超次元ゲイムネプテューヌ 光の輪廻と闇の輪廻   作:超輪

25 / 46
Episode10 絶対強者と捕らわれの2人

ハネダ山道の森林 ???

 

《BLEACH Sakkaku》

 

[ジント]

 

アリファ「あなた達の実力……見せてもらうわ」

 

捕らわれたネプギアとユニを助ける戦闘が始まる。

アリファの目の前に黒のオーラが圧縮され、一つの剣へと遂げる。

俺は時空進化し、ネプテューヌはパープルハートに女神化しホワイトはホワイトハートに女神化する。戦闘態勢に入り、パープルハートとホワイトハートが先に仕掛ける。

 

WH「覚悟しやがれ!」

 

ホワイトハートの斧は右からの横振り、パープルハートの刀は上から振り下ろす。しかし左へ回避され、軽く外された。アリファの攻撃の余地を与えないようすぐに二段目の攻撃を仕掛ける。

 

PH「はぁ!」

 

パープルハートは両手で刀を構え、左へ回避したアリファに向けて剣を振る。すると三日月のソニックブームが放たれ、アリファに向けて飛んでいく。

 

アリファ「…………」

 

しかしアリファに当たる寸前でソニックブームの真ん中を切り上げられ、左右のみとなった衝撃はアリファを通り過ぎる。

 

WH「まだまだ!アインシュラーク!」

 

パープルハートを飛び越え、宙を浮いたホワイトハートはアリファに向けて斧を振り下ろす。しかし読みやすいその攻撃はあっけなく交わされた。

 

アリファ「遅い!」

 

反撃に入るアリファ。剣を構えてホワイトハートを狙って切りかかる。

 

PH「危ない!」

 

素早い反撃にホワイトハートは反応が遅れたが、パープルハートのお陰で助かった。アリファの剣とパープルハートの剣がぶつかり合う音が鳴る。

 

ジント「うぉぉ!」

 

タキオンソード射撃形態変形させ、アリファに向けてビームを三連射する。

アリファはパープルハートと剣の押し合いを跳ね除け、向かってくる3つのビームを剣で素早く切り払う。

 

アリファ「クフ……」

 

アリファは剣をジントに向けて垂直に投げた。狙いは俺の右肩か!

飛んでくる剣を左に避けるが……

 

アリファ「避けたつもりかしら?」

ジント「なに!?」

 

早い!さっきまでネプテューヌとホワイトの近くで剣を投げた筈だ。それがいつの間に!?

アリファはすぐ横に立っていた。

垂直に投げられた剣の柄を手際よくとり、ジントに切り付ける。

予想外の攻撃にジントは反応出来ず、攻撃を受けてしまう。

 

ジント「ぐぅ!」

PH「ジント!」

 

腹部を切られた。致命傷にはならなかったが痛い。傷が出来たのデマイスウルフェンから受けた時以来だな。

 

アリファ「はぁ!」

 

アリファは攻撃を受けて怯んだジントに回転蹴りを繰り出し、ダメージを与えた。まともに食らったジントは後ろの木まで吹き飛ばされる。

 

ジント「ぐっは!っく!」

 

パープルハートはすぐさま切りかかる。

 

PH「クロスコンビネーション!」

 

パープルハートはアリファとの間合いを踏み込み、連続の斬撃を繰り出す。アリファはやってくるのを知ってたかのように素早く向き合い、パープルハートの攻撃に対応する。連続で切り込みに入るが全てアリファに止めれ、剣のぶつかり合う音だけがなり、鳴る度に火花が発生する。

 

アリファ「遅いわ」

PH「くっ……」

WH「避けろネプテューヌ!アイスコフィン!」

 

ホワイトハートの呼び掛けで、パープルハートはその場で飛ぶ。ホワイトハートの斧の先を地面に叩き、アリファの足元に魔法陣を展開させ巨大な氷の柱を発生させてた。氷の中に閉ざされたアリファだが、彼女自身が青く光だし炎の灯火のように身に纏い初めた。すると徐々に氷の柱にひびが出始め、すぐ様粉々に砕かれる。

 

WH「ちぃ……」

アリファ「この程度なの?まだまだね」

 

アリファはピンピンしていた。だがその隙で背後からジントの攻撃が入る。

 

ジント「油断してるんじゃあ……ねぇぜ!」

アリファ「なに?」

ジント「セロ・フェルト!」

 

既に人差し指を突き出し、圧縮されていた緋色のエネルギーはアリファが気付いた時には既に射撃していた。避けられまい。そう思ったが…………

 

PH「そんな!?」

 

アリファが取った行動をパープルハートには見覚えがあった。剣を縦に持って、砲撃から耐えている。いや、切っている!?

