遊☆戯☆王Avenger(リメイク執筆中) 作:きりゅー@イグニスター
今年もよろしくお願いします。
「俺のターン、ドロー!」
煌介:手札×2→手札×3
「(威勢よくドローしたのはいいけど、ウルキサスは確か守備表示モンスターを攻撃した時、貫通ダメージを与える効果を持っていたはず。下手に壁モンスターを出してもすぐにやられちまう。どうすれば……)」
煌介は引いたカードを含めた3枚の手札を見つめる。
しばらくして逆転の一手を見つけ出した煌介は、1枚のカードに手をかけた。
「賭けるしかないか……俺は魔法カード、英雄に捧げる
《英雄に捧げる
通常魔法
「英雄に捧げる財宝」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分は戦士族モンスターしか召喚・特殊召喚できない。
(1):自分はデッキから2枚ドローしその後、手札のレベル7以上の戦士族モンスター1体を相手に見せる。
手札にレベル7以上の戦士族モンスターが無い場合、手札を全て除外し、自分は2000LPを失う。
「このカードはデッキから2枚ドローし、手札からレベル7以上の戦士族モンスター1体を相手に見せる。ただし該当するカードが手札に無い場合、俺は手札を全て除外し、2000ポイントのライフを失う!」
「あの口ぶり……まさか手札に該当カードが無いのに発動を!?」
「正気か!? 失敗したら即敗北だぜ!」
「……ううん、煌介は引くわ。必ずね」
周りの生徒が騒ぐ中、決闘を見守る朱音はそう呟いた。
「答えてくれよ、俺のデッキ……。ドロー!」
念を込めドローした2枚のカードを確認する。
その中にはレベル8のモンスターの姿があった。
「……来た!俺が引いたのは、レベル8の戦士族モンスター、ギルフォード・ザ・ライトニング!」
《ギルフォード・ザ・ライトニング》
「引いたか!」
「いくぜ。俺は手札から魔法カード、
《
通常魔法
「
(1):手札のレベル5以上の戦士族モンスター1体を相手に見せ、見せたカード以外の手札のカード1枚を墓地へ送り、自分の墓地のレベル4以下の戦士族モンスターを3体まで対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、効果を発動できず、エンドフェイズに除外される。
「今引いたギルフォード・ザ・ライトニングを見せ、手札の戦士ラーズを墓地へ送る。そして墓地から切り込み隊長を2体、ゴブリン突撃部隊を守備表示で特殊召喚する!」
傷だらけの切り込み隊長と、慌てふためく突撃部隊がフィールドに現れる。
「場に3体のモンスター……。来るか!」
「俺は3体のモンスターをリリース!稲妻の剣豪よ、戦士の力を束ね、全ての敵に雷を浴びせろ!来いっ、ギルフォード・ザ・ライトニング!」
《ギルフォード・ザ・ライトニング》
効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻2800/守1400
このカードはモンスター3体をリリースして召喚する事もできる。
(1):モンスター3体をリリースしてこのカードのアドバンス召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
「このカードが3体のモンスターをリリースしてアドバンス召喚に成功した事で、その効果が発動!相手フィールドのモンスターを全て破壊する!」
「くっ」
フレムベル・ウルキサスが稲妻に撃たれ、破壊されてしまった。
「バトル!ギルフォード・ザ・ライトニングで
「く……」
拓哉:LP4000→LP1200
「カードを1枚伏せて、ターンエンドだ」
煌介:伏せ×1
手札×1
LP900
「一気にライフを削られたな……。俺のターン、ドロー!」
拓哉:手札×2→手札×3
「俺は魔法カード、フレムベル・ブーストを発動!」
《フレムベル・ブースト》(オリジナル)
通常魔法
(1):自分の墓地の「フレムベル」モンスターの数によって以下の効果を適用する。
●3体以下:自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
●4体以上:自分のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。
「俺の墓地のフレムベルモンスターはフレムベル・シードのみ。よって俺はデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。……墓地へ行ったのはこの3枚だ」
《フレムベル・ドラグノフ》
《異次元からの埋葬》
《フレムベル・アーチャー》
「悪いな煌介。このターンで決めさせてもらう!」
「……まさか」
