運命とされ、定められた【最初】
全ての気まぐれが重なり
起こり得ない理によって巻き込まれる
はたして少年の運命は?
ここは......どこだ?
気付いたら俺は電子世界のような大きな空洞の中を落ちていた。どうして落ちているのか、状況が全く飲み込めない俺は冷静を失い暴れる筈。でもどうしてかその気になれない.......いや待てよ?どうしてその気になれないんだ?
少年「先が見えないって事はこれは相当落ちてきたよな。こうなってしまったらやる事は一つ」
何がどうなってるのか分からないまま落ちていくか、この勢いのまま底に着いて粉砕されるか……の2つになる訳だよな。選ぶなら粉砕される事を選ぶ。
少年「気休め程度だろうけど 目でも閉じてるか」
俺はゆっくり目を閉じ、ただそのまま落ちていくのであった。
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目を閉じてからどこまで時が進んだんだろう。
何分間?何時間?何日間?………は言い過ぎか。
いや、いつまでかなんてどうでもいい、大きな疑問がある。
少年「落ちていく感覚が………感じない?いやまさかな」
状況を確認しようと目を開くと、見えた景色はさっきまで落ちていた電子世界のような場所とは違い、曇一つない綺麗な青空と昼寝にちょうどいい太陽の日差し……っておい!? ここどこっすか!?
少年「ちょっと待て、確認するぞ。さっきまで電子世界みたいな空洞で落ちてたよな?そうだよな?」
と自分に問いかける。
少年「ってなんで自分に問いかけるんだよ、とりあえず俺は助かったのか?」
一旦背伸びをして、その場で立ちあがって周りを見渡すと
まず目に付いたのが正面に見た事の無い大きな街が見える。白く先がとんがったタワーが目立ってる街。左を見ると川と森、右を見ると森、後ろは滝。場の状況を軽くまとめると、今いる場所は森の中に居て、どういう訳かここで倒れている……って感じかな?
少年「自分の体は……怪我もしていない痛みはない。砂埃少々と持ち物は何も無い。とりあえずこの森から抜けよう。って言っても前を歩けばあっという間に抜けられるがな。複雑だけど色々ラッキーな俺!」
早速っと前を歩く直後、後ろから「ポヨン」と言う何かが弾けたような音が聞こえた。その後ろを振り向くと。
少年「す、スライム?」
水色のゼリー状の物体がポツンと目の前に居る。ヌラ〜って鳴いてるみたいだが、ヌラ〜って……。
少年「え、えっと 仲間になりたいのかな?」
と自分が知る知識をそのまま言ってみたり。しかしそれは逆効果だった。
ヌラァァァァー!
少年「ちょ、ちょぉぉぉぉぉ! ま、まて!俺は何もしてない筈だろ! く、逃げないと」
ゼリー状の物体から逃げようと街へ向かう。すると遠くから薄紫色のロングヘアーの女の子が1人がこちらに向かって歩いている事に気づく。俺は必死に走り、女の子に助けを求めようと声をかけようとした時、どうやら女の子もこちらの存在を気付いたようだ。なんか我ながら情けない。
少年「そこの女の子!頼む!助け……」
???「あ!人が!伏せてください!」
少年「お、おう!」
女の子の指示通りその場で伏せる。女の子は、どこからか自分の武器と思われるビームサーベルを後ろのゼリー状の物体に向けて投擲し、見事に命中。ブロックと化し、消滅した。す、すげぇ。
???「大丈夫ですか?」
俺の目の前まで走って来て、心配そうに話しかけて来てくれた。
少年「ありがとうございます はぁー助かりました」
???「無事で良かったです、立てますか?」
少年「あ、うん 立てるよ。あの、助けてくれ早々なんですけど、ここはどこですか?」
???「ここですか?バーチャルフォーレストって言う森で プラネテューヌが管理する森です」
バーチャルフォーレスト…その名前を聞いた事が無い俺は首を傾げる。その様子を見た女の子は目を点にして動揺する。
???「あの、もしかして知らないんですか?」
少年「あ、えっと そのー…… うん」
ネプギア「そ、そんな…えっとすみません。自己紹介が遅れました。私はネプギアって言います。あなたは?」
「俺? 俺はー」
…………………あれ?自分の名前が分からないぞ?
ネプギア「どうかしましたか?」
少年「ごめん、自分の名前を覚えてないみたいで」
ネプギア「う、嘘………えっとごめんなさい ちょっと待ってくださいね」
「あ、うん」
ネプギアと名乗った女性はポケットからゲーム機かスマートフォンみたいな機械を出して操作し、耳に傾けると電話をし始める。
「あの、もしもし ネプギアです。いーすんさん、実は……」
何やら真剣に話をしている様子。にしても俺はこれからどうすればいいんだよ。聞き覚えのないキーワードが出たんだけど、しかも自分の名前が思い出せないとか、まあこれが何なのかは冊子が付くけど。
ネプギア「あの、すみません」
少年「はい、なんでしょう?」
ネプギア「あなたは記憶喪失の可能性があります。なので念のため、保護するので付いてきてください」
少年「あ、えと、はい」
やっぱり?何ていうか、ラッキーじゃなくてアンラッキーだな。ちくしょう。まあでも保護してくれるだけ、なんとかなるか。
定められた【最初】
それは異世界へ導かれる事だった
記憶喪失になってしまった少年はモンスターに襲われてるところを通りかかった【ネプギア】に助けられ、保護する為【プラネテューヌ】へ
少年は、この見知らぬ異世界でどう生きていくのか?
次回
Episode01 プラネテューヌ