超次元ゲイムネプテューヌ 光の輪廻と闇の輪廻   作:超輪

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Episode04 お転婆娘と狼娘

《超次元ゲイムネプテューヌシリーズ Lite Light》

 

ルウィー 図書館

 

[ブラン]

 

今日は学校の休日。平和な今を利用して、図書館に来ている。静寂な空間の中、自身が制作している小説の執筆作業をしている。何故自分の仕事部屋でやらないかと言うと、執筆作業中は2人の問題児から離れて行いたいからよ。

 

ブラン「まさか、入学して半年も立たずに問題児扱いされるなんて、一緒に入学した私まで恥ずかしく感じるわ」

 

その問題児とは、一人目はお転婆娘、二人目は狼娘。一応答えを言えばレオタニスとゼアラの2人。教祖……ルウィーの場合は私自ら教祖の変わりに話を聞いたが、学校を中心にシェアエナジーに悪影響を及ぼすマイナスシェアーが例の禍空間から放出されている。その元凶の取り除き、もしくは阻止する為に入学しているのだけれど、初等部のロムとラム、高等部の私と2人だけで果たしてやってのけるのだろうか。

 

ブラン「せめて、ジントがこっちに……居ればいいのに」

 

まただわ。困った時、いつも貴方を求める。私も軽い女性になった物だわ。でも否定は出来ない、元は小説のネタ集めのつもりだったけれど、いつの間にか私の心の隙間には貴方が埋まっていた。

 

ブラン「諦めたいけど、諦められない。ノワールに嫉妬しちゃうわ」

 

ジントは現在ノワールの秘書。ノワールの禍空間に対するトラウマの事でジントは秘書になっている。その効果は現れているが、私が知る限りではまだ克服は先の話になるわね。

 

ブラン「私もトラウマになっていれば……傍に来てたかな」

シーシャ「誰が傍に来てたって?ブランちゃん」

 

隣の席に誰か来たと思ったら、ゴールドコンビのシーシャがやって来た。その様子から見たら討伐クエストの帰りと見える。それにしても、ベール程ではないが羨ましいくらいに大きい。

 

ブラン「ぐぬ……おっきいマシュマロめ」

シーシャ「おっきいマシュマロ?初めて呼ぶ名前だな。んで?ジントに会いたいって顔に書いてあるけど?」

 

私の考えはシーシャにはお見通しだった。私はそんな分かりやすい顔をしていたのかしら、ダメ……顔が暑いわ。

 

シーシャ「本を使って顔を隠すという事は図星だな。嗚呼……愛しいジント。なんで私の傍に……じょ、冗談だ!そんな目でこっちを見るな!」

 

ガルルル…………

 

ブラン「ふん!お前には一生分からねぇよ」

 

私は少しイラついた口で答えるとシーシャはちょっと驚く動作を見せる。

 

シーシャ「まあそうかもね。好きにはなるが、友達以上にはならないな。縁がないし」

 

シーシャは指で頬をいじりながら、周りを見る。私の読みが正しければ、恐らくシーシャは男友達はジントくらいしかいないと思う。

 

ブラン「そんな事は無いと思うわ。ルウィーに1人くらい、貴方を見てる男がいるんじゃないかしら」

シーシャ「そうか?そうだといいが……ところでアダスオラってどんな人間なんだ?」

 

アダスオラか……無愛想で冷たくてプライドが高い、クールな人。彼に一度頭の撫でられたけど、それ以降優しくしてもらった事がない。シーシャになんて説明すればいいのか。

 

レオタニス「お!ブランとシーシャじゃん!やっほ!」

 

どこからか問題児の一人、お転婆娘のレオタニスの声が聞こえた。一体どこから?でも探す必要は無かった。近くにどこからか勢いよく降りてきたのだから。

 

ブラン「ど、どこから来たのよ」

レオタニス「本棚の上からだぜ。じゃないとすぐに見つかんないしな!」

シーシャ「はは!破天荒な事するね、レオ」

 

