がっこうぐらし!~皆で生きる~   作:どらえふ

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前作の投稿から2か月半と遅くなりすみませんでした・・。

今回は少し長いですがよろしくお願いします。

きららを読みましたが胡桃ちゃんどうなるんでしょうかね?
最後何処かに去ってしまいましたが・・・。




第10話 就職か進学か

~屋上~

僕は一人フェンスに寄り掛かり空を見上げた。

 

ー回想ー

 

「それは解りません・・・。でもその2年後に都市計画を申請し、男土市から巡ヶ丘に改名しています・・

ランダルコーポレーションは地区開発もしているので・・もしかしたら、ランダルが一枚噛んでいるのではと思うんです・・・」

 

 

「まだ何とも言えないね・・・なんにせよ僕達はイシドロス大学かランダル・・どちらかに進学か就職だな」

 

「??」

 

「このマニュアルに書かれている手掛かりにたどり着くには進学か就職どちらかになるだろう・・」

 

僕は立ち上がり部室を出ようとすると若狭さんに止められた。

 

「貴方はどうするの?」

 

僕は少し考えて

 

「・・・進学かな・・。僕、屋上にいるから・・・」

 

 

 

ー今に至る

 

校庭では風に流されたボールを追いかけるゾンビ

 

「今日もボール遊びですか?いいですねぇ君達は・・」

 

外をみてもトラック・・自衛隊の車は通らない・・。

ヘリも飛んでいない・・

 

何処までこの現象は広がっているんだろうか・・・

巡ヶ丘市内だけ?東京は?埼玉や東北・関西は?

 

いや・・・もし埼玉や関西が無事なら

自衛隊が出動するだろうし、海外なら部隊が動くはずだ・・。

 

でもそれがないとなると・・・全滅・・か・・・

 

 

 

それにしても、あれから何日過ぎたのかの感覚が段々鈍くなったな・・・。

 

 

 

 

その時屋上の扉が開いた。

 

振り返ると由紀が駆け出してきた。

 

「お、おい!走ると危な・・」

 

「キャッ・・」

 

危ないと言う前に、由紀は派手にすっころんだ。

 

「あ~あ・・だから言ったのに・・・大丈夫か由紀?」

僕は由紀を抱き起す。

膝から血が出ている。

他には・・うん怪我は無さそうだ。

 

「うにゅ~ごみんごみん」

由紀はそう言い笑う。

 

全く・・・

 

「それで?由紀は何しに来たの?」

 

「んとね・・・大樹は将来何になるの?」

 

おぉ・・唐突の話だな。

 

「そうだなぁ・・・警官か先生・・かな?」

 

「そうなんだ~私はねぇ~めぐねえみたいに先生になろうかなぁ~と」

 

「それじゃもっと勉強しないとね。」

 

由紀の頭を撫でる

 

 

「でも・・・この世界で私はなれるかなぁ・・・」

 

 

「!!!」

 

やっぱ由紀はちゃんとこの世界の出来事理解しているんだな・・・。

 

「大樹・・・無理してない?」

 

「な、何が・・」

 

 

「・・・林先生があんな事になっちゃったから・・・」

 

「っ・・」

 

 

由紀には敵わないなぁ・・・

 

 

僕は耐えきれなくて泣いてしまった・・・

 

 

「よしよし・・」

 

由紀は何も言わずに僕を抱きしめ、頭を撫でる。

 

 

「大丈夫・・大樹は私達の為に頑張っていたんだよ・・・。少しは弱音を吐いてもいいんだよ?」

 

「ううっ・・・」

 

由紀の小さな胸・・優しい声・・・

 

僕はそれに甘えてしまった・・・

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~学園生活部~

 

 

「あら二人とも遅かったわね?まさか・・・」

 

ゴゴゴゴッと黒いオーラを出す若狭さん。

 

 

「大丈夫だよ。りーさん。大樹はそんな事してないよ」

 

流石に由紀の胸で泣いた・・・なんて言えない・・。

 

 

この日は疲れたので早めに就寝した・・・・。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・

 

 

・・・・・

 

 

~朝~

いつものと変わらない朝。

 

「ほら、大樹起きなさい。朝よ」

「ううん・・・めぐねえおはよ・・ムニャムニャ・・・」

 

えっ!?

 

 

ここは・・・僕の部屋?

 

どうゆう事だ・・・?

 

 

「ね、姉さん。生活部は?皆は?」

 

「?何寝ぼけてるの?」

 

 

「学校がゾンビで・・僕達は生活部で・・・」

 

 

「はぁ・・・昨日遅くまでバイオハザードで遊んでいるからそんな夢みるんです!」

 

「夢・・・・?あれが夢?」

 

それにしちゃリアルな夢だったな・・・。

 

 

テーブルに着き、TVをつける。

 

「昨夜起きた火災現場では・・・」

 

「都知事は・・・」

 

 

どのチャンネルもゾンビ騒動のニュースがやってない。

 

やっぱ夢?

