サウザー!~School Idol Project~   作:乾操

36 / 50
第14話  新曲創造主宣言! 俺の名は聖帝サウザー!!

+前回のラブライブ!+

 インパクトを求めて駆け抜けたμ's。しかし、サウザーの格好を見て冷静になった。そして、見事最終予選へ駒を進める。

 一同は最終予選の舞台では新曲、それもラブソングを歌うことを決める。

 だが、それぞれの事情で作詞は難航することが予想された……。

 

 

 放課後。

 恋って何だ? ていうか愛とは何だ?

 とでも言わんばかりに愛を見失ったμ'sはひとまずそれの研究を始めることにした。

「とりあえずシミュレーションしましょう」

 絵里がカチンコを手に言う。カメラマンは凛だ。ちょっとした寸劇をつくり、見返すことでラブの研究をしようと言うのだ。

「シーン1、愛の告白」

 恋愛の王道、放課後、体育館裏での愛の告白。青春の甘酸っぱい雰囲気が凝縮されたシチュエーションである。設定は、恋に恋する女の子が、彼女が憧れる素敵な先輩へ勇気を振り絞って告白をするというモノだ。

 後輩女子はマキ、先輩はニコが演じる。

「なんでニコちゃんなんかに告白しなきゃいけないわけ? イミワカンナイ」

「何でニコが男役なのよ。私にこそ恋する乙女が似合うでしょうが」

「はーいうだうだ言わないの」

 完全に面白がっている穂乃果は手をパンパンと叩いて二人を黙らせる。

「じゃあ行くわよ? よーい、アクション!」

 

 

「せ、先輩」

「な、なんだいマキ」

 マキは鞄から一枚の便箋を取り出した。ハートのシールで封印された、べったべたのラブレターである。

「これ、読んでください」

「これは何かし……何だい、これ」

「そ、その……」

 マキはもじもじしながら便箋を渡す。良い感じに乙女だ。成長したものである。

 だが、哀しいかな、彼女は生まれながらにしてツンデレである。こういうシチュエーションになれば、その才能を発揮してしまうのは、仕方のないことであった。

「べ、別にアンタのために書いたんじゃないから……勘違いしないでよね」 

「あん?」

「別にアンタなんかこれっぽっちも好きじゃないわ……でも、答えてくれるなら……」

 中々のツンデレ具合だ。

 しかし、忘れてはならないのがニコもまたそっち(ツンデレ)の気があると言う事だ。

 ツンデレとツンデレが会話すれば、それは泥沼である。

「何よ、アンタその態度」

「はぁ? そっちこそ何よ」

「あんたこっちのこと好きなんじゃないの?」

「ぜ、全然好きじゃないわよ! 全く! イミワカンナイ!」

「意味わかんないのはそっちでしょ? 折角私も……」

「なに?」

「なんでもない! アンタなんか大っ嫌い!」

「なんですって!? 私こそ嫌いよ!」

「南斗水鳥拳奥義!」

「北斗神拳奥義!」

 

 

「はい、そこまでやん」

 収拾がつかなくなるどころか死闘の様相を呈し始めたため希のわしわ神拳により二人は地に伏した。

「ハラショー、希、でかしたわ」

「恋愛って難しいにゃー」

「やはり、我々にラブソングは無理なのでは? 今まで作った曲をメドレーするなどで安定感を出したほうが……」

 海未が指摘する。

 これまでも新しさを求めて新曲を作ってきたが、正直なところギリギリな勝負であった。今回は歌詞のノウハウすらないのである。下手をすれば、未完成曲を歌うことにすらなりかねない。

 彼女の指摘は実にもっともで、理に適った話であった。だが。

「新曲を作るべきだわ」

 いつになく強硬な姿勢で絵里が言った。

「私達はA‐RISEほか関東圏の地区予選を勝ち抜いたグループを下さなければならないの。ならば、ラブソングのような求心力のある曲にするべきよ」

「ですが……ことりはどう思いますか?」

「ラブソングはやっぱり素敵だし歌いたいけど……穂乃果ちゃんは?」

「無理は良くないかな。でも、絵里ちゃんの言う事ももっともだよね。今度はA‐RISEに追いすがるだけじゃダメなわけだし」

 そう……今まではA‐RISEの背中を追いかけるだけで良かった。だが、優勝を目指す以上追い越さなければならない。

「無理をして作るわけじゃないわ。慌てず、みんなで歌詞を考えるのよ」

 絵里の説明に一同は少し考えた後とりあえず了承してくれた。

 そんな絵里の背中を、希は見つめるばかりである。

 

 

