超次元ゲイムネプテューヌ 光の輪廻と闇の輪廻   作:超輪

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Episode05 夢の欠片

《超次元ゲイムネプテューヌシリーズ 100$》

 

リーンボックス高校

 

[ベール]

 

ベール「起立、礼」

 

今日の最後授業が終わり、下校する。男子クラスメイトから一緒に下校しようと誘いを貰いましたが、私はこの後用事がある事を伝え、誘いを断る。そして用事である見回りをする為、教室から出て校舎を見て回る。

 

「ベール先輩!さようなら!」

ベール「さようなら、お気を付けて」

 

通りすがる度に生徒達と挨拶を交わす。ちなみに何故私が入学早々、先輩と呼ばれているのか?それはほかの皆さんと違い、私は女神の体験という事でチカにお願いし、高校三年生として入学したんですの。そして生徒会長になり、リーンボックス高校全生徒の代表になった。そうする理由としては、例のマイナスシェアーの阻止する為には最も動きやすい立場出なくてはなりません。そこで一番適切なのが生徒会長ですの。

 

ベール「しかし、そもそもリーンボックスに禍空間の情報や被害は出ていませんし、本当に放出されているのでしょうか」

 

ラステイションの占領させたあの事件から4年遡る。他国から禍空間の被害が出ているようですが、こちらではその期間中で一度も報告がありません。一体何故でしょうか。

 

ベール「情報屋であるアフィモウジャスでさえ、リーンボックス内の禍空間の情報を掴めていないとしたら、もはや警戒する必要がないと思えて来ますわ」

 

一通り見回りを終えて、職員室で挨拶をしてから下校する。すると校門にはいつもの人が私を待っていました。

 

ベール「ドリームちゃん、また待っていてくれたんですね!」

ドリームキャスト「ドリームキャスト!ここに参上!なんちゃって、待ってました」

 

彼女はドリームキャスト。入学式当日、道に迷っていたところを学校まで連れていった子で、初の学校生活にして最初に会話をした生徒であり、友人ですわ。とても元気で誰に対しても優しい性格の持ち主です。

 

ベール「では、行きましょう。今日はどこに連れてってくれます?」

ドリームキャスト「今日はいつものカフェで話しましょう!」

 

私はいつも学校帰り中、寄り道をしています。私はこれを憧れていたので毎日が楽しい。同じゲーム好きであり、同じ四女神オンラインのプレイヤーでもありと、とても気が合う仲なのです。私はこんな青春を望んでいたんですの!

 

リーンボックス カフェ

 

いつものメニューを注文し、運び出された食べ物少しずつ食べて、話を交わすと言うのがドリームキャストとの普段の行動。そんな時、いつもドリームキャストと言う度、ある人の名前が頭の中を過ぎる。ドリーム、言い換えれば夢。そしてかつて、その単語よく使っていた人物、それはすなわち天王星うずめ。私自身、あまり関わってはいないのですが、やはりネプテューヌが思っていたお友達であり、超次元の為に命を懸けた零次元の女神。感謝したいのですが、現にいなければそれは永遠に叶わぬ願いでしょう。

 

ドリームキャスト「どうかしました?ベールさん」

ベール「いいえ、何でもないですわ。ドリームちゃん」

ドリームキャスト「顔に出ていますよ。私で良かったら聞きますから」

 

私はそれほどに思い詰めていたんですのね。顔に出さないようにしてはいたのですが、1ヶ月も立たない内に潮時のようで。話しましょう。ドリームキャストに零次元の戦いとうずめちゃんの事を話す。するとドリームキャストはいくつも大袈裟に驚いたり動揺したりとリアクションを見せましたが、唯一心から動揺する表情を見せた。

 

ドリームキャスト「天王星うずめ……うずめさん?」

ベール「どうしましたの?ドリームちゃん」

ドリームキャスト「えと、何故でしょう。私、天王星うずめという名前に覚えがあります」

 

私は動揺を隠せなかった。ドリームちゃんがうずめの名前に聞き覚えがあると聞いて、私は早速その理由を伺う。

 

