ラステイション教会 仕事部屋
[ノワール]
夜20時
ここはラステイション。ゲイムギョウ界の真ん中辺りに存在する。私が守護する国、言うのもなんだけど、シェア率は1位 私の自慢な国よ。
ノワール「はぁ………………」
教会にある私の仕事部屋で、報告書を書いているのだけれど、二つの問題で頭を抱えていてため息をする。
ノワール「情報が足りないわ」
私自身が体験したのに、理由が分からないまま終わった 二日前の事。全く手も足も出なかった。この私が………、倒した筈のダークメガミに簡単にやられるなんて。
ノワール「ダークメガミ………」
コンコン
仕事部屋のドアから誰かがノックする人が居る。誰か来たみたいね。
ノワール「誰?」
ケーシャ「私とリッドさんです」
ノワール「ケーシャ、リッド? どうぞ」
私は仕事部屋に入る事を許可した。2人は、ドアを開けて、部屋に入る。
ノワール「何か発見はあったかしら?」
私は早速、2人に頼んでおいた依頼の結果を伺う。
リッド「大きな発見はないが、1つ噂の聞いた」
ノワール「噂?」
ケーシャ「はい、ノワールさんが言ってました【扉】に関係するんですが」
【扉】を聞いた私は、席から離れて、飛びつくように聞き出す。
ノワール「それはなに!? 早く教えなさい!」
リッド「とりあえず落ち着いてノワール」
ノワール「あ、ごめんなさい………」
リッドに注意された私は、深呼吸をして落ち着いて話を聞く事にした。
ノワール「それで、噂って言うのは?」
ケーシャ「噂について聞き回ったところ、なにやら【扉】は、負の感情を餌にしてるみたいです」
ノワール「負の感情?」
私は疑問に思った。ネプテューヌとジントの話と、二日前に起きた事、あの状況で負に思う人が居たのかしら?
リッド「実際に確認はしてないが、噂を聞いたところ、一番多かったのが負の感情、すなわち不安や恐怖の感情が爆発した時、【扉】が現れるとの事だった」
負の感情を餌にする【扉】それはつまり意図的にじゃなく、生物的にやってくるって事?
ノワール「そう。いい情報を貰ったわ。流石はエージェントコンビね」
ケーシャ「お役に立てて光栄です。ノワールさん」
リッド「情報収集くらい、とうじぇ………当然だ」
リッドは相変わらずね。 褒めただけで動揺して噛むなんて。それより他の情報は掴んだのかしら。
ノワール「他には何かあるかしら?」
ケーシャ「これはステマックスさんが掴んだ情報ですが、最近モンスターが凶暴化しています。特に危険種部類中心に」
凶暴化している?しかも危険種中心、危険ね。
ノワール「危険種部類の凶暴化…………軍制の強化が必要ね。軍制の強化はケーシャの判断に任せるわよ」
ケーシャ「私が判断していいんですか?」
ノワール「もちろんよ 女神の私よりも、あなたの戦場慣れした戦術なら、対処しやすいわ、お願いね」
本来なら私自らやるべきだけれど、今回はケーシャに任せるべきだと判断する。
ケーシャ「ノワールさんの頼みなら………私、頑張ります!」
リッド「あたしはどうすればいい?」
ノワール「あなたはラステイション周辺の様子を探ってみて」
リッド「任務了解」
ノワール「今日はもう日が沈んでるから明日実行に移して頂戴」
ケーシャ「はい!」
リッド「了解した」
話を終えた私達は、2人をドアまで付き添い、帰りを見送った、そして私は仕事を続けようと元の席に座ったけど、窓から見える夜の月を見て気が向いた。
ノワール「夜風に当たって来ようかしら……………」
《BLEACH Soundscape to Ardor》
△
そう言って向かった場所は、ラステイションの中心にある公園。ジャングルの一番上まで登って、空を眺める。夜風はとても気持ちいい。昔は工場だらけで、夜風どころか物作りの臭いばっかりで、あまり心地は良くなかった。
ノワール「ネプテューヌのお陰でもあるのよね…」
私とラステイションは、ネプテューヌとの出会いで変わった。重工業を主産業にしてたラステイションは、空気や自然はどの国よりも汚れていた。でもネプテューヌとぶつかり合って、プラネテューヌを見て、気付いた。国の良さは、女神の心の良さ。昔の私は観光についてはあまり考えてなかった。ただ売りが良ければいいだけじゃない、売上よりも民の為に、国の良さは、女神の心の良さだけじゃなく、そこに住む民の心の良さこそが国を輝かせる正しい事。私はそれを、ネプテューヌとぶつかり合って、気付いた。変われて本当に良かった。素直に慣れなくていつも言えないでいるけど、気持ちの中では感謝でいっぱいなのよ………ネプテューヌ。
ノワール「私が今でも感謝の気持ちで居られるのも、ジントのお陰でもあるのよね……」
あなたがいなかったら、私やユニとネプテューヌは今頃……ダークメガミ……
『ま、まだよ!』
『無駄だブラックハート 貴様では我に勝てない』
『うるさい! てぇぇあぁぁ!』
がし!
『2人の女神の力を持ってしても勝てない相手に、1人で挑む貴様は、無謀に等しい』
パープルハートは戦闘不能になっていて、ユニは気絶していた。
『黙れ!』
『はぁぁ! えぇい!』
『無駄だと言っている!』
『う!?』
私の攻撃を斧で大きく受け流され、無防備になった私の頭を鷲掴みにし、壁に思いっきりぶつける、その衝撃で壁が盛大に凹む。
『くは!』
『我に頭を鷲掴みにされ、壁に激突させただけで武器を落とすか、だから無駄なんだよ。ブラックハート』
『くぅ…………』
『妹を守れず、ただ切りかかるだけ、貴様は………威勢がいいだけの弱者だ』
為す術がなく、頭を鷲掴みにされ 恐怖を覚えてしまって、とても悔しい、これまでにないくらい悔しい。
ノワール「あなたが来なかったら…………今頃…私達は……うぅ…く」
泣くしかなかった。力の差を教えられ、更に侮辱されて、臆して…………
ノワール「うぅっう……っくっう………」
▲
???「1人で泣いて、どうした?女」
ノワール「え?」
《コープスパーティーBook Of shadows Light》
△
男性の声を聞いた私はハンカチで涙を拭き、声がしたとこに向くと、そこに立っていたのは、フードを被った青い目が特徴的な男が居た。
ノワール「あなたは……」
???「ただの通りすがりの者だ。それで、どうしてお前は涙を流している」
ノワール「どうしてって……それは…色々あったのよ」
私はまた、涙を流す。それを見られるのが嫌なので、体育座りにして顔を隠す。
???「お前には、支える者はいないのか?」
ノワール「私を……支える者?」
私は改めて空を見た。そして無意識に思い浮かんだ。私を支えてくれそうな人物の顔を、いや、彼に支えられたいと思った。
???「どうやら、いるようだな その人物に支えてもらうといい」
ノワール「ねぇ、あなたは……ってあれ?」
名前を聞こうと彼に顔を向けたが、いつの間にか居なくなっていた。彼は一体…………
ノワール「少なくとも、慰めてくれたのかな?」
名前は聞けず終いだけど、次あった時はお礼を言わないとね。もし私が落ち込んでいても、あなたの決意を思い出せば、また元気が出ると思うわ。ジント
ノワール「さぁ、帰ろ 私」
▲
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《超次元ゲイムネプテューヌシリーズ Lite Light》
△
翌日
私は、ユニに電話して、いつ帰ってくるか聞いていた。
ノワール「昼1時ね 。気を付けて帰ってくるのよ?それじゃ、待ってるわ」
通話が終わり、あとは帰ってくるのを待つだけ。私室から出て、教会の職員に見回りに行く事を伝えて外へ出掛ける。
ノワール「まずギルドにも寄ってみようかしら、見回るだけって言うのもあれだしね」
私はラステイション内で見回りをしながらやれそうなクエストを探す。
???「あぁ!ノワールさん!」
ギルドの受け付けにいる私に気付いたエステル。天真爛漫な子で見た目が勇者みたい格好をしてるわ。毎回思うのだけれど、私服は着ないのかしら。
ノワール「エステルじゃない、あなたもクエスト?」
エステル「うん!今回は廃工場に捜索だけどね」
ノワール「捜索?」
エステルが搜索なんて珍しいわね。いつも討伐クエストをうけているのに。
エステル「うん! 廃工場に、たまに変な鳴き声が聞こえるみたいでね、その確認!」
そう言えば廃工場の謎の鳴き声についての報告書が届いた日があったわね。目を通してあるけど、この気に調べてみよう。
ノワール「良かったら私も一緒にいいかしら?」
エステル「もちろん!それに1人だと心細いからね!」
同行は案の定歓迎された。同行の証としてエステルから手を差し出した。なんか照れくさいけど、私は差し出した手を握って、握手する。
ノワール「ありがとう。よろしくね、エステル」
エステル「こちらこそ!ノワール!」
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私はエステルと一緒にクエストに記された廃工場の写真の元に現場に向かった。
《神次次元ゲイムネプテューヌRe:Birth3 Prehistoric Cave》
△
ノワール「ここね」
この廃工場、確か昔、まだラステイションが汚れていた環境の頃から存在していた工事じゃない。
ノワール「この工場は、軍隊ロボットを生産されていた工場で、昔からあるわ」
エステル「へ〜。でも建物全体が古びてるけど、探索中に崩れたりしないかな?」
仕事もあって忘れてたけど、この工場は私にとって切らないといけない因縁がある、もう私はもう昔の私じゃないしね。
ノワール「縁起の悪いこと言わないの、ほら行くわよ」
エステル「う、うん」
私達は廃工場に足を踏み入れて、謎の声の原因の捜索に入る。廃工場なだけあって、周りは雰囲気が悪く、天井の欠片やロボットのパーツが転がっている。
エステル「なんか 肝試しみたいだね」
ノワール「だ、だから縁起の悪い事を言わないでよ」
その瞬間、奥から妙な音が鳴り渡る。
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《神次次元ゲイムネプテューヌRe:Birth3 Rough Flash》
△
エステル「ノワール、今の音は」
ノワール「何かいるわね」
ここは廃工場という事もあるから当然は電気は稼働していないし、立ち入り禁止の看板もあるから、不本意に入らない筈。
ノワール「ここで待ってなさい。エステル」
私は手首に付けてるウォッチを使ってある名前を呼ぶ。
ノワール「ステマックス、静かに来て」
名前を呼んだ瞬間、上から1枚の木の葉が静かに落ちてくる。
エステル「木の葉?」
エステルが落ちてくる筈がない木の葉に疑問を持った時だった。木の葉の周りに静かな風が脇だし、ステマックスが現れてノワールの前に静かに舞降りた。
エステル「わぁー かっこ…」
ステマックス「おおおお呼びでしょうか、ノノワール殿……」
エステル「いい?」
エステルは思わぬ様子を見たのか、驚きの顔から疑問の顔に変わる。カタカタと震える残念なロボットが目の前に参上。
ノワール「あなたもいい加減、女性に対してのコミュ障を治しなさいよ」
ステマックス「ど、努力はしてるのですが、ななななかなか上手くいかないものでござる」
ノワール「はぁー、まあいいわ ちょっと私達に付き添いなさい」
ステマックス「了解でござる」
ノワール「念のため武器を構えて、行くわよ」
私はレイピアを装備して、エステルは片手剣と盾、ステマックスは大きな手裏剣を構える。私に続いてエステルとステマックスの並び順で音が鳴ったとこへ向かい部屋の前まで移動して小声で話す。
ノワール「操作室…」
ステマックス「中から何か、音が聞こえるでござるよ」
ノワール「私が開けるわ」
私は操作室のドアノブに手を握る。精神を集中させて万が一の戦闘に移行できるようにする。でもこの妙な心拍数、私は緊張してるのかしら?緊張を解す為にも、深呼吸を3回やって、そこから突入するタイミングを2人に見せるように指で合図する。
3……………2……………1!
私はドアを勢いよく開けた。そして私達は目にした。音の正体が人ではなく、物でもなかった。
ノワール「っ……」
目にした瞬間、全身が震える始め、神経全てが訴える。見違える筈がないわ。これは…………
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【扉】だった。
《BLEACH Shadow's Masquerade》
△
ノワール「どうして……ここに【扉】があるのよ………」
ステマックス「ノワール殿、この【扉】をご存知でござるか?」
手の震えが止まらない、緊張が解れたのに、また緊張し始めて………怖い……
ノワール「は……!」
心境が一変した。自信に溢れた気持ちが全て恐怖に一変。負が私を蝕む。そのダメ押しに脳内に悪夢が走る。
『妹を守れず、ただ切りかかる』
『貴様は………威勢がいいだけの弱者だ』
ステマックス「ノワール殿?」
ノワール「はぁ!…は……はぁ!嫌ぁぁぁぁ!怖い!死ぬの怖い!やだ!嫌だァァ!」
私は、こんか感覚が初めてだった。怖い物が私を取り付く…………怖い…………怖い…怖い…怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い…………………嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!!