 

アリファ「避けれないなら、射撃を切るだけよ」

 

圧縮した分のエネルギーが無くなり、放たれたセロ・フェルトは徐々に小さくなってやがて消えた。

 

ジント「やりやがるぜ」

アリファ「あら、根性はあるようね」

PH「サンダークラッシュ!」

 

宙に浮いたパープルハートは刀に電撃を纏わせ、アリファに仕掛けながら、猛スピードで降りていく。

アリファはパープルハートに背を向けたまま、上へ剣を横に構えて攻撃を受け止めた。サンダークラッシュの威力が凄いのが、剣と剣がぶつかった途端、場が雷鳴と電撃で走っている。

 

PH「くぅ!」

アリファ「どうしたの?集団で来ないかしら?」

WH「だったらこれだ!」

 

ホワイトハートはアリファの正面へ移動し、攻撃を仕掛ける。アリファの剣はパープルハートの攻撃を受けて止めていて無防備、これならダメージを与えられる!

 

WH「くらいやがれ!」

 

斧を振りかぶり、アリファに向け思いっきり振った。

 

アリファ「………………」

 

信じられない。左手で、しかも力いっぱい振った斧をたったの左手で、素手で止めた!?真剣白羽取りを片手でだと!?

 

WH「な……なに?」

アリファ「甘いわ」

PH「は……!?」

 

 

アリファは大きく動き、パープルハートとホワイトハートのバランスを崩させた。更にアリファが消えて、パープルハートの後ろに瞬間移動した。

 

《FF10 Challenge》

 

アリファ「隙あり」

PH「しま……がっは!」

 

PHは後ろから首を捕まれ、地面に思いっきり叩き落とした。そしてまた瞬間移動し、今度はホワイトハートを後ろに現れ、左回し蹴りを繰り出す。

姿を消したアリファをホワイトハートは探すが背後にいる事を知らず、回し蹴りをまともに食らって右へ吹き飛ばされる。更に瞬間移動して、右吹き飛ばされたホワイトハートを追撃し、強力な宙返り攻撃でホワイトハートを打ち上げた。

 

WH「ぐぅあぁ!」

 

更に追撃し、宙に浮いたホワイトハートにかかと落としを炸裂させる。攻撃を受けたホワイトハートは物凄い勢いで叩き落とされ地面が激突する。

 

WH「うっくはぁ!?」

 

大きな打撃を受けたホワイトハートは吐血してしまう。

あっという間にやられてしまった2人。ネプテューヌ…………ホワイト……………

 

アリファ「それで、ジントって言ってたわね。何故火線しないの?2人を巻き込ませたくないからとか?」

ジント「お前には…………関係ない!」

アリファ「……!?」

 

俺はタキオンソードの力を使い、時間を止めて迅速的にアリファに接近し、拳で攻撃を仕掛ける。しかし止められる時間は思った以上に短かった。アリファに攻撃が当たる前に時間が再び動く。

しかし突然前に現れたジントに、アリファは動揺し攻撃に反応する事は出来なかった。アリファはジントの拳をまとめに受けて、大きく吹き飛ばされる。木と更に木に激突し、倒れていく。

隙が出来た今ならとネプギアとユニを助けようと動いたが見当たらない。さっきまでいたのに!