ドリームキャスト「確か…とある平原で、毎日のように死闘を繰り返した相手で…………宿敵だった」

ベール「宿敵……ですの?」

 

ドリームちゃんから話を伺ったところ、どれも私の知らない事ばかりで、良く分からない話だった。しかし念の為、ネプテューヌに知らせる必要があるのは確か、即刻知らせるべきか、否。

 

ベール「申し訳ないんですが、詳しい話を聞かせて下さいまし、ドリームちゃん」

ドリームキャスト「いいよ!とことん力になりますよ!」

ベール「ありがとう、ドリームちゃん。お礼は色々ご用意しますわ」

 

私は早速ドリームちゃんを連れて、教会に帰る。そして着くと出迎えたのは教祖のチカ。ドリームちゃんが一緒にいる事情を話すと、チカも詳しい話を聞きたいと言われ、リビングにて共に話を聞く事になった。

 

 

リーンボックス教会 リビング

 

ドリームキャスト「実はうずめさんの名前を聞いた時、いくつか思い出した事が沢山あるので、その事も話しますね」

ベール「えぇ、お願いしますわ」

 

ドリームちゃんからうずめについてとその頃、一体何が、どういう事をしていたのか、知る限りの情報を話してくれた。

 

《新次元ゲイムネプテューヌV2 Insecure feeling》

 

ドリームちゃんとうずめの出会いは突然の事だった。互いの存在を認識した時、倒すべき存在だと思い込み、死闘を繰り返された。その理由はドリームちゃんにも分からないと言う事。そして戦いの末、最終的には決着がつかないまま。しかしここから理解し難い事実を知った。突然世界が真っ白に包まれ、気が付けばある図書館でうずめと一緒に目を覚ました。そしてそこで出会った。その人物はネプテューヌ、ネプギア、プルルート、アイエフ、イストワールの五人とドリームちゃんの仲間と言われるセガサターン、ゲームギア、メガドライブ、セガミと呼ばれる四人の女性。

 

チカ「なかなか、難しい話ですわね」

ベール「えぇ。まさかネプテューヌ達の名前が出るなんて」

 

作り話とは思えない。ラステイションに現れたくろめとドリームちゃんからうずめの名前が出た以上、もしかしたら生きている可能性がある。やはり即刻全国の守護女神に知らせる必要があるかも知れません。しかしまだ完全には理解が出来ないのでは、聞く側も苦しいでしょう。

 

ベール「チカ、ドリームちゃんから聞いたこの情報を記載して下さいまし」

チカ「はい!お姉様」

ドリームキャスト「信じてくれるんですか!?」

ベール「もちろんですわ。それにこの情報を聞きたいお友達がいると思いますし」

 

ドリームちゃんは私の言葉を聞いて、満面の笑顔で私に勢いよく抱きついた。私はそれを受け入れ、頭を撫でる。

 

嘘ではないのは既に明白。うずめの名前だけじゃなく、超次元にはいない筈のプルルートの名前が出ました。神次元にいる筈のプルルートや零次元にいる天王星うずめの名前をどうしてドリームちゃんが知っているのか?もし零次元や神次元とも関わる話であれば、これはとんでもなく大きな異変になりうる可能性がありますわね。

 

ベール「さあ、難しい話はここまでにして、どうでしょう。今日はここで1泊すると言うのは?」

ドリームキャスト「いいんですか!?わーい!女神様の教会で寝泊り!」

 

難しい話を終え、なんとかして明るいムードに運ぼうと寝泊りを提案すると、明るいリアクションで私の言葉に甘えた。その後、夜食や食後のデザート。そしてゲームと楽しい時間を過ごし、チカが用意した寝巻きに着替えてベッドに潜り、眠気がやってくるまで会話を交わし、次第に眠りについた。

 

 

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《超次元ゲイムネプテューヌシリーズ Lite Light》

 

リーンボックス高校 教室

 