 

 

 

~教室~

「あ!大ちゃん!」

教室に入ると一人の女の子が僕の所に寄って来る。

僕の幼馴染の丈槍由紀。

 

「ねぇ~今日アニメインで新刊の漫画が出るんだよ。一緒に行こう~?」

 

「お~朝からラブラブですなぁ~」

そう言うのは四月一日一(わたぬきはじめ)

僕の友人である。

 

「く~相変わらずお前ら仲いいよなぁ~」

 

「お前だって十一月二十九日(つめずめ)とはどうなんだよ?カレンダー夫婦?」

 

カレンダー夫婦。二人の名前がカレンダーの日付でもあって、付き合っているので

皆からはカレンダー夫婦と呼ばれている。

 

「うっさいwwwお前こそ丈槍とはどうなんだよwww」

 

「黙れwww小僧www」

 

大抵俺達はこんなやり取りをしている。

 

あぁ、なんだか懐かしい感じがするなぁ・・・。

 

 

~授業~

 

「ーであるからにして・・・」

 

 

ぼんやりと外の校庭を眺める・・。

 

あれは夢だったんだろうか?

 

そう思った時に、フッとゾンビが校庭を彷徨っている姿が現れた。

 

ガタンッ

 

僕は思わず立ち上がり、机を倒してしまった。

 

 

「ん?どうした佐倉?」

 

もう一度窓をみると、ゾンビはいなかった

 

 

「あ、いえ何でもないです」

 

「しっかりしろよ~もうすぐ期末だし、卒業だろ。」

 

「はい・・」

 

そして何事もなかったように授業が再開する

 

あれはなんだろう・・・?

 

 

 

~理科室準備室~

「林先生いますか?」

準備室の扉を開け、奥に進むと林先生はカップ麺を食べていた。

 

「ふぁくらか?」

先生・・・食べながら喋らないで下さいよ・・・。

 

「またカップ麺ですか・・・。」

僕は呆れながら言う。

 

 

「お前も食うか?」

そう言いながら袋から大量に買ったのか、ゴソゴソと探しながらどれがいいのか聞いてきた。

 

「いえ・・・それより買ったんですか?」

「おぉ!買ったぜ!」

先生が買ったのはSDゲームの「ファイナルクエスト」

僕と先生は同じゲーム趣味で話が合う。

時折僕は先生に呼ばれ遊んだり、教えたりする。

 

 

「な、佐倉。この装備でどうだ?」

 

「いやいや先生、この装備じゃきついですよ。この鎧か盾どれかを買わないと・・・」

 

「面倒だな・・・」

 

「面倒でもそれしないと死にますよ?いっぺん死んでみる?」

 

「それはそうと・・お前丈槍とはどうなんだ?」

 

林先生は急にあいつの話題を振ってきた

 

 

「先生?それとゲームは関係ないですよね?」

 

一応笑顔で対応していますが、漫画みたいな感じで少し怒っています。

 

「いやぁ~お前と丈槍は仲がいいからな」

 

「・・・まぁあまり発展もないですよ。相変わらず」

 

「そかそか」

 

林先生は頭をポンポンと叩くと、再びゲームを再開する。

 

 

夕焼けを染める廊下。

由紀はまだ補習でもしてんのか?

 

教室に向かうと誰も居なかった。

 

「あれ?居ないな・・・?」

 

 

 

校舎を探すと、由紀と姉さんを発見する。

 

「あ、居た居た・・。お~い由紀~」

 

由紀の肩を叩く。

振り向いたその姿はなんともいえない姿だった・・・

 

そう・・

 

まるでゾンビの姿だった・・・。

 

僕は無我夢中で校舎を走り回った。

 

気付けば校舎にいた生徒や教師はなんとも言えない姿になっていた・・。

 

「ウ・・・ウ・・・ウ・・・」

 

後ろを振り返ると大量の人が追いかけてくる・・

 

空き教室に逃げ込み、急いで鍵をかける。

 

 

「ハァハァハァ・・・何なんだよ・・・」

 

ドンッドンッ!!

