シェフィールドでは長いので本編ではシェフィと略します。
某鎮守府、夜
◇艦娘宿舎、談話室◇
ウォスパ「…………」
ネルソン「…………」
アーク「…………」
提督「お願いしますっ! ウォースパイト様っ! どうかこの迷える子羊めをお救いくれやがれくださいっ!」ドゲザ
〜提督、ウォースパイトたちの前で土下座し、懇願〜
ネルソン「ええい、陛下の妹君の御前である! もっと地べたに額を擦り付け、懇願しろ!」
提督「はは〜っ!」
アーク「ネルソン、悪乗りは止せ。アドミラルも、普通にしろ。そんな状況では話も進まない」
提督「イエッサー!」セイザ
ウォスパ「えっとそれで、何だったかしら?」
提督「シェフィールドの愛が重いんです!」
ウォスパ「愛されていないよりいいのではなくて?」
提督「仰る通りでげす。しかしながら、ああも毎回毎回毎回毎回愛の波状攻撃を受けますと、この身が保ちませぬ!」
ウォスパ「今日はその変なキャラで通すの? 流石にそろそろうざったく……んんっ、ウザいわ」ニッコリ
提督「言い直したのに辛辣ぅ!」
ネルソン「そもそもシェフィールドのやつがああなのは前からだ。それを承知の上でケッコンしたんだろう?」
アーク「ネルソンの言う通り。私たちからすればアドミラルたちは幸せで見ていて胸焼け……失礼、微笑ましいのですよ」
提督「みんなも知っての通り、シェフィールドって真顔で虫を叩き潰すだろ?」
ウォスパ「そうね」
ネルソン「深海棲艦もそうだな」
アーク「味方として頼もしい限りではありませんか」
提督「なのにさ、俺と二人きりの時は違うんだよ! この前なんて俺があくびしただけでソファベッドを用意して問答無用で添い寝お昼寝させられたんだ!」
ウォスパ「別にいいじゃないの」
提督「それだけじゃない! 俺がくしゃみしたらソファベッドを用意して問答無用で俺の服をひん剥いて、自分もすっぽんぽんになって人肌で温まるのが一番とか言って結果的に執務を徹夜するはめになったんだ!」
ネルソン「セクハラで訴えるぞ」
提督「とにかくだ! シェフィールドの愛で俺は駄目人間にされる自信があるんだ! 助けてくれ!」
アーク「聞いてるこっちとしてはただの惚気話にしか聞こえなかったんですが……まあ当人がそう感じるのなら深刻なんでしょうね」ウンウン
ウォスパ「そうでしょうね。でもだからといって私たちにはどうすることも出来ないのも事実」
ネルソン「結局のところ貴様が自分を律していけばいいだけだ。シェフィールドが悪いのではなく、貴様の心、精神力の問題だな」
提督「Oh……」
「こんなところにいたのね、旦那様」
提督「っ!?」ビクッ
〜私、シェフィールド。今、あなたの後ろにいるの〜
提督「な、何故ここに?」
シェフィ「? 私はあなたのことならどこにいても分かるわ。それだけ愛しているし、そもそも鎮守府内ならどこへいようと気配で分かるもの」
提督「どこの達人なんでぇす!?」
シェフィ「全ては愛のなせる業。それよりも私たちが離れてしまっていた37分と34秒ーー」
提督「細かっ!」
シェフィ「ーーと07ミリ秒以下省略のロスを埋める必要があるの。あなたなら分かるわよね? ね?」ムギュッ
提督「おうふ……」
シェフィ「ふふっ、いい子いい子♡ 私はあなたを愛してる♡ あなたと離れていた時間は本当に意味の無い時間だったわ♡ もう今日は離れない、離さない♡」
提督「いやでもトイレとか」
シェフィ「勿論付いていくに決まってる♡ 大丈夫、将来はあなたのそうした介護も私の生き甲斐になるのだから♡ あなたは安心して私の愛を感じていてくれればそれでいいの♡」スリスリナデナデ
提督「いやいやいや!」
シェフィ「ふふっ、わがままなところも可愛い♡ ああ、大好き♡ もっと私に甘えて……もっと私を困らせて夢中にさせて♡」ホッペチュッチュッ
ウォスパ「とんだ茶番ね」
ネルソン「さっさと追い出せ。余はもう部屋に帰って寝るそん」
アーク「寒っ……シェフィー、二人の時間を邪魔したくないから連れて行ってくれていいぞ」
シェフィ「了解。オールドレディ、皆さん、おやすみなさい。旦那様のわがままに付き合ってくれてありがとうございました」
〜提督はお嫁さんにお姫様抱っこされてその場をあとにした〜
ーーーーーー
◇鎮守府本館内、夫婦の部屋◇
シェフィ「さあ、あなた♡ キスの時間ですよ♡」ハリハリ
提督「ここに来るまでも沢山したんだが……?」
シェフィ「それは私からで、あなたからじゃない。今はあなたから私にキスをする時間♡」ニッコリ
提督「愛が怖いお」ガクブル
シェフィ「じゃあ私のこと捨てる?」
提督「極端なんだよ! そうじゃなくて、適度に適切にしようよって話をしてんだよ!」
シェフィ「ああ、愛するあなたから怒鳴られるなんて……嬉しいわ♡ 私をそれだけ愛してくれているのね♡ それに怒鳴っている表情も素敵♡」
提督「話を聞いてくだしゃ!」
シェフィ「ちゃんと聞いてるわ。つまり私の愛情表現が過度だと、そう言いたいのよね?」
提督「え、あ、うん」
シェフィ「でもごめんなさい。私、こうしてあなたへの愛を伝えてないとどうにかなっちゃいそうなの。それだけあなたへの愛が止まらないの」
提督「シェフィ……」
シェフィ「だからこればかりは我慢してとしか言えないわ。だってあなたが私を本気にさせたから、あなたが私を愛してるって言ってくれたから、だから私は私を愛せたの。あなたが私を愛してくれたから」
提督「そうか……」
シェフィ「もういい?」
提督「へ?」
シェフィ「キスして。我慢出来ない」
提督「わ、分かった。一回だけな。明日もお互い早いんだし」
シェフィ「うんっ♡ 愛してるわ、あなた♡」
しかし一回で終わるはずもなく、しっかりと朝までコースになったのは言うまでもない。
結局のところ提督も提督でシェフィールドのことが好きで仕方ないのだーー。
シェフィールド 完
シェフィールド終わりです!
クールデレの破壊力は凄いですよね(語彙力)
それからこれで一先ず更新はストップです!
次回は新実装艦娘の情報を入手出来次第、執筆に取り掛かるので暫しお待ちを。
お粗末様でした☆