奥様は艦娘! 艦これSS   作:室賀小史郎

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駆逐艦竹がお嫁さん。


竹とケッコンしました。

 

 某鎮守府、昼下りーー

 

 ◇執務室◇

 

竹「ふぁ〜……いやぁ、午後から暇になるのはいいが、いざそうなってみるとやることなくてつまんねぇなぁ」

 

 〜今日は午後から提督だけ泊地の本部で会議のため、竹は留守番中〜

 

松「? 書類整理とか戸棚の整理とかは?」

 

 〜松は自主的に竹のお目付け役としてこの場にいる〜

 

竹「はぁ? 戸棚も書類も見てみろよ。何ひと〜〜〜つ整理整頓する必要がねぇだろ」

松「…………確かにそうだけど」

竹「提督は俺にはもったいねぇ旦那だかんなぁ。欠点を探す方が難しい。この泊地でもイチニを争う元帥で、町の人たちからの評判もいい。その上イケメンだし家事も完璧にこなす。そんな奴が俺に何かさせるようなこと残して会議に行くかぁ?」

松「行かないわね……」

竹「だろぉん? だから暇でしっかたねぇってなってんじゃんか」

 

 〜竹、ソファーに寝転ぶ〜

 

松「…………提督って竹のどこを気に入ってケッコンしたんだろう?」

竹「あ、ナチュラルにディスった? 本人目の前にしていい度胸だな。お姉ちゃんよぉ」

松「ごめんごめん。ただふと疑問に思っただけなのよ。ほら艦隊には綺麗な人から可愛い人まで勢揃いなのに、提督が選んだのは竹だけだったから」

竹「知らねぇよ。こっちだっていきなりプロポーズされてビビったんだから」

松「そっか……まあでも姉としては妹が幸せなケッコンをしてくれて嬉しいわ」

竹「あっそ」

 

 〜それから二人は将棋や花札をして暇潰しするのだった〜

 

 ーーーーーー

 

 夜ーー

 

 ◇鎮守府本館内・夫婦の部屋◇

 

提督「竹ぇ、マジで疲れたぁ。お偉方の使えない組が本気で使えない提案ばかりしてきて、マジで迷惑だったぁ。こっちは小学生でも分かるような表とグラフと説明文までご丁寧に提示して話をしてるのにさぁ」

竹「まあ現場にいない人間ってのはそういうもんだろ。俺が艦だった頃に比べたらかなりマシになってると思えるけどなぁ」ヨシヨシ

 

 〜提督、竹の膝枕で今日の会議のことで愚痴る〜

 

提督「そもそも駆逐艦の重要性があいつら分かってないんだよぉ。何のための駆逐艦だと思ってんだよぉ。戦艦や正規空母だけで戦争に勝てる訳ねぇじゃんかよぉ」

竹「だなぁ」セナカポンポン

提督「戦艦だって正規空母だって出撃するだけでかなりのコストなんだぞぉ。なのに戦艦三隻と正規空母三隻が最強の編成だとかマジで勘弁してほしいわぁ。敵に潜水艦いたら何も出来ないじゃんかよぉ、アホがよぉ」

竹「まあいいじゃねぇか。真っ向から馬鹿な意見言うのがいるから、こっちとしてはこれで合ってるんだって答え合わせになるじゃんか」アタマナデナデ

提督「ああ、竹マジ天使。超愛してる」

竹「へへ、俺も……愛してんぜ♡」ニパッ

 

 〜提督、やっと立ち直る〜

 

提督「はぁ、本当に今日の会議は今までの会議で一番アホくさかった。あんな時間過ごすなら竹とイチャイチャしていたかった」

竹「ははっ、今してんだしいいだろ。それより会議は結局どうなったんだ?」

提督「お偉方の使えない組にもまともなのが数人いるから、今の国防費を減額するってことにはならなかった。増額してガッチリ守って、且つ駆逐艦や海防艦をもっと増やして哨戒活動すればコストもそこまで掛からないってことでまとまった」

竹「んじゃあ俺ら駆逐艦の仕事が増えるって訳か」

提督「そうなるな」

竹「いいねいいね♪ お前を守るために働けるなんて最高じゃねぇか♪」

提督「本当に、頼りになる奥さんだ」ホッペチュッ

竹「んっ……俺にはこれくらいしか取り柄ねぇからな」

提督「何言ってるんだ? 俺のメンタルケアも竹しか出来ないことだぞ」

竹「そりゃあ、まあ……あんなお前を見たらな?」

 

 ◆過去◆

 

 提督は由緒ある軍家に生まれた次男坊で常に優秀な兄と比較されてきた。

 兄は父と同じ陸軍に入り、提督も当然自分も陸軍に入るつもりでいた。

 しかし父に言われたのだ。

 

『残念ながら後継者はお前じゃない。よって陸軍に入る必要がない。丁度海軍の知り合いが人手不足だと言っていたから、お前は海軍に入れ』

 

 辛かった。しかし提督は腐らなかった。ここで腐ってしまえば、これまでの努力が無駄になるから。

 

 幸い兄との関係は良好で陸軍である兄とのパイプがあったお陰で陸軍と合同練習や作戦協力も上手く行き、提督は父から褒められる程にまでなった。

 

 しかし提督は日々重いプレッシャーがのしかかり、弱みを吐き出せないでいた。

 何も出来ず、ただただ一人で泣くことしか出来なかった。

 そんな泣いている提督に何も言わず寄り添ってくれたのが『竹』だったのだ。

 

 それから提督は少しずつ竹だけでなく、他の艦娘たちにも『手伝ってほしい』と言えるようになり、艦隊はより邁進したのである。

 

 ◇現在◇

 

提督「本当にありがとう。竹があの時、俺を見つけてくれたから、今の俺がいる」

竹「へいへい。んな恥ずかしいこと言う暇があるんなら、もっと俺に甘えろ♡」

提督「キスしたい」

竹「好きなだけしろ♡」

提督「竹ぇぇぇぇっ!」ガバッ

竹「おうっ、もっと来いっ♡」ムギューッ

 

 その後めちゃくちゃryーー。

 

                  竹 完




竹終わりです!

自己紹介文だけを見て書き上げたので設定が変なところもあるかもしれませんがご了承を。
アネゴ肌って感じだったのでこんな甘々もいいかなと書きました♪

以上で全員書き終えましたので、次の艦娘実装までお休みします。

お粗末様でした♪
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