今回やっとオリキャラがでてきます!
「さぁ始めようか」
豪華を極め荘厳さと絢爛で埋め尽くした広い部屋に乾いたような、しかし何処か深みのある声が響く
ここは41室ある内の1室、アインズ専用の部屋。
全ての床に大理石が敷き詰められ部屋の至る所には調度品が有り1つ1つがこの部屋の美しさを引き出している。
その部屋の中心でアインズはソファーに腰を掛けている
自分なりに色々考えた結果、2人の新しいNPCを作る事にした
2人のNPCを作る際にいくつかの条件を付けることにした。
①女型のNPCは作らない
②ナザリック内の者に嫌われない外見であること
③守護者とは別の種族であること
④各階層守護者及び領域守護者との意思の疎通ができる者であること
そして最後に
⑤他の者と同じように接すること
この5つの条件は絶対に守らなくてはならない。
①は女性型のNPCに劣等感を与えないために考慮して作った条件だ
特にアルベドは俺が作った守護者を日々見る事は彼女にとってかなり良いものとは言えないだろう
自分が勝手に書き換えてしまった「モモンガを愛している」設定でアルベドは世界で確実に1番俺を愛している。
その愛は狂気にすら感じ取れる場合もある
②は恐怖公のような好き嫌いのある外見はあまりよろしくないと思い条件の中に入れようと考えた
③は単なる被り防止のための条件でそれ以外に特に理由は無い
④は意志の疎通が出来ないもの、例えば知能が低く会話が困難で協調性のない者は居たとしても役に立たない、種族の特徴で喋れない者も除外することにした
⑤を無くした場合の結果はバカな自分でも目に見えてしまう。もし新NPCよりに接してしまうと守護者達はパンドラのように自分の力不足だと勘違いをするだろう。
逆に守護者達よりに接してしまうと生まれて間もない彼らは最初から良くないモノを胸の奥に潜める事となる
2度言うがこれらの条件は絶対に守らなくてはならない
それがナザリックのためなのだ
いよいよ新しい守護者の創造に入ろうとしていた
アインズはその闇夜を掻き集めたような瞳をギルド武器《スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウン》にむけその杖を振りかざした
すると杖から光が降り注ぎそれに呼応するかのごとく轟音が響き渡る――硝煙のような煙が吹き荒れ突風が巻き起こる中データクリスタルが形を変えていく。
そして風が治まり静寂に包まれる。
煙が晴れ杖の光が治まると2人の守護者がその姿を表した
新なる守護者の誕生の瞬間である。
「おぉ...成功だ!」
正直成功するかしないかは五分五分だったよ...
ホント成功して良かった...さて
「新たなる者達よ、我が前にひれ伏しその名を告げよ」
俺がそう呼びかけると2人の守護者はひれ伏し名前を告げた
「貴方様より授かった私の名は【フォルネウス】全てを翻弄し幾億もの軍隊と共にナザリックにこの身を捧げる事を誓います」
「ん...貴殿より授かりしそノ名は【牛頭】…大地ヲ砕き万物ヲ切り裂く千ノ武器となり貴殿ヲ守護する所存でございます」
2人の目にはただならぬ光があった――
玉座の間の扉の前にはナザリックで働く者全てが集められている何故かと言うと――わからない。
正直デミウルゴスは困惑していた
重要な案件なら守護者を集めればよい、なのにプレアデスから領域守護者そして一般メイドまでもがその場に足を運んでいる。
1時間ほど前にナザリックの者全てにメッセージが伝えられた。メッセージの内容は
「1時間後にナザリック内にいる者全てを集め玉座の間の前で待機せよ。階層守護者・領域守護者・プレアデス、そしてメイド達もだ」
デミウルゴスはこのメッセージを受けた後ナザリックに未だかつてない未曾有をの危機が迫っているのでは――それなら戦闘要員ではない一般メイドを呼び出す必要性が無いと思い、自分1人では考えが付かずアルベドとメッセージの話をしてみたが答えは出なかった
そしてデミウルゴスは自分の考えが届かない場所に御方は居ることを思い出し、命令通り玉座の間の前で待機した
扉が開き1人が腰をかけこちらを見据えてる
扉の前に立つ者全てが忠誠を誓う絶対なる存在がそこに居た。しばらく――どのぐらいの時間が経ったのだろうか、1分・1時間・10時間?正確には数秒ほどしか無かったのだが永遠とも言える緊張は至高なる者の声にて解かれた
「ご苦労、それでは入ることを許可しよう。お前たちよ私の前まで歩み寄りひれ伏せ。」
守護者、その他全ての者はまるで1つの生命のような規律のある動きで至高の御身の前に歩み寄りその身を地に伏せた
一体どの様な事態になっているのかデミウルゴスは早くその答えを知りたかった。ナザリックの危機?私達が御方の気に触れる何かをしてしまったのか?それとも――
