某鎮守府、昼下がり―――
◇艦娘宿舎・談話室◇
ロドニー「姉さん、私の話聞いてる?」
ネルソン「あ、ああ、聞いているとも!」
ロドニー「そう? ならいいけれど……じゃあ続けるわね」
ネルソン「…………」
〜ネルソンは妹ロドニーから何やら熱弁されている最中〜
陸奥「ねぇ、ロドニーはネルソンに何をあんなに熱弁しているの?」
長門「提督の良さについて、だそうだ」
陸奥「は?」
コロラド「ほら、ネルソンってAdmiralに対して貴様って言う時あるでしょ? ロドニーはそれが気に入らないみたいなの」
メリーランド「夫を姉に貴様呼ばわりされて、とうとう行動に出たって感じ」
〜陸奥の質問に他のみんなが答え、陸奥は苦笑いを浮かべる他なかった〜
ロドニー「貴様、とはそもそもの意味は身分の高い男性に使う言葉ではあったものの、身分の差が縮まり、皮肉を込めて使われることが多くなった。よって姉さんが私のSweetie(提督)を貴様と呼ぶのは不適切だと思うの」
ネルソン「しかしだな、余は断じてAdmiralを皮肉っている訳では――」
ロドニー「その割には随分と上から物を言っていると思うけれど? この前は旗艦に据えろと言い出すし、撤退命令に抗議するし」
ネルソン「あれはあと少しで屠れたところを追撃ではなく撤退なんて生ぬるいことをあやつが――」
ロドニー「生ぬるい? あやつ?」ギロリ
ネルソン「ぴっ!」
〜妹の殺意の波動に思わず身震いするネルソン〜
ロドニー「姉さん……あの時の姉さんは中破で、敵艦隊には重巡洋艦だけでなく、戦艦も残っていたのよ? そこに追撃戦なんて仕掛けたらこちらの被害が広がる可能性の方が大きかった。だからSweetieは安全策を取ったのよ。向こうが撤退したのだから、深追いはせずにこちらも立て直す方を選んだの」
ネルソン「それは分かっている。分かってはいるが、本当にあと少しだったんだ……だからつい熱くなってだな……」
ロドニー「とにかく、もうSweetieに貴様なんて言葉を使わないでちょうだい」
ネルソン「わ、分かった……」
ロドニー「では今度は如何に私がSweetieを愛しているかを説明するから」
ネルソン「…………勘弁してくれ」
長・陸・コ・メ『(ー人ー)』ナムー
〜こうしてネルソンはロドニーからありがたい?説明を長々とされるのだった〜
――――――
日が落ちた夕方―――
◇執務室◇
ロドニー「まったく……姉さんには困ったわ」
提督「気にし過ぎだと思うけどな」ニガワライ
ロドニー「どうしてよ? Sweetieは貴様なんて言葉を使われて悲しