《超次元ゲイムネプテューヌシリーズ Continuous Hits》
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ルウィー周辺 雪地
[ブラン]
ブラン「ゲフェーアリヒシュテルン……!」
シーシャ「はぁぁああ! 龍昇拳!」
マーベラス「風遁!迅刀・カゼキリ!」
大技で崩れていく凶暴化モンスター達。相棒のシーシャと仲間のマーベラスAQLと共に、急増した凶暴化危険種部類を討伐している。でもその数は多数。
シーシャ「キリが無いね」
マーベラス「これで何体目か、もう数えてないよ」
討伐を始めてから30分、モンスターはあまり強くないけれど、この数は反則よ……。マーベラス曰く、もう数を数えるのが馬鹿らしいくらいだ。
ブラン「シーシャの報告が早いおかげで、ルウィーまで危害は及ばなそうだけれど、数が多い分、今のうちに倒しておかないと来た時の対処が難しかったわ」
マーベラス「エンシェントドラゴン、来るよ!」
シーシャ「all right!まだ来るなら最後まで付き合うよ!やられ隊共!」
私達は、向かって来る雑魚をひたすら倒していった。1発1発、ワンパンで蹴散らす。
シーシャ「数が減った気がしないね。どうする?」
ブラン「一気にやりたいところだけれど、下手にやれば自然に傷を付けかねないわ」
マーベラス「ルウィーの雪国、温度差が低いから自然の回復は望ましくないからね」
「そう、だから地道にやるしかない」
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討伐を始めてから更に1時間が経過。私は女神化していて、シーシャは黄金の力を覚醒させていて、息が上がった状態まで戦った。見える範囲全て倒した。やっとの思いでその場で座り込む。
シーシャ「それを言ったらまたやって来るよ……」
マーベラス「もう、動けない……」
これ程の数、零次元でルウィーを襲った無数の雑魚の群れ以上。弱いとはいえ今回は全て危険種。これをよく3人でやれたと思うぜ。
《超次元ゲイムネプテューヌシリーズ Lite Light》
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場が安定に入った事を知ると、私はすぐに女神化を解く。完全に疲れきった私達は、私が事前に持ってきたネプビタンVを2人に手渡す。
シーシャ「サンキュー ブランちゃん」
マーベラス「ありがとう。ブラン様」
2人はネプビタンVのキャップを開けて飲んだ。私もキャップを開けて飲む。効果が効いたのは一瞬、体の疲れと痛みが一瞬にして取れていく。
ブラン「プラネテューヌ産の栄養ドリンクは、相変わらず好評なのよ。私も仕事終わりに愛用してるわ」
シーシャ「味もいいし、うん、悪くないな」
一息付いた私達は、ゆっくり立ち上がって、ルウィーに帰る。
ブラン「さあ、帰りましょ、ロムとラムが待ってるわ」
マーベラス「はい!」
シーシャ「よし、今日もクエストクリアだな」
それにしても、何故エンシェントドラゴンや、昔に絶滅した悪魔の目と邪鬼が?エンシェントドラゴンはプラネテューヌとラステイションの間にある山に生息していて、ルウィーみたいな基本温度が低いとこには来ない筈、絶滅した悪魔の目と邪鬼も、まさか生き残りが?
