奥様は艦娘! 艦これSS   作:室賀小史郎

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海防艦石垣がお嫁さん。

お待たせ(*^_^*)


石垣とケッコンしました。

 

 某鎮守府、昼下がりーー

 

 ◇執務室◇

 

石垣「…………」ペラッ←確認作業中

 

提督「…………」

 

 〜提督、少し眠そう〜

 

石垣「?」

 

 トコトコ

 

石垣「提督、大丈夫? 辛いなら少し寝る?」

 

提督「いや、大丈夫だ。腹が膨れて、眠気が来ただけだから」

 

石垣「駄目。提督、そう言って過労で倒れた」ジトッ

提督「あ、あれは……」

石垣「言い訳するの男らしくない」

提督「言い訳してる訳じゃ……」

石垣「いいから仮眠して。お膝も貸すし、時間になったら私が起こしてあげるから」

提督「分かった。石垣の言う通りにするよ」ニガワライ

石垣「♡」ムフーン

 

 〜夫婦共にソファーへ〜

 

石垣「ん♡」オヒザポンポン

提督「お願いします」ゴロン

石垣「素直なのいいこと♡」ナデナデ

提督「幼妻に駄目にされるぅ」

石垣「変なの♡」フフフ

提督「じゃあとりあえず三十分くらいしたら起こしてくれ」

石垣「は〜い♡」

提督「おやすみ、石垣」

石垣「おやすみなさい♡」

 

 ちゅっ♡

 

 〜少しすると提督は眠りに就いた〜

 

石垣(やっぱり疲れてたんだ。最近任務で忙しかったもんね)

 

提督「ぐぅ……ぐぅ……」

 

石垣(貴方は一人じゃない。私がいるし、艦隊のみんなもいるよ。だからもっと頼って♡)

 

 ナデナデ

 

 〜石垣、眠る提督の頭を優しく撫でる〜

 

石垣(私に新しい居場所をくれた、大切な貴方。貴方が頑張ってくれるのは嬉しい。けどね、貴方はすぐに無理をするから、私は心配で堪らないの)

 

 ぎゅっ

 

 〜石垣、提督の手をそっと握る〜

 

石垣(私は艦娘で、貴方は普通の人……一緒に居られるのは長くない。もしかしたら、私の方が先に貴方を置いていってしまうかもしれない)

 

石垣(だからこそ、貴方との時間は今この瞬間も……私にとっては宝物なの)

 

石垣(貴方が無理をして何かの病気にでもなってしまったら、余計にその時が削られてしまう。だからもっと頼って、貴方の負担を私に背負わせてほしい)

 

石垣(貴方の過ごしている時間は、もう貴方だけが過ごす時間じゃないんだからね?)

 

石垣「ば〜か♡」チュッ

 

 〜石垣は結局、暫く提督を起こそうとはしなかった〜

 

 ーー

 

 夕暮れ時ーー

 

 ガチャ!

 

占守「海上警備終わったっすよ〜!」

国後「他の人たちはいつも通りに補給とか行かせたからね」

八丈「今日も正面海域は平和な海だったよ〜!」

 

 〜占守シスターズ乱入〜

 

石垣「みんな、しーっ」

提督「んが?……おぉ、みんな……揃って何かあったのか?」ネボケ

石垣「あ……むぅ」ジロリ

 

 〜石垣、占守たちを睨む〜

 

占守「いやぁ、そんなに睨まないでほしいっす」ニガワライ

国後「そもそも寝てるなんて知らなかったんだもの」

八丈「立て札掛けといてよ〜」

 

石垣「そんな暇なかった。提督最優先。これが普通」ギュムッ

提督「???」←まだ寝惚け中

 

占守「二人の惚気はもうお腹いっぱいっすよ」

国後「大方、毎晩毎晩イチャコラしてるから寝不足になったんでしょ?」

八丈「お熱いね〜♪」ニヤニヤ

 

石垣「っ……そ、そんなこと、にゃいもん……♡////」プイッ

 

三人『嘘乙』キッパリ

 

石垣「ほ、ホントだもん……昨日は、その……一回しかしてないもん……♡////」

 

占守「一回でもなんでもやることやってるっす」

国後「しかも超嬉しそうな顔してますよ、奥さん?」

八丈「ラブラブなのはいいけど、もう少し考えてね♪」

 

石垣「うるちゃい……♡////」

 

 〜石垣、提督を座らせて、その背後に隠れる〜

 

提督「どうした、石垣〜?」ナデナデ

石垣「んっ……なんでもにゃい♡」ゴロゴロ

 

占守(あの真面目一辺倒の石垣がね〜)ウンウン

国後(幸せそうで何よりだわ……)ウンウン

八丈(早く姪っ子とか甥っ子の顔が見たいなぁ)ルンルン

 

 〜散々生暖かい視線を浴びせ、占守たちは執務室をあとにした〜

 

提督「…………俺はなんて失態を……」ガックシ

 

 〜そこで提督は脳が覚醒〜

 

石垣「疲れてたから仕方ないよ////」←まだ照れてる

 

提督「でも寝惚けてて何も覚えてない……覚えてるのは石垣が甘えて来てくれたことだけだ」

石垣「だってみんなして私を見るんだもん////」

提督「そうだったのか」ナデナデ

石垣「うん……昨日は一回しかエッチしてないのに、みんな酷いの////」

提督「ん?」

石垣「私とエッチしてて寝不足なんでしょって……だから昨日は一回しかしてないよって言ったの////」

提督「…………言うなよ////」カオマッカ

石垣「だって……提督、一回エッチしたくらいじゃ満足しないでしょ?♡//// 任務が少ない時は私のお腹がタプタプになるくらいーー」

提督「それ以上はいけないっ////」

 

 〜提督、石垣の口を塞ぐ〜

 

提督「次から何を言われても、何回エッチしたとか言わないの。オーケー?」

石垣「」コクコク

提督「まあ、エッチしてて寝不足なんて言われたら、ただ最近忙しかったからって返すこと。いいね?」

石垣「」コクコク

提督「ん、もう言うなよ?」

石垣「ぷぁ……分かった」

提督「うん」

石垣「ペロペロした回数とか、おててでシコシコした回数は言ってもいいの?」

提督「だからそっち方面は言わんでいい!」

石垣「は〜い♡」テヘペロ

 

提督「全く……変なとこオープンだよな」ニガワライ

石垣「私は恥ずかしくないもん♡ どれも大好きな提督との思い出だもん♡」ギューッ

提督「でもそういうのは公表しない」

石垣「は〜い♡」スリスリ

  (提督、起きてからちょっと顔色良くなった……嬉しい♡)

 

提督「じゃあ、残りの仕事終わらせるぞ!」

石垣「うん♡ あ、ねぇねぇ……」クイクイ

提督「?」

石垣「今日は一回以上してくれる?♡」

提督「…………する////」

石垣「じゃあ急いで終わらせないとね♡」

提督「あぁ……////」

  (俺より、石垣の方が一回じゃ満足しないんじゃないか? まあ可愛いから俺の選択肢は一つしかない!)

 

 次の朝、夫婦(主に提督)は足腰がガクガクしながら歩いており、その隣にはツヤツヤの満面の笑みの石垣が提督の左腕に引っ付いていたというーー。

 

 

                  石垣 完




石垣終わりです!

余裕が出来ましたので、更新していきます!
そして此度のトップバッターは石垣ちゃんですよ!
何か闇がありそうですが、そういう子こそ甘々で幸せな艦娘人生を送ってほしいですな♪

お粗末様でしたー!

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