 

激しくドアを叩く音。

 

「くっ」

 

もう逃げ場がない・・・

 

 

「ハハッ・・これが絶体絶命ってやつか・・アハハハッ」

 

もう僕の思考もおかしくなっていた。

 

無数のゾンビが教室に侵入して、僕に襲い掛かる

 

「うわああああああああああああああぁ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「・・・き・・・だいき」

 

 

「!!!!!」

 

起き上がると寝室だった・・・。

 

 

「良かった~」

 

 

由紀が僕を抱きしめる

 

 

「ここは・・・?」

 

 

「職員室休憩所・・寝室だよ?」

 

 

「大樹、あの後ずっと眠ったままだったんだよ?心配したんだよ?」

 

そうか・・・夢だったのか・・・

 

そう思ったら涙が出てきた。

 

「どうしたの?大樹~」

 

「ん?何でもないよ・・・ちょっと懐かしい夢と怖い夢を見ただけさ・・」

 

 

 

~学園生活部~

 

「おはようございます」

 

「あらおはよう」

 

「おうおはよう」

 

「おはよう大樹」

 

「先輩おはようございます」

 

いつもの皆。

 

いつもと変わらないメンバー

 

先生・・これが僕の大事な部活のメンバーであって、仲間です。

 

 

 

「それで・・皆考えてくれたかい?僕と由紀は大学に行くよ」

 

「由紀が大学~!」

胡桃さんが驚く

 

「な、なにお~。私にもちゃんと将来の生計を考えているんです!」

由紀は腰に手をあてて、ドヤ顔でいる。

 

「そうなんですか。由紀先輩はあまり考えていないのかと思いましたが、ちゃんと考えていたんですね」

 

「みーくん酷いよぉ~」

 

「そうよ美紀。いくら由紀先輩がああでも言い過ぎよ?」

 

いや、祠堂さんも酷い事言っていますよ?

 

「ま、いいんじゃね?実は私達も大学に行こうと考えていたんだ。な?りーさん」

 

「ええ」

 

 

「みーくんと圭ちゃんはどうするの?」

 

「え?私達ですか?」

由紀の突然の質問に吃驚する。

 

「私達と一緒に大学に行く?それとも就職するの?」

 

「いえいえ私達はまだ2年生ですし・・大学も就職もまだ・・」

 

 

「いいんじゃね?皆で大学に行こうぜ」

胡桃の発言に皆も一緒に大学に行こうと賛成する。

その言葉に美紀さんは戸惑いながらも、行きますと一緒に行く事になった。

 

 

「じゃあ皆大学で決まりね。後は・・車の免許ね」

 

「車?」

一同が首をかしげる

 

「そうよ?貴方達は18歳。もう車の免許も取れる年齢よ」

 

そうか。取れる年齢になったんだ・・。

 

「でもめぐねえ・・取るって・・この状態じゃ・・」

 

「私が教習の先生になります。幸い他の先生の車もあるし、校庭で練習出来るでしょ?」

 

姉さんが胸に手をあて、任せなさいという。

まぁ確かにそうだが・・。

 

「私取りたい」

 

一番に手を挙げる由紀

 

「え」

 

一同が凍る

 

「え?え?どうしたの?皆?」

 

由紀が車の運転・・・?

いやいやいや危ないだろ・・。

それに背が低いから難しいし・・

なんか危なっかしいし・・。

 

「由紀ちゃんはもう少し大きくならないと無理よ」

姉さんはなんとか宥める。

 

「ちぇ・・運転したいなー」

 

 

結局由紀以外の俺・胡桃・りーさんが運転を教わる事になった。

 

 

ー夜ー

 

~校庭~

 

 

教頭のクレスタか・・・。

そういや、教頭クレスタ買ったとか自慢してたな。

あのハゲ・・無茶しやがって。

 

 

辺りにはいない事を確認して、教頭の車で練習する。

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

ふむ・・。胡桃さんはゲーセンでよくやっているのか、ハンドルさばきも美味い。

ってか某Dみたいにドリフトするとはなぁ・・・。

 

 

俺はよく姉さんの隣にいるので、大体は覚えているが、胡桃さんみたいに

スピードを出さない・・・。

胡桃さんはもっと出せよと追い打ちをするが、小心者なので出せません・・。

 

 

 

悠里さんもすぐ覚え、もう姉さんが教える事は何一つなかった・・。

彼女も僕と同じ小心者なのか、スピードは控えている・・。

 

でも彼女、窮地に追い込まれたら、凄い運転をしそうだな・・。

 

 

 

数時間で僕達は運転を覚えた。

 

ちなみに教頭のクレスタは廃車寸前の状態であるのは言うまでもない・・。

教頭よ。スマン。




目を覚ましたらいつもの日常・・・
まぁよくアニメで使われてますよね・・(エンジェルビーツとか)

教頭のクレスタは・・某アニメですね。

私は高校卒業してのんびり車の免許を取ってそれから求人で仕事探しました(苦笑)

学園系のアニメ見ていると、あの頃に戻りたいです・・。


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