シーシャ「どうしたブランちゃん?」
ブラン「いや、考え事よ」
考えるのは辞めよう。凶暴化による現象なら、少なくとも可能性がある筈だから、あとは凶暴化の元を調べあげるだけだわ。
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私達はルウィーに戻った後、それぞれの目的があるので解散し、私はロムとラムが居る教会に戻った。
《超次元ゲイムネプテューヌシリーズ Lowee's Theme》
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フィナンシェ「おかえりなさいませ、ブラン様」
私の帰りを出迎えてくれたのはフィナンシェ。この教会の一員にしてメイドを務めていて、主にロムとラムの面倒を見ている。疲れきった私に支えてもらいながら私室まで行く。
ブラン「ロムとラムは?」
フィナンシェ「ロム様とラム様は、私室で絵本を読んでいます」
ブラン「そう、紅茶を私の部屋に持ってきて頂戴」
フィナンシェ「かしこまりました」
フィナンシェは紅茶の準備をする為、私室に着いた後に台所へ向かう。私は私室に入って少し休憩してから趣味である小説の執筆を実行する。とは言っても、実はまだどんなお話にするかが決めていない、まずはそこからね。
コンコン
フィナンシェ「ブラン、紅茶をお持ちしました」
ノックをしたのはフィナンシェね。仕事が早くて助かるわ。
ブラン「どうぞ」
フィナンシェ「はい」
フィナンシェは私の私室に入り、用意した紅茶を私の仕事机にそっと置く。その際、私が用意した用紙に目を向いた。それはすぐに執筆用紙だと気付く。
フィナンシェ「小説の書き具合はどうですか?」
進み具合を聞かれた私は、その返事とて顔を横に振る。フィナンシェなら分かるかしら。ダメもとに聞いてみよう。
ブラン「フィナンシェ。あなたが書くなら何を書くの?」
フィナンシェ「私ですか?私なら恋愛ラブストーリーをジャンルで書きます。しかし恋愛に未練はないので分かりません…」
フィナンシェは深く頭を下げて謝罪する。意外だわ。フィナンシェは可愛いから経験者と思ったのだけれど、残念。
ブラン「なるほど、分かったわ。ロムとラムの世話をまたお願いね」
フィナンシェ「かしこまりました。それでは失礼いたします」
フィナンシェは深いお辞儀をし、私室を後にしてロムとラムの元へ行く。
ブラン「恋愛ラブストーリー……恋愛関連の本を頼りに書いてみようかしら」
私は本棚から恋愛物の本を取り出し、参考になる話を探してページを捲っていく。その時、自分の脳内から彼のセリフがリピートされる。
『良かったら、お前の他の小説本も読んでみたいな』
ブラン「あんな甘えるような声で言われたら、何が何でも書きたくなるじゃない」
私は手に持った本を読み、恋愛知識を得ようと目を動かし、そして決意する。今日から制作する小説のジャンルは恋愛ラブストーリーにすると。
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《超次元ゲイムネプテューヌシリーズ BLANC's Theme》
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ブラン「しまった……知識を得るどころか、つい取り出した本を全部読んでた」
私は焦って時計を見る。矢印は昼15時をちょうど過ぎていた。
「あれ?昼食は……」
昼食を食べ損なった私は、席から離れようとした時に気付いた。昼食と手紙が机の隣に置いてある。手紙にはこう書かれていた。
『昼食を持ってきたところ、ブラン様が凄い集中力で本を読んでいまして声を掛けにくい雰囲気でしたので、隣に置いておきます。申し訳ありませんが食べ終わりましたら、台所に置いてください。byフィナンシェ』
ブラン「気を使ってくれたのね。フィナンシェ」
私は早速昼食に入る。今日はオムライスのようね。スプーンを手にし、一口サイズにして食べる。その味は冷めて入るけれど、美味しい。その瞬間、閃いた。
ブラン「小説のネタにいいかも知らないわね」
主人公の女の子が寝ている男に気を使って、作った料理を隣に置いておく…………いいシュチュエーションになるんじゃないかしら。忘れないように、このネタをメモし、そして更にいい考えを閃いた事があった。
ブラン「そうだわ。恋愛知識を得るなら、実際に体験するのが手っ取り早いわね。後で誰かに相談してみようかしら」
