「それではこれより決勝戦を行いたいと思います!」
「「「「「わああああ!!!」」」」」
ここの住民はほんとにハイテンションだなーとつくづく思う。
「ヴァル!本気で行くからね!」
内心面倒である。
でもやれるだけはやってあげるか。
「ヴァルってこの前から思ってたけどほんと何考えてるかわからないね。」
「よく言われるよ。」
「それでは両選手、準備はよろしいでしょうか!」
もう始まるのか。
「僕はいいよ。」
「私もオッケー!」
「それでは決勝戦試合開始!」
おそらくマミーは様子を見てくる、だからこちらも様子を「先手必勝!」えっ?
「マミー選手さっそく特大の魔力弾だーっ!」
「どうだ!…ってあれ?いない?」
ミシッ
「ヴァルハラ選手が消えたぞーっ!一体どこに行ったのでしょうか!?」
ミシミシッ
「ヴァルどこに行ったの?」
「目で追えなかった…」
「多分ヴァルは…」
バキバキバキッ
「下か!」
ズゴオッ
「なんと!ヴァルハラ選手!地中から現れた!」
よけられたかー。
「地中から出てくるなんてほんと何考えてるの!?」
「だってそっちの方が当たりそうだし。」
「あなた脳筋!?」
「君に言われる筋合いは無いね。ほいっ。」
「っ!」
バキィッ
「マミー選手ここでカウンターっ!」
「あ、折れた。」
「えっ!?」
右足がぺっきり。
「ま、いいか。」
「は!?」
おらおらおらおらパンチパンチパンチパンチたまにキック
「ちょっと!足折れてるんじゃないの!?」
「いや、すぐ治るし。」
ほんと便利な体やね。
「どんな体質なのそれ!?」
「とうっ。」
「っ!」
おっ、結構効いてるじゃん。
「〜っ!」
「防御に耐性は少ないみたいだね。」
「むっ、欠点を言っちゃだめなんだぞ!」
バッ
「いたっ。」
「マミー選手の魔力攻撃がヴァルハラ選手に当たった!」
「ヴァルだって魔力に耐性無いじゃん!」
「頭にブーメラン刺さってますよっと。」
ダッ
「今度は特大の魔力だ!」
バシュッ
「ここで変身しちゃうんだよね。」
「えっ!?」
ドォォン
「魔力の弾がヴァルハラ選手に直撃!これは大ダメージか!?」
「効かないんだよねこれが。」
「そんな!?」
「こっちも魔力攻撃だよ。」
バッバッ
「うわわっ!」
もういっちょ。
「っ!たあっ!」
バチッ
っ!
「ゲホッ!ゴホッ!」
この姿じゃ打撃に弱いのきついね。
「効いた!?」
「ゴホッ…ちょっと下がるかな…」
「逃がさないよ!」
打撃か。
「ここで変身。」
「なっ!」
ガシッ
「ヴァルハラ選手!マミー選手の腕を掴んだ!」
ふむふむ、これなら通りそうだね。
「くっ!」
バッ
「せっかくだからここでとっておきの技を見せてあげようかな。」
「とっておきの技?」
《霊力》を溜めて…
「いくよ、夢想封印。」
「な!?何この力!?」
ドォォォォォォン
じいちゃんから教わった夢想封印は霊力と言うものを溜めて打つらしい。
前の世界までは使えなかったけど、戦闘に特化してるこの体なら使えるみたいだね。
「決着です!決勝戦勝者はヴァルハラ・スカーレット選手です!」
「「「「「わああああ!!!」」」」」
よっし。
「…うーん、負けちゃったかー。」
「結構いい試合だったよ、実質ヘタレ兄さんより強かったし。」
「でもヴァル本気まだ出してないでしょ。」
むっ、バレてたか。
「こっちにも事情があったりしてね。」
「やっぱり!あー悔しい!次はもっと強くなってリベンジするからね!」
「まあ、マミーの強さに応じてその分本気出すからね。」
こうしてなんやかんや表彰されたり景品貰ったりしてマミーと別れ魔界を去ることになった。
しかし、魔界にはとんでもない闇が隠れていたことにまだ僕らも、住民達も気づいてなかった。
そして、時は《億》という単位で進み地球は僕のよく知る世界へと加速していった。
毎日の日々は変わらない。ただマミーがしょっちゅう来るようになった事以外はね。
さあ、この先どうなっていくか楽しみだ。
続く
『私達も見守ってますよー!』
『これ書いてる人は私達の名前忘れかけてるみたいだけどね。』
『うそー!?』