超次元ゲイムネプテューヌ 光の輪廻と闇の輪廻   作:超輪

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Episode21 囚われた心 怒りの業火ヘルシスター

【超次元】

 

バーチャルフォーレスト保護地区 大樹前

 

[ジント]

 

ジント「待たせて悪いな、アダスオラ」

アダスオラ「遅いぞ貴様ら」

 

アリファに衝撃的事実、超次元のラステイションが占領された事を聞いた俺達は、急遽、超次元に帰る事になった。一足先に行っていたアダスオラは、ハザマを開けた状態で俺達を待っていた。

 

PH「待たせてごめんなさい。アダスオラ」

アダスオラ「まあいい。さっさと行くぞ」

 

そう言ったアダスオラは、他の事を言わないまま、ハザマへ入っていった。

 

ブラン「今のアダスオラはせっかちさんね……」

PS「よほどノワールさんが心配なんですね」

ジント「あれだな。妹のアリファに似ているからとかだろうな」

PH「かも知らないわね。さあ、話はやめにして、急ぐわよ!」

 

話を無理やり終わらせたパープルハートこと、ネプテューヌは俺達より先にハザマへと入っていった。

 

ジント「俺達も行こう」

PS「はい!」

ブラン「えぇ」

 

2人の後を追うように、俺達もハザマの中へ入る。するとあっという間に超次元のバーチャルフォーレスト保護地区の大樹前に着いた。

 

【超次元】

 

《NINJA GAIDEN 3 Haunted By The Past》

 

2度目になるが、移動した自覚がない全く感じない自分に驚く。だが、それよりも目を疑う光景を目にした。

 

ブラン「見て、ラステイション側の空の様子がおかしいわ」

 

ラステイションの方向にある空が、他と違って雲と雷がごろごろと鳴っている。ただ事じゃない事が起きているのを目撃し、認識する。

 

PS「あれは……まるでタリの時の!」

PH「急いで向かうわよ!」

ブラン「えぇ!」

 

その時、ブランはなにかに気付いたかのような表情を一瞬見せた後、ブランを囲むように光り出す。そうか!ここは超次元!と言うことは!

 

WH「プロセッサユニット!装着完了!さあ行こうぜ!」

ジント「あぁ!今行くからな!ノワール!」

 

ブランは女神化し、ホワイトハートに変身した後、共に空へ飛び立ち、目的地であるラステイションへ向かっていった。

 

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???

 

[ユニ]

 

HS(ヘルシスター)「ここはどこ?」

クロテューヌ「見たところ〜超次元のどこかの洞窟って感じかな?おかしいな〜空に出ると思ったんだけど」

 

クロテューヌの時空移動でとある道がない空洞の中に私達はやって来た。周りは青く光る鉱石で場を照らしている。くぐり抜けた先がい空じゃなくて洞窟って……。

 

HS(ヘルシスター)「まあいいわ。どういう訳かラステイションのシェアエナジーを感じる事が出来るし、それを辿っていけば向かえるわ」

クロテューヌ「そうなんだ。後は道だけだよね〜、まあそんなの……今のあなたなら何するか分かってるよ」

HS(ヘルシスター)「道がないなら……作るだけよ」

 

ラステイションのシェアエナジーが感じる方向は私の向きの方向からすればここから北方向ね。天井を破って外に出よう。考えを思いついた私は天井を見ると、クロテューヌはアタシが何をしようか分かったかのように面白がっている。

 

クロテューヌ「天井を破っていく?いいね!それやろう!」

HS(ヘルシスター)「纏え獄炎!はぁあぁ!」

 

アタシは天井を見ながら、身に赤黒い炎を纏わせ、そのまま天井に向かって突っ込んでいき、天井を勢いよく破っていく。

 

クロテューヌ「お〜相当怒ってるね〜」

 

天井が突き破れ、降ってくる岩石をアイギスフィールドで防ぎながら、後を追う。そんなアタシは少し進んだだけであっという間に出られた。シェアエナジーが感じる方向へ目を写すとまず目に付いた物があった。

 

HS(ヘルシスター)「ラステイションが…」

コラスィ『あれから感じる感覚……例の【扉】だぜ相棒』

 

見えたのは、もはやラステイションとは言えない別の物と変貌した都市。空は雷鳴が乱れ鳴り、中心に立つ闇の城。禍々しい国へと変わり果てている。

 