とは言っても、相談出来る相手が限られる。ロムとラムはまだ分からないだろうし、シーシャはからかってくるだろうし、フィナンシェとマーベラスAQLしかいないわね。
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「ミナさえいれば……………」
《超次元ゲイムネプテューヌシリーズ Blue Twilight》
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西沢ミナ、ルウィーの教祖。とても真面目で何事もしっかりしてる人なのだけれど、どういう訳か五年間姿を見せない。いえ、行方不明になってしまった。
ブラン「すぐ帰ってくると思ったのだけれど…あなたはどこに行ってしまったの?」
ミナの行方で頭を抱える。貴方に一体何があって姿を消したの?その直後、廊下からフィナンシェが私を呼んでいるのに気が付く。
フィナンシェ「ブラン様!」
メイドらしからぬ、私室のドアを勢いよく開けた。一体どうしたのかしら。
ブラン「どうしたの?フィナンシェ。そんなに慌てて」
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《神次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth3 V CENTURY
To Hell》
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フィナンシェ「シーシャ様から連絡がありました!また凶暴化モンスター達が門に迫ってきてるとの事で……」
ブラン「何?分かったわ。すぐに向かう、あなたはロムとラムをお願い」
フィナンシェ「分かりました。ご武運!」
私は女神化し、私室の窓から出てシーシャが居る門の前に向かう。ついた頃には、シーシャとマーベラスAQLは前戦に立って、ルウィー軍は後方援護でバックアップしている。
シーシャ「やあ、ブランちゃん。いやホワイトちゃんかな?」
シーシャ「今朝よりは数が少ないが、今回は少し違う」
違うだと?迫ってくる凶暴化モンスターの群れをを見てみると、赤い眼光が見える。
マーベラス「キャア!」
攻撃を受けて声を上げたのは前線に立つマーベラス。先に攻撃を仕掛け、私が来るまで時間を稼いでいたようだが、まずいな。
私とシーシャはマーベラスの前に向かい、マーベラスからモンスターを遠ざけて守る。
マーベラス「ブラン様…イタタ」
シーシャ「話は後にしよう、今は前に対処するよ」
私は愛武器の斧を構えて、雑魚の群れに突っ込み、まとめて倒しに掛かる。その後にシーシャも仕掛け、体制を整えたマーベラスも前に出て、ルウィー軍も進軍する。
シーシャ「私にゴールドサァドの力を使わせるなんてな」
マーベラス「もう……ダメ………」
残り一体を倒して、殲滅に成功したルウィー軍は、勝利の叫びを上げる。
マーベラス「これでも……結構ダメージ貰って、きついですよ……」
「前戦お疲れ様です。皆様、これをどうぞ」
ルウィー軍の軍長が私達の元に駆けつけ、ネプビタンV三人分を差し出してくれた。
「勿体なきお言葉、恐縮です」
お礼を聞いた軍長は勇ましい姿で敬礼し、元に戻って行った。私達は差し出してくれたネプビタンVを開けて飲み、一息付く。やっぱこいつは手放せねぇぜ。しかしその時。
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これまでにない程の強い気配が雑魚の群れがやってきた方向から感じた。な、なんだこの感覚は?今までに感じた事がない程の力を感じる。誰なんだ?
???「流石はルウィー、防御が手薄な訳でもない」
白いコート靡かせる1人の人影が見えた。その人影はこっちに歩いて来ている。私はすぐに敵意を向けた。木の影に背中を預けていた私は巨大な斧を持ち上げて、戦闘態勢。
私の問いかけには答えず、ただこっちに歩いてくる。苛立ちが増し、体より意思が先に動く。斧を縦に持ち変え、人影に向けて一気に加速する。
シーシャ「待って!ブランちゃん」
シーシャは私を止めようと声を掛けたが、私は聞き入れず、人影に向けて接近し、空中へ大きく上がって一気に斧を振り上げ……
全体重と力を振り絞り、人影に向けて振り下げる。
???「ふふ……」
がし!………ガタン!
