましたよあなた達ぃ!」

 

 

 い、行く先行く先でけが人を続出させてーっ!これ以上は同じクラスメイトとして許せません!・・・・・・というかもう運ぶのが面倒なんですよ!気絶して全体重がかかった男子を何人も何人も・・・私は何かの作業員じゃないんですよー!?

 

 

「・・・・・・紅。邪魔をするな」

 

「わ、私がけが人を出すなと言いたいところですがね!」

 

 

 吉井君とチルノを見据える土屋君の手には溢れんばかりの文房具が。使用目的が違いすぎてメーカーさんが泣いてます!

 

 

「吉井君!ひとまず教室に戻りなさい!」

 

 

 普通に廊下に出てますけど、一応今は授業時間です!今更な気もしますが、他のクラスの授業の邪魔をしたらダメでしょうが!

 

 

「ごめん美鈴さん!でも戻ったら嫉妬に狂った皆が襲い掛かってくるから、固い意志を持って断るっ!」

 

「その皆をノックアウトしてるのはあなたでしょーっ!」

 

 

 何人かはもう分かりませんけど、おかげで何回も保健室に運ぶはめになったんですよ!保健室は既にベッドどころか床一杯の男子なんですからね!何度も行くせいで妙な方向で先生に顔と名前を覚えられちゃいましたよ!

 

 

「というわけで美鈴さん!ここは一つ協力を頼むよ!」

 

「どういうわけですか!するわけないでしょうが!」

 

 

 この労力の対価を払ってほしいぐらいなのに、何で私がトラブルの手伝いなんかを――

 

 

「……隙あり・・・!」

 

「ってうおわっ!?」

 

「へん!そう簡単にくらわないわっ!」

 

 

 ここで土屋君が動きました。吉井君目がけてシャープペンシル、定規、あまつさえカッターさえも投げ始めのです。近くにいたチルノも回避行動に出ます。

・・・・・・ちなみに、私たちがいるのは、幅のあまりない廊下。そして私がいるのは・・・・・・吉井君達の背後。

 

どうなるかわかりますよね?

 

 

「あわわ!?ちょ、土屋君!?全く関係ない私にも文房具が迫ってるんですけどおぉっ!?」

 

 あ、危な!カッターなんか一つあればいいはずでしょうが!なんでそんな三個も四個も出てくるんですかー! 

 

 

「・・・・・・戦争に犠牲は付きもの。尊い犠牲になれ・・・!」

 

「試召戦争ですらないですよ!?」

 

 

しかもその犠牲で得られるものがラブレターの破棄って!不名誉すぎて成仏が絶対できませんよね!わっ!よっと!

 

 

吉井君が避けるため、私の下へ向かってくる文房具を何回か避け続けた時に、唐突に状況が動き始めました。

 

 

「じゃあ美鈴さん!後は任せたっ!」

 

「は!?て、ちょ!?」

 

 

急に吉井君が土屋君から私の方に向きを変えて、は、走ってきた!?

 

 

「じゃああたいも!楽しかったのよさムッツリーニ!」

 

 

 チルノも吉井君に続いてやってきます。そもそも何でチルノは吉井君と一緒に行動してるんですか!?

 

 

「・・・・・・逃がすか・・・!」

 

「って、うわわわ!?」

 

 

2人が私の脇を抜けたことにより、土屋君の文房具攻撃に一番近い的は私に。しかも距離も縮まったせいでさっきよりも威力が高い!私を盾扱いして逃げ去ろうとは、後で覚えてなさいよお!

 

 

「土屋君!ひとまずストップしなさい!吉井君がどうこうじゃなくて、辺り一帯に文房具が散らばってすごいことになってますからっ!」

 

 

 あ、ああ廊下に飾られた絵にペンやカッターが・・・!作者の人ごめんなさ~い!!

 

 

「・・・・・・今は気にしてられない・・・!(ヒュッ!)」

 

「いや、気にしなさ(カッ)・・・ってああもおおお!!」

 

 こ、今度は過去の偉い人が書いたらしい書道作品にぃぃぃ!!

 

 

「こら!いい加減にしなさい!(ギュッ)」

 

「・・・・・・・・・っっ!!?」

 

 

私は全力で土屋君に近寄って、いくつかの文房具を構えたその右手を押さえました。全く、いくらなんでもやりすぎでしょうが!