エステル「ノワール!大丈夫!?」
ノワール「過呼吸でござるか!」
過呼吸に落ちてその場で膝を付いて苦しみもがく。
「嫌ぁぁ!ジント!助け!…はぁ!ふぁはぁ!」
「くぅ!一旦引くでござる!エステル殿!拙者に捕まるでござる!」
「う、うん!」
ステマックスは過呼吸に落ちた私を抱き上げ、エステルは背中に捕まって、穴が空いた天井に目掛けて飛び、廃工場から去る。
ノワール「はぁ!ひぃあ!はぁ!はぁ!」
ステマックス「大丈夫でござるよ!すぐに病院に送り届けるでござる!」
エステル「は、早い!?」
ステマックスが本気で移動する動きの速さは初めてなのか、エステルは少し声を上げる。忍者ロボなだけあって、建物の屋根を素早く走り、すぐ病院についた。
ステマックス「着いたでござるよ!」
受け付け員は急にロボットが来たことにびっくりしている。冷静を保たせていつも通りに営業する。
「あ、あなたは?」
ステマックス「拙者の事より、ノワール殿が過呼吸に落ちてるでござる!」
エステル「お願いします!助けてあげて!」
ノワール「嫌ぁぁぁぁ!し、死ぬのは!嫌ぁぁぁぁ!はぁ!はぁふぃあっ」
「はぁ!女神様が!分かりました!すぐに治療を」
ラステイションの女神の状態が危うい状態にある事を一目で分かる。周りの空気が曇り出したであろう。なにせ、 女神が過呼吸に落ちてる様子が病院にいる全客が注目してるのだから。
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《BLEACH Soundscape to Ardor》
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私はラステイションに帰ってる途中、ステマックスからの連絡で聞いた。
ユニ「もしもし? 珍しいわね あなたが私に通話なんて」
『ユニ殿! 今はそんな事はいいでござる!それよりノワール殿が!』
『なんですって!?』
あたしはお姉ちゃんが心配になり、女神化して最大速度でラステイションに帰り、お姉ちゃんがいる病院に向かった。受け付けにお姉ちゃんの病室の番号を聞いて、猛ダッシュでお姉ちゃんの元まで走ってきた。
ユニ「お姉ちゃん!」
ステマックス「ユニ殿!」
ユニ「どいて2人共!」
あたしはステマックスとエステルを強引にどかして、ベッドでお姉ちゃんの姿を見た。
ユニ「お姉ちゃん………」
お姉ちゃんが患者服を着て、酸素マスクを身につけた状態で寝ている。あたしはこんな変わり果てたお姉ちゃんの姿を初めて見て涙を流し、それと同時に心に怒りの炎が燃え上がる。
ユニ「お姉ちゃんに……何があったの?ステマックス!あなたが居ておきながら何してたのよ!」
ステマックス「申し訳ない、ユニ殿」
エステル「ユニちゃん、悪いのは私なの。ノワールさんが、私がやるクエストに同行を許したせいで………」
ユニ「いいから教えなさい!何があったの」
あたしは説明を求めた。しかしエステルはあたしの涙と怒りの表情を見て動揺して口を開かないでいる。その間にステマックスが割り込む。
ステマックス「拙者が説明するでござる。拙者らはクエストで廃工場の妙な声の捜索をしてたのでござる」
エステルの代わりにステマックスが詳細を教えてくれた。そして聞いた私は一つの単語に反応する。
ユニ「【扉】!?」
ステマックス「【扉】をご存知でござるか?」
ユニ「知ってるわ。実際、あたしとお姉ちゃんとネプテューヌさん3人で巻き込まれたわ」
私は【扉】に巻き込まれた事とネプギアから聞いた。気絶中に起きた出来事を教えた。それを聞いた2人は同情した。
エステル「あのノワールさんが頭と背中部分に流血するほどの大怪我を……」
ステマックス「通りで【扉】を見た直後に過呼吸と精神不安定が起きる訳でござる」
お姉ちゃんが過呼吸と精神不安定………私が気絶してる間、ダークメガミに何されたの?………ねぇ…お姉ちゃん。
