がっこうぐらし!~皆で生きる~   作:どらえふ

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佐倉慈が感染しなければ・・・

祠堂圭が美紀から離れないで、あのままいて救出されていたら・・・

そんな思いで作りました。

第1話は、アニメ3話を元に色々改変などしています。




第1話 それは突然訪れた

一体どれ位たつのだろうか?

 

あの騒動から・・・。

 

僕は今、姉さん・・・佐倉慈と5人の女の子

「丈槍由紀」「恵飛須沢胡桃」「若狭悠里」「直樹美紀」「祠堂圭」

と学校で暮らしている。

 

「学園生活部」

姉さんと悠里さんが設立した部活だ。

 

 

 

どうして学校で暮らしているか?

それは・・・・

 

 

 

 

 

僕の名前は佐倉大樹(だいき)

 

そう。めぐねえ・・佐倉慈先生の弟だ。

 

 

 

 

ーあの騒動の前ー

 

~朝~

いつものと変わらない朝。

 

「ほら、大樹起きなさい。朝よ」

「ううん・・・めぐねえおはよ・・ムニャムニャ・・・」

 

「おはよう。朝食出来ているから食べなさい。私は先に行くから戸締りお願いね」

姉さんはそう言って学校に行く準備をしていた。

 

紫色のウェーブヘアーを白いリボンで後ろに纏め、濃紫色のロングワンピースを着て首からは十字架をさげている。

ちょっとアホ毛があり、見た目が子供っぽいがこれでも高校の国語教師だ。

まだ若手なので、教頭からは生徒との距離の取り方で怒られている。

 

「めぐねえ」と皆からお姉さんの様に慕われている事について教頭は怒っているんだろう・・。

 

ただ、男子が姉さんに近寄るのがあまりいい気がしない・・。

なんでか解らないけど・・・。

 

 

 

 

 

「めぐねえ~一緒に行こうよ~」

「もぅ・・しょうがないわねぇ。何時まで経っても甘えちゃって。じゃ早く食べて支度しなさい」

 

 

僕の両親は、姉さんが高校卒業して大学に通いながら一人暮らしを始めた辺りで亡くなった。

 

 

 

姉さんの自宅から学校まで車で15分。歩いて30分。

時々姉さんの車で一緒に登校する。

友人達は「シスコン」と言われているが、別にシスコンじゃないよな?

 

 

 

「ハァ・・・」

姉さんは運転しながらため息をつく。

「めぐねえどうしたの?」

 

「大樹、今はいいけど学校ではめぐねえと呼んじゃ駄目よ?この間だって・・・」

「解ってるよめぐねぇ・・・佐倉先生?」

 

「うん・・昨日教頭先生にね・・」

「また?」

「そう・・。私、教師に向いてないのかなぁ・・・」

姉さんは目を細め、今にも泣きそうな顔をしてた。

 

「・・・(ボソッ)大丈夫だよ。自信持って」

 

 

ウゥ~

さっきからパトカーと救急車と何度もすれ違っている。

「何かあったのかな?」

 

この時、既に日常が非日常になっていたなんて、思いもしなかった・・。

 

 

 

~教室~

「あ!大ちゃん!」

教室に入ると一人の女の子が僕の所に寄って来る。

僕の幼馴染の丈槍由紀。

桃色のショートカットで小柄な身体の女の子。

年頃の女の子なのに背は低いし・・胸も・・いえ何でもないです。

ちょっと子供っぽい所もあるし、鞄には天使の羽みたいなのを装着している。

そんな彼女をクラスの皆はクスクスと笑う。

由紀はちょっと浮いている存在だ・・・。

 

 

 

「ねぇ~今日アニメインで新刊の漫画が出るんだよ。一緒に行こう~?」

「いいよ。今日のテストで補習か追試がなければね」

 

「はぅ・・」

由紀は毎回テスト追試を受けている。

そもそもよくこの高校受かったな・・。

ま、俺も人の事言えんがな。

 

 

 

 

「放課後に補習ね?」

あぁ・・やっぱり・・・。

僕はなんとかギリギリ赤点を回避出来たが、由紀は駄目だったか・・・。

 

 

「めぐねえ酷い……」

「めぐねえじゃありません、佐倉先生でしょ」

「だいきぃ~」

僕に助けを求めて来たが、僕にはどうする事も出来ない。

「頑張れ!」

すまん。由紀。今の僕にはそれしか言えないんだ・・・

 

 

 

 

~放課後~

「由紀、アニメインは明日にしようぜ。土曜日だし。な?俺、ちょっと林先生の所に行くから」

「うん・・・分った・・」

由紀は不機嫌そうに返事をして補習を受ける。

「大樹とアニメインに行こうとしてたの?でも補習受けないと由紀ちゃん留年しちゃうから・・・」

「別に留年してもいいもん・・・めぐねえと一緒に居たいし・・・」

「もう・・佐倉先生でしょ?これ頑張れば明日は大樹とデート出来るでしょ?頑張ろう。ね?」

「・・・・はぁ~い」

由紀は渋々シャーペンを走らせ補習を受ける。

 

 

空は夕日に染まって真っ赤だ。

運動場では野球部や陸上部の掛け声が聞こえる。

 

僕は特に属さない帰宅部。

委員会にも属さない。

 

何か部活でもやれば高校生活の青春の1ページにもなるんだろうが・・・・・・

小中と帰宅部だったし・・・あの頃は由紀と遊ぶのが何よりも楽しかったからだ。

 

 

 

 

 

 

 

~理科室準備室~

「林先生いますか?」

準備室の扉を開け、奥に進むと林先生はカップ麺を食べていた。

 

「ふぁくらか?」

先生・・・食べながら喋らないで下さいよ・・・。

 

「またカップ麺ですか・・・。」

僕は呆れながら言う。

 

 

「お前も食うか?」

そう言いながら袋から大量に買ったのか、ゴソゴソと探しながらどれがいいのか聞いてきた。

 

「いえ・・・それより買ったんですか?」

「おぉ!買ったぜ!」

先生が買ったのはSDゲームの「ファイナルクエスト」

僕と先生は同じゲーム趣味で話が合う。

時折僕は先生に呼ばれ遊んだり、教えたりする。

 

 

 

僕はこの時間が好きだ。

 

 

でもそんな楽しい時間を失ってしまうなんて・・・

僕はどうしても理解出来なかった・・・

 

 

 

 

「な、佐倉。この装備でどうだ?」

「いやいや先生、この装備じゃきついですよ。この鎧か盾どれかを買わないと・・・」

 

そんなやり取りをしていたら突然、校庭からキャーと悲鳴が聞こえて来た。

 

「な、なんだ!今の悲鳴は!?」

僕達は急いで準備室を出て廊下から校庭を見た。

 

 

そこで僕達は恐ろしい光景を目にした。

 

 

 

なんと人が人を襲っている!

しかも襲われた人は立ち上がり、他の人を襲っている・・・

 

 

なんだよこれ・・・

 

 

これって・・・

 

 

まるで・・・ゾンビ映画じゃないか・・・

 

 




佐倉慈みたいな姉が欲しいです(切実)

ファイナルクエスト・・・某有名なRPGがネタです。
アニメインは・・・某アニメショップ
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