艦ラ松さん~カラ松、神通、ときどきレ級~   作:たんぺい

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六話~エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!~

「そう言えばさ」

「…?なんですか、カラ松さん?」

 

その日何気なく、カラ松は神通に聞く。

 

「女神にも姉妹が居る…んだよな、どんなんだ?」

 

神通の姉妹について、である。

上と下に二人ずつですねと言いつつ、神通は少し思案すると、にこやかにこう言い放った。

 

「下の那珂ちゃんは…平たく言うとアイドルカッコジショウ、ですね」

「自称かい!」

「ええ、何かアイドルってちやほやされてそうで良いじゃん、らしいです」

 

まず、那珂についての話を聞き、思わずトト子を思い出したカラ松はずっこける。

 

そして、カラ松は頭を抱えつつ、額に手を乗せながらこう返したと言う。

…シャコや魚は止めとくよう言いなよ、と。

これに関しては流石に意味が解らず、神通はひたすら困惑したと言う。

 

そんな困った神通を見て、カラ松は話題を変える様にこう切り出した。

姉の方はどんなのか、と。

それに対して、神通は苦笑しながら、こう返した。

 

 

「一言で言うと、姉さんは毎晩夜が激しいんです!」

 

 

カラ松は、頭から倒れたとか。

なお、神通は川内の夜戦フェチのことを言っているが…文脈が飛ぶとどう聞いても夜戦(意味深)だよね!

 

そんなカラ松は置いときながら、神通はさらに続ける。

 

「そして、あからさまに忍者な見た目で、けっこう向こう見ずな猪突猛進ですね」

「…なるほど」

「そして大破すると凄くリアルに痛そうな悲鳴をあげる」

「大破すると痛そうじゃない声出す子居るの!?」

「大破して痛そうじゃない悲鳴をあげる艦娘ですか? わ た し で す 」

「…お、おう」

 

なんだか、わかるようでわからない、少しわかる神通の説明に困惑していくカラ松。

そんな彼をみて、苦笑しつつ神通はこう締めた。

 

「とにかく…姉さんは…夜が好きな、対魔忍?」

「対魔忍なの!?」

 

…艦娘のカテゴリから外されてしまっていた。

 

 

そんなおり、いきなり見知らぬ女の声とレ級の声が響き渡る。

何かしら言い争うような会話を聞き、慌てて二人はその声がする方向へ向かう。

 

そこには…

 

「イイカラ、頼ムカラ落チ着イテ話ヲ聞ケ…」

 

なんかオロオロしてるレ級と…

 

「五月蝿い!深海棲艦が艦娘を捕まえるなんて、なんか引くぐらいヌルヌルした触手とかいか臭い汁とか、あとは何か謎の理屈で生えてるイ級とかのチ○コで神通をぐちゃぐちゃにするに決まっているでしょ!エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!」

 

なんか、女子が口に出したらアカン事を言い出してるマフラーを付けた艦娘が居た。

 

ソンナ事スルカァ!とレ級は怒り、主砲をそんな艦娘にに向けてかまえるが、

それより先に、いっぺん死ねこのアホ姉ぇ!!と、死角からその艦娘に突撃する、神通がいた。

 

すると…ゴウランガ!おお、見よ!

アイサツも無しに始まったアンブッシュにより神通のエントリー。

ツッコミと言う、カラテの一種でその艦娘の豊満な胸を撃ち抜いた!

たまらず、その艦娘は吹き飛ばされて爆発四散!

ハイクを読む暇も無く、サヨナ「…いや、姉さんはまだ死んでないですから!」

 

 

…そう、神通の危機と勘違いした川内のこの島の初上陸である。

 

 

神通の激しいツッコミに思いきり吹き飛ばされて、一瞬気絶した川内だったが、

すぐに意識を取り戻した川内は、神通を抱き締めると、嬉しそうにこう言った。

 

「…良かった、神通がまだ処女だぁ!」

 

…無事かどうかのの判断基準がそこで、神通は倒れそうになっていた。

思わず、神通は川内にツッコミを入れる。

 

「そこなの!?姉さんそこ心配してたの!!てか、何で見ただけで処女かどうか解るの!?」  

「…見た目ってか、におい?」

「においって何!? 」

 

…川内は、意外とレベルの高いシスコンの変態だった。

そんな川内と神通を見て、カラ松とレ級は同時に思った事は、一つだったと言う。

 

「女神は…アレでツッコミ枠だったんだな…」

「マサカ、神通ヨリ濃ユイノガワンサカ居ルトハ…」

 

…そう、あのボケにボケを重ねてた神通も、艦娘の中ではむしろツッコミだったのな、と。

川内と神通の二人に呆れるレ級とカラ松であったとか。

 

 

さて、それから。

 

川内が落ち着いた頃合いを見計らい、二人が無人島に来た経緯を説明するレ級。

そして、神通に対して危害を加える気がないと言うレ級とカラ松。

川内はその話をいぶかしみながらも、まあ妹が無事ならと言う事で安堵する。 

そんな川内に向かって、レ級はこう言った。

 

「アー、マア、神通ハ私ニ攻撃スル事ハ無カッタシ私ハ神通ニドウシタイ訳ジャナイ、ソシテ出会ッタノガソモソモ事故…コノポンコツ引キ取ッテクレルナラ、願ッタリ叶ッタリダ」

 

そう、神通の無償の引き渡しである。

その事に川内は、まるで我が事のように…いや、それ以上に喜んだとか。 

そして、川内は神通に向かい、脱走事件も例のクソ提督に責任を被せる形で鎮守府酷いことにはならない、と言いつつこう神通に告げる。

…早く帰ろうよ、と。

 

そんな彼女達を見て、カラ松もさみしくなるなと言いつつ見送ろうとしたが…肝心な神通はというと…

 

「絶対にノゥ!!」

 

帰るのは嫌だという、意思表示だった。

 

何故!?と全員が問い返すと、神通は苦笑しながらこう答えた。

 

「…理由はなんであれ脱走兵は脱走兵、おめおめと逃げ帰る訳にはいきません」

「神通…だから、それは!」

「良いんです、姉さん…それに、ぶっちゃけこの生活も気に入ってますし、艦娘も深海も無く好き勝手はしゃげるのも存外嫌いじゃないですし」 

神通の諦めたような、決意するかのような苦笑い。

その彼女の言葉を翻してやらねば、と…川内はもとより、カラ松もレ級も説得の態勢に入る。

 

 

一番手に神通に説得に来たのは、この男だった。

 

 

「お兄さん許さねぇぞ!こんな美人の女の子と無人島でイチャコラとか!!釣り堀にスパンコール履いてきたお前はもっとカラ松らしいカラ松で輝いてたぞ!!」

「…ごめんなさい、誰?」

 

神通が知らない声の説得…というか、カラ松への侮辱。

お前誰だよ、と一斉にその声の主を見て…最初に口を開いたのは、カラ松だった。

 

 

「…おそ松兄さん?何故ここに…?」

「 デ カ パ ン だ ! このクソ松!」

 

…そう、カラ松の唯一の兄、6つ子の長男、おそ松であった。

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