プラネタワー 大浴場
[ジント]
ジント「こちら ジント プラネタワーの風呂場に強制侵入させられた 応答してくれ」
って湯につかりながら誰かに向けて独り言を言うけど、誰からも返事が来ないのは自分でも理解している。
さっきネプテューヌから『全員で風呂に入るから!』って言われて、拒否権はくれなかった。そして先に入っててって言われて入浴してるが俺はこの後どうなるんだ?
ジント「俺は男だから、マジでこれは修羅場になるぞ。下手すれば死ぬぞ今度こそ……」
しかし神様こと女神様は待ってくれなかった。大浴場の入口から大勢の女神様が入って来た。もちろんだが全員タオルを巻いている。
ベール「し、仕方ありませんわ。もしかしたら一生の1度しかない事ですし……」
ブラン「ネプテューヌ……ジントの視界に入る範囲でバスタオルを脱がしたら、どうなるか分かるよな?」
ネプテューヌ「大丈夫だよブラン! 私は流石にそこまではしないから!それじゃあ入ろー!」
ノワール「待ちなさい!入浴する前にまず体を洗いなさいよ!」
こちら眼球!目の前から強力なエネルギー反応があります!艦長!
くぅ!艦を180度回転!フルブースト!メインカメラを遮断させ、どこかに捕まれ!
脳はこう言っている
ここで背を向けろと………
という訳で俺は背を向けた。
ノワール「ジント!分かってるとは思うけど、絶対に見ないでよ!じゃないと…」
ジント「分かってるってノワール!」
総員に告ぐう!防御体制に入る!衝撃に備えろ!
ネプテューヌ「それじゃあ早速! ノワールの体を洗いますかね!」
ノワール「ちょ!ネプテューヌ!自分で洗うからやめ……」
ネプテューヌ「良いではないか良いではないか~」
ノワール「い、いや!やめて!」
来るぞぉ!
《機動戦士ガンダム 颯爽たるシャア》
△
ネプテューヌ「落ちろ!!白い悪魔!」
ノワール「キャー!私のタオル!」
ぐぅぁ!くぅう!
ネプギア「お、お姉ちゃん…大胆。見習わなきゃ!」
ユニ「そうね……って!見習わなくていいわよ!」
ネプギア「お姉ちゃんはノワールさんを洗うから、私はユニちゃんを洗わないとね!」
ユニ「いやなんでそうなるのよ!ネプギア!」
ネプギア「大丈夫だよユニちゃん……痛くしないから……」
ユニ「ちょ…やめて…そんな目でアタシを見るなあぁ!」
艦長!メインカメラの遮断により現在の情報が分かりません!
とにかく耐えろ!耐えるんだぁ!ぐぅぅおぉ!
ベール「さあ、私達は自分で洗いますわ」
ブラン「私はロムとラムの体を洗うわ」
ベール「あら、流石はお姉ちゃんですわね。私も混ぜてくださいまし」
ブラン「嫌よ。ベールは1人で洗ってなさい」
ベール「もう、ケチですわね」
ブラン「ケチで結構……ロム、ラム、おいで」
ラム「はーい!」
揺れが収まりました!艦長!
エネルギー反応はどうだ!
エネルギー反応は未だイエローゾーン!
全方位G〇フィールド展開!2番手に備えろ!気を緩むな!
脳は言っている。耳を塞げと…………
てなわけで両耳を塞ぐ。
ノワール「ネ、ネプテューヌ! や、やめて!くすぐったい!」
ネプテューヌ「スタイルいいなーノワールは〜。それよりも!ここが弱いんだ~ひょい!」
ノワール「ヒャァァァ!そ、そこはダメ!」
ば、馬鹿な!G〇フィールドを持ってしてもこの衝撃とは!?ぐぅぅぬぁぁ!
ネプテューヌ「どうよ!私のサービス!」
ノワール「や、やってくれた……わね。ネプテューヌ!今度は私の番よ!」
ユニ「ネ…ネプギア。どうして……はぁ……はぁ…そんなにテクニシャンなの……よ……」
ネプギア「え?そんな上手いかな?ユニちゃん」
ユニ「う……うますぎ……よ。今度は私の番よ!」
ブラン「や、やめろって!ロム、ラム!」
ロム「今度は私達が洗う番!」
ラム「体全部洗うわよ!」
ブラン「だからやめろってば!」
ぐぅあぁぁぁってくぅ!
ベール「みんなして羨ましいですわ………こうなれば仕方ありませんわ………ネプギアちゃん、ユニちゃん、乱入させてもらいますわ!」
ネプギア「なぁ!?」
ユニ「ちょ!ベールさん!」
ぬぁぁぁぁぁ!く…くぅぉぉ!
艦長!揺れが止まりません!
まだだ!まだ落ちんぞ!
