某鎮守府、夜―――
◇長官官舎◇
玉波「…………」
玉波「…………ふふっ」
玉波「ふふふふふ♡」ニヨニヨ
〜玉波、自然と顔がにやけてしまう〜
玉波「……はぁ、幸せ……こんなに幸せで、私大丈夫でしょうか?♡ 幸せって過剰摂取で死に至るなんてことありませんよね?♡」ヤンヤン
〜火照る頬を両手で押さえ、左右に腰を回す玉波〜
玉波「……ふふふふふ♡」
ケッコン指輪〈キラキラしてるだろ?
玉波「あの日から一切色褪せていない……寧ろ輝きが増して見えていますね……♡」
玉波「提督、早く帰って来ないかな〜♡」
その頃―――
◇鎮守府付近の駅周辺◇
提督「やっとここまて帰って来たぞ……なんで今日に限って泊地の本部で会議なんだよ。遠いんだからテレビ会議でいいじゃんかよ」
〜本日は提督と玉波のケッコン記念日〜
提督「まあ玉波は怒ってなかったし、ここまで来たから帰りにお土産の記念日ケーキも買って帰れるからいいけどさ……」
提督「来年のケッコン記念日は絶対に一日中イチャイチャしてやるっ」
〜拳を握り締め、心に誓う提督〜
提督「さて、ケーキ屋行って予約したケーキ受け取ってさっさと帰るか。玉波も待ってるだろうし」
―――――――――
◇ケーキ屋◇
提督「よし、無事に受け取ることが出きた。ミッションコンプリート。あとはこれを持って帰れば―――」
キキーッ!
提督「え」
某鎮守府―――
◇長官官舎◇
玉波「…………流石に遅いですね」
玉波「まさか、事故?」
〜妙な胸騒ぎが玉波を襲う〜
玉波「…………」ポチポチ
〜玉波、不安をかき消すために提督のスマホに電話をかける〜
トゥルルルル……トゥルルルル……
玉波(お願いします。出てください)
トゥルルル……トゥル―――
提督『もしもs―――』
玉波「提督! 今何処ですか!? 何かあったんですか!? 玉波はいつでも出撃出来ます!」
提督『落ち着け。連絡するのが遅くなってすまなかった。ちょっとアクシデントがあったのは事実だが、俺は無事だ。それともう官舎の前にいる』
玉波「っ!」
〜玉波、スマホを投げ捨てて提督の元へ〜
ガチャッ!
玉波「提督っ!」ガバッ
提督「ぬぉっ!?」
〜玉波、提督の胸に飛びつく〜
玉波「提督……ああ、提督! 心配したんですよ!」カオグリグリ
提督「すまんすまん。帰りに引ったくり現場に出くわしてな。犯人を拘束して、警察を呼んで、事情聴取されて、それで今だ」
玉波「引ったくり……まさか、私の提督を狙って……」ゴゴゴゴゴ
提督「ちゃんと説明聞いてたか? 出くわしただけだ。それで俺の方へ犯人が向かって来たから、捕まえたんだよ。これでも俺も一応は軍人だからな」
玉波「そ、そうですか……お怪我はありませんよね?」
提督「怪我はない。骨にも異常はないが、一応明日の朝イチで医務室で精密検査受ける予定」
玉波「今からでも診てもらった方が……」
提督「それは俺が嫌だ。実際本当に俺の身には何も危険はなかったからな。ただ」
玉波「ただ、どうしたんです!?」
提督「予約しておいた記念日を祝うためのケーキがおじゃんになった……」トオイメ
玉波「ケーキくらい、提督の身に比べたら、いえ比べるまでもありませんね。ケーキなんてまた買えばいいのですから」
提督「ああ、ただ」
玉波「まだ何かあるんですか!?」
提督「いや決してそうじゃない。ただこの日のために予約しておいた物だったから残念でな」ニガワライ
玉波「もう……本当甘党なんですから♡」
提督「とういうことで、俺は何もない。大丈夫だ」
玉波「良かったです、本当に♡ それに特別なモノなんて、私には提督さえいてくだされば全てが特別ですよ♡」
提督「…………嫁がいい女過ぎて死にそう」
玉波「そういう冗談はやめてください」ペシッ
提督「あて……はは、ごめんごめん」ニガワライ
玉波「もう。それより、お風呂入ってください。それからお食事にしましょう」
提督「そうだな」
―――――――――
◇居間◇
提督「おお……これまた豪勢だな」
玉波「はい。実は藤波さんを始め、姉妹のみんなからお祝いだとこのようにお料理を頂きましたので」
〜ところ狭しと並べられた夕雲型姉妹の料理はとても夫婦だけでは食べ切れない〜
提督「夕雲たちも呼んでパーティにした方が良さそうだな」
玉波「私もそう思いましたが、無理です。みんな私たちに気を使って、今日は何が何でも絶対にお邪魔しないって言われてますから」
提督「なるほどな……まあ日頃の玉波から来る俺への愛を見れば納得だな」
玉波「それを言うなら提督の方では?」
提督「いやいや、玉波には負けるよ」
玉波「いえいえ、提督程では……」
それから一頻りいやいやいえいえ合戦を経て、夫婦は仲睦まじいケッコン記念日を過ごし、珍しく夜ふかししたという―――。
玉波 完
玉波終わりです!
お粗末様でしたー!
そして新しく実装された艦娘は全員書き終えたので、また暫く更新はお休みします。