魔法先生も異世界から来るそうですよ!   作:さゆとき

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第10話

コミュニティ“ペルセウス”。このコミュニティはサウザンドアイズの傘下のコミュニティの一角だそうだ。これを聞いた僕たちは、白夜叉さんにことの詳細を聞き出すためにサウザンドアイズへ乗り込んだ。

まぁ僕は怪我をしてまだ眠っている状態の耀さんと、追われているレティシアさんと一緒に、ペルセウスの人の見張りとホームの防衛をしているけど。

 

「すまない、君たちには迷惑かけるな」

「大丈夫ですよ。いずれ仲間になるんですから、ついでにリリちゃんたちにもあって行きますか?」

「いやノーネームの一員ではないのだ、やめておこう。どのみち戻って来られるかはわからないからな」

 

十六夜君ならなんとかしてレティシアさんをノーネームに戻せるように動きそうだけどね。ただギフトゲームで所有権を獲得とかになるとは思うけど、相手が乗ってくるとは限らないしなぁ。

 

「レティシアさん、ペルセウスの人にゲームを仕掛けることってできないかな。出来れば強制できて景品がこっちで決められるようなものがあればいいんだけど」

 

そんな相手にとって都合のいいゲームがあるとは思えないけど。

 

「ない事は無いな、たしか先代の当主が下位コミュニティに向けたゲームがあったはずだ。それをクリアすれば挑戦権が得られるはずだ。とはいえペルセウスに挑戦するためのゲームなため相当な難易度と聞いてはいるが」

 

あるんだ。難易度にもよるけど十六夜君に相談してみてかな。

 

「ちなみに内容は分かりますか?」

「すまない、2つのゲームをクリアすれば挑戦権を得られることは知っているが内容までは…」

 

それならしょうがないかな。それにゲームが2種類あることが知れただけでも収穫だ。

 

とりあえずはサウザンドアイズ組を待ってから行動かな。白夜叉さんからペルセウスに交渉権を貰えればそれにこしたことはないし。

 

 

※※

 

 

サウザンドアイズへ行った4人が戻ってきた。が、3にんの顔は不満でいっぱいといった顔だった。そして何故か黒うさぎさんに外出禁止令が出されていた。

詳細を聞きたいけど飛鳥さんは怒ってるし、黒うさぎさんは悲痛そうな顔をしてるし…

 

「十六夜君、ちょっといい?」

「おお、いいぜ」

 

僕は女性陣に聞かれないようにするために最上階の部屋に十六夜君を呼び出した。

 

「白夜叉さんはなんんて言ってた?」

「そうだな、実はペルセウスのボンボン坊ちゃんもきてたんだが_______

 

 

 

 

 

 

 

________っていうわけだ」

「なるほど…外道だね」

「あぁ、外道っつうか下衆だな」

 

なるほど、当主なんて言うからもっと厳格な人かと思ったら、受け継いだばかりで典型的な甘やかされて育てられた人なわけか。

ていうか黒うさぎさん、自分を犠牲にするのはダメでしょ。それは外出禁止令も出されるよ。

 

「なら交渉も」

「ダメだった。白夜叉もレティシアの件があって強気にでれない。ボンボン坊ちゃんは黒うさぎと交換ならいいとか言いやがったが、そんな交渉に乗るわけがない。まさしく八方塞がりってやつだ」

 

黒うさぎさんを渡すわけないよね、そうすると交渉もダメと。それならレティシアさんと話していたアレが使えるかな。ただなるべく時間が欲しい。

 

「レティシアさんの身柄はどうなるの」

「明後日にボンボン坊ちゃんがくるんだとよ」

 

ギリギリなんとか、移動は白夜叉さんに頼み込めばいけるか。レティシアさん絡みなら協力してもらえるかも。

 

「なんとかなるかもしれないって言ったら協力してくれる?」

「なんとかなるのか」

「うん、ただ時間がない。移動しながら詳細を話すけどいいかな」

「OK。場所は?」

 

「場所はサウザンドアイズ、白夜叉さんに会ってペルセウスしゅさいのギフトゲームの会場に送ってもらうよ」




失踪して、短すぎて、申し訳ないです。
これからも気まぐれに投稿することになりそうなので期待せずにお待ちください。


それでは、今回もご覧いただきありがとうございます!
次回(未定)もお楽しみに〜

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