「表を上げよお前達よくここまで来てくれた。その心、深く感謝する」
デミウルゴスは何を考えていたか忘れてしまった
「いきなりお前達を集めたりしてすまなかった。ここにいるお前達に紹介したい者がいる。ナザリックの新しい住人であり仲間となる。では姿を表すが良い。」
アインズが両手を広げると何も無い空間に黒く楕円形の扉が開き姿を表した
現れた者は頭がタコでスーツを着た長身の異形な者と牛の頭部を持ち甚平の様な服を着た、まさに巨漢という言葉が相応しい異形の者であった。
「この者達は私が新たに創造したナザリックに仕える者達だ。お前達、挨拶をしろ」
「はい。私の名前は【フォルネウス】アインズ様より戴いたこの体、貴方達と共にナザリックに尽くす事を誓います。以後お見知りおきを...」
そう言うと半歩ほど下がり代わりに牛頭人身の人物が前に歩き出した
「...儂ノ名前は【牛頭】主達ノ手足となれることヲ光栄に思う...今後とも宜しく」
牛頭は後ろに下がる
「お前達よ急な事で困惑するかもしれないが今日からフォルネウスと牛頭は仲間となる。質問がある者は手を挙げよ。」
アルベドが静かに挙手した
「はいアインズ様、何故アインズ様は新しい守護者を創造しようと思いになられたのですか...私達では力が足りなかったのでしょうか...ことの状況を理解できない私の無礼をお許し…ください。」
アルベドはアインズの話を聞いてる最中、血の気がみるみる引いて目には涙を浮かべていた。
そして自分の心の内を言葉にした瞬間、枷が外れたようにポロポロと涙を流した
アルベドの質問に玉座の間にいる者の全てがそうなのではないのかと気を落としてしまった。
自分達は不要な存在になってしまったのか――と
(あぁパンドラに続きアルベド達も悲しい思いをさせてしまった...)
「違うぞ、お前たちは十二分役にたっている。お前たちはこの世界に来てから休むこと無くナザリックのためにその身を削り働いてくれた。私はお前たちの負担を少しでも減らそうと考え実験ついでに新しい守護者を作ったのだ。
お前たちに心配をかけてすまなかった。」
皆不安が消え去り胸を撫で下ろした。
しかしアインズ様に心配をかけてしまいさらに謝罪までさせてしまった。ひとえに我々の所為なのに
「アインズ様お気になさらないでください!私達の為を思っていたのに私はっ...!なんて不敬なことを...死んでもこの罪償えるものでは...!」
「良いのだアルベド!お前を思い今一度言う...良いのだお前の全てを許そう」
「アインズ様...私の事を!?私の事をおもって!?私を私を思って!!?」ワタシヲ!?オモッテ...
横でアルベドが恍惚とした顔で悶ているがデミウルゴスはアインズの方を向きその慈悲深い考えに忠誠度をさらに引き上げていた
(アインズ様は我々にそのような考えを…この身を案じてくださるとはまさにナザリックの支配者たるに相応しき御方。感服いたしました。)
自分を取り戻したアルベドが口を開く
「アインズ様新しい守護者を交え忠誠の儀を行ってもよろしいですか」
アインズが静かに頷くとアルベドは牛頭とフォルネウスを呼び忠誠の説明しアインズの方を向く
「守護者たる者ナザリックに忠誠を誓う者達、至高なる御方に忠誠の儀を...」
「第一から第三階層守護者、シャルティア・ブラッドフォールン。御身の前にありんすぇ」
ドレスの裾を持ち上げ深く頭を下げる。シャルティアに続きコキュートスが前に出て臣下の礼を取る
「第五階層守護者、コキュートス。御身ノ前二」
コキュートスが一歩ひき次にダークエルフの姉弟が前にでた
「第六階層守護者アウラ・ベラ・フィアーラ御身の前に」「お、同じく第六階層守護者マーレ・ベラ・フィアーレ。お、御身の前に。」
そして続々とナザリックとアインズに忠誠を誓っていく
「第七階層守護者デミウルゴス御身の前に」
「ナザリックメイド長セバス・チャン。プレアデス及び一般メイド御身の前に」
「領域守護者代表、恐怖公。御身の前に」
「ナザリック宝物庫責任者、パンドラ御身の前に」
「新たなるナザリックの守護者、フォルネウス御身の前に」「同じく新たなるナザリックノ守護者、牛頭御身ノ前に」
そしてアルベドが前に出る
「守護者統括、アルベド御身の前に」
全ての者がアインズとここナザリックに忠誠を誓う
「面を上げよ」
真剣な表情を向ける様は壮観であり
この玉座の間にいる者が心が1つになった瞬間であった
やっとオリキャラ登場できました...!
フォルネウスはスーツを着た人の頭をまんまタコにした感じで牛頭はふくよかなミノタウロス的な感じです!
牛頭は喋る時「の」と「を」がカタカナになる仕様になってます。
次回フォルネウスと牛頭を入れた守護者の会話です