翌日の休み時間。一緒に登校したドリームちゃんと昼弁を済ませようと、チカが用意したお弁当を開ける。ご飯やおかずはどれも豊富。同じ中身であるドリームちゃんのお弁当、ドリームちゃんはすぐにでも食べたいと表情を丸出しにして眺めている。

 

ドリームキャスト「早く食べようよ!」

ベール「えぇ。それでは、いただきます」

ドリームキャスト「いただきまーす!」

 

二人一緒に橋を指し伸ばす。食べたいおかずからパクリと一口。その味は、流石の一品。いつもありがとう、チカ。

 

ドリームキャスト「美味しい!」

ベール「えぇ。チカの作る料理は凄いですわ。後で私が言っておきますわ。美味しかったと」

ドリームキャスト「うん!」

 

二人で味を楽しむ中、クラスメイトから一緒に食べたいと言われ、私はそれを受け入れ、席と席をくっつけさせて昼弁を済ます。嗚呼、なんて幸せな時間なんでしょう。これが昼弁の青春ですのね!

 

そして時間が遡り、放課後、私はいつもの見回りをしていた。

 

ベール「今日も異常無し、ですわね」

 

見回りを終え、挨拶をしてから下校する。そして校門で待っていたドリームちゃんと一緒に、今回は公園に行こうと私が勧め、そこに向かう。その理由は、ある人に1人連れてきてもらいたいと頼んだからです。

 

 

リーンボックス記念公園

 

《超次元ゲイムネプテューヌ The animation Fresh Again》

 

 

ベール「着きましたわ」

ドリームキャスト「ベールさんの友達をここに呼んだんですよね?誰かな〜」

 

着いたところで、待ち合わせ場所である噴水の前に向かうと、そこには既に呼んだ人が立っていた。

 

ベール「居ましたわ。お待たせしてごめんなさい!ジント」

ジント「ようベール。久しぶりだな」

 

私が呼んだ人物はノワールの秘書ことジント。そして……

 

ジント「ベールが連れてきて欲しいって言ってた、パートナーのゲームギアだ」

ゲームギア「よろしく……」

 

私はジントに連れてきて欲しいと言ったもう1人の人物とは、ドリームちゃんから出た名前であるゲームギア。休みの日、たまたまジントと話をしていた時、O・S・Aのパートナーと話題になった人物、それがゲームギア。

 

ドリームキャスト「あ……ああぁぁぁ!!ゲームギア!」

ゲームギア「……ドリームキャスト……」

 

ドリームちゃんは、ゲームギアの姿を目にした瞬間、突然大声を上げた。話に出た仲間との再開した2人は2人だけの話に入る。

 

ジント「これはどういう事なんだ?」

 

ジントが私に説明を求めた。私はドリームちゃんから聞いた話をそのままジントに伝える。

 

ベール「という事ですわ」

ジント「なるほどな。確かに難しい話だが、俺もゲームギアから気になる話を聞いたんだ。ドリームキャストがうずめを宿敵とするように、ゲームギアにも宿敵が居る。それがネプギアだ」

ベール「そうですの」

 

私は新たな情報を掴んだ気がした。手持ちのノートにジントが知る事をいくつかメモする。

 

ジント「しっかし、まさかセガサターンやメガドライブも関係してるなんてな。通りで人一倍仲が良い訳だ」

ベール「あなた、そのお二人共知り合っていたんですの?」

 

ジントは近くのベンチに座り、両手で後頭部を支えながら座る。私はその隣に座る。

 

ジント「まあ、たまたまな」

 

またまた驚きましたわ。まさかゲームギアだけじゃなく、お二人共知り合っていたなんて、奇跡ですわ。

 

ジント「結構スケールのデカイ話だけど、話すべきなんじゃないか?うずめが話に出る以上、半身のくろめにダークメガミ、禍空間と更にその存在を知るクロテューヌと来た。ゲームギア達はこの件と完全に無関係とは考えにくいぜ」

 

えぇ、それも私は気付いていましたわ。ジントも流石ですわ。短時間でありとあらゆる情報を繋ぎ、導き出した意味をここまで仰る。秘書としてノワールに取られたのが悔しく思いますわね。

 

ベール「やはり、次元を超える程の大事ですわね。近い未来、セガサターンとメガドライブの話を聞いてから、この事をみなさんに話しましょう」

ジント「分かったぜ」

 

ジントと話し合い、そこから導き出した意味をすべてメモする。一方、ドリームちゃんはゲームギアと色んな話をしていると、その途中にゲームギアは強引に抜け出し、ジントの隣に座る。

 

ゲームギア「ジント、そろそろ帰ろう」

 

ゲームギアとジントの距離が近い?

