今回はデストロイア妖獣体の詳細、そしてその他色々明らかになりますよ〜。
〜前回のあらすじと現在〜
紅魔館へ2度目の異変解決へと向かった霊夢一向。
暴走したレミリアを止めて欲しいと頼まれたデストロイア。そして決戦の時、デストロイアは妖獣体へと変貌する。
その戦法や様子はまるで別人のように見える。
そしてスペルが発動。 終焉『Disaster of the World』。
弾幕が雨の如く降り注ぐ中、霊夢達が気づいたのは、『抉れた地面』。これは謎の物質による影響で溶けているのだという。
さて、この先どうなるか…物語は永遠亭で診察した後から始まる。
〜永遠亭〜
デスト「……そんなことがあったのか。後で謝罪をしなければな…。」
永琳「調べ終わったわよ。優曇華院、説明よろしく。」
鈴仙「はい師匠。まず、紅魔館の地面を溶かし尽くした謎の物質についてですが、これは紅魔館のメイド(正式職業不明です☆by作者)、ビオランテさんによると、『ミクロオキシゲン』の影響だと言われています。恐らく、それが謎の物質の正体と疑われます。
次に、デロイドア・レイスさんの体についてです。
レイスさんの体はとても頑丈で、ナイフやグングニルなどの貫通武器も弾き返したり、刺さっても動じない…ということでしたよね?」
デスト「…らしいな。」
鈴仙「その体は、ビオランテさん曰く、『本来の体に戻りつつある。』ということでした。このままでは完全に戻って、意識や感情、記憶も全て消滅してしまう…ということが考えられます。
次、妖獣体についてです。これはまだ詳しくは調べられていないのですが、今分かっているのは、『自分の意思でなること』はできないということと、『通常の人間体のときに比べると、異常的な強さを得る』ことですね。安易に近づくと、一撃であの世逝きになるレベルだそうです。」
霊夢「…どういうときに発動するの?」
鈴仙「それはまだ分かっていません。引き続き、調査をしていくつもりです。レイスさん、何か前兆とかありませんでした?」
デスト「…脳内に直接何か声が聞こえてきた。」
鈴仙「ふむふむ…直接声が…」メモメモ
デスト「何か話してるのは覚えているのだが…その後は完全に覚えていないのだ。」
鈴仙「…情報ありがとうございました。では、また何かあったらお知らせしますね。」
魔理沙「さて、私は帰るが、おまえらどうするんだぜ?」
霊夢「私も帰るわ。疲れちゃったもの。縁側でお茶でも飲んでおくわ。」
デスト「我は紅魔館へ寄っていこう。色々と話すことがあるからな。」
魔理沙「その体で大丈夫か?」
デスト「まぁ問題ないだろう。じゃあな。」ビューン…
〜紅魔館〜
デスト「…ということだ。色々とすまなかった。」orz
レミリア「いいのよ。元はといえば私が悪いんだし。」
咲夜「止めてくださってありがとうございます…。」ぺこり
ビオラ「さて…レイス君?ちょっとこっち来て。…咲夜さん、ちょっと話をしてきますね。」コツ、コツ、コツ…
〜現在地〜
ビオラ「さて…昨日貴方は色々あったわけだけど…。」
デスト「・・・。」
ビオラ「永遠亭から届いた資料を見て考えると、まず謎の物質は『ミクロオキシゲン』、昨日のあの姿が『妖獣体』、そして溶けて抉られた地面から摘出された謎のモノ、これが『ゴジラ細胞(以下G細胞)』なの。」
デスト「ゴ、ゴジラ…!?」
ビオラ「おっと、貴方にはあまり聞かせないほうがいい単語だったわね。とにかく、この細胞が抉れた地面から摘出されたの。確かこの地面は、貴方の体から発射された弾幕によって作られたものなのよね?」
デスト「…らしいな。」
ビオラ「つまり、貴方の体の中にあるG細胞が付着した…それしか考えられないわね。」
デスト「・・・・・。」
ビオラ「さらに考えると…「ビオラ!」
ビオラ「あ、なんですか咲夜さん。」
咲夜「今すぐ博麗神社に来て欲しいの。2人一緒に。」
ビオラ「分かりました。すぐ行きます。…また今度ね。」コツコツコツコツ…
デスト「…フン。」コツコツコツ…
〜博麗神社〜
紫「今日みんなに集まってもらったのは他でもない。『新たなる異変』についてよ。」
霊夢「…早く言いなさいよ。」
紫「…分かったわ。簡単に言えば、今回の紅霧異変のようなものと似たような異変が各地で起きているの。」
レミリア「そ、それってどういうこと?」つ傘
紫「そのままの意味よ。今回の貴女のように、欲望に満ちた人達が暴走して、異変を起こしているってわけ。」
魔理沙「つ、つまり、今回のレミリアが暴走したように、他の奴も暴走してるってことか!?」
紫「そういうことね。中には『謎の妖獣』も関与しているという噂も流れているわ。」
ビオラ「それはきっと私達のような…」
デスト「怪獣なんだな。」
紫「だから皆、手分けして探して解決してきて欲しいの。グループは私が分けてあるわ。
まず、[霊夢、魔理沙、咲夜]グループは白玉楼に行って。
次に、[レミリア、フラン]グループは妖怪の山へ、夜に行って頂戴。その方が活動しやすいでしょう。あと着いたら私に連絡して。強力な助っ人を呼ぶわ。
次、美鈴は星熊勇儀と地底で合流、その後地霊殿に向かって。きっと貴女達ならなんとかなるでしょう。
パチュリーとアリス、永遠亭組は引き続き情報収集をお願いするわ。
そしてデロイドア・レイス。貴方はビオラと一緒に。場所は私が案内するわ。」
紫「それと、これは連絡用の『河童特性携帯式連絡機』、略して『携帯』。レミリア達はこれを使って私に連絡して。他の皆も、何かあったらこれを使って。説明書は本体に貼り付けてあるわ。では皆、武運を祈るわ…解散ッ!」
ビオラ「…レイス君、感じてる?」
デスト「あぁ、感じてるとも。」
ビオラ「この感覚は…怪獣ね。」
デスト「そうだな。…我ら以外の怪獣が。」
〜白玉楼〜
???「幽々子様、準備が整いました。」
幽々子様?「あらあら、随分と早いのね。もっと時間が掛かると思ってたのに…。」
???「彼が手伝ってくれましたから…。」
幽々子様?「…そうね。期待してるわよ妖夢。」
妖夢?「はい。」
幽々子様?「貴方も…期待してるわ。」
???「……。」
はい、ここまでです。終了です。
今回は妖獣体の詳細というよりも、紅霧異変での出来事を振り返って分かったこと…ですね。溶けた地面から摘出されたのはまさかの『G細胞』!
そして各地で相次ぐ異変、それに関与する謎の妖獣とは!?
さらに、白玉楼での不思議な会話。期待された妖夢と…誰ッ!?
次回、お楽しみに!!!