クロテューヌ「これをやらかしたのが例の組織だよ。ユニちゃん」

HS(ヘルシスター)「……やってくれたわね第三者!」

 

感情が抑えきれず、全身に赤黒い炎とオーラが強くなるように感情が顕になる。2丁のライフルを現出させ、装備し、早速目的地へ行こうとすると、クロテューヌがアタシを呼び止める。

 

クロテューヌ「ユニちゃん。2つだけ言っておくよ」

HS(ヘルシスター)「何かしら」

クロテューヌ「1つ、落ち着く事。2つ……手段を…選ぶな…」

HS(ヘルシスター)「……っ!?わ、分かったわ」

 

クロテューヌが二つ目に言った言葉を聞いた時の仕草に、一瞬冷たい感覚に襲われた。でも一つ目の言葉を聞いた時、アタシ自身が興奮状態に陥っていた事に気付いた。2〜3回程深呼吸を行い、落ち着かせる事で、冷静な判断が出来る状態に戻る事が出来た。

 

HS(ヘルシスター)「ありがとう、クロテューヌ。アタシとしたが、自分を見失っていたみたいね」

クロテューヌ「別にそのままでも良かったけど、あの時みたいにやり過ぎたら、誰かさんが困るからね。それじゃあ私はじっくりと拝見してるよ。あなたのバトルを……」

 

そう言い残しながら、時空移動でその場から姿を消した。そして相棒と私だけ残された今、やる事はただ1つ……

 

コラスィ『存分に暴れようぜ相棒!』

HS(ヘルシスター)『えぇ!ラステイションを占領した奴をぶっ倒して、姉上と仲間を助け出す!行くわよ!相棒!』

コラスィ『おう!』

 

赤黒い炎を纏い、高速で目的地へ向かって行った。今までは、姉上にいろんな場面で助けてもらっていた。だから今度はアタシが助ける。この手で……。

 

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呪わし都市 アビスラステイション最深部付近

 

[レオタニス]

 

ラム「どこ行っちゃったの?レオちゃんは!」

ロム「レオちゃん……迷子」

ステマックス「拙者の視界から外れていくとは……」

 

この国の中心っぽい城の中までやって来たが、あたいは個人的な目的があって、彼らとはぐれたかのように見せかけてあたいは離れた。あの紫のロボットっとケイブっていう人の気から外れるように動くのはきつかったが、あたいの力を使えばギリギリ何とかなった。そんなあたいは今どこにいるかって?実は今いる場所の天井が異常な程に高い、いや、無限にあるくらいに高い。つまりあたいは彼らを見下ろせるくらいのめちゃくちゃ高いとこで、2人分入れるくらいの四角い凹み部分に隠れているのだ。

 

《The 3rd Birthday Cloud Of Aureolin》

 

レオタニス「ふ〜、この高いとこまで壁を走って登っていくのは、さすがにこの力を使ってもきつかったな〜。でも悪いねあんたら、あたいは個人的な目的があってな、って言っても驚かせたいだけだけど」

 

4人を見下ろしながらそう言ったあたいは、また壁を走って行き、奥へと進んでいく。

 

レオタニス「ユニの奴は……まあ来てないだろうな」

 

壁を走って飛び移り、進む方向へ掛けていく。案の定、宙を浮く雑魚はいたが、あたいはそれを踏み台にして、効率良く進む。カセンって奴に教えて貰った移動技術なんだが、何事の教えでも必ず役に立つ物だな。

 

レオタニス「壁にして来たか、雑魚が!レールガン!チェンジスライサー!」

 

あたいは言葉を唱えると、愛銃のレールガンが片手剣へ変形し、白い粒子の刃が展開される。

 

レオタニス「あまり得意じゃないけど……。その道、開けてもらうぜ!」

 

片手剣を両手で構え、雑魚の群れへと突っ込む。雑魚を斬りながら踏み台にし、先へ進みながら倒す。

 

レオタニス「とぉ!」

 

あたい流の下手な剣技でも、切り抜けられそうだな…………っと、奥から誰かが戦っている声が聞こえるね〜と言う事は主犯とそいつと戦っている仲間が居るって事、そんじゃあ!一発やるか!