信じられない事が起きた。私の渾身の一撃が片手で止められた。その影響で人影の足元が破壊音と共に砕き、ひび割れが広がる。
《BLEACH Fade to Black B07A》
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シーシャ「ブランちゃんの一撃を……素手で?」
???「いきなり攻撃しないでよ。近くまで来たら教えるつもりだったんだけどな」
私は近くまで来て、やっと人影の姿をハッキリ認識した。全身は両足の脛まである白くて長いコートで隠されていて、顔はフードで口元くらいしか見えない。
???「顔が見たいのかな?」
???「そんな急かさなくても見せてあげるよ」
そいつは被っているフードをゆっくりと後ろに持っていき、姿を表した。そして正体をした私は認識した時と同じタイミングに心拍数が一度大きく鳴った。
似ている…。こいつはあいつに似てやがる。髪色は薄紫で前髪が顎まである長さのMバングと後髪も腰辺りまである長さに螺旋の髪飾り2つを着けている。目は白眼の部分が黒く、黒目は獣のような目をしていて瞳孔の色は薄いピンク。
クロテューヌ「ネプテューヌ?…この世界にいるネプテューヌと被っちゃうからここはそうだね、クロテューヌって事にしてくれるかな?」
クロテューヌ「どうかな?私からの挨拶は?」
私の言葉を打ち消すように言い放ったクロテューヌ。私は直感で確信した。今朝のモンスターとさっき倒したモンスターも全部こいつの仕業!
私は素手で止められた斧を強引に離し、もう一度クロテューヌに目掛けて、斧を力いっぱい横に振る。
がし!
しかし私の攻撃はまたしても素手で止められ、クロテューヌの横から衝撃が発生し、並び立つ木なぎ倒されて行く。
クロテューヌ「だから、私は挨拶をしに来ただけだってば。戦いに来たんじゃなくて、君達の実力を確かめたいだけさ」
クロテューヌは余裕がある笑顔で、目的と思われる言葉をそう告げた。
クロテューヌ「まあでも、私の挨拶に答えてくれた褒美として1ついや、2つ教えてあげる」
クロテューヌが私の武器を掴んだまま、耳に顔を寄せてこう呟いた。
クロテューヌ「今、挨拶が行われてるのはここだけじゃないのと、ダークメガミは元々なんなのか……ね?他国を助けに行くなら今の内だよ?ホワイトハート」
私がその意味を聞こうとした時、クロテューヌは既に姿を消えていた。だがクロテューヌが最初に言った意味をすぐに気付いた。やばい事になってやがる!
私は大声で軍長を呼んだ。あいつが言ってる事が本当だとすれば!
「はい!ホワイトハート様!」
「りょ、了解しました!」
軍長は大急ぎで連絡しに行った。そこを横切るシーシャとマーベラスAQLが私の元まで駆けつける。
シーシャ「ブランちゃん、さっきの敵は」
マーベラス「ブラン様……」
シーシャ「なんだって!?」
マーベラス「え!?」
ふたりは驚きの表情を見せた。それはそうだろうな。シーシャは超次元のネプテューヌと大きいネプテューヌを知っていて、マーベラスは超次元のネプテューヌしか知らない。でも今はそんな事が重要じゃない、問題はこっちだ!
「ホワイトハート様、連絡が取れました!プラネテューヌ、ラステイション、リーンボックス、全国が凶暴化危険種の襲撃を受けています!」
あいつの言う通りなのかよ!
マーベラス「全国が襲撃!?どうして!」
シーシャ「一体なんの冗談だ…くそ!…」
他国が今も襲撃されてるなら、フリーになったここはもう来ない筈。だったら助けねぇと!
シーシャ「緊急クエストだね!引き受けるよ!」
マーベラス「わ、分かったよ!ブラン様」
命令を聞いた2人は即刻、指定された国へ向かった。次は軍長に命令を下す。
命令を聞いた軍長はすぐにルウィー軍にその事を伝え、行動開始する。そして私は陸を超えた海の先、リーンボックスへ行く。
斧を一度消して雪煙を吹かせながら空を飛び、自分が出せる最大速度でリーンボックスへ援軍に向かっていった。
凶暴化モンスターの差金はネプテューヌに似たもう1人のネプテューヌ【クロテューヌ】。クロテューヌから告げられた言葉に焦りを見せたホワイトハートは各国を向かわせ、自分は海を越えたリーンボックスへ向かう。
一方、各国は襲撃との戦闘は既に始まっていた。その戦いは凶暴化した危険種の群れ。その数は過去最大、景色を埋める程の桁違いだった。それを統べる者が黒い剣を手にして立ちはだかる。その存在は守護女神と仲間達を驚かせる驚異的となる。
次回
Episode12 漆黒剣