放浪者ロロ異界見聞録 Self-interpretation 作:Boukun0214
私の見てきた、すべてのことを。
私は、ロロ。
とある田舎町出身の、どこにでもいるような、平凡な少年だった。
ある日、光輝く長方形の穴が、突如として空間に現れた。
私は、気が付くと、その穴を通って、異世界に迷い込んでしまう。
そこから、この、私の、異世界の、スピリットの、虚無の軍勢の、勇者の。
今となっては、グランオブロロとも呼ばれる世界の、消滅と転生の物語が始まる。
この世界の住民である君達には、とても突飛な話に思えるかもしれない。
しかし、これは、私が経験したことだ。
少なくとも、私にとって、紛れもない、事実であり、史実である。
そんな私は、もうおそらく君たちのいる、地球に帰ることは出来ないだろう。
なら、どうしてこの文章を君が読めるのかって?
それは、私がこの異界に迷い込んだのも同じ理屈だ。
原因はわからない。
必然かもしれないし、偶然かもしれない。
もしかしたら、こちらの世界の可愛らしい魔女の仕業かもしれないし、そちらにいる、科学者がこちらとあちらを繋げて、落ちてきたのを偶然君が見つけたのかもしれない。
いや、もといた世界の住民が読んでいると言う前提で書いてしまっていたな。
別にこれは、この世界にいるスピリットの皆が読んでいても構わないものだ。
そうすればきっと、過去のこの世界で、厳密に言えば同じものでは無いが、何があったのか。
それをあくまでも私の主観から知ることが出来るだろう。
正直、誰でも良いのだ。
これを手にとって読んでいてくれる者がいるだけで。
ここに書かれていない、明記されていないことについては、読者の自由な想像にお任せするとしよう。
これはあくまでも、私の知りうること全てを書いているものであり、その内容の真偽を確かめる術もないし保証もできない。
これは創作物だと割り切って、史実ではなくただの小説として読んでもらっても構わない。
それだけで、放浪者ロロは、少しでも誰かの記憶に刻まれることが出来れば、それでいい。
もし、もしもだが、これを読んでこの世界に行ってみたい。
そう思ってしまったそちらの世界の皆は、是非とも歓迎したい。
残念ながらここに来る方法はわからないのだが。
もしかしたら君の目の前にも、ある日突然ゲートが開いて、スピリットとして私の元へと来ることが出来るかもしれない。
さて、ずいぶんと前置きが長くなってしまった。
最後に、もっともらしいことを並べさせて欲しい。
この物語は、グラウンド・オブ・ロロが、出来るまでの物語である。
その滅びから再生までを、綴った物語である。
どうか、それを頭において欲しい。
決して、ハッピーエンドで終わるとは限らないのだから。