 しばしあと、サウザーの居城。

「……とまぁ、こんな感じです」

「ふむ、そちらも苦戦しているのだな」

 海未の話を聞いてシュウが頷く。

 μ'sに比べて圧倒的に恋愛経験、人生経験の豊富な5MENであるが、それはそれで困るものであった。それぞれの愛の形がある分、統一された多数へ訴えかけるフレーズが中々作れないのだ。

 さらに、サウザーという男の存在がある。

「あれがうるさい」

「うるさいのはいつものことでは……」

「まぁそうなのだが……」

 シュウは答えながら部屋の片隅を見やった。そこにはノートに向かうシンとその周りをウロウロするサウザーの姿があった。

「だから愛などいらぬってば!」

「貴様の意見なぞ訊いていない!」

「ぬぅぅぅ!」

 5MENは結局シンに作詞を任せることにしたらしい。

「一番若いからな。それだけ若者の心に訴える出来になるだろう。正直心配しかないがな」

 しかし、シンもまた後ろでうるさい聖帝を差し引いても苦戦しているようだ。

「女子高だから仕方ないとは言え、寂しい青春だねぇ私達……」

 穂乃果はテーブルに突っ伏して言う。

「彼氏なんかいなくても、いいのよ?」

「えっ、なにことりちゃん、目が怖いよ」

「ウフフ……そんなことより、ここは研究のため映画を見てみない?」 

 悶々考えても仕方がないということで一同はことりの提案に賛成する。

 さっそくスクリーンとプロジェクタにプレイヤーを用意して上映会が開催されることとなった。

 以前恋愛映画を見た時に穂乃果が爆睡してしまったため、今回はアニメ映画である。恋愛もアイドルも登場する作品で、今の一同に持ってこいである。

 

 

『あなたに……最初に確かめてもらおうと思ったのに……!』

『ちょっと待って! 違うんだよ! それは君の誤解!』

『違うだなんて! ――誤解だなんて……』

 

 場面はいよいよクライマックスである。

「修羅場だにゃー」

「この主人公、どちらの方を選ぶのでしょう……」

「フフフ、欲しければ……力尽くで奪い取るまでだ! フワハハハ!」

「サウザーちゃんうるさい!」

 穂乃果が声を抑えながら叱る。爆睡することもなく終始夢中である。

 

『私、歌うわ……思いっきり!』

 

「あああああああド名曲来ますよおおおおお!」

「花陽ちゃんうるさい!」

「穂乃果もうるさいですよ……」

 

 やがて、映画は終わり、部屋に再び電気が灯る。

「ハラショー! 面白かったわ!」

 絵里も大満足のようだ。作詞で行き詰っていたシンも声がケンシロウ似なキャラがいたから嬉しそうだ。

「映画どうだった? 何かヒントになった?」

 ことりがDVDをしまいながら訊いた。

「うん、歌の力ってすごいんだねぇ」

「恋愛についての事なんだけど」

「あぁそっか……うーん、やっぱり映画観ただけじゃ分かんないよねぇ……」

 穂乃果はうんうん唸りながら腕を組んだ。

 他の面々も同様である。感動的だが、これをどう歌詞にするのか……。

「フッ、やはり愛などいらぬということが証明されてしまったようだな?」

「されてないわよ?」

 絵里がぴしゃりと言う。

 だが。

「サウザーの言じゃないけど、ラブソングはやっぱり無理があるんじゃないかしら」

 μ'sの作曲担当がこう言い出した。

「な、なんで急に……」

「今から新曲となるとどうしてもクオリティを下げざるを得ないと思う。新曲作りは些か分が悪いわ」

「私も、マキに賛成です。このままの状態での歌詞作りは、品質の低下を招きます」

「で、でも……」

 頑なに新曲作りを意見する絵里。しかし。

「ウチは二人に賛成やね」

 今度は希がマキ、海未(ついでにサウザー)の意見に同調した。希の言葉に絵里は驚きを隠せないという顔をする。

「……じゃあ、μ'sは既存曲をいじって行く感じかな? 5MENはどうするの?」

 穂乃果が意見を取り纏め、5MENのメンバーに訊く。

「新曲を作りたいところだが、我々の技術の問題もあるからな」

「まぁ、μ'sと変わらぬ路線だろう」

 レイとユダは仕方ないと言うような調子で頷く。おれが直々に作詞してやると喚くサウザーは無視だ。

 ここまで意見がまとまってしまっては、絵里にどうこう出来る問題ではない。

 ひとまず、この日は解散となった。

 

 ※

 

 解散となったのだが、マキはまだ家に帰るつもりはなかった。

 絵里の不自然なまでに新曲作りをこだわる姿勢が、世紀末に片足突っ込んだ人間特有のセンサーにBiBiっと来たのだ。その直感の正体を確かめるため、彼女は絵里と希の後を物陰い隠れながらつける。

