《神次元ゲイムネプテューヌV LOWEE'S Theme.V》
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ルウィー城 ホワイトの私室
[ジント]
ジント「怪我の具合はどうだ?」
ホワイト「大丈夫良くなったわ。アルブムのおかげで」
ルウィーの中心に立つルウィー城に来た俺達はホワイトの御見舞に来た。怪我はまだ完治していないようだけど、前より良くなったようだ。それは良かったぜ。
ブラン「資料の処理してるみたいだけど、大丈夫?」
ホワイト「これくらいどうってことないわ。でないと女神なんて務まらないから」
ネプギア「あまり無理しないでね。ブラ…ホワイトさん」
ネプギアは間違えてブランと呼びそうになったが、ホワイトと呼び直す。実際間違っていないんだけど、ブランが2人いると、どっちかのブランを呼ぶのに困ってたりしたから、神次元のブランの提案でホワイトと呼ぶようにしている。
ユニ「どこ見ても和風…初めて見たわ」
ホワイト「どうかしら、私の国は」
ブラン「とても綺麗よ。今までこのような場所に関わった事ないから新鮮でいいわ。それで一つ聞きたいのだけれどいいかしら?」
ブランはホワイトの元に近づき、一つの質問をする。
ホワイト「なに?」
ブラン「このルウィーの人気スポットはどこなの?」
人気スポット。俺も正気気になる。実際ネプテューヌ達に出会ってから、出歩いて楽しんだ事が少ない。たまには息抜きに観光してみたいのが俺の本心の一つ。質問を聞いたホワイトは仕事机の一番したの引き出しから、1冊の本を取り出し、ページを捲りながら説明する。
ホワイト「そうね……まず一つはこの国に自然、紅葉で溢れた綺麗な景色が見れる、観光用のルウィー城。二つはここから北東にある円の形をした海水浴、3つはここから西にあるルジーイ高原。そこには可愛らしくて人懐っこい動物やモンスターが居て、触れ合うことが出来る。この3つが主な人気スポットよ」
ブラン「そう……教えてくれてありがとう。もう1人の私」
ホワイト「どういたしまして、もう1人の私」
そういえば、神次元のワールドマップ見た時、ルウィーの付近に円の形をした地形があって、その中が広い泉になっていたが、あれは海水浴場だったんだな。良く出来ている。
ホワイト「教えた変わりっと言ってはなんだけど、一つお願いを聞いてくれるかしら」
ネプギア「お願い事ってなんですか?」
ホワイト「リハビリとして、そろそろ外へ出ようと思うのだけれど、私を支えながら連れてってくれないかしら」
ホワイトは仕事机からゆっくり席から離れ、俺達の前に立つと、その場で軽く頭を下げながらお願いしてきた。リハビリか、まあ必要な事だから連れていくとしようか。
ジント「俺は構わないぞ。お前達はどうだ?」
ユニ「アタシは平気よ」
ネプギア「はぁー。ホワイトさんとまた歩けるですね!久しぶりだな〜」
俺とユニとネプギアはホワイトのお願いを引き受ける。ブランも同じく引き受けたのだが……
ブラン「でも一つ問題があるわ」
ホワイト「問題?……あ……」
ジント「あぁ〜。確かにな」
俺もその問題に気付いた。ブランが2人いる、その状態でルウィーを回れば「ブラン様が2人!?」見たいな感じで大騒ぎになるだろう。さっきは服装が違うブランでも顔は同じだから騒ぎにはならなかったが、2人となれば間違いないな。
ブラン「なら私が留守番するわ。もう1人の私は3人と一緒に行ってきなさい」
ホワイト「そう……服はそこのクローゼットにあるから着替えて」
ブラン「分かったわ。と言う訳で着替えるから、特にジントはここから出て行って」
ジント「言われなくても分かってるってよブラン。ルウィー城の入口で待ってるぜ」
そう言い残し、ホワイトの私室を後にして、ルウィー城の出口へ戻る。
ルウィー城内
ジント「やばい……迷った」
ルウィー城は思った以上に広かった。ネプギアはよく覚えてるな、あいつの案内は優秀だという事が改めて分かった。さあどう行こうか……
ジント「誰か人はいないのか?ルウィー城の職員とか……」
カセン「それはいない」
ジント「そうか…………っておい!?」
俺の耳元でカセンの声がしたと思ったらすぐ横に、逆さまで腕を組んでいる本人が居た。まるで忍者じゃないかよカセンは。
ジント「お前がどうしてここに?」
カセン「あなたの事だから、ルウィー城内部は迷うと思って来た」
ジント「なんだよそれ。ていうかお前はまるで忍みたいだな」
カセン「実際にそうだけど?」
ジント「まじかよ」