 

レオタニス「レールガン!チェンジブラスター!」

 

言葉を唱え、レールガンを高火力形態に変形させる。次に踏み台にする雑魚を使って高く飛び、上から雑魚の群れの中心あたりを狙う。

 

レオタニス「そこだ!」

 

狙いを定めた瞬間引き金を引き、ブラスターの中型粒子砲を発射する。粒子砲は雑魚の群れの中心に命中し、光に飲み込まれた。そして粒子砲は群れを抜けて、あたいが通った道に着弾し、爆発が巻き起きた。

 

レオタニス「これで彼らも、こっちに進んでくる筈。さあメインバトルの時だ!しっかり驚かしてやるぜ」

 

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呪われし都市 アビスラステイション最深部

 

《Final Fantasy X Challenge》

 

[ベール]

 

GH「くぅ……」

エスーシャ「こいつ…やる…」

シーシャ「後は私達……このままじゃあまずい……」

DB「この程度か?貴様ら」

 

ダークブラックと戦闘して数十分。かなりまずい状況にある。ここまで戦って立っている者は私達とノワールを引き付けているもう一人のネプテューヌとケイだけ……このままでは負けてしまう。

 

DB「つまらん、我はまだ本気も出していない。ウォーミングアップにもならん」

GH「言ってくれますわね。まだ私は奥の手を残していますわよ」

DB「だがそれが出来ないのだろう?」

GH「…………」

 

奥の手……ネクストフォームに変身出来ないのは何故?コネクトしても出来ないなんて……。どうすればよろしいのですの?

 

ネプテューヌ?「ノワール!いい加減目を覚まして!君が今何をしてるのか分からないの?」

ノワール「……っ!」

DB「何度やっても無駄だと言っている。こいつの心は我が支配している。いかなる言葉も届かぬ」

 

ノワールは無言のままもう一人のネプテューヌを攻撃している。その攻撃を凌ぐように動く彼女も限界が見えて来ている。これまで以上に不利な状況ですわ……。その時、突然背後からエネルギー粒子の音が迫って来てる音がなり、白い粒子砲が私を通り過ぎてダークブラックに向かっていく。

 

DB「……っ!?」

 

突然の攻撃反応出来なかったダークブラックは粒子砲を避ける間もなく、命中され爆発が起きて、その出来事に全員が注目する。

 

GH「なんですの?」

 

背後から撃ってきた者が一体誰なのか、それを確認すると片手でレールガンを持つ1人の女性が立っていた。

 

エスーシャ「……っ!?」

 

背後の入口に立っていた女性。顔は見慣れているがそれ以外は全く別物。その姿はユニちゃんに似ている女性。

 

シーシャ「君は……ユニ?いや……違うみたいだね」

レオタニス「お話は後にしな、ユニの仲間達。って、ほとんどやられてるじゃないか!?」

 

話を強引に終わらせ、いきなり大きな声でリアクションを取った。その時、爆発で巻き起こっていた煙の中から衝撃波が軽く放たれ、煙が消える。

 

DB「レオタニス!貴様、また我に阻むか!」

レオタニス「まさか、またあんただったなんてね。ダークメガミって言うのは本当に……」

 

ダークブラックはレオタニスを見た瞬間、怒りを顕にし始めた。さっきよりさらに黒いオーラが濃く纏っている。

 

レオタニス「ん?なぁ!?あんたはおっきいネプテューヌ!?」

ネプテューヌ?「あぁ!いつぞやのお転婆レオちゃん!」

 

ユニちゃんに似たその子、レオタニスと言う子はもう一人のネプテューヌの存在に気付きまたリアクションを取る。お2人は知り合いなのでしょうか?

 

ノワール「……っ!」

 

2人の話に割り込むように、突然ノワールが動き出し、レオタニスへ仕掛けてきた。素早い足で私達の隣を通り過ぎ、レオタニスとの間合いを縮める。

 

レオタニス「あんたがユニの姉さんか。でも悪いね、今あんたに構ってる気は無いのさ!」

 

まっすぐ向かってくるノワールに向けてレールガンを構え、大型のビーム球を放つ。そのビーム球がノワールの前に迫ると、それを二つに斬るように剣を横に振ったその時。

 

ノワール「……っ!?」

レオタニス「貰ったぜ!」

 

ビーム球を真っ二つにした時、レオタニスがビーム球の後ろに現れた。突然現れた事にノワールは動揺したところをレオタニスのもう片手でノワールの腹部分を殴る。

 

ノワール「くっは!?」

レオタニス「とりあえず寝ていな」

 