ネプテューヌ「さあ!みんな終わったかな?」
ネプギア「お…終わ…たよ…はぁ…はぁ…」
ブラン「ベール、相当羨ましかったのね」
ベール「ネプギアちゃんとユニちゃんはとても可愛らしかったので、つい」
ブラン「は、早く入りましょ。この疲れは湯にかかって癒したいわ……」
▲
《機動戦士ガンダムOO DECISIVE BATTLE》
△
か、艦長!エネルギー反応あり!レッドゾーン!
ついに来たか!ここからが踏ん張りどころだ!全エネルギーを理性装甲に回せ!予備エネルギーを起動させ、G〇フィールドに回すんだ!
ノワール「あ、あなたのところもなかなか悪くない…わね」
ネプテューヌ「あぁ!ノワールがデレた!」
ノワール「ち、違うわよ!」
ネプギア「いい湯だね!ユニちゃん」
ユニ「そ、そうね。初めて入ったけどいい湯ね」
あ、誤魔化してる
艦長?
な、なんでもない!
ノワール「まあ言ってなさい。すぐに抜かしてあげるわ」
ネプテューヌ「やれるもんならやってみな!そして隙あり!」
ノワール「ちょ!いきなり抱きつかないで!」
ネプテューヌ「はぁーノワールの肌はすべすべだなー。スリスリー」
ノワール「あ…い、いやらしいわよ!ネプテューヌ!」
ぐあぁぁぁ!
ネプギア「ねえユニちゃん」
ユニ「ん?」
ネプギア「気になったんだけど。ユニちゃんはジントさんがいるお風呂でも、あまりびっくりしないんだね」
ユニ「え!?……ま、まあ……」
ベール「ふふふ」
ネプギア「どうしたんですか?ベール」
ベール「ユニちゃんが平気で居られる理由に、1つ心当たりがありますの、しかし、それは教えませんわ。自分で気付くべき点ですわよ」
ユニ「そ、そうなのよ!自分で気付きなさいよね!」
危うくバレそうになったな。
艦長?
な、なんでもない!
ブラン「あれ?ロムとラムは…?」
ノワール「ジント!」
艦長!緊急事態発生!
なんだ!
艦に接触あり!これは……………手です!
な、なんだとぉぉ!?ぐぅぁぁぁあああっくぁぁ!
ラム「ジーント兄ちゃん!」
ロム「遊ぼ!」
ジント「ちょ…!今は遊べない!遊べないって!」
ブラン「あ、コラ!ロム、ラム!」
艦長!エネルギー反応3人目が接近中!
くぅ!こんな強い衝撃が、まだ来るというのか!
湯が起こす小さな波からすると、これは近づいて来てるのか!あ、そうだ
▲
《コープスパーティーBook Of shadows Lite》
△
ジント「ブラン。近くにいるか?」
ブラン「えぇ、いるわよ。分かると思うけど振り向いたら……」
ジント「小説、面白かったよ」
ブラン「え?」
ジント「空の男と霧の女、まさかの展開に驚いたし、感動した。良かったら、お前の他の小説本も読んでみたいな」
ブラン「ジント………あ、ありがとう……」
ラム「お姉ちゃん、照れてる!可愛い!」
ロム「お姉ちゃん、可愛い!」
ブラン「………………………」
ラム「あれ?お姉ちゃんが怒らない」
ロム「珍しい」
なるほど、ブランは照れると怒るんだな。
艦長?
な、なんでもない!
ネプテューヌ「ねぇねぇブラン。いつの間に小説本をジントに渡してたんだー」
ブラン「ネプテューヌには関係ないでしょ」
ノワール「売り上げはどうなの?ブラン」
ブラン「あなたが私の小説本に興味があるのかしら?ノワール」
ノワール「なんとなくよ」
エネルギー反応!レッドゾーン!2人接近されました!
不幸と理不尽が重なってしまえば、このままでは……
ジント「なぁ、俺はいつまでこうしてればいいんだ?」
ネプテューヌ「あぁ そうだった!、それじゃあノワール、ユニちゃん!」
ノワール「ネプテューヌ、覚えてなさい……ユニ?
▲
艦長!更に1人が接近中です!
一体何が起きるというのだ!
ユニ「命の恩人だもん 」
ピト
ぬぉぉああぁぁぁ!っく!何の衝撃だ!
緊急事態です!艦の背後に、ユニらしき人物の両手が接触!Sエンジンの速度急上昇!
作業員に告ぐう!Sエンジンの安定を保たせろ!
踏ん張れぇぇぇぇ!