俺はとりあえず 倒れたパープルハートとホワイトハートを様子を伺う。

 

ジント「大丈夫か!二人共」

PH「私は……大丈夫。それよりブ……ホワイト、大丈夫?」

WH「な、なんだよあいつは……キセイジョウ・レイの奴とは段違いじゃない…ごほっごほ……」

ジント「無理をするなホワイト。吐血している。休んでいな」

WH「女神ながら情ねぇ……っく……」

 

ホワイトハートは致命傷を受けていた。戦える体ではなくなっている。

 

アリファ「お話は済んだかしら?」

ジント「ちぃ!もう動くか」

 

アリファは俺の拳を受けて、木に何本も激突したにも関わらずピンピンしている。様子を伺っているのを見ていた。

 

アリファ「この程度、傷一つに入らないわ。やるならもっと本気でやりなさい。出ないといつまでも倒せないわよ?まあ無理だろうけど」

 

ジントを睨む視線で勝気極まりない表情見せる。

見る限り、傷を負ってはいなそう。無傷か……

 

ジント「俺はあまり女性と戦いたくないからな」

アリファ「敵の私に良くそんなこと言えるわね」

ジント「だから次で終わらせる。これで素直に引いてもらえれば嬉しい。何せ俺達は探索中だからな」

アリファ「残念だけど、そうは行かないわよ。私にも目的がある。達成するまでやめる気は無いわよ」

ジント「だったら……」

 

俺は本気を出す事にした。果たしてこの本気が通用するのかは分からない、でもやるしかない!

 

ジントは緋色の粒子を纏い、赤く光る部分が更に赤く光だし、緋色の輝きが照らし出される。

 

ジント「エフェクト……次からは容赦はしないぜ!第二試合開始だ!」

アリファ「面白いわ。かかって来なさい!」

 

 

―――――――――――――――

 

――――――――――――

 

―――――――――

 

 

―――――――――

 

――――――――――――

 

―――――――――――――――

 

華月(かげつ)夜園樹(やしんじゅ) 最深部

 

《キングタムハーツ2 The 13th struggle》

 

[ブラン]

 

私は今、目の前の者に対して気持ちが荒ぶっている。

 

ブラン「ダーク……ホワイト!」

DW「あの時の女神か……」

ブラン「てめえをぶち殺して、私の思い出から消えてもらう!」

DW「威勢のいい戯言を……。女神化出来ない貴様など、弱者以下に等しい」

ブラン「なんだと!?」

 

確かに今の私は女神化が出来ない。イラつくがこいつの言う通りだ。でもそれでも……!

 

ノワール「待ちなさい!あなたは下がってなさい!」

ブラン「うるせぇ!デエェェアァァァァ!」

 

私はハンマーを構えて、ダークホワイトに攻撃を仕掛ける。

 

DW「無駄だ」

ブラン「っ!」

 

ハンマーはダークホワイトに当たる寸前で、素手で弾き飛ばされた。その衝撃でハンマーを手放してしまった。

 

DW「ぬん!」

ブラン「ぐ!」

 

武器を弾き飛ばされ、怯んだ所をダークホワイトに顔を鷲掴みにされ、アダスオラ達の方へ思いっきり押し飛ばされた。

 

アルブム&サクラ「ブランさん!」

 

吹き飛ばされた私は、勢いよく地面を転がって行く。受身を取って何とかその場から止まる事が出来たが、女神化していない私にとっては大きなダメージを貰った。

 

ブラン「ちぃ!クソ……」

アダスオラ「お前は下がっていろ。後は俺らがやる」

ブラン「ま、待やがれ!私はアイツを……」

アダスオラ「貴様の借りは俺が代わりに返す。だからそこで見ていろ」

ブラン「なっ?」

 

私の代わりだと?

 

YH「ブラン。お願いだから落ち着いて、ピー心配してるんだから」

ブラン「…………分かったわ」

 

私は大人しくする事にした。でもそれは見た目だけ、私の心は炎でたぎっている。

 

ノワール「このつけは大きいわよ!ダークホワイト!アクセス!」

 

ノワールがこの森林に入ってから初めて女神化した。

白銀のサイドアップツインテールと灰色バトルスーツ、背中と足部に装着されたウィングバインダー。青い粒子の刃を展開させたバスターソードを手にして、ノワールはブラックハートへ変身した。

 

BH「変身完了……ラステイションの女神の力……見せてやるわ!」

DW「ラステイションの女神か」

BH「聞かせてもらうわよ!プルルートに何をしたの!」

 

私は自分の荒ぶる気持ちで気付くなかったが、今落ち着いてやっと気付いた。そうだ……最初からプルルートは一緒に居た。じゃあ何で森林に突入する前、プルルートの存在を忘れていたの?