強烈な一撃を受けたノワールは気絶した。レオタニスは体重を預けるように倒れたノワールを片手で抑え、そのまま寝かせる。

 

レオタニス「さあ…ダークブラック。今度はお前だ!」

DB「レエェオタニスウゥゥゥゥ!!」

 

ダークブラックは右手と一体化している剣に力を込めて、レオタニスに向けて黒い衝撃波を放つ。私達はそれを左右に別れるように避けて、レオタニスはその場で高く飛んで避ける。空中へ飛んだレオタニスはその位置からダークブラックへ向けてレールガンを構えて射撃する。

 

DB「ふん!」

 

ダークブラックは向かってくるレールガンの射撃を切り払い、猛スピードでレオタニスへ突撃する。

 

レオタニス「てぇ!」

 

レオタニスは向かってくるダークブラックに向けてビーム球を放ち、その反動で後に下がり、壁に付いたところで横に走りながら射撃する。

 

GH「壁を走っている?」

シーシャ「へ〜。なかなかテクニシャンな子じゃないか」

ケイ「ユニに似た……彼女……」

 

壁を走りながら戦うレオタニスと、勢いをまして殺しにかかるダークブラック。その2人の戦闘が長く続いた。

 

レオタニス「ちぃ!相変わらず脅威的だなダークブラック!」

DB「黙って死ね!レオタニス!」

レオタニス「あ……」

 

 

レオタニスは何かに気付いたかのような反応をした。その直後、私は地面から今まで感じた事がないシェアエナジーが伝わってきたその瞬間。

 

《fate/Stay Night Unlimited Blade Works》

 

GH「……っ!な、なんですの!?この凄まじい衝撃!」

ネプテューヌ?「凄い揺れ……。何か来る?」

DB「なんだ?この感覚」

 

そこに居る全員が強い揺れと気配を感じ取った。「ドン!」と数秒置きに起こり、それがだんだん強くなり始めた。私にはそれが、だんだん近付いてくるようにも感じ取れた。

 

レオタニス「残念。もう来たみたいだな」

DB「何?」

GH「っ!?皆さん!伏せなさい!」

 

私は地面から何かがやって来ることに気付き、エスーシャとシーシャと共にその場から後に下がると、突然地面を突き破るように爆発と共に巨大な炎の柱が現れた。

 

《超次元ゲイムネプテューヌ The animation Hand off》

 

DB「何事だ!我の戦闘を邪魔する者は!」

GH「これは……。人影?」

 

炎の柱から、1つの影が登ってきているのに気付いた。その影が柱の高さの中心まで来た時、炎の柱が回転を初め、竜巻を巻き起こすと、それが破裂するかのように消えて、影が姿が顕になる。赤と黒のレオタードと赤いロングヘアー、両肩から翼のようなキャノン砲、自身を囲むように赤黒い炎を纏っているその姿は勇ましいと思わんばかり。

 

HS(ヘルシスター)「また会えたわね。レオタニス」

レオタニス「もう少し遅れても良かったのによ〜」

DB「貴様……何者だ」

HS(ヘルシスター)「何者?」

 

ダークブラックの質問を聞いた謎の赤い女性は、両手に持っている2丁のライフルを向けながら、それに答える。

 

HS(ヘルシスター)「アタシはヘルシスター。さあさっさとアタシと戦え!ラステイションをこんな有様にしたお前を…………ぶち殺す!」

 

ここに新たに戦いが始まった。大声で言った、ヘルシスターと名乗る謎の赤い女性は2丁のライフルでダークブラックに向けて同時に強力な粒子砲を放つ。

 

DB「っく!」

 

ダークブラックは横にずれる事でそれを回避して接近し、近接攻撃を仕掛ける。

 

レオタニス「今の内だな…。あんたら!そこいらに倒れたみんなを連れて逃げるよ!」

ネプテューヌ?「何がどうなってるか分からないけど、分かった!」

GH「ここは……致し方ないですわね。皆さん、倒れた人を連れて逃げますわよ!」

 

その時、最深部の入口から、ロムちゃんとラムちゃんのチームが遅れてやってきた。ここに付いた瞬間、何が起きているか分からない事に戸惑いを見せる。

 

ステマックス「これは……。それよりレオ殿!こんな所に居たでござるか」

レオタニス「悪いね、でもお話はあとだ。まず倒れたみんなを連れてここから離れるよ!じゃないと、あの2人の戦闘に巻き込まれて身が散る!急いで!」

ケイブ「分かったわ」

GH「何者か知りませんが、ご武運を」

 