煌介の脳裏を1枚のカードがよぎる。
それは拓哉にとって最終兵器とも呼べるカードだった。
「ああ、そのまさかさ。魔法カード、真炎の爆発を発動!」
《真炎の爆発》
通常魔法
自分の墓地から守備力200の
炎属性モンスターを可能な限り特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは
このターンのエンドフェイズ時にゲームから除外される。
「俺は墓地に眠る守備力200の炎属性3体!コイツら3体を場に全て特殊召喚する!」
《フレムベル・アーチャー》
《フレムベル・ドラグノフ》
《フレムベル・シード》
拓哉側のフィールドで爆発が起こる。
そして、3体のフレムベルモンスターが爆風の中から姿を現した。
《フレムベル・アーチャー》
チューナー(効果モンスター)
星3/炎属性/炎族/攻1000/守 200
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する
炎族モンスター1体をリリースして発動できる。
フィールド上の全ての「フレムベル」と名のついた
モンスターの攻撃力は、エンドフェイズ時まで800ポイントアップする。
《フレムベル・ドラグノフ》
効果モンスター
星2/炎属性/ドラゴン族/攻1100/守 200
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
相手ライフに500ポイントダメージを与える。
また、自分の墓地のこのカードと自分フィールド上に表側表示で存在する
炎属性モンスター1体をゲームから除外して発動できる。
デッキから「フレムベル・ドラグノフ」1体を手札に加える。
「俺はレベル2のフレムベル・ドラグノフに、レベル2のフレムベル・シードをチューニング!シンクロ召喚!炎の中で目覚めよ、フレムベル・ドレイク!」
《フレムベル・ドレイク》(オリジナル)
シンクロ・効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1500/守 200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、自分フィールドの「フレムベル」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は500アップする。
ドラゴンに似た怪物が炎を纏い現れた。
「更に俺はレベル4のフレムベル・ドレイクに、レベル3のフレムベル・アーチャーをチューニング!小さな炎は大きく燃え上がり、やがて大地を焦がす業火となる!」
フレムベル・アーチャーが大きな炎の輪となり、それをフレムベル・ドレイクが潜る。
「シンクロ召喚!出でよ、エンシェント・ゴッド・フレムベル!」
炎
《エンシェント・ゴッド・フレムベル》
シンクロ・効果モンスター
星7/炎属性/炎族/攻2500/守 200
炎属性チューナー+チューナー以外の炎族モンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
相手の手札の枚数分まで相手の墓地の
カードを選択してゲームから除外する。
このカードの攻撃力は、この効果で除外したカードの数×200ポイントアップする。
「なんて威圧感だ……。それにソリッドビジョンだと分かってても熱いぜ……」
風が吹き荒れ、煌介が着ている学ランを揺らす。
「ここでエンシェント・ゴッド・フレムベルの効果が発動!……と言いたいところだが、お前の手札は0枚だからな……効果は使えない。だが、墓地へ送られたフレムベル・ドレイクのモンスター効果を発動する。この効果によって、エンシェント・ゴッド・フレムベルの攻撃力が500アップ!」
《エンシェント・ゴッド・フレムベル》
ATK2500→ATK3000
エンシェント・ゴッド・フレムベル身に纏う炎が攻撃力の上昇と共に大きく燃え盛る。
「なっ!」
「バトル!エンシェント・ゴッド・フレムベル、ギルフォード・ザ・ライトニングを攻撃しろ!滅炎業火!」
腕を組んでいたエンシェント・ゴッド・フレムベルが手から炎を放つ。
「させるかっ!永続罠、強制終了を発動!」
《強制終了》
永続罠
永続罠
自分フィールド上に存在する
このカード以外のカード1枚を墓地へ送る事で、
このターンのバトルフェイズを終了する。
この効果はバトルフェイズ時にのみ発動する事ができる。
「このカードは俺のフィールドのカード1枚を墓地へ送る事で、バトルフェイズを終了させる!」
「上手くかわされちまったな。だがこれでお前の場にモンスターは居なくなった。俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド」