 

ダークホワイトに投げ飛ばされていたプルルートとこと、アイリスハートは意識を失っており、ノワールの隣に倒れている。

 

DW「いいだろう。特別に教えてやる。貴様らはこの女神の存在を、この禍空間の能力によって忘れ去られていたのだ」

 

ダークホワイトは右腕を使って、【扉】この世界は禍空間だと言う事を教え、振舞っている

 

アダスオラ「なんだと?」

DW「本来ならば この女神は貴様らのあとを付けていたであろう。だが忘れ去られた瞬間を突き、 我が作ったハザマへ誘った。まるで突入前からいないと思わせるようにな」

 

なんて奴なの?いや奴よりも、この【扉】世界にそんな能力があるなんて……

 

BH「それだと、私達が探索に来ていたどころか向かう事も知っていたようね。舐めた真似をしてくれるじゃない」

DW「好きにほざけ、さあお話は終わりだ。貴様らまとめて終焉に落としてや……」

アダスオラ「……!」

 

事は早かった。言うなら、サクラがダークホワイトに切りかかった。移動する行動が見えなかった。アダスオラの隣からダークホワイトの前に急に現れたかのように

 

DW「いい太刀筋だ。だが届かぬ」

サクラ「ちぃ……」

 

サクラの斬撃は、ダークホワイトの斧によって止められた。剣先が早くて読めないあの技でも止められるなんて……

 

BH「はあああぁぁ!」

YH「行くよ!」

 

次はブラックハートとイエローハートが仕掛けた。2人同時にダークホワイトを攻める。その2人にダークホワイトも仕掛けに来る。

 

DW「ぬん!」

YH「当たれ!」

 

先に接近したのはイエローハートだった。ダークホワイトは接近する際の勢いを使って斧を振り下ろす。

イエローハートの武器であるクローとダークホワイトの斧がぶつかり、強い接触音が響いてくる。

 

YH「てえぇぇぇ!」

DW「くっ!」

 

イエローハートはダークホワイトを押していく。イエローハートがダークメガミ相手に力勝ちしている?

 

YH「ノワール!」

BH「はぁ!」

 

イエローハートの呼び掛けでブラックハートは、ダークホワイトの背後を取り、バスターソードの一振りを繰り出す。

 

DW「……!」

 

斬撃はダークホワイトの背部を切り裂き、火花がなる。多分あれはダメージを受けたと見ていいのかしら?

その斬撃を受けたが、ダークホワイトは効かないかのようにもろともしない。

 

BH「効いてない?」

DW「ふん。生温いわ!」

YH「うっ!」

 

ダークホワイトは押してくるイエローハートの首元を掴み、背後に立つブラックハートに向けて投げ飛ばす。

 

 

BH「きゃ!」

YH「わぁ!」

 

飛ばされたイエローハートはブラックハートが咄嗟に受け止めたが、バランスを崩した。

 

DW「食らうがいい!ホロビノコブシ!」

 

その一瞬の隙をダークホワイトは見逃さない。右手に黒と白の黒炎が燃え上がり、その拳をバランスを崩した2人、イエローハートの背中を目掛けて打撃を与える。

 

YH「くっは!」

BH「キャア!」

 

黒炎がイエローハートの背中に命中し黒い爆発が起きた。まともに受け、ブラックハートはイエローハートが受けた打撃の衝撃で共に吹き飛ばされる。そして近くに立つ岩壁に激突し、砕かれる轟音がなる。

 

アダスオラ「はあぁ!」

 

次はアダスオラが接近する。右手の平が青い輝きを照らし、ダークホワイトに向けて右腕を伸ばした。

 

DW「接近するか……ホロビノコブシ!」

 

ダークホワイトはイエローハートにダメージを与えた技を繰り出し、アダスオラと向きうようにして迎え撃つ。

互いの技がぶつかった。アダスオラの右手の蒼光とダークホワイトの右手の黒炎が炸裂し合う。場が2人を中心に衝撃波が飛ぶ。あまりも強い衝撃波で私は目をつぶり、腕を使って衝撃から耐える。