まるで俺は馬鹿だと思われたが実際に俺は馬鹿だから否定はしない。逆さまで現れたカセンはアクロバティックな動きで床に着くと、早速ルウィー城の出口まで案内してくれた。相変わらず無言だが、手でジェスチャーしてくるからそれで理解するようにしている。
ジント「ところでよ。そのままもう1人のブランに顔を合わせれば良かったんじゃないのか?」
カセン「今は会わない」
ジント「どうしてだよ」
カセン「別に……」
カセンは振り向きもせず俺の話を聞いて、最小限の返事しかして来ない。俺はなんとなく、無口な人だと思った。その性質も言葉の通り忍びだと改めて思う。でも初めて戦った時とは全然違うな、言葉使いが。そう言えば、クロテューヌやアリファみたいに、カセンにも兄とかいるのかな?聞いてみるか。
ジント「なあカセン。お前…お兄さんとかいるのか?」
その瞬間、カセンが立ち止まった。その動きは反応したかのように見えた。しばらく待つと、カセンは返事を返事を返す。
カセン「いる……」
ジント「そうか」
カセン「この次元にいるらしい」
ジント「へー……って!?この次元にか?」
カセン「うん」
カセンに兄がいるのは予想したが、この神次元にいるまでは予想外だった。その後の言葉は発する事はなく、会話は自然に閉ざされた。しばらく無言が続き、やがて出口に着く。しかしその頃には既にホワイト達がいた。
ジント「あれ?お前達……」
ホワイト「予想通り、やっぱり迷ってたわね」
ネプギア「でも良く1人でたどり着いたね。心配したよ」
ユニ「もう、必要以上に心配させるわね。バカジント」
ジント「いや違うんだ。1人じゃなくて……あれ?」
俺は、案内してくれたカセンを呼ぼうと後ろを振り向いたが、カセンの姿がいつの間にか消えていた。後ろに振り向いて誰かを探してる動作にホワイト達が疑問の表情をする。
ジント「カセンがいない」
ホワイト「カセン?確か、危険種の襲撃に突然力を貸してくれた謎の人だったわね」
ジント「素直に顔を合わせればいいのにな〜。まあいっか、行こう」
ホワイト「えぇ」
居なくなったカセンの事が気になるが、とりあえずホワイトのリハビリを始めようとその場を後にする。その様子をルウィー城の観光用の展望台からカセンは見ていた。
カセン「その内……な」
そう呟いたカセンはその場で空に向かって高く飛び、ある場所へ向かっていった。
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ルウィー 海水浴場
[カセン]
ルウィー城から北東へ離れた場所の海水浴場に私は来ている。その理由は一つ、ルウィーの守りと二つ。それは監視と……
アルブム「お待たせしました。ごゆっくり」
クロテューヌから頼まれたターゲット、アルブムの防衛。どうしてこの得体の知らない男を見なければならないのかは分からない。でもクロテューヌが監視を付けさせるくらいの防衛対象なら、何か関わりがあると言うのかしら。私は高い位置から、接客するその少年を視界から外れないように監視する。
カセン「………………」
昼を過ぎた今、特に変わった行動や事は起きていない。昼食を済ませ、ひたすらクエストをこなす姿くらいしかない。
カセン「名前はアルブムだったかしら、真面目な人ね。私も個人でやりたい事あるのに」
???「でもそれは討伐クエストしかないでしょ?コロシアムの」
どこからか聞こえたその声が誰なのか、それはすぐにでも分かった。背後から誰かが現れる音が鳴り、言葉の掛けてくる。
クロテューヌ「カセンがそれをしたら止まらないだから、我慢してね」
声の主はクロテューヌ。私の隣に寄りながら喋りかけてきた。私は顔を動かさず、防衛対象のアルブムだけ目視する。
クロテューヌ「どう?何か変わった事は無い?」
カセン「ない」
クロテューヌ「え〜。元気にやってるとか、他にあるでしょ?」
クロテューヌは少しふざけた口調で言葉のボールを投げ返す。アルブムの監視を命じられてから1週間経った今、そろそろ目的が知りたいと思った私はクロテューヌに質問をする。
カセン「彼に……何の意味があるの?」
私の質問を聞いたクロテューヌは微笑みを見せながら答えた。
クロテューヌ「大いにあるよ。だからこそ、私は彼に記憶の一つを無理やり引きずり出してあげたんだからね」
カセン「何を?」
クロテューヌ「強いて言うなら…例の【扉】の存在さ」
カセン「【扉】だと?」
クロテューヌ「そう。これが何を指しているのか、分かる?カセン」
カセン「………………」