 

ジント「そうだな。もう時期船が出るだろうな」

ゲームギア「話を聞けて、良かった。早退した甲斐があった」

 

早退してまで?時空進化して何故空を飛んで向かわなかったのでしょうか。

 

ベール「船で来たんですの?」

ジント「あぁ、それしかないからな」

 

と仰っていますが、なるほど、時空進化については秘密にしているんでしたわね。

 

ゲームギア「ジント…私のパートナー。それより…疲れた。おんぶ」

ジント「ジントって言うんだ、よろしくな。って、はぁ!?なんでおんぶしなきゃ行けないんだ」

 

ジントが……おんぶですって!?

 

ドリームキャスト「お、おんぶ!?あのゲームギアさんが甘えている!?」

ベール「あ、あなた方…一体どういうご関係ですの?」

 

どういう関係か、それを伺うと……

 

ジント「ゲームギアとはただのパートナーだぜ。ってそうじゃなくて!·····はぁ··········無理やりとはいえパートナーだ。仕方ないからおんぶしてやる」

ゲームギア「さすが、私のパートナー」

 

ジントは姿勢を低くし、ゲームギアが背中に体重を預けたところで両足を支えて立ち上がり、別れの言葉を口にして公園を後にした。その後ろ姿を見ているドリームちゃんは口が閉ざせない状態でいる。にしても、さぞかしこれは羨ましがるでしょう。ノワール、ユニちゃんには。

 

 

クロテューヌ「羨ましいな〜。お兄ちゃんがゲームギアをおんぶするなんて!私はまだしてもらった事ないのに」

 

その様子を高い位置にあるビルからクロテューヌが見ていた。その表情はとても羨ましい極まりない顔をしていた。

 

クロテューヌ「まあそれはいいとして、今頃ネプテューヌは私の()()と一緒にいるし、各国の対禍空間部隊も万全。更に実力をあげるネプギアとユニ、第三者も迂闊には手出し出来ないだろうな」

 

私服姿であるクロテューヌはコロシアムで荒稼ぎした報酬金で買ったファンタをストローを通じて飲む。

 

クロテューヌ「後はセガサターンとメガドライブがいつ何らかのきっかけで忘れた記憶を思い出すか……いつ始末しに第三者が仕掛けてくるか……」

 

飲み物の次はポッキー。チョコが付いていない部分を指で掴んで、先端をくわえて少しずつ食べていく。

 

クロテューヌ「全く…生みの親が4人を放ったらかしにして何してるのかな?私を敵視しておきながら、つまらない女神だ。まあ私を倒そうなんて、一生無理だけどね。セガミちゃん」

 

その時のクロテューヌは半分まで食べていたポッキーを噛み砕き、何かを期待した目でリーンボックスの空を見ていた。




自身の悩みを聞いてくれたドリームキャストだが、衝撃的な事に天王星うずめを知っている事を耳にしたベールは今後に関わるかも知らないと思い、情報収集する。その第一歩としてジントに頼み、パートナーであるゲームギア本人を連れてきてもらい、ドリームキャストと話をさせて見たが、特に変わった様子は無かった。次はドリームキャストを連れて、セガサターンとメガドライブに接触を試みる事にした。

その次の日。ユニは毎日のようにある子に不満を抱いていた。そして放課後に一つの討伐クエストを受けるが、その討伐対象と場所などに戸惑いを見せる。その裏ではついに禍が動き出す。

次回
Episode06 動き出した禍
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