某鎮守府、昼前ーー
◇埠頭◇
初春「こんのぉ……大うつけがぁぁぁぁぁっ!!!!!」
〜埠頭に初春の怒号が響く〜
有明「うっせぇなぁ……悪かったって。てか、全員怪我ねぇし、当初の予定の遠征任務も無事に完遂出来たんだし、そんなキレなくてもよくね?」
初春「貴様がその態度だから声を張っておるんじゃろうがたわけっ!」
子日「初春、そんなに怒らないであげて……」
若葉「子日、止めるな……今回ばかりは流石にしっかりと注意しとくべきだ」
初霜「確かに……私たちの連携があったからこそ今回はこの結果になったけれど、毎回こう上手くはいかないもの。何かがあってから後悔するのでは遅いから」
有明「んだよぉ、あたしの味方は子日だけかよぉ」
初春「味方云々の話ではないわっ! 貴様のせいで妾たちの誰かが沈んでおったかもしれぬのじゃぞ! 何が『あれ一隻だからついでに戦果貰っちまおうぜ』じゃ! 正規でなくとも軽空母群に突撃するなんて大うつけがすることじゃ、この大うつけめがっ!」
有明「いやぁ、一隻だけだと思って近寄ったら隊列組んでたもんで……」テヘペロ
初春「じゃから軽空母がのこのこと一隻で散歩なんてしてるはずなかろうが、たわけっ!」
ゴチンッ!←初春のげんこつ制裁
有明「いってぇ……!」
初春「ふんっ、沈んでおったらこの痛みさえ感じぬわ」
有明「くっそ〜……人が下手に出てりゃ長女振りやがって……」
初春「はんっ、実際に長女なのだから仕方ないじゃろ。出来の悪い下を持つと姉は大変なんじゃ」
有明「ぐぬぬ……」
提督「初春さん、もうその辺で終いにしやってはくれませんか?」
有明「提督! 初春が遠征任務成功したのにあたしのこと怒るんだぜ!」
〜有明、提督の背中に隠れる〜
初春「妾は好きで叱りつけているわけではないぞ。姉として、今後の艦隊のために注意しておるだけじゃ」
提督「これだけ怒られたのですから、有明さんも分かったはずですよ」
初春「はぁ……そもそも貴様が日頃からこやつを甘やかしておるから此度の体たらくに繋がったのではないか?」
提督「いやはや手厳しい……肝に銘じておきます」
初春「そうしてくれ。でないと命がいくらあっても足りぬ」
有明「いーっ、だ」アッカンベー
初春「貴様はもう一発欲しいのかや?」ニ"コ"ニ"コ"
有明|彡サッ←再び提督の背中へ退避
初春「やっておれぬ……妾たちは補給へ行くぞ」
提督「ゆっくり休んでくださいね、皆さん」ニガワライ
~埠頭で夫婦だけに~
提督「有明さん、もう初春さんたちは行きましたよ?」
有明「お、おう、サンキュー提督。助けてくれて」
提督「定時報告が来た時点でこうなるのではと思ってましたから」
有明「ならもっと早く助けに来てくれよぉ」
提督「私は叱るのが下手ですから、初春さんに任せようかと思いまして」
有明「マジか……じゃあ、提督も初春と同意見ってこと?」
提督「そうなりますね」
有明「んだよぉ、提督もかよぉ」
〜有明、抗議の意思を込めて提督に抱きついて提督のお腹ら辺を頭でグリグリする〜
提督「今回ばかりは運が味方したに過ぎませんからねぇ」
有明「……運も実力の内だろ?」
提督「では私が今から護衛も付けずに一人で渡米します」
有明「は?」
提督「私も提督となってそこそこのキャリアを積んで来ました。ならば運が味方をして無事に往復出来ますよね?」ニコニコ
有明「いや、それは……」
提督「おや、有明さんの理論上では無事に帰って来れるはずですよね?」ニッコリ
有明「……」
提督「……私や初春さんたちの気持ちが少しは理解出来ましたか?」
有明「はい……ごめんなさい」
提督「賢い方は好きですよ」ナデナデ
有明「〜////」←嬉し恥ずかしい
提督「では今からちゃんと初春さんたちのところへ行って謝ってくるように。私の自慢の賢い有明さんなら出来ますよね?」
有明「は~い……////」
提督「うんうん、いい子いい子。素直でよろしい。大変結構です」ニコニコ
有明「〜////」デヘヘ
ーーーーーー
〜無事、初春たちに謝ってわだかまりが無くなった有明〜
◇執務室◇
提督「もうお昼ですが、大きな赤ちゃんのせいでどうも出来ませんねぇ」
有明「提督ぅ、あたしのこと嫌いになっちゃやだぁ……」グリグリ
〜有明、提督にだいしゅきホールド中〜
〜初春に同じことを繰り返すと提督に愛想を尽かされると言われたから〜
提督「嫌いになんてなりませんよ。次から気を付けてくれれば」
有明「気を付けなかったら嫌われるってことだろ〜? そんなのやぁ〜だぁ〜」ムギューッ
提督「有明さんは勝手に体が動いてしまう子ですからねぇ」ニコニコ
有明「提督に嫌われたらあたし無理ぃ……」
提督「ではしっかりと気を付けてくださいね」
有明「出来そうにねぇからこんなになってんだよぉ」グリグリ
提督「ですよねぇ」ケラケラ
有明「笑ってる場合じゃねぇだろ。提督はいいのかよ、私のこと嫌いになって」ムスッ
提督「では最終手段を使いましょうか」
有明「最終手段?」
〜提督、しなやかに有明からのだいしゅきホールドを解いて、有明をお姫様抱っこする〜
提督「これから有明さんをママにします」
有明「ママ? ああ、ママな、ママ……ふぁっ!?」
提督「ふふ、ママになれば子育てで任務に就く必要もありませんからね。加えて私と更にラブラブになれて一石二鳥です」
有明「い、いや、それは流石にまだ早いっつうか……////」アセアセ
提督「私との子どもを産んでください、有明さん」ニコッ
有明「」キュン
提督「いいですよね?」
有明「……はい////」
提督「照れている有明さんも愛らしいですよ」ニコニコ
ーーーーーー
約一年後ーー
提督「幸せですねぇ」
有明「……お、おう……////」
初春「これ、ありあけ! 妾の髪で遊ぶでない!」
ありあけ(0歳)「ヾ(*´∀`*)ノ」キャッキャ
子日「お母さんに似て初春っ子(お姉ちゃん子の意)だねぇ」ニコニコ
若葉「お父さん子でもあるからまさに有明の子だな」ニヤニヤ
初霜「かわいいですねぇ♪」
提督「もう危ないことは出来ませんね?」ニコニコ
有明「もう二度としねぇよ……////」
提督「大変結構。ではご褒美に二人目を拵えましょうか」ニコッ
有明「え……ま、マジか……まあ、提督が欲しいならあたしは……何人でも……♡////」デレデレ
提督「(私の嫁超かわいい)……今夜は長くなりますよ」
有明「お、おう……////」キュンキュン
初春「有明が大人しくなったのは良いが……」
子日「前にも増して提督にデレデレになっちゃったねぇ……」
若葉「平和でいいじゃないか」ウンウン
初霜「私たちがしっかりと守りましょう!」フンス
ありあけ「ヾ(*´∀`*)ノ」キャッキャ
その後、夫婦の間に子宝がたくさん出来、提督と艦娘たちはその平和を守るために邁進したーー。
有明 完
有明終わりです!
オラオラしてる子がしおらしくなるのっていいですよね?
お粗末様でした!