レオタニスはよく人を驚かせようとする。その方法は場に関係なく実行する。例えば廊下を歩いてると、突然壁をぶち壊して本人が登場するとか。(実話)

 

レオタニス「だろ!?誰にも真似出来ないぜ」

ブラン「誰も真似したがらないに一票」

 

駄目。このままじゃあ執筆が進まない。仕方ない、今回の執筆はここまでにしよう。そもそも、この小説はジントに読んでもらう為の本、売り物じゃない。

 

シーシャ「ゼアラはどうした?」

 

私が聞いてみたかった事がシーシャに言われた。いつもいる筈のゼアラがいないのは珍しいわね。

 

レオタニス「ゼアラならプラネテューヌだ。昨日ネプギアがアリファとタイマンはって大バトルになったらしいから、様子見に行ってるんじゃないか?」

シーシャ「アリファと言えば、女神2人分の実力の持ち主だよね?」

 

そう。私とベール2人でも勝てなかった相手。多分ヘヴンシスターに変身して戦ったのだと思うけど、ネプギアからタイマンを申し込むなんて、一体どうなったのかしら?少なくとも死んではいないだろうけど。

 

レオタニス「まあ大丈夫さ。ヘヴンフォームはあんたのネクストフォームと互角かそれ以上の力だからな」

ブラン「ダークメガミを倒せた程、大丈夫かも知れないわね」

シーシャ「それほどの物という事か、いつかゴールドサァドでぶつかって見たいもんだね」

 

シーシャはネプギアのヘヴンフォームの事を聞くと、手をコキコキと鳴らして闘士を燃やす。最近、身の回りに物騒で血の気が多い人が増えてる気がするのだけれど、これってジントに出会った瞬間から決まった運命なのかしら?

 

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レツゴウアイランド

 

[ゼアラ]

 

HS「…………」

アリファ「…………」

 

2人は刮目させて互いの動きに警戒している。昨日の夕方から戦っているようだが、両者とも戦闘意思を維持している。だが少し息を上げているようだなアリファ。

 

HS「どうしましたか?勢いが徐々になくなっていますが」

アリファ「黙ってなさい」

HS「そうですか、行きますよ」

アリファ「っ!」

 

ネプギアのビームサーベルとアリファの黒之双(シャドウスパーダ)が接触し、勢いから生まれた衝撃波が砂浜を吹き飛ばす。幸いレツゴウアイランドに2人以外の生命エネルギーは感じない。モンスターや危険種は存在していたが2人の戦闘に巻き込まれ、大半ブロック化か戦意喪失で逃走。

 

ゼアラ「さっきから両者は剣のみで戦闘しているようだな」

 

全く、殺意のある一撃を何度も繰り出してるようだが、本気で殺しに掛かってない。その証拠に楽しんで見える。だが問題はボスとネプテューヌの方。気配を感じて近くまで寄ってみたが、アイギスフィールドが展開され、近寄る事は叶わなかったが、まあ大丈夫だろう。ボスは何を考えてるか知らんが、少なくとも抹殺する事はないだろう。2人の見守る必要性を感じなくなった私は、ルウィーに帰る事にした。

 

一方ネプテューヌとクロテューヌ

 

《超次元ゲイムネプテューヌシリーズ Lite Light》

 

クロテューヌ「もう終わり?もう一人の私」

ネプテューヌ「そ、そう言うクロテューヌちゃんも……結構苦しそうにしてる……けど?」

 

両者は顔に出る程の苦しみを味わっていた。しかしその様子は呆れてもいい。何故なら。

 

クロテューヌ「あぁ、私もそろそろ………お腹がやばい」

ネプテューヌ「ど、どうするの?まだこんなたっくさんデザートが……」

クロテューヌ「山ほど持ってきたのが、失敗だったね」

 