 追跡者の存在など露知らず、絵里は希に問いかける。

「本当にいいの?」

「かまへんよ」

「でも、μ'sに加わった時からやりたかったことなんでしょ?」

「μ'sの目標は優勝なんやから、それに向かって努力するのが大切やろ?」

 希のやりたかったこと……? マキは口の中で絵里の言葉を呟く。今まで聴いたことのない話だ。いったいどういうことなのだろうか。

 この時マキは絵里の言葉の意味を考えたため一瞬だけ希から目を離した。すると、その瞬間に視界から希の姿は消えて、絵里だけが道に立っているという状態になっていた。

「あれ? ……ヴェエエ!?」

「ストーカーとはマキちゃんらしくないやん?」

 いつの間にか背後に回っていた希に胸を揉みしばかれた。

 

 マキはしばし胸をもまれた後、彼女にも話しておこうと絵里が言い出し、二人にマンションの一室へ連行された。

 その部屋は家族で住むにはやや小ぶりで、一人で済むには広すぎる、そんな部屋であった。室内は整理整頓され清潔だ。

「ここは?」

「ウチの家や」

「希の?」

「希は一人暮らしなの」

 絵里は靴を脱ぎ希の後に続きながら、マキに早く上がれとジェスチャーした。たびたび訪れるのか、慣れている様子だ。

 マキは言われるがままにダイニングへ案内され、テーブルへ着かされた。希はお茶を淹れると言ってキッチンへ向かう。

「……で、どういうわけなの? 希のやりたかったことって何?」

 彼女はずいと半ば身を乗り出す形で向かいに座る絵里に質問した。

 そんなマキに絵里は苦笑交じりに微笑みながら話す。

 希のやりたかったこと……それは、μ'sのみんなで一つの歌を作ること――μ's、ついでに5MENのみんなで意見を出し合って作った歌をステージで歌うことであった。

 絵里やμ's、あと5MENは転勤族な親の都合でろくに友人関係も築けなかった彼女にとって生まれて初めて出会った目標を共にして苦楽を共に出来る仲間、友達である。思いは他人の想像するそれを遥かに上回るものであった。

「そんな大層なものやないよ」

 絵里の説明に少し照れながら希は二人にお茶とジャム……ロシアンティー用の……を配った。

「……今度は睡眠薬とか入れて無いわよね?」

「入れてへんから安心してな。ジャム瓶もちゃんと洗ったし……ウチは別に歌とかじゃ無くて、何かをみんなでやってみたかっただけなんよ。だから、μ'sのみんなと活動できるだけで満足すぎるくらい。μ'sはウチにとって、奇跡みたいなもんやからね」

「奇跡?」

「そう。みんなで一緒にいられるだけで、ウチの夢は叶ったようなものなんよ」

 そう言いながら彼女は紅茶を口に運ぶ。

 希の言葉を受けて絵里は苦笑しながら、

「てな風に希は言うんだけど、マキはどう思う?」

「よくもまぁそんなで私をいつか『面倒なタイプ』呼ばわりしてくれたわね」

 想定外の反応に驚いたのか希は紅茶でむせ返ってしまった。そんな彼女を他所にマキはポケットから携帯を取り出した。

「なにそれ」

「知らないの? これはスマートフォンって言うのよ」

「そうじゃなくてな?」

「もう希ったらにぶちんね」

 絵里は笑いながら言った。マキのしようとしていることを理解したのだ。

「別にいいでしょ?」

「友達なんだから、ね?」

 二人の言葉を受けると、希はたちまち顔を赤くして、かと思ったら恥ずかしそうにはにかみながらうつ向いてしまった。

 

 