拓哉:手札×1
伏せ×1
LP1200
「くっ、俺のターン……」
カードをドローする煌介の手が震える。
「(俺の手札はコマンド・ナイトのみ。強制終了のコストにはなるけど、拓哉相手じゃこの戦法もすぐに破られちまう……。もう駄目か)」
煌介がドローする手を止めたその時だった。
「こーらーっ!!!煌介ーっ!!!」
朱音の怒号が教室に響き渡る。
近くに座っていた生徒は思わず耳を塞いでいた。
「何ドローする前に諦めてんのよ!そんなの煌介らしくないじゃない!まだ可能性は残ってるんだから!」
「そうだぞ煌介。……俺だっていつ逆転されるか内心ヒヤヒヤしてるんだぜ」
眼鏡のズレを直しながらそう言い放つ拓哉は、いつでも来い、と言いたげな顔をしていた。
「拓哉……朱音……」
『いいか煌介、どんな時でも諦めるな。諦めなければ、必ず奇跡は起きる。自分のデッキを……自分自身を信じるんだ!』
煌介は幼い頃に受け取った父の言葉を思い出す。
「……分かったぜ。俺は俺のデッキを……俺自身を信じる!俺のターーーーンッ!」」
煌介:手札×1→手札×2
「……!」
「何か引いたな……。来いよ!」
拓哉は場に伏せたカードを眺める。
「(そう、俺が伏せたのは罠カード、カウンター・フレイム。攻撃してきたモンスターと自分の場の炎属性モンスターを破壊し、その攻撃力の合計の数値の半分、相手にダメージを与える……。煌介、お前がどんなモンスターを召喚しようとも、これで返り討ちだ)」
《カウンター・フレイム》
通常罠
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、その攻撃モンスター1体と自分フィールドの炎属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
その後、この効果で破壊したモンスターの攻撃力の合計の数値のダメージを相手に与える。
「俺はコマンド・ナイトを召喚!」
《コマンド・ナイト》
効果モンスター
星4/炎属性/戦士族/攻1200/守1900
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上に表側表示で存在する戦士族モンスターの攻撃力は400ポイントアップする。
また、自分フィールド上に他のモンスターが存在する場合、
相手は表側表示で存在するこのカードを攻撃対象に選択する事はできない。
「場のコマンド・ナイトと、墓地のギルフォード・ザ・ライトニングをゲームから除外し、このカードを特殊召喚する!来い、不敗の英雄シグムンド!」
凛々しくも逞しい表情。
銀色の剣を持ち、黄金に輝く鎧を纏ったその戦士は、召喚されると即座に戦闘態勢に入った。
《不敗の英雄シグムンド》(オリジナル)
効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻2500/守2000
このカードは通常召喚できない。
このカードの(1)の効果で特殊召喚できる。
(1):相手フィールドに特殊召喚されたモンスターが存在する場合、自分フィールドの表側表示のレベル4以下の戦士族モンスターと、自分の墓地のレベル8以上の戦士族モンスターを1体ずつ除外して発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードがこのカードの(1)の効果で特殊召喚に成功した場合に発動する。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、相手フィールドの攻撃力の一番高いモンスターの攻撃力分アップする。
(3):このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
「ジグムンドの効果発動!このカードが自身の効果で特殊召喚された場合、このカードの攻撃力はターンの終わりまで、相手の最も攻撃力の高いモンスターの攻撃力分アップする!」
《不敗の英雄ジグムンド》
ATK2500→ATK5500
「ジグムンドには
「バトルだ!ジグムンド、エンシェント・ゴッド・フレムベルを攻撃!」
剣を携えたジグムンドが、エンシェント・ゴッド・フレムベルに斬りかかる。
エンシェント・ゴッド・フレムベルも、手から巨大な炎を放ち対抗する。
しかし抵抗虚しく、ジグムンドの剣は炎をも斬り裂いた。
「グラムの一閃!」
エンシェント・ゴッド・フレムベルは真っ二つになり、2500ものダメージが拓哉に入る。
2人の闘いに決着がついた瞬間だった。
「……俺の負けだぜ」
拓哉:LP1200→LP0
今年はいよいよ劇場版遊戯王ですね。
皆さんは観に行かれますか?
感想等お待ちしております。