何故かデザートの大食い競争をしていた。手合わせと普通の剣とは一体何だったんだろうか。

 

 

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《超次元ゲイムネプテューヌシリーズ Lowee's Theme》

 

アイリス草原

 

[ブラン]

 

ブラン「ミナ……」

 

次の日。私は1人でアイリス草原にやって来た。ミナが行方不明になってから九年の時が立った。もはやすぐに帰ってくるという思考はもうない。まさか何かに巻き込まれて、もうここに戻って来れないとこにいるのでは。

 

ゼアラ「何暗い顔をしている。ブラン」

ブラン「ゼアラ……」

 

出た、狼娘のゼアラ。学校では教室には入るが人をよしつけない雰囲気を漂わせている子。ネプギアに似ていると結構有名なんだけど、ちょっと扱いの難しい部分があって孤立した問題児にされている。

 

ブラン「実は…仲間の一人を考えてて……」

ゼアラ「そうか」

 

ゼアラと向き合う体勢を取ったけど、ネプギアとは全くの真逆な雰囲気。本当に黒服のネプギアね。

 

ゼアラ「話してみろ。聞いてやってもいい」

ブラン「…………」

 

腕組みを解いて、横に並ぶようにして体を平原側へちょっと移動する。話してみようかしら。

 

ブラン「九年前から行方不明の人がいる。その人はルウィーの教祖。名前はミナ、西沢ミナよ」

 

ゼアラは名前を聞いた後、自身の記憶を探っているのか難しい顔を見せた。多分知らないと思う。零次元どころか犯罪神との戦いが終わった後、突然姿を消した。もうずいぶん前の話、知っているはずが無い。

 

ゼアラ「ミナ……西沢ミナ。あいつの事か」

ブラン「え?」

 

ミナを知っている?

 

ゼアラ「なるほど、元はこの世界の教祖だったのか」

ブラン「ミナを知っているの!?教えて欲しい。ミナは今どこにいるの!」

 

私は我を忘れて、ゼアラからミナの情報を聞き出そうとする。

 

ゼアラ「知らない方が身の為だ」

ブラン「え?それはどういう事なの?」

ゼアラ「知らない方がいい。だがそのうちわかるかも知らないな」

 

しかしゼアラは腕を組んでそう言った。知らない方が身の為だと言うのはどういう事?

 

ゼアラ「それより、緊急クエストだ。危険種の小さな群れが近付いている情報を得た。ギルドにレオとシーシャとマーベラスが待っている。行くぞ」

ブラン「……分かったわ」

 

私の話は聞いてくれたけど、どうしてミナを知っていて、知らない方が為になると答えたのかは分からない。でも生きているという希望があると言うなら、今一度気にするのは止めておこう。私はゼアラと共に、仲間が待つギルドへと向かっていった。

 

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ルウィー付近

 

WH「エンシェントドラゴンの群れか」

マーベラス「他の方にも危険種の群れがいるみたいだけど、レオちゃんとゼアラちゃんだけで大丈夫なの?」

WH「あの2人なら大丈夫だ。結構腕が立つからな」

シーシャ「久しぶりの群れだ。1匹残さず狩る!」

 

エンシェントドラゴンの群れの討伐にかかる。1発1発確実にダメージを与え、連携して倒し、ルウィーに近付けないようにして戦う。その時、別の方向から2〜3体の危険種がルウィーから遠ざけられるように吹き飛ばされているのが見えた。

 

レオタニス「どうした危険種!弱すぎるぜ!」

 

姿は見えないが、轟いて聞こえるセリフからしてレオタニスが結構暴れてるようだ。群れに挑発を掛け、標的にされるように仕向け、集まったところで一気に倒す。やり方は荒いがルウィーに目を向けさせない方法としてはベストだ。この調子で群れを倒し続き、数が無くなったところで討伐は終わった。

 

