奥様は艦娘! 艦これSS   作:室賀小史郎

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駆逐艦藤波がお嫁さん。

キャラ崩壊、少しシリアス含みます。

※気分を害する表現が含まれます。ご注意ください。


藤波とケッコンしました。

 

 某鎮守府、昼ーー

 

 ◇給湯室◇

 

藤波「えっと、上官のお二人とうちの司令の分っと……」

 

 〜藤波、お茶の準備中〜

 

龍田「藤波ちゃん」ニコッ

能代「お茶汲み手伝うわ♪」

 

藤波「龍田さん、能代さんも……ありがとうございます」ペコリ

 

龍田「今日はお偉いさんが来てるから暇なのよ〜」クスクス

能代「私も今は手が空いてるから」ニコッ

 

 〜三人でお茶の準備中〜

 

藤波(司令は猫舌だから少し空気を入れて……)カチャカチャ

龍田「」フフフ

藤波「? どうしたんですか、龍田さん?」

龍田「ううん。提督のことが好きなんだなぁ……って思っただけ♪」

藤波「そ、そりゃあ、まぁ……////」テレッ

能代「奥さんならではの気配りよね♪」

藤波「じょ、上官の前で火傷させるのが嫌なだけです////」プイッ

龍・能『』ホホエマー

 

 〜そして三人で会議室へ〜

 

 

 ◇会議室外・ドア前◇

 

上官a『いつまでそうしている気だ! これだからお前は無能なんだ!』

上官b『まぁまぁ、彼はちゃんと言われた任務は遂行してますでしょう』

上官a『言われたことをやるだけなら猿でも出来る! だが言われたこと以上の結果を出せない無能に無能と言うのは当然だろう!』

 

 〜中では険悪な雰囲気が漂っている〜

 

能代「」メクバセ

龍・藤『』コクリ

 

 

 ◇会議室◇

 

 コンコンコンーー

 

提督「どうぞ」

 

 ガチャーー

 

能代「失礼します。お茶をお持ち致しました」

 

提督「ありがとう」

 

龍田「失礼致します」ニコッ

上官a「うむ」イライラ

能代「失礼します」ニコッ

上官b「あぁ、どうもありがとう」ニガワライ

 

藤波「どうぞ」コトッ

提督「ありがとう」ニコッ

 

 〜お茶を出すと三人はまた一礼して会議室を出る〜

 

 

 ◇会議室外・ドア前◇

 

上官a『駆逐艦なんてもんは使い捨てる物だ。なのにそんな捨て石に指輪を渡すからこんなことになるんだ、このペド野郎』

上官b『まぁまぁ!』

 

藤波「」グッ

 

 〜顔付きが変わる藤波〜

 

能代「気持ちは分かるけど、今は耐えて

龍田「提督も耐えているでしょう?

藤波「」コクリ

 

上官a『次の作戦が上手く行かなった時、それがお前の最後だ。もっとも、水雷屋のペド野郎には期待してすらいないがな。どうせなら特攻して華々しく散れ』

 

 ガチャーー

 

上官a「なんだ、まだ居たのか。お前等も覚悟しとけ。海で死ねるチャンスをやるんだからな」

 

 〜そう吐き捨てる上官はズカズカとその場を後にした〜

 

上官b「本当にすまないね。しかし私を含め、多くの者が陰ながらだが君を支持している。それだけは分かってほしい」

提督「そのお言葉だけで十分です。お心遣いありがとうございます」ペコリ

 

 〜もう一人の上官は提督と握手すると、藤波達にも笑顔を向けてその場を後にした〜

 

提督「藤波、第一艦隊から第四艦隊までをブリーフィングルームへ集めてくれ。今後について話を詰める」

藤波「分かったわ……。司令、あの……」オズ

提督「大丈夫だ。俺は居なくならないし、一人も沈めたりしないよ」ニコッ

藤波「うん♡」ニパッ

 