 

アダスオラ「…………」

DW「…………」

YH「イッタタタ〜」

BH「ピーシェ!早くどきなさいよ!」

YH「あ、ごめん」

 

岩壁の瓦礫に埋まっていた2人が達が立ちがある。イエローハートは痛そうに背中を支えているが、思った程のダメージを受けていないようだ。

 

BH「話に聞いていた通りだわ!倒しがいがあるじゃない!燃えるわねーアッハハハ!」

YH「あいつ、ママより強いかも!」

BH「いいわ!絶対に倒すわよ!」

 

技の押し合いをしていた2人の間に爆発が起きる。そして次は空中戦に入った。アダスオラのキュアノスライトとダークホワイトの斧の激闘が始まる。

 

BH「行くわよ!」

YH「うん!」

サクラ「ちょっと!空が飛べない私が参加出来ないじゃない!」

 

ブラックハートとイエローハートが激闘に参加する。その光景を見ている私は、凄く参加したい。闘争心が燃え上がる。特に今の私は頭がおかしくなるくらいに荒ぶって来る。いや、でも何故私はここまでに荒ぶって居るの?私は借りを返したいだけなのに……どうして戦いたいなんて思うの?

 

 

とその時だった。

 

サクラ「……!」

アルブム「……!」

ブラン「……あれは……」

 

突然左方向から大きな爆発が起きた。その爆発の中には赤い粒のような粒子が出ている。

 

もしかして……

 

―――――――――――――――

 

――――――――――――

 

―――――――――

 

 

―――――――――

 

――――――――――――

 

―――――――――――――――

 

爆発の煙から2人の姿が現れた。

ジントと…………っ!

 

ブラン「ジント!」

ジント「……!ブラン!それにお前達まで」

ブラン「そして、どうしてお前まで居るんだ!」

 

ジントと一緒に出てきたのは、ノワールに似たアイツを、アリファか!

アダスオラ達とダークホワイトの激闘が一旦止み、新たに2人が侵入して来た方へ見る。

 

アリファ「へぇー あなたも来ていた……っ!この気配は……」

 

アリファが激闘していた方に顔を向け、そして感じ取った気配の正体を知った。そしてアダスオラも……

 

アダスオラ「お……お前は!」

「兄さん!」「アリファ!」

 

兄弟の再開、この状況で再開した事に2人は戸惑っている。しかしそれを一瞬に崩壊させる者が居る。

 

DW「ちぃ……また貴様か」

アリファ「兄さんだけじゃなく、お前まで居るなんてね」

ジント「なぁ!?テメェは……ダークホワイト!」

 

最悪な組み合わせだ。女神を圧倒させた実力者とダークメガミが鉢合わせした。場の空気に押されていく感じがした。いったいどうなるの?

 

アリファ「こんな状況、願ってもいなかったわ。今度こそ私が倒してあげるわ。絞りカス」

DW「なに?」

 

し、絞りカス?ダークメガミを相手に絞りカス?アリファはいったい、どこまで強い人なの?

 

アダスオラ「アリファ、せっかくの再開ですまない。手伝ってくれ」

アリファ「いいわよ兄さん。力を貸してあげる」

ジント「悪いが俺もそれに参加しよう」

アリファ「足でまといよ、あなたはさがって……」

アダスオラ「お前もこい。サクラ、お前もだ」

サクラ「わ、分かったわ」

 

アダスオラのまさかの発言にアリファは動揺した。

 

アリファ「!?」

ジント「そういう訳だ。参加するぜ」

BH「ちょっと待ちなさいよ!どうなってるのよ!」

アリファ「もう1人私、分かるなら下がってなさい。リスクなしでは勝てないわよ。ダークメガミに」

BH「……!」

 

確かにそう。ダークメガミを倒すにはシェアリングフィールドが必要。それがない今、本来の力と、更に強くなったダークメガミを相手にする事になる。つまり勝つ要素がない。会議で、ダークメガミを倒す唯一の方法を聞いていたノワールやピーシェなら、この後何をするべきか分かるはず。

 