WH「こいつが最後だったか」

マーベラス「四年前程多くなかったね」

 

私は女神化は解いて、元のいつもの姿に戻る。その頃に別の場所から討伐していたレオタニスとゼアラがやって来た。向こう終わったところのようね。

 

レオタニス「数は少なかったな〜。もっと居るとおもったんだけど」

シーシャ「やっぱレオもそう思うだろ?」

レオタニス「あぁ」

 

シーシャとレオタニスは互いの拳を合わせる。ちなみにそれはお疲れ様という意味らしい。

 

ゼアラ「帰還するぞ。お前達」

 

ゼアラは私達を置いてさっさとルウィーに帰る。私達も一緒にギルドに戻る為、先に行ったゼアラの後を追う。

 

ブラン『ルウィー学園の問題児は扱いが難しいけど、どこかの冷たい人よりはマシね』

 

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《新次元ゲイムネプテューヌV2 One Scene》

 

ルウィー学園

 

その翌日。私達の登校時、生徒と通りかかる度に視線とこそこそ話が聞こえてくる。

 

「噂の子だ!確かレオタニスとゼアラ!」

「うおぉー」

 

何かしら?周りの生徒を視線が気になる。しかもどういう訳かレオタニスとゼアラの名前があちこち聞こえてくる。無関係なのに一緒に歩いている私まで恥ずかしいしそれでいっぱいだわ。

 

ラム「レオちゃんとゼアラちゃんって問題児なのに人気者なんだね!」

レオタニス「そんなすげぇ事してないけどな〜」

ゼアラ「ちぃ…」

ロム「お姉ちゃん。怖いよ…こそこそ」

 

ラムは2人が歩く前に後ろ向きで歩き、私の後ろにロムが周りの視線から逃れようと隠れる。当日はこんな事なったのに、なんで今になって全生徒から視線を浴びるようになったの?レオタニスとゼアラ……試しに聞いてみようかしら。

 

ブラン「そこの君」

「私?」

 

どうしてこうも視線を向けてきたり、噂話があるのか。すぐそこにいた同級生に聞くと、その答えを教えてくれた。

 

「話によると、危険種の群れを倒している様子を誰か見たみたいで、その様子をビデオで録画された物を動画サイトで投稿されていてさ、それをたまたま見た人がファンになって共有して言ったらファンクラブが出来たとか」

ブラン「そう。教えてくれてありがとう」

 

原因は昨日の討伐だったのね。まああんな轟かせる声を言えば、好奇心がある生徒が近付いてこっそり撮影でもされれば人気者にされるわね。しかもファンクラブもできるなんて……

 

ブラン「あ…………」

ロム「どうしたの?お姉ちゃん」

 

これは好都合だわ。ファンクラブが出来たという事は、マイナスシェアーの放出の阻止に繋がる。これならきっと上手く行きそうだわ。お転婆娘と狼娘の2人には借りができたわね。問題児の癖に。




入学してから初日の休日を使って、執筆作業に励むべく図書館に入館し作業するが、シーシャとレオタニスがやって来た事でやむを得ず中断。その頃、ゼアラはプラネテューヌを訪れ、様子を確かめに来ていたが、互角のように戦うヘヴンシスターとアリファ、場は見れなかったが何故か競争していたネプテューヌとクロテューヌ。さほど心配する程でもないとルウィーへ帰っていった。その翌日、ブランが一人悩んでいた、教祖の西沢ミナの行方、その答えを知るゼアラだったが、答えは知らない方がいいと告げられた。


休日を終えて翌日の学校。リーンボックス高校ではベールも同じく目的を果たすべく学校生活を送っていたが、他国と違い、禍空間やマイナスエナジーの反応は全くなく、あまりにも平和だった。しかし、学校で知り合ったベールの初めて友達であるドリームキャストから、今後に関係するかも知れない重大な事を知っていた。その事を元に独断で情報収集する事に。

Episode05
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