某鎮守府、深夜ーー
◇居酒屋・ほうしょう◇
秋霜「でさ〜、司令官ってばめっちゃうちのことすこすこだから〜、毎晩毎晩大変なんだ〜♡」デレデレ
〜奥様、出来上がってます〜
早霜「ふふっ、そうなの。そんなに秋霜さんは司令官のことが好きなのね」
清霜「やっぱり秋霜姉様って司令官好き好きなんだね〜」
〜今宵はこのメンツで飲んでいる〜
秋霜「ちょちょ、待って待って。なんで? うちたった今司令官がどれだけうちのこと好きかって話をしたばっかじゃん? なんでそうなる訳?」
清霜「だって……ねぇ?」
早霜「ねぇ」ニコニコ
秋霜「はぁ?」
鳳翔「ふふふ、お二人は秋霜ちゃんの仕草や態度で察したみたいですよ」
秋霜「あ、え、そうなんですか? というか、鳳翔さんもキヨキヨとハヤハヤと同意見な感じ?」
鳳翔「はい、そう思います」
秋霜「どの辺が?」
鳳翔「そうですね……私が聞いていた限りですが、『髪をいつも綺麗だと褒めてくれる』、『可愛いと毎朝告げてくれる』、『毎晩寝る前は愛の言葉を囁いてくれる』、『軽く小突いて来る時の苦笑いした顔が好き』……どれを取っても惚気にしか聞こえませんね」
秋霜「……ふぇ……////」ボンッ
早霜「あら、見事なゆでだこ」フフリ
清霜「惚気ながらお酒いっぱい飲んでたもんね〜♪」ケラケラ
秋霜「……しょ、しょんなこと……ないもん……////」ウツムキ
鳳・早・清『(かわいい)』
秋霜「だ、だってさ、司令官がそれだけうちのこと好きだから、そうやってくる訳っしょ?//// だもん、うちが司令官にべた惚れってことじゃなくて……司令官がうちにべた惚れなんだって話になるっしょ……?////」
早霜「それも言えるけど……う〜ん、なんて言えば伝わるのかしら?」
清霜「あのねあのね、秋霜姉様が司令官の話をしてる時ってね、姉様の周りにハートマークがいっぱい飛んでるような感じになるの!」
早霜「あぁ、それだわ。そうなの。まるで一面お花畑のところにいるというか、満天の夜空をお散歩してるというか……とにかくメルヘンチックなオーラがぷんぷんと、ね」
清霜「うんうん。さっきの寝る前のチュウの話とかさ! もうその時のこと思い浮かべてぽわわーんってお顔になってたし!」
早霜「無意識なんだろうけど、惚気話中に指輪へ何度もキスしてたし……」
早・清『あ〜、司令官のことが好きなのね(なんだ)〜って凄く感じた(わ)』ニッコリ
秋霜「……くきゅぅ……////」
〜奥様、恥ずかし過ぎてテーブルの下に隠れる〜
ガラガラーー
朝霜「こんばんは~」ノシ
鳳翔「あら、いらっしゃいませ」
朝霜「あ、ごめん鳳翔さん。あたい客として来たんじゃないんだ〜」
鳳翔「お顔を見せてくれるだけで結構よ」ニッコリ
朝霜「えへへ、今度いっぱい食べたり飲んだりするな……で、秋霜来てるよな?」
鳳翔「はい、今テーブルの下でダンゴムシさんになってますけど」フフッ
朝霜「? なんで?」
早霜「自分がどれだけ司令官のことを好きか自覚したからよ」
朝霜「めっちゃ今更だな……てか、それ言うなよ。姉妹共通の酒の肴だったのに」
秋霜(なにぬっ!?////)
清霜「だって本気で気付いてないから、つい……」
早霜「それに姉妹共通じゃなくて、艦隊共通よ」
秋霜(そうだったのぉぉぉ!?////)
朝霜「まあ何れは自覚してただろうしいいっか。んで、そこのダンゴムシ」
秋霜「?////」チラッ
提督「もう帰る時間だ」スッ
〜旦那様のお迎え〜
秋霜「くぁwせdrftgyふじこlp!!!!!!?////」
朝霜「お前、あれだけ司令のこと好きなのに行き先言わずに出てったそうじゃん?」
秋霜「あ、あれ……言ってなかった?」
提督「『早霜たちと飲むから晩御飯いらなーい♪ 0時前には帰るー♪』だけだったな私が聞いたのは」
朝霜「今は深夜の〇一〇〇だ。んで、夜間見回り班だったあたいのとこまで来たんだぞ?」
秋霜「ご、ごめん……」
朝霜「あたいにじゃなくて、司令に謝れ。明日だって司令は朝早いのに健気に待ってた上に、こうして探しに来たんだからな」
秋霜「司令官、ごめんなさい……」ションボリ
提督「遅くなるなら連絡の1つは入れてくれ。なんのための携帯電話なのか分からないからな」
秋霜「は〜い……」ウツムキ
提督「それでは帰ろう。鳳翔、皆の支払いは私に回せ」
〜提督、奥様をお姫様抱っこ〜
秋霜「…………♡////」←恥ずかしいけど嬉しい
鳳翔「分かりました」ペコリ
早霜「ご馳走様です」ペコリ
(色んな意味で)
清霜「ありがと、司令官! あとあと、秋霜姉様のことあんまり怒らないでね! 秋霜姉様は司令官のことが好きで好きで仕方なくて、清霜たちにその好き好き自慢してただけだから!」
提督「分かった」
(清霜たちにあとでスペシャル甘味券を贈ろう)
秋霜「あぁぁぁぁぁ////」
朝霜「んじゃあたいは持ち場戻るぞ〜」ノシ
ーーーーーー
◇鎮守府内・帰り道◇
提督「随分と楽しんだみたいだな」
秋霜「……はい、とても……////」
提督「俺のことが好きで好きで仕方ないんだってな?」
秋霜「……はい、それはもう、とても……////」
提督「そんなに恥ずかしいことか?」
秋霜「……はい、それはそれは、とても色々と……////」
提督「そうか。ならいいことを教えてやろう」
秋霜「?////」
提督「そのお相手も秋霜のことが好きで好きで仕方なくて、いても立ってもいられなくて、明日も早いのに探しに出てしまう程なのだそうだ」
秋霜「っ♡」キュン
提督「お互い、恥ずかしいな」ニッコリ
秋霜「……し〜れ〜か〜ん〜、しゅきぃ♡」ギューッ
提督「ははは、しっかり掴まれ」
秋霜「離さない〜♡」
提督「そうだ。離れてもいいが、必ず俺の隣に戻って来い。俺の隣は秋霜だけの場所だ」
秋霜「はいぃぃぃ♡」オメメハート
提督「しじみの味噌汁も作ってあるからな。温め直してやるから歯磨きする前に飲むといい」
秋霜「司令官のお膝の上でのみゅ〜♡」
提督「この甘えん坊め」ニッコリ
秋霜「えへえへっ♡」デレデレ
次の日、秋霜は見事に二日酔いとなったが、提督に手厚くお世話されたことで余計にデレデレ度が上がったそうなーー。
秋霜 完
秋霜終わりです!
駆逐艦版鈴谷っぽかったので、攻めに弱いかと思い、こうなりました!
無自覚デレデレが総攻撃受けて、フニャフニャになるのっていいですよね←
お粗末様でした♪