 マキがスマホを取り出してしばらくとしない内にμ'sの一同は希ハウスに集結した。

「ってなんでサウザーまでいるのよ!」

「いやぁ、通知見た時丁度一緒にいてさ」

 穂乃果があははと頭を掻く。サウザーが駄々をこねたらしい。

 一同はダイニングの隣にある希の寝室に屯しているのだが、人数が人数なだけに超が付くほど窮屈である。

「貴様らだけで何を企むつもりか知れんが、この聖帝の目を逃れられると思うなよ?」

「サウザーよ、何度も言うように私達がここにいるのは明らかにアレだから帰った方が良いと思うのだが?」

 巻き込まれるように連れてこられたシュウがサウザーを諭す。が、

「くどいぞシュウ様。μ'sの抜け駆けは天が許してもこのおれが許さん!」

 どうやらサウザーは何か勘違いを起こしているようである。

 こんな騒がしいことこの上ない連中であるが、希はどことなく嬉しそうである。

「ウチ、この部屋いつも広いと思っとったけど、こんなに狭く感じるなんて思わなかったわ」

「女子9人に成人男性二人もいればよっぽどの部屋じゃないと狭いに決まってるにゃ」

「それで、急にみんな集めてどうしたの?」

 花陽がマキに質問する。

「実は、やっぱりみんなで新曲作りをしようと思いなおしたの」

「突然ですね、何かあったのですか?」

「別に、何もないわよ」

 マキはそう言うが、表情から何かあったのは一目瞭然であった。

「あと、反対意見は聞かないから。反対したら問答無用で死刑だから」

「マ、マキちゃんが力と恐怖による支配を……!」

 マキのいつにないやる気っぷりにことりが慄く。マキの言を補足するように、絵里も、

「まぁ、μ'sを作ってくれた女神さまへのちょっとしたクリスマスプレゼントってことで……あ、サウザーは帰って良いわよ?」

「帰らん! フハハハハ!」

「死ね」

「アイドルがそんなこと言っちゃダメだよぅ」

 絵里を窘めながら花陽は何か歌詞に向いているフレーズは無いか思案しながら部屋の中を見回すように頭をグリグリ巡らせる。

 そんな時、ふと彼女の目に一つの写真立てが留まった。

「この写真……」

「あっ!?」

 その写真は、いつか講堂で行われたμ's´のラストライブの最後に皆で撮影した集合写真である。あまりの存在感にピントがややサウザーに合わさっているクソみたいな写真だが、希にとっては大切な写真らしい。

「ほんの数か月前なのになんか懐かしいにゃー」

「牙一族の襲撃と重なって、その返り血で制服がぐちゃぐちゃになっちゃったからニコちゃんとマキちゃんは体操服なんだよね」

「音ノ木坂とは凄まじい学校なのだな」

 シュウも感心してくれた。

 そんな写真を、顔を真っ赤にした希が強奪する。

「そんなの飾っちゃって、希も可愛いとこあんのねー?」

「ええやん別に! ……友達、なんやし」

 そう言いながら希はかつてないほど健気な表情を見せた。

「えっ、友達……? 照れるな! フハハ」

 希の言葉を受けてサウザーもかつてないほど健気な表情を見せる。

「は?」

 絵里もサウザーの反応を見てかつてないほど不愉快を露わにした。

 そんなぷわぷわギスギスした雰囲気の中、穂乃果がふと窓の外で起きる異変に気が付いた。

「見て!」

 すっかり暗くなった空から、ひらひらと白い物が落ちてくる。それは街の街頭に照らされて、キラキラと輝いていた。

「死の灰か!」

「ちげぇよ! 雪だよー!」

 そう歓声を上げる穂乃果を筆頭に、ニコと凛の3バカトリオとワンマンバカのサウザーが外へと駆けだしていき、残りの面々もぞろぞろと近くの公園へと繰り出した。

 陽の落ちた公園には人の影はなく、しんしんと降る雪の音だけが流れていた。

「ほぁー……」

 天を仰ぎ、思わず感嘆の声が洩れる。

 そして、雪の結晶は少女たちの掌に落ち、スッと溶けていく。

 

「――思い」

 

 穂乃果がふと呟く。

 それは、何気ない単語にすぎなかった。

 ――メロディー。

 ――予感。

 何気ない単語、しかしそれが連なれば意味も持つし、詩にもなる。

 ――不思議。

 ――未来。

 ――退かぬ。

 ――ときめき。

 ただ思ったことを口にするだけでも、それは率直な気持ちだから、心に訴えるフレーズとなる。

 ――空。 

 ――媚びぬ。

 ――気持ち。

 今、この瞬間、μ'sの新しい歌が、希の夢が完成しつつあった。

 ――省みぬ。

 ――好き……ってちょっと待って待って、変なの混じっとるやんけ。

 ――フハハハハ。

 

「フハハハハ!」

「サウザー、何のつもりですか!」

 紡がれる言葉の中に世紀末なものが混じっていることに気付いたμ's一同。海未がサウザーに追及する。

「フフフ……折角だから手伝ってやろうと言う粋な計らい?」

 海未は今まで生きて来てこれほどまでに『余計なお世話』という言葉を痛感したことは無かった。

 気を取り直して心を静め、今一度歌詞のフレーズを考える。

 

 ――コシヒカリ。

 

「駄目だにゃ、かよちん完全に雑念入ってるにゃ」

「ぬふぅ、おのれサウザー!」

「曲名も考えてやったぞ。『Gelow(下郎) Halation(ハレーション)』だ!」

「あなたは最低です!」

 ギャーギャー喚き始める面々。結局いつものこれである。

 だが、それを見つめる希は、寒空とは対照的に温かな幸せに包まれていた。

 

 

 

つづく

 

 

 




『下郎ハレーション』言わせたかっただけの回でした。
穂乃果に「略してゲロハレかゲローションだね!」と言わせる予定でしたがあまりにもあんまりなのでカット。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。