 

 

「・・・・触るんじゃない・・!!(フルフル)」

 

「?なんか震えてるみたいですけど、今さら後悔してもだめですからね!ちょっと今から私が、邪魔の入らない場所で本気でお説教しますからね!覚悟しておいて――」

 

 

「・・・!?2人きりの密室・・・・・・っっ!!!(ブシャアアアア)」

 

 

 わ、凄い勢いー

 

 

「ってぎゃー!!?な、何でいきなり鼻血噴き出したんですかあああああ!!」

 

 

 血が絵とか書道作品にいい!!さっきよりも悪化したじゃないですかあああ!!

 

 

「・・・・・・俺の負け、か…!(ドクドク)」

 

「別に私、何もしてませんけど!?も、もう!また保健室ですかもお!!」

 

 

 血が止まらない土屋君。このままだとやばそうなので、応急処置にティッシュを鼻にさしこんで、私はまたも保健室へと向かいました。私は別にレスキュー隊じゃないっていうのにぃぃいっ!!

 

 

 

 

 

 

 

「ふう。上手くいったみたいだね」

 

 

 ムッツリーニがいた場所から離れた廊下で僕たちは足を止めた。ムッツリーニが来そうな感じは無いから、美鈴さんは上手くやってくれたみたいだ。後でしっかり彼女にはお礼をしないといけないね。

 

 

「ねーよしー。さっさとその手紙読まないの?」

 

「う~ん、でもここだといつ人が来るか分からないし・・・」

 

 

 まあチルノならバカだから見られても、何も起こらないからいいとしても、やっぱりこういうのは一目の少ないところで見たいんだけどなあ…

 うんうん僕が悩んでいると、以外にもチルノがこんな提案をしてきた。

 

 

「なら、屋上とかでいーんじゃない?あそこなら誰も来ないわ」

 

「おおっ。チルノにしてはまともなアイディアだ!」

 

「〝アタイにしては〟ってどういうことよこら。アタイだからこそ思いついたのよさ」

 

 

 全く何を言ってるんだい。そんな単純な事誰だって思いつくよ。それこそバカなチルノでもね!(なら、その発想が浮かばなかった君は一体何になる) 

 

 

 

「んじゃまあ、屋上に行こうか?」

 

「アタイのおかげね。感謝しなさい」

 

 

 チルノのたわごとをスルーして、僕たちは屋上へと向かい始める。このまま誰とも会わなければいいんだけどなー・・・

 

 

「おっ、見つけたぜ吉井」

 

「・・・だよね~」

 

 

 世の中そう甘くないよね。僕には身に染みて分かってましたとも。

 

 

「よければ、私にもその手紙を見せて欲しいんだぜ?」

 

 

 廊下の向こうでそう言ってニコニコ笑っているのは、元気はつらつ、恋に目のない魔理沙だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぜぇー・・・ぜぇ―・・・ど、どうでずかせんせ、げっほ!!」

 

「ええ、輸血もしたから大丈夫よ。しばらくは気絶したままでしょうけどね」

 

「そ、そうですか。お見事な腕です・・・はぁ―・・・疲れた」

 

「よくここまで運んでくれたわね。応急処置もしてくれてたみたいだから、それほど大事にはならずに済んだわ」

 

「そ、それはよかったです・・・」

 

「・・・・・・大丈夫?息も激しいし、顔がだいぶ赤いわよ?」

 

「あ~、た、たぶん、運んでる間に付いたのかもしれません…」

 

「いや、返り血じゃなくて・・・」

 

「じゃ、じゃあそろそろ行きますね。まだバカが残っているものですから」

 

「・・・これ以上増えたら、最悪廊下に寝かせなければいけないわね」

 

「あのバカ野郎さん達にはそれぐらいで十分では・・・まあ、その時はお願いしますよ先生」

 

「分かったわ。けど、あなたもほどほどにしなさいよ。紅美鈴さん?」

 

「大丈夫です。捕まえてちょ~っとボコするだけですから!」

 

「それはそれで大丈夫じゃないわよ。そして、気にしてるのはあなたの事なんだけどね」

 

 

 

 





 お読みいただき、ありがとうございました!

 今回はチルノと明久がともにバカをやっているところを書いてみました。短めでしたが、いかがでしたでしょうか?少しでも笑ったり明るい気分になってもらえたら万々歳です!

 さて、次回でラブレター回も終了となりますが、そのあと、またも学園祭編の前に話を挟ませてもらおうと思います!あらかた流れは決まっていますが、内容につきましてはまたここで記させてもらいますね!

 それでは、また次回っ!
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