私は、変わり果てたお姉ちゃんの手を握って、目覚めるのを待つしかなかった。悔やんでも仕方ないのに……どうしてこんな時にあたしは何出来ないで居るのよ……ジント……。
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《超次元ゲイムネプテューヌシリーズ Blue Twilight》
△
ノワール「う……ん……ここは………病室?」
気付いた時は患者服を着て、酸素マスクを付けて寝ていた。手に何か感触がすると思えば、ユニが私の手を握ったまま寝てる。元気に迎えるつもりが、逆に心配させてしまったわね。私は酸素マスクを外して、病室の時計を探す。
ノワール「時間は………」
病室に置いてある時計の針は、夜中0時を過ぎていた。
「夜中0時………確か私は、エステルとステマックスの2人と一緒に廃工場に行った……その時はまだ9時を回る頃だったわよね…………私はそこで何かを見た気がする………」
それよりも、私はほぼ1日中、気絶していたってことよね……。ユニを元気な姿で出迎えたかったのに、出来なかった。
ノワール「ごめんなさい、ユニ。本当にごめんなさい…………」
???「ここにいたか、女」
病室の入り口から、男性の声が聞こえた。その方向を見ると人影が見える。
ノワール「だ、誰?」
???「あの時通りすがりの者だ」
人影と声の主は昨日の夜の公園に現れた、フードを被った青眼の男だった。その男は私の近くまで寄り掛かる。
ノワール「あなたはあの時の………どうしてここを…………」
次会ったらお礼をしたかったけど、こんな形で会うなんて。
???「今朝の10時、黒髪のツインテールの女がここに運ばれた噂を聞いてな」
ノワール「それで来てみたって訳ね。それで?こんな無様な私に、こんな夜中に何の用よ…」
男から顔をそらすようにして、窓から外の夜空を見ながら。ここに来た彼の理由を聞く。
???「何も無い」
ノワール「え?」
答えはあっさりした言い方だった。まさかの目的がないと言う事に疑問を持った。目的がないのになぜここに来たかを聞く。
ノワール「じゃあ、どうしてここに来たのよ」
???「お前には関係ない事だ。じゃあな」
言いたい事を言ったのか、後ろに振り返り、帰ろうとする。
「あ、待って」
こんな形で会ったけれど、このまま帰られたら嫌。だからお礼を言いたい。そして名前も知りたい。
ノワール「私はノワール」
私の名前を聞いた彼は、背を向けたままピタリと止まった。
ノワール「昨日はありがと……あなたの名前は…なんていう?」
アダスオラ「………アダスオラ」
私の要求に答え、自分の名前を答えた彼はそのまま振り返らず暗闇の中へ消えた。
ノワール「……アダスオラ……」
私はまた、夜空を見てた。
「どうしてかしらね……まだ会って間もないのに、あなたの言葉を本当に忘れられないじゃない」
『俺が好きになった物を守る、女神様の笑顔を守るってな』
昨日の夜、アダスオラが言った私を支える者。それは……
「女神が、身も知らない人あなたに一目惚れして、支えてもらいたいなんて思う、あなたに支えられたいって思う私は……変かな……ジント……」
▲
とある山の頂上から、ルウィーを遠くから見る1人の女の子が居た。その様子はとても怪しいかつ、只者ではないオーラを纏っていた。
「そろそろ………挨拶でもしようかな…あなたの友達に」
【扉】と倒した筈のダークメガミの2つの問題、その2つによって覚えてしまった恐怖から守ってくれる人、支えてくれる人を求めていたノワール。青眼の目を持つ謎の青年アダスオラは、泣いていたノワールに助言を答え、ノワールは自ら気付く。身も知らない、知り合って間もない人、その張本人であるジントに、密かに好意を抱く良いになった。
一方
ルウィーでは凶暴化したモンスター達。ブランとゴールドサァドのシーシャとマーベラスAQLの3人が討伐していた。しかしそこへある人物に似た者がやってきた。
次回
Episode11 螺旋の脳波コントローラー