提督「龍田、能代。悪いが湯呑の片付けを頼む」

龍田「は〜い♪ 私も後から向かいますね♪」

能代「了解です。後はお任せください♪」

 

 

 そしてブリーフィングを終え、時間は夜にーー

 

 ◇執務室◇

 

提督「…………」カキカキ

 

 〜提督、最終確認中〜

 

提督「ふぅ……」ノビー

  (駆逐艦達の練度もようやく目的値に達した。後は潜水艦の偵察隊の報告を待って、それから更に煮詰めれば勝率は格段に上がる)

 

 ガチャーー

 

藤波「司令〜、お茶持ってきたわよ。少し休憩したら?」

 

提督「あぁ、いつもすまない」ニコッ

 

藤波「そう思うなら、私に言われる前にちゃんと休憩してよね」フフフ

提督「お耳が痛い〜」アーアー

藤波「♪」クスクス

 

 〜藤波、提督の側へ〜

 

提督「藤波のお茶はいつも丁度いい熱さだから、余計に美味く感じるよ」ニコニコ

藤波「司令は私が何回注意しても、そのまま飲んじゃうからね〜。毎回火傷されてたら嫌でもこうするわよ」ホッペツンツン

提督「重ね重ね申し訳ない」ニガワライ

藤波「もう慣れたわよ、お子ちゃま司令さん♪」クスクス

提督「猫舌なだけだ」プイッ

藤波「あはは♪」

 

 〜すると藤波の表情がふと暗くなる〜

 

藤波「藤波、次の作戦、頑張るから」ギュッ

提督「? 昼間のこと気にしてるのか?」

藤波「当たり前じゃない。司令のこと何も知らないくせに、あんな……あんな……」グスッ

提督「ありがとう、俺のために涙まで流してくれて」ナデナデ

藤波「藤波はどうなったっていい。司令のためなら藤波はーー」

提督「それ以上は言うな」

藤波「でもーー」

提督「俺は……俺は失敗する気はないぞ」ニコッ

藤波「根拠もないくせに」グスッ

 

提督「根拠ならあるさ。あの海域は戦艦や空母には不利だ。良くて重巡までだろう……だからこそ駆逐艦や軽巡洋艦が必要なんだ」

 

提督「うちには元から練度が高い駆逐艦と軽巡洋艦が揃ってる。加えてあれから更に練度も上がった。慢心さえしなければ完遂可能だ」

 

提督「それに……」

 

 〜提督、藤波の目を真っ直ぐに見つめる〜

 

提督「藤波っていう心強い女神が俺には居るからな♪」ニコッ

藤波「急に何よ……格好付け♡」ナキワライ

提督「好きな女の前ではいつまでも格好良くありたいと思う」フンス

藤波「藤波、飾らない人が好みなんだけど?♡」キヒヒ

提督「(´・ω・`)」エェー

藤波「ふふ、冗談冗談♡ 藤波は司令一筋よ♡」チュッ

  (こんなに素敵な人が他に居るもんですか♡)

 

提督「藤波〜! 俺も藤波一筋だ! 愛してるぞ〜!」ギューッ

藤波「きゃっ♡ 分かってるから、そんなに恥ずかしいこと大声で言わないで〜♡」ギューッ

 

 後日の海戦で提督率いる水雷戦隊は一人も失うことなく敵艦隊を殲滅し、提督は功四級金鵄勲章(きんしくんしょう)を受賞。水雷屋としても軍人としても確固たる地位を確立した。

 因みに提督にキツくあたっていた上官はこの海戦で自分が不利と感じ、味方に特攻させ、自身は撤退。

しかしその際、敵潜水艦の雷撃を喰らい、戦死。そして特攻した味方は生還するという皮肉な結果に終わったそうなーー。

 

                  藤波 完




藤波終わりです!

ちょっと重たい感じにしましたが、そこにある絆には誰も勝てない……といったあっさりとした甘さに出来たかと……。

お粗末様でした!
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