某鎮守府、昼ーー
◇食堂・テラス席◇
ワシントン「Hey, baby……Kiss me♡」ンー
提督「……おい、ランチ中なのに何言ってんだ」アセアセ
ワシントン「何よ、私とあなたの仲でしょ?」ムスッ
提督「しかしだなぁ」
サダク「別にこちらのことは気にするな。こちらはこちらで頂いている」
大和「ど、どれも美味しいですよ、ワシントンさん」ニガワライ
霧島「え、ええ、とても……」ニガワライ
綾波「アメリカのピザ美味しいですよ」モキュモキュ
ワシントン「〜〜〜〜!」グヌヌ
提督「……」ニガワライ
◆今から数時間前◆
提督『え、サウスダコタやサウスダコタと仲のいい艦娘を呼んでランチ? いきなりどういうことだ? あれだけサウスダコタのことを嫌ってるのに』
ワシントン『嫌ってるんじゃなくて苦手なの。それより私はアイツに私があなたとラブラブで毎日幸せなとこを見せつけたいの!』
提督『いや、見せつけなくてもみんな知ってると思うぞ? ワシントン、君は陰でみんなからなんて呼ばれてるか知ってる?』
ワシントン『え、私なんて呼ばれてるの?』
提督『俺の番犬って呼ばれてるぞ。俺が誰といても常に俺の隣にいてその相手を睨みつけてるから』
ワシントン『自分のパートナーを守るのって普通でしょ? そもそも私戦艦だし。最強だし』
提督『まあとにかくだ。そんなことしなくてもサウスダコタは俺らの仲を知ってるし、そのラブラブ?ってのを見せつけてもワシントンが望むようなことにはならないと思うぞ?』
ワシントン『やってみないと分からないでしょう!? あなたは私にいっぱい構ってもらえて、私の手料理をいつものように美味しそうに食べるだけなんだからいいじゃない!』
提督『分かった分かった……じゃあサウスダコタたちに声掛けとくよ』
◇そして今に至る◇
ワシントン(Shit! どういうこと!? アイツ私と提督のラブラブ具合に眉をひそめるどころか、寧ろ微笑ましいものを見る目を向けてくるんだけど!)
ワシントン「Hey, baby♡ お口を開けなさい♡ あーん♡」
提督「ワシントン……」
ワシントン「お・く・ち・は?」ニコニコ
提督「あ、あーん……」
ワシントン「Very nice♡ いい子よ♡」
提督「あ、ああ……」ムグムグ
ワシントン「」チラッ
サダク「本当にお前たちは仲がいいな。見ていて安心するよ」ハハッ
ワシントン「(# ゚Д゚)」
大和「あ、あの、ワシントンさんは提督のどこに惹かれたんですか?」
霧島「そ、そうね。前々から気になっていたの。よろしければ二人の馴れ初めを聞いても?」
綾波(皆さん気を遣ってて偉いなぁ)
ワシントン「ええ、そこ聞いちゃう? 仕方ないわねぇ! いいわ! そんなに私とbabyのSweet memoriesを知りたいならいくらでも話してあげる!」エッヘン
ーーーー
ワシントン「という感じね! 手短ではあったけど大体のことは教えたわ!」
〜一時間も掛かった〜
大和「そ、そうですか……」
(仲睦まじいのはいいけど、提督も大変な方をお嫁さんにしてしまいましたね)
霧島「とてもいい出逢いね」
(ただワシントンさんが提督に一目惚れして、サウスダコタと仲良かったのが気に食わなくて、押せ押せで迫ったという話ね。そもそもサウスダコタと提督は友人同士なんだけど)
綾波「へー」
(提督の優しさは伝わったけど、聞く人によっては押しに弱い男を押し倒した女の話って感じ。外人の愛情表情ってすげー)
ワシントン「ふふん♪」
(流石にこれだけ惚気けたんだもの! アイツも悔しがってーー)
サダク「いい話だ。恋愛小説でも聞いているみたいだったな」ニコッ
ワシントン(ーーない、ですって!? もう何なのコイツ! プリンスみたいな爽やか笑顔決めちゃって! あ、コイツのあだ名ってそういえばBlack Princeだったわ……って)
「んなことどうでもいいわ!」ダイバン
提督「……」ヤレヤレ
大・霧・綾『……』ニガワライ
サダク「」ニコニコ
(普段あれだけ突っかかってくるのにこうして話をきかせてもらえるとは嬉しい限りだ)
ーーーーーー
〜そんなこんなでワシントンの目論見は崩れ去った〜
◇執務室◇
ワシントン「うえーん! なんで! どうして! 今度こそアイツの悔しがってる顔を見れるはずだったのにー!」
提督「そういうこと考えてるから失敗するんじゃないか?」
ワシントン「何よ! そもそもどうしてあなたは私の味方をしないの!? やっぱりアイツの方が好きなの!?」
提督「好きなら君に指輪を与えてない」
(こういうアホなとこ……ゲフンゲフン、放っておけないとこが魅力なんだよな)
ワシントン「じゃあ、慰めて……」
提督「どうやって?」
ワシントン「自分で考えて!」
提督「今夜君にプロポーズした夜景の見えるレストランでディナーでも?」
ワシントン「……却下」
提督(一瞬揺れたな可愛いやつ)
「じゃあサウスダコタには絶対出来ないことをしようか」
ワシントン「何それ!?」
〜提督、ワシントンにそっと耳打ち〜
ワシントン「っ!?♡」ボンッ
提督「どう?」
ワシントン「うん……するぅ♡ あなたとの赤ちゃんほしい♡」オメメハート
提督「可愛いね、ワシントンは」アゴシタナデナデ
ワシントン「あなたにだけぇ♡」キュンキュン
後、見事にワシントンは提督との子をその身に宿したが、サウスダコタからは「本当におめでとうマイティ!」と寧ろ一番祝われてしまった。
しかしワシントンはもうそんなことを気にしない。何故なら提督が愛しているのは世界で唯一自分だけなのだ、とその身に刻まれたからーー。
ワシントン 完
ワシントン終わりです!
大きなわんこみたいだったのでこんな感じにしました!
お粗末様でした!