後から遅れてきた4人と、私達とレオタニス、もう一人のネプテューヌとケイの6人で倒れた仲間を連れてその場から離れる。

 

[ユニ]

 

DB「ぬん!」

HS(ヘルシスター)「てぇ!」

 

空中を舞うかのように、近接で仕掛けるダークブラックの攻撃を避けて、射撃、その繰り返し戦っている。

 

DB「くらうがいい!」

 

剣に闇のオーラを纏わせ、その力で斬撃波を放ってきた。

 

HS(ヘルシスター)「遅い!」

 

私はその攻撃を上へ飛ぶように回避し、今度はこちらの技を食らわす。

 

HS(ヘルシスター)「ラピッドデスペラード!」

 

2丁のライフルと両肩の4つのキャノン砲を拡散するように照準を合わせ、正面のあらゆる場所へ乱れ打つ。

 

DB「くっ!」

 

私が乱れ放つ射撃は、避けようと動くダークブラックでも何発か命中し、煙が漂い、外れた物はその後の壁に着弾し、砕かれていく。

 

HS(ヘルシスター)「…………っ!」

 

煙の名から猛スピードで間合いを縮めたダークブラックは左手を突き出し、首元を狙う。その反応に遅れたアタシは首元を捕まれ、物凄い勢いで後ろに押され、次々と壁を突き破り、次第に城の外へ出るとそのまま地上に投げ、地面に物凄い勢いで激突する。

 

HS(ヘルシスター)「うっふふふ……いいわ。それこそ、血を滾らせる!」

 

地面にギリギリ受身を取った私は見せ付けで、赤黒い炎を勢いよく燃やす。

 

DB「頑丈なやつだな」

HS(ヘルシスター)「その程度の攻撃が効くとでも?私の怒りの方が強過ぎて、全く効かないわ」

DB「言ってくれる」

HS(ヘルシスター)「はぁん!これはどうだ!」

 

私は片手のライフルを一旦元に戻し、拳を握った状態で思いっ切り地面を殴る。

 

HS(ヘルシスター)「ヘルグランド!」

 

その後、ダークブラックが浮遊している周りに、円を描くように地面から炎の柱が現れ、襲う。

 

DB「何?っく!」

 

連続で現れる炎の柱に動揺し、最後に噴火した柱がダークブラックを飲み込み、ダメージを与える。手応えありってところかしら。

 

コラスィ『いい感じに使いこなせてるじゃないか相棒』

HS(ヘルシスター)『ふん』

DB「ぬあ!」

 

炎の柱に飲み込まれていたダークブラックは衝撃波で柱を振り払う。

 

DB「我にダメージを与えるとは……貴様、女神ではないな?」

HS(ヘルシスター)「その通り、女神ではない。アタシは……地獄だ!」

 

片手のライフル呼び戻し、合体させ、巨大な粒子砲を放つ。ダークブラックはその分かりやすい攻撃を回避し、粒子砲は後ろに立つ城に直撃し、大爆発が起きる。

 

DB「久々に楽しませてくれる!」

HS(ヘルシスター)「それはどう……も!」

 

私は手に持っているライフルをしまい、赤いX.M.Bデュアルモードを現出させ、刀身を展開させる。

 

DB「ん?……なるほど。貴様だったか」

HS(ヘルシスター)「アタシが一体何者か、分かったみたいだな」

DB「ふん!茶番は……終わりだ!」

HS(ヘルシスター)「はぁん!それはこっちのセリフだ!」

 

互いに剣を構えて同時に接近し、近接戦闘に入った。素早い動きと剣同士がぶつかり合う音が鳴り響く。

 

コラスィ『相棒……全く、相手も気の毒だぜ』

 

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【超次元】

 

[ブラン]

 

WH「おい……あれが占領されたラステイションなのか?」

アダスオラ「そのようだな。この位置は間違いなくラステイションだ」

 

ラステイションに着いたと思えば、何だこの禍々しい変わりようは!?その時突然、黒い城の周りで大きな爆発が起きた。

 

PH「あの爆発……まさかユニちゃん!?」

ジント「この感覚……ダークメガミだ!急ぐぞ!」

PS「っ!待って下さい!あれは…ベールさんと……えぇ!?」

 