BH「……ジント!ネプテューヌとホワイトは!」

ジント「この先の、大きな石の扉の前に居る!でもネプギアとユニが……」

アリファ「そこに寝かしてあるわ。扉の前よ」

BH「分かったわ。ピーシェ、ブランとアルブムは連れて来なさい。私はプルルートを連れていくわ」

YH「わ、分かった」

 

ノワールはプルルートをお姫様抱っこする態勢になり、ピーシェは私とアルブムをぶら下げるように連れていき、私達はジントとアリファの横を通り過ぎていく。

 

ブラン「ジント……」

ジント「心配するな。ホワイトが致命傷を負っている。頼んだぜ」

ブラン「……うん」

 

そして私達はジント達が居る場を離れていった。

 

[サクラ]

 

《新次元ゲイムネプテューヌV2 Will Be Venus》

 

ジント「さて、サクラがどうして太刀を持ってるか知らないが、それは後にして」

アダスオラ「まずはお前を倒す。ダークホワイト」

DW「言ってくれる。今度こそ倒させてもらう。特に貴様だアリファ」

アリファ「絞りカスのあなたが私を倒すなどと、無理な話よ」

 

どうしよう、全然雰囲気に付いてこれないよ!怖いよみんなが!

 

サクラ「…………」

 

私はいつでも戦える態勢を取る。左手に鞘を握り、右手は太刀の柄を握る。咄嗟に仕掛けた技は簡単に止められたアイツ、もっと慎重に動くべきね。

 

ジント「行くぞ!ダークホワイト!」

 

先に動いたのはジントさんだった。その動きは迅速的で緋色の粒子を翼から放出している。右手に装備された刀身の刃を展開させ、ダークホワイトに向けて突き出す。

 

ジント「ウオオォォォ!」

DW「お前からか、見せてみよ。デマイスウルフェンを倒したその力を」

 

ジントの剣先がダークホワイトの斧の平の部分で受け止められた。しかしジントの粒子が更に増している。その効果が見られた。ダークホワイトをどんどん後ろへ押している。

 

ジント「食らえ!」

 

ジントは二段目の攻撃に移る。刀身を折り畳み、高出力の粒子ビームを放つ。そのビームはダークホワイトを丸々飲み込んだ。恐らくまともに受けたのだろう。しかし……

 

DW「甘い」

ジント「なに?」

 

ビームを受けていながらも粒子の中からダークホワイトの手が現れ、粒子ビームの銃口を無理やり押さえ込んだ。

 

DW「そんな出力では、傷一つに入らな……」

サクラ「……!」

 

私は、銃口を抑えている所を仕掛けた。横から狙って無数の斬撃を繰り出す。

 

DW「ちぃ……」

 

ダークホワイトは銃口から手を離し、後ろに回避するが斬撃を数回程食らい、命中した際に火花が走る。しかし効いていないようだ。

ダメージがまるで通っていない。ノワールのバスターソードをまともに切り刻まれても効果が無い。それ以上の威力を持って攻撃しなければダメージが通らない!

 

アダスオラ「仕掛ける!」

アリファ「はぁ!」

 

次に仕掛けたのは2人。アダスオラは空中から攻撃するが、アリファが見当たらない。

 

DW「ぐは!」

 

後ろに居た。アリファの攻撃は当たり前のように命中している。二刀流の漆黒の剣がダークホワイトの腹部を貫通している。

やっと攻撃が効いた?

 

突き刺した二刀を左右に振り、そのまま宙返り攻撃でダークホワイトを打ち上げた。空中から攻撃するアダスオラは、打ち上げられたダークホワイトに追撃する。蒼光の両剣の剣技と、真ん中を切り離し二刀となった蒼光の剣の二刀流剣技を使い分け、連続の斬撃をダークホワイトに食らわせる。その凄まじい剣技を前に私は驚く。

 

DW「ぐぅ!」

 

そして最後の一撃にダークホワイトを更に打ち上げた。

 

アダスオラ「ジント、やれ!」

ジント「エフェクト!ハアアアァァァ!」

 

ジントがそう唱えた時、放出される量が更に増して、展開した刀身に緋色の輝きが照らされる。

 

ジント「食らえ!」

 

ジントが刀身を上に振り上げた瞬間、刀身が巨大な粒子剣と変わった。剣の長さが分からない、いや確認出来ない。何故ならどこまで見ても、長さが続いているからだ。

 

ジント「タキオン……ライザァァァァァ!!」

 

巨大な粒子剣は、打ち上げられたダークホワイトに目掛けて振り下ろし命中した。粒子剣がダークホワイトに接触している証拠に赤い光が眩く照らされる。強い衝撃波が帰ってくる。

 

DW「ぐぅぅぅおおぉぉ!」

 

赤い爆発が起きて、ダークホワイトは受けた衝撃で盛大にたたき落とされ、地面に激突し砂煙が舞う。

 

サクラ「やった!」

ジント「やったか?」

 

砂煙は少しずつ晴れていく。そして姿が現した。ボディーに大きな傷を負っていたが、ダークホワイト自身は苦しんでいる様子が見られない。

 

 

DW「やはり……女神相手ではないと調子が狂う。だが少し効いたぞ」

アダスオラ「話には聞いていたが、やはりシェアリングフィールドとか言う結界が無ければどうにもならんようだな」

サクラ「そんな!?あんな凄い技を食らったのに!」

ジント「ちぃ!」

アリファ「…………」

DW「ジントと言ったな?お返しはさせてもらうぞ。我に傷を追わせた罰を受けよ」

 

ダークホワイトが動き出した。斧を持つ者とは思えない速さでジントに急接近した。

 

サクラ「ジントさん!」

ジント「…………!」

 

ダークホワイトがジントの顔を鷲掴みにしようとした瞬間、いつの間にか、ジントの前に茶色のマットを羽織ったピンク色の長い髪の毛の女性が、ダークホワイトの手首を抑え、阻止した。

さっきから頭の整理が付かないし追いつかない。でもそのマットの子が誰なのか、私は知っている。

 

《Biohazard code veronica Wesker vs Alexia》

 

DW「……き、貴様は!?」

???「は〜いそこまでだよ〜」

ジント「お前は……クロテューヌ?」

クロテューヌ「会いに来たよ。ジント兄さん」

 

クロテューヌと名乗ったその子は笑顔でジントに見せた。でもその顔からとは思えない、只者じゃない雰囲気をただ寄せている。何故、体中の神経が震えているからだ。

 

アリファ「く、クロテューヌ……」

クロテューヌ「心配だから見に来たよ〜。ついでにジントお兄ちゃんにも会いたかったしね。サクラもお疲れ様」

サクラ「クロテューヌ、どうしてここに」

ジント「サクラ!クロテューヌを知っていたのか?」

サクラ「さっき知り合ったばっかりなんです。私とアルブムにネプギアとユニが危ない事を伝えてくれて……」

ジント「ネプギアとユニが危ない?」

アリファ「言っておくけれど、私はその危険から助ける事が目的よ。分かった?」

ジント「そうだったのか」

 

そうだった。自分の目的をすっかり忘れてしまっていた。私、なんてことを……でもそれよりも

 

DW「は、離せ!」

クロテューヌ「あ ごめんね〜絞りカス 今すぐに倒してあげるから……ジント兄さん、ちょっと待っててね」

ジント「あ、あぁ……」

 

 

その瞬間、クロテューヌは戦闘態勢に移行したのか、一気に場が禍々しさに満ちた。クロテューヌの周りに黒いオーラが纏い始める。

 

《SRW Dark Prison Ver.OG》

 

クロテューヌ「さあ…………」

DW「くっ!」

クロテューヌ「また……殺してあげる」

 

クロテューヌは、掴んでいたダークホワイトの手首を上に退けた。怯んだ所を拳で怒涛の連続攻撃をする。一発一発に空気を斬るような鋭い打撃がダークホワイトの上半身、至るところにダメージを与える。

 

DW「ぐっは!アック!うぐ!」

クロテューヌ「せい!」

 

連続攻撃を終えて、ダークホワイトを空中へ蹴り上げた。瞬間移動して追撃をする。蹴り上げたダークホワイトを打撃で一発吹き飛ばし、飛ばした方へ瞬間移動して向かってくるところを更に打撃で吹き飛ばす。

