ここまでがプロローグ的なものです。
ああ、URの穂乃果が欲しい・・・。
オレが入学してからざっと二ヶ月は過ぎた。
オレの服装が珍しかったのか、その事に質問されたが家の決まりで仕方なくと答えた。正直な話、ずっと着物を着ていたせいか他の服を着ると違和感があり、ずっと着物で過ごしていたからだ。
それと友人ができたな。
名前は「高坂穂乃果」と「南 ことり」、「園田海未」の3人だ。
この3人は小さい頃からの幼なじみらしく、いつも3人で行動しているらしい。
後もう一つ、わかったことがある。
どうやらオレはこいつらを「知っている」ようだ。
なんでかって?
高坂に自己紹介しよと言われて名前を聞いたら園田から「あの、私たちのこと覚えてますか?」と質問された。
正直に覚えてないと答えたら少し悲しそうな顔で「そう、ですか。」と答えた。
高坂も一瞬だけだったがどこか寂しそうな顔をしていたがすぐに"イツモノ"笑顔になった
なぜかわからないが、その"イツモノ"笑顔を見るとすごく「安心」する感じがした。
まあ、そんなこんなで最近は高坂と園田が属している剣道部に来ていた。
なんでも近いうちに大会があるとか。
いや、だからなんで素人のオレを練習のたびに連れて来るんだあのバカは。
「・・・しっかしまあ、意外だな。」
オレはそんなことをそっとつぶやいた。
「意外って、何が?」
そんなつぶやきが聞こえたようで、南がオレに聞いてくる。てか、聞こえてたのかよ。
「あの能天気そうな高坂が剣道部にいるってこと。」
ここ2ヶ月、アイツの行動を見てきたが能天気すぎて何も言えない。
この学院の中で男がオレだけで周りの奴らは話しかけてこなかった。
だがアイツは違った。
いきなりずいっと顔を近づけてはまるでマシンガンのような速さでオレにいろいろ聞いてきた。
オレの趣味やら得意なこと、好きな食べ物や嫌いな食べ物など。
側から見れば転校生に興味津々なクラスメートに見える。
けど、こちらから見れば違和感しかない。
まるで、この一連の流れを"やり直し"ているような、そんな感じがする。
それから高坂はオレの近くにいるようになった。まあ、園田たちもいるけど。
そしていきなり剣道部に見に来ないと言われそのまま時間が経ったが。
「なにが目的なんだか。」
「・・・やっぱり責任、感じてるんだ。」
どこか寂しそうな声が聞こえた気がした。
こんな時、昔の記憶があれば南が言った言葉の意味がわかったんだろうな。
『お疲れさでした!』
南と二人でボォーっとしていたら練習が終わったようだ。
「あ〜疲れた〜〜。」
へなへなとゆっくりと床に倒れこむ。そのままニタァ〜と変な笑顔になっては「床冷たくて気持ちいいぃ〜。」と言い出す。なにこれ?
「穂乃果、行儀が悪いですよ。ここは神聖な場所でもあるんです。其れを・・・。」
「海未ちゃんの説教聞きたくな〜い〜。四季くんだってそう思うでしょう〜。」
そう言いながら芋虫のように床を這い蹲りながらこっちに移動してくる。と言うか気持ち悪い。
「そんなこと知るか。と言うか着替えてきたらどうだ?汗まみれで気持ち悪いだろ?」
見ているだけでこっちも変に気持ち悪くなりそうだ。
高坂が「は〜い。」と言いながらのそのそと立ち上がりロッカーに向かった。
「すみません両儀くん。次からはちゃんと言い聞かせますから。」
そう言って園田も高坂を追うようにロッカーに向かっていった。
「高坂って、いつもあんななのか?」
オレは少し気になり南に聞いてみた。
「う〜ん。やるときはすごくカッコよくなるんだけど。」
つまりあれか。やればできる子通称「YDK」な性格してるんだな。
なんていうか、勿体無い性格な気がする。
「おっまたせー!!さぁ、帰ろう!!」
まあ、だからこそのこの3人なんだろうけど。
「そうだ。良かったらウチのお菓子食べにおいでよ!」
「お菓子?何か店でもやってるのか?」
「穂乃果の家はお菓子屋さんなんですよ。」
「それにとても美味しいんだよ。ついつい食べ過ぎちゃうんだけどね。」
「なるほどね。なら、お言葉に甘えるとしようかな。」
そう答えると「やたー!!」と叫んだ後オレの手を掴んでは「じゃあ早く行こう!!」と言って走り出す。
「あ、穂乃果!待ってください!」
「穂乃果ちゃん待って〜!」
なんと言うか、言ったら即行動がコイツのモットーみたいだ。いつも振り回されてる二人が気の毒に見える。
でも、そんな日常に満足しているオレもいる。
だからこそ、こんなことが起きるとは知り得ることがなかったのかもしれない。
それから一ヶ月後、学院の掲示板にとある記事が貼られていた。
ーーー音ノ木坂学院、廃校?ーーー
今思えば、これが始まりだったんだ。
ラブライブ! 「」の境界
第一章 "廃校危機"
てことでプロローグ終了して第1章へ物語は進みます。
第1章からサブタイトルを空の境界風にしようと思います。
うまくできるかわからないけど。
ではまたいずれ