占領されたラステイションから、ベール達と倒れた仲間を支えて逃げてきている。ロム!ラム!ってかあれは……もう一人のネプテューヌと……ユニ?いや違う。雰囲気が違う。

 

ジント「お前ら!無事だったか!ロムもラムもなんか久しぶりだな」

 

ジントの姿が見えた私の妹ことロムとラムは、空から降りてくるジントへ駆け寄る。いつの間にか懐いてるな。

 

ロム「久しぶりね!お兄ちゃん!」

ラム「久しぶり……(スリスリ)」

ジント「お〜ロムとラムじゃないか。よしよし」

エスーシャ「遅かったな」

ネプギア「遅れてごめんなさい、皆さん」

アダスオラ「ノワールは無事か?」

ベール「お待ちなさい。貴方は味方のようにお見えですが、貴方は誰ですの?」

 

 

そう言えば、時空進化したアダスオラの姿は、ここに残ったみんなは知らねぇんだったな。まあ無理もないぜ。状況を把握する為、アダスオラの自己紹介と何故、もう一人のネプテューヌとユニに似たその女の子がいるのか、今起きている状況の話し合いを始める。その際、占領されたラステイションの上空に、爆発の勢いが増し始め、建物なのが破壊されていく音が轟かしている。全ての情報を話してから約40分経過した。

 

レオタニス「そういう訳だ。結構時間掛かっちゃったけど、あいつなら大丈夫だ」

ベール「まさか……あの未知なるシェアエナジーを持つ赤毛の女性が、ユニちゃんだったなんて」

 

みんなはヘルシスターの正体がユニである事をあまり信じられていない様子。まあ確かに、ヘルシスターに変身した時の態度が私みたいに全然違うからな。

 

ロム「ジー……」

アダスオラ「…………」

 

ロムがアダスオラをジーッと見つめている。アダスオラは腕を組んだままラステイション側をずっと見ていて気付いていないみたいだが、ロムがあいつに興味を持ってるのか?

 

シーシャ「ベール。倒れた仲間の応急処置は終わった。後は安全な場所へ移動しよう」

ジント「ベール。なるべくラステイションから離れよう。ユニが本気を出せば、あれどころか、核兵器を使った後の地形にさせる程の力を持ってる。移動するならプラネテューヌまで行った方がいい」

ベール「そこまでの威力をユニちゃんが?」

 

その時、ラステイションから大型の赤いビームが発射された。その威力に建物が耐え切れず、次々と破壊されていく。

 

レオタニス「ユニのやつ……流石にやりすぎだ」

シーシャ「あ!?」

 

ユニの攻撃でシーシャがある事に気付いた。どうしたんだ?

 

エスーシャ「なんという事だ。意識を失っている多くの人の存在を忘れていたか……く」

PH「そんな!?まずいわ!このままじゃあユニちゃんが人々を」

 

 

???「それを気にする必要ないよ、もう一人の私……それと、ノワールに気を付けて、まだ操られているよ」

 

空から声が消えた瞬間。目を覚ましたノワールが突然襲いかかり、私を狙って剣を突き出した。

 

ジント「ブラン!危ない!」

WH「!?」

 

突然の事、ほんの一瞬の事だった。状況が分からない私は、呆気に取られてジントに突き飛ばされた。その直後、生々しい音が聞こえた。それがなんなのか、私を突き飛ばしたジントを見た事で分かった。その出来事にみんなも動揺した。何故なら……

 

 

 

 

 

 

ノワールの剣がジントの腹部を貫いた光景を見てしまったからだ。




超次元に戻ってきたジント達。しかしそこに待ち受けた物は変わり果てたラステイションと洗脳されたノワール。そしてノワールの攻撃からブランを庇い、刃を貫かれてしまったジントだった。その出来事に皆は動揺し、ダークブラックと壮絶な戦いを繰り広げるヘルシスターもそれに気付く。その事実を事にヘルシスターは地獄の業火の如く、更に怒りを増し、誰に止められない混沌を巻き起こす。しかしその戦いに対抗するダークブラックは仲間を呼び、そしてある女性が現れ、戦いに刃が混じる。その人物を見たクロテューヌは微笑みを見せ、アダスオラとレオタニスを抜かしたネプテューヌ達全員がその女性と武器に酷く冷静を失ってしまう。その武器は…………メガホンだった。


次回
Episode22 光と闇 悪夢の復讐者
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