《超次元ゲイムネプテューヌThe animation promise》
△
ユニ「私はあなたに迷惑を掛けてしまった。ジントはダークホワイトとどうやって戦ったか知らないけど、きっと命の危機があった筈。記憶喪失で、本当なら記憶が戻るまで、ゆっくりしてなくちゃいけないのに、あなたが持つタキオンとかいう力を、私達のために使いたいって言った」
ジント「……………………」
ユニ「あなたと本気でぶつかって、私なりに確信した。目覚めたばっかりの力なのに、使い慣れてない力を私の本気と戦えるほどに、だから私も同じようにお姉ちゃん達だけじゃなくて、あなたの力にもなりたいって思った」
ノワール「ユニ……」
ユニ「未熟な私でも人を導かせる女神として………私自身として、あなたの力になりたいって……思った…でも、急に現れた【扉】に吸い込まれて、倒した筈のダークホワイトが現れて、一番にやられてしまった。力になりたいどころか、あなたや傷だらけになってしまったお姉ちゃんやネプテューヌさんやブランさんにたくさん迷惑をかけてしまった!本当にごめんなさい……ジント……うぅ……」
ノワール「ユニ……それは……」
防御体制を解除せよ。
し、しかし艦長。
そんな事はもう関係ない、会話の時だ。
り、了解。
ジント「気にすることは無いぞユニ」
ユニ「え?」
ジント「お前は迷惑をかけちゃいない」
ユニ「で、でも!」
ジント「お前は迷惑をかけたって思うけど、俺達は迷惑だと微塵も思っていない」
ネプテューヌ「そうだよ!私達はみんな一つになって、零次元の戦いで勝つ事が出来たじゃん!」
ブラン「あなたの力があってこそ……今がある」
ジント「そうだ。零次元の戦いで、どんな事があったかはしらない。でもお前の力があったから今がある。お前でしかやり遂げられない戦いがきっとあったはずだ。今回はお前には分が悪かっただけ、だから気にするな」
ユニ「うぅ………うっく…うっ…ジント…」
ユニはそっと俺の背中に頭をくっつけて、泣き出す。俺は耳を塞いだ手を下ろし、自分の決意を話す。
ジント「俺な。ゲイムギョウ界に来て、生活に慣れる事から初めて、最初に好きになった物がある」
ネプテューヌ「それはなにかな?」
ジント「お前達が幸せそうにしている笑顔だ」
ノワール「私達の笑顔?」
ジント「俺は、自分でも気付かない事があったんだ。下らないだろうけど、自分の意味が分からなくてな」
ブラン「あなたの意味?」
ジント「あぁ、お前達は女神様。じゃあ俺は何者なのか?記憶喪失の俺には、正直気持ちが良くなかったよ。でも俺に自分の意味を作る機会があった。それが小説本だ」
ブラン「私の小説本?」
ジント「あぁ、それで俺は自分の意味を作ったんだ。俺が好きになった物を守る、女神様の笑顔を守るってな」
ベール「あなた、嬉しい事を言ってくれますわね…」
場が場であって俺は振り向けないが、背中には頭をくっつけて涙を流すユニと俺の決意に感動したのか、お返しに女神様の加護と言う名の暖かい気持ちが俺には感じた。
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プラネタワー
翌日
《超次元ゲイムネプテューヌシリーズ Lite Light》
△
午後12時 ネプテューヌとネプギアとユニを除く女神達は各自国に帰る時間が来た。
ノワール「ユニ、しっかり治療受けなさいね」
ネプテューヌ「また遊びに来てね!」
ベール「もちのろんですわ」
ブラン「ジント。私の小説本、楽しみにしててね」
ノワール「さあ、帰るわ。またね」
女神様達はそれぞれ変身し、青が広がる空へ向けて、元の国へ帰っていった。
ネプギア「行っちゃいましたね」
ネプテューヌ「だね~ 寂しいな~」
帰っていくみんなの後ろ姿が見えなくなるまで見送ると、俺はふっと思った事を言った。
ジント「ところでイストワールは?」
歓迎パーティーの片付け以来見かけない。
なんかあったのか?
ネプテューヌ「いーすんは調べ物をする時は必ず3日間姿を見せないんだよねー。可愛いところはあるんだけどねーうん」
ネプギア「ま、まあいーすんさんも頑張ってるから、私達も頑張らないと」
ジント「ごめん 私はこれから治療を受けに行くからこれで、また後でねネプテューヌさん。ネプギア。ジント」
ジント「気を付けてな。ユニ」
「うん…」
ユニは治療を受ける為、徒歩で病院に向かい、念のため見えなくなるまで見送る。そして次第に見えなくなったところでこれから何するかを考える。
ネプギア「それじゃあ、私達はどうする?」
ネプテューヌ「ゲームって言いたいところだけど、今日はクエストをやりたい気分かな?」
ネプギア「珍しいね。お姉ちゃん そのままゲームすると思ったよ」
ジント「そうなのか?ネプテューヌ」
ネプテューヌ「失敬な!私だってクエストやりたい時だってあるんだよー!」
俺達はネプテューヌの珍しい気分に付き合う為、クエストを受けるために、ギルドへ向かった。そう言えば、結局全員、なんで風呂に入る事になったんだ?…まあいっか。
▲
半分修羅場半分交流で終えた風呂場
ジントの決意とユニの決意を互いに伝え、更に仲が良くなった
ネプテューヌが珍しい(らしい)事にクエストをやりたいと、ネプギアとジントを連れてギルドへ
その帰り、ユニと合流して四人とショッピング!?
次回
Episode09 証