~生徒会~
「さて、これからどうしましょうか・・・」
パイプ椅子に座り、頬に手を添える若狭さん。
「今、下手に外にでてもねぇ・・・」
姉さんも椅子に座り外を眺める。
「大丈夫!いざとなったら私がこのシャベルで・・・」
恵飛須沢さんはシャベルを振り回す。
「・・・・・・・・・」
由紀は一向に俯いたまま喋らない。
それどことか僕の手を握ったまま離れない。
「取り敢えず、この生徒会で様子を見るのはどうでしょうか?下手に外に出ても
危険だし、もしかしたら救助がくるかもしれないし・・・」
僕の提案に一同は「そうね」と納得してくれた。
本当に救助はくるんだろうか?
「取り敢えず・・・何か食べようか?確か準備室に林先生のカップ麺がまだあると思うし・・・」
「そうね・・・職員室に災害用の備蓄のカンパンがあったはずだわ。先生取ってくるわね」
「じゃ、僕はラーメン取ってくる」
僕が立ち上がると、由紀も私も行くという感じで腕を掴む。
「ん?由紀・・・一緒に行く?」
コクコクと頷く由紀
皆は心配するが、生徒会と理科室は近くだし、幸いこの3Fには誰も居ないので大丈夫と
言いながら由紀と理科室の準備室に向かう。
~理科準備室~
かなり荒らされてるが、なんとか通れそうだ。
僕は由紀の手を握りながら準備室に入る
由紀はずっと黙ったままだ・・・。
「由紀・・・その・・・無事で良かった・・・」
頭を撫でると、由紀の顔が段々赤くなる
「////・・・さっ、さぁ行こ・・・?」
~職員室~
「えっと確かここに災害用のが・・・あった」
慈は備蓄の倉庫からカンパンを取り出した。
「そういえば・・・私がこの学校に赴任した時に、教頭先生が緊急避難マニアルの事言ってたわね・・・確かこの棚にしまっていたはず・・・」
慈は書類棚からマニアルを取り出した
「非常事態の時に読む様にって言ってたわよね・・・」
慈は袋から開封して中身を読んだ
パラ・・・・パラ・・・
「!!!!!!」
感染・・・研究・・・製品・・・・生物兵器・・・
「な・・・何これ・・・!どうゆう事・・・?」
地下1階2階・・・避難区域・・・
「この兵器でここの生徒達は・・ああなったの・・?」
「どうしよう・・・今、あの子達に伝える?・・・いえ、駄目よ・・今の状況でこの話は酷だわ・・」
慈は悩んだ末、落ち着いてから話そうと考えた。
~生徒会~
「「ただいま」」
「お帰りなさい・・・あら?由紀ちゃん顔赤いわよ?どうしたの?」
「な、なんでもないよ////」
「それにしても何でこんなに大量のカップ麺があるんだ?」
恵飛須沢さんが頭に「?」を浮かべながら質問してきた
「あぁ~あの先生、新作のゲーム出るとラーメンを買い占めて学校で過ごしながら遊ぶんだよ。
金無くて光熱費払えない時は、学校に寝泊まるんだ」
丁度姉さんがやってきた。
「姉さん遅かったね。何かあったの?」
「な、何でもないわ」
「そう?」
僕達はラーメンとカンパンを食べ、職員室休憩所や天文部の布団を運び出して就寝準備をする。
若狭さんは姉さんを呼び出し、何かを話していた。今後の事だろうか?
ーそして翌朝
朝食は昨日のカンパンとラーメン
朝食を食べていたら、姉さんと若狭さんが提案してきた。
「学園生活部・・・ですか?」
「えぇ、そうよ。ただ、学校で暮らすだけじゃあれだし・・・何か目的があった方がいいかなっと・・」
「由紀ちゃん。どうかな?」
若狭さんと姉さんが由紀に聞いてきた。
「部・・・活?」
由紀は少し考えてうんと頷いた。
「よっしゃ!じゃまず階段付近に机でバリケードを作ろうぜ」
恵飛須沢さんがシャベルを片手にしてやる気満々でいた。
「そうだね。今日は土曜日だし生徒も登校しない・・・土日でなんとか出来るかもね」
「じゃ、学園生活部活動開始!」
こうして、僕たちは昇降口を板で封鎖し、階段付近、廊下付近を机でバリケードを作った。
それから校庭にある防災備蓄倉庫から、医療品・米・缶詰・レトルト・飲料水、家庭科室から食器・箸・鍋・包丁・炊飯器・ポッドなどを運んだ。
これだけあればなんとか生活が出来る。
それにしても、この学校は凄い。
入学した時から思っているが、電気は太陽光発電、水は浄水設備がしっかりしている。
地下室もあるみたいだが、シャッターが閉じていて入れない・・・。
地下もある学校・・・そんな学校なんてあるんだろうか・・・・?
いや、考えても仕方ない。今は彼女達と生きていく事を考えよう。
この日の夜は、久々の白いご飯とサバ缶・味噌汁を食べた。
ご飯の有難味を身に占めた日だった。
味噌汁は具がないが、美味しい。
若狭さんは料理美味いな。
そして、月曜日。
あいつらが登校してきた・・・・。
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~佐倉慈の手記~
あの騒動の翌日。
あれは夢だったんじゃないかと思った。
でも違った・・・。
職員室にあるあのマニアル・・・・
あの子たちが見付けない事をただ祈るだけだ・・・。
ごめんね・・・こんな先生で・・・
今、私が出来る事。それはあの子たちを守る事だ・・。
地下がある学校・・・調べるとあるんですね・・。
慈が緊急避難マニアルを見つけるのは、ほぼ原作と同じですね。
防災倉庫は、学校にあるあれです。
実際、中をみた事がないのですが・・・。
次のお話には直樹美紀と祠堂圭が書けたらなと思います。