 

DW「ぐふ!ぐぉ!うが!」

 

打撃音が空間を響かせるその一撃は、相当強烈な印象を見せる。その戦闘の速さは目で追いつくのがやっとだ。

 

実力差が段違いだ。

 

クロテューヌ「ん!」

DW「ぐぁぁぁぁぁ!」

 

何度も続いた打撃が終わり、最後に両手を使ってハンマーブローでダークホワイトを殴り落とした。強い打撃を受けたダークホワイトは勢いよく地面に向かって落ちて激突し爆発したかのような轟音が轟く。その影響で地面が大きく凹み、周りに広がっていくように地面が砕かれていく。

 

クロテューヌ「散り一つ残さず、消滅させてやる」

 

クロテューヌは両手を大きく広げた。すると両手に黒い玉が2つ大きくなり始め、それを中心に場が黒い電撃が迸る。地面が黒い電撃によってなぞるように破壊されていく。

 

アリファ「っ!みんななるべく遠くに離れなさい!」

 

いかにもやばそうな技にアリファの呼びかけに素直に従って遠くに離れる。

 

黒い玉を一つに合わせ、更に大きくなる。そしてそれをコントロールするように両手の指先から黒い電撃が黒い玉に纏う。すると更に倍に大きくなり始めた。その影響で、周りの地形が崩壊し始め、岩などが黒い玉に吸い込み始め、そして放たれる。

 

クロテューヌ「メガグラヴィティークラスター!」

 

放たれた。その瞬間、場の景色の色がモノクロに染まり、重力が一気に重くなった。

 

アリファ「っく!ここまで逃げれば……大丈夫よ」

アダスオラ「く……重い……!」

サクラ「動け……ない!」

ジント「クロテューヌ……っ!伏せろ!」

 

巨大な黒い玉は地面に着弾した。その衝撃で地面が地震のように大きく揺れ始めた。黒い玉は黒い電撃を放出し始め、更に地形を破壊する。そして段々小さくなり始め、見えなくなるくらいになった途端大爆発が起きた。

 

クロテューヌの攻撃が終わった。気が付くと重い感覚も無くなって体が動けるようになったが、さっきまでいた広い空間とは違う景色に変わっていた。

 

ジント「やった……のか?」

 

そう言ったジントの前に空中からクロテューヌがゆっくりと降りてきて、ジントの質問に答えた。

 

クロテューヌ「終わったよ。さあもう1人の私と他の仲間を探して、この森から出よう。ジント兄さん」

 

こうして、ハネダ山道の森林の探索は、思いがけない結末で幕を閉じた………………

 

サクラ『私って……来た意味あるのかな?って言うか色々急展開過ぎて付いてこれないよ〜!』

 

ジント「そう言えばプルルートは見つかったけど、もう1人忘れているような気が……?」

 

 

一方

 

《新次元ゲイムネプテューヌV2 Tutorial》

 

 

ベール「みなさ〜ん!どこですの〜!置いていかないで下さいな〜!」

 

 

ベールは1人置き去りにされていた。

 

めでたしめでたし

 

ベール「めでたくないですわぁぁぁ!!」




ネプテューヌの直感から始まった ハネダ森林の探索は、予想外の事態によって幕を終えた。はぐれた仲間を見つけ、森林を出たが、その頃にはアリファとクロテューヌは既に姿を消していた。1人迷子になっていたベールは罪悪感を感じ、ジントとアダスオラとブランの3人はしばらくリーンボックスの教会に泊めてもらうことに。大怪我を負ったホワイトはピーシェとサクラとアルブムの3人がルウィーまで送り届け、そこで待機。気絶状態のプルルートはネプテューヌがプラネテューヌまで送り届け、イストワールに事情を話して待機する事に。一方、アリファによって捕まっていたネプギアとユニは、彼の言う通り、大きな扉の前に寝かされていたがそれ以降目を覚まさない。リーンボックスの教会で2人の様子を見ていたが、それから一週間目が覚めないままだった。そこに突然、一週間ぶりに現れたアリファがリーンボックスにやって来る。何やらクロテューヌに頼まれてやって来たらしい

次回
Episode11 リーンボックス
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。