私はその意味が分からないで居た。それに何故ここで禍空間の話が出るのかも理解し難い。
クロテューヌ「さすがカセン、そのだんまりは忍らしい仕草。それじゃあ、私は行くね」
カセン「どこへ?」
クロテューヌ「それはね……。
クロテューヌ「また後で、カセン」
クロテューヌはそう言い残した後、カセンから離れて行って姿を消した。私は引き続きターゲットを見張る。その時
カセン「……」
西南側に私が口寄せで配置した数体の氷のオオカミ、アイスウルフが外敵を発見したらしい。
カセン「ベーダー系の5体か……やれ……」
私は外敵を倒せと命令した。このようにルウィーの守りを固めている。もちろんルウィーの守護女神はこの事を知らないから発見されないように工夫はしてある。
カセン「雑魚の数はこの1週間で減った。ルドアームズ地下道ルウィー寄りの雑魚もいない。奴らが仕掛けてこない限り、危害はなさそうね」
後は犯罪を犯す愚か者くらいしか短にいないが、それは本国が処理するだろう。ある程度集中出来る状態になったこの状況なら、アルブムの防衛は上手くいくかも知らない。私はひたすら時間を掛けて、夕方あたりまで見張った。その時間までは特に問題が起きた痕跡もない事も把握した。
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《神次元ゲイムネプテューヌV LOWEE'S Theme.V》
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ルウィー城 展望台
[ユニ]
ジント「調子はどうだ?ホワイト」
ホワイト「朝より良くなってるし、思った以上に体が動けるわ。リハビリに付き合ってくれてありがとう」
ルウィー内をリハビリに使い、ついでに女神の挨拶回りの手伝いをして時が流れた今。ルウィー城の観光用の展望台に来ている。太陽が沈もうとしている風景を見ながら会話を交わす。
ブラン「ホワイト、服を貸してくれてありがとう。ベッドの上に畳んで置いてあるから」
ホワイト「えぇ、分かったわ」
ユニ「リハビリでも楽しかった。次はお姉ちゃんをここに連れて来たいわね」
ネプギア「そうだね。ユニちゃん」
時間は17時を過ぎてもう少しで18時になるところで、私達はそろそろ帰ろうとする。
ブラン「さて、そろそろ帰ろうかしら」
ホワイト「今日はありがとう。また遊びに来てね」
ジント「あぁ。またな、ホワイト」
ユニ「それじゃあ」
ネプギア「それでは、また!」
ジントは時空進化、ネプギアは女神化して、ブランさんはジントに抱き上げてもらって空へ飛び、アタシはスカイフライヤーを呼んでルウィーを後にする。スカイフライヤーを操作しながら地上の風景を見る。ルドアームズ地下道の上を通り過ぎながら、群がる鳥とすれ違う。その際に見える太陽の光が地を照らし、絶景を見せた。
コラスィ『いい景色だ。そう思わねぇか相棒よ』
ユニ『こんな綺麗なとこを見たら綺麗としか言えないわよ』
アタシの右形にコラスィが半透明の状態で姿を表した。今日初めてコラスィの小さな姿を見たけど、本来の姿と雰囲気が全くと言っていい程全然違うわね。そう言えば、初めてコラスィと話をした時より言語がゆるい気がするのはアタシだけかしら?もしかして神獣って言うのは実はフレンドリーなのかな?
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心の中で呟くアタシ。そんな時、何かあったのかジント達が急に止まる。アタシも近くまで寄って止まるとそこにクロテューヌが宙に浮いてアタシの前に立っていた。
ジント「クロテューヌ?なんでここに」
クロテューヌ「伝えておきたい事があるんだ〜。ユニちゃん、ちょっと耳を貸してくれるかな?」
ユニ「え?」
クロテューヌから突然そんな事を言われた。近くに寄ってくるクロテューヌに耳を傾けると、そっと顔を近づけ、小さな声でこう言ってきた。
クロテューヌ『君のお姉ちゃんとゴールドサァドがピンチみたいだよ』
神次元のブランの頼みでリハビリに付き合ったジント達。そのおかげで体の状態が良くなった事を認識したホワイト。
その帰りに待ち伏せていたクロテューヌはユニに一つの情報を教えた。「姉とゴールドサァドが危ない」それを聞いたユニはすぐさま姉の元、超次元のラステイションに向かう。その後ラステイションに着くがとんでもない風景を目の当たりにすることに。
次回
Episode20 落ちた女神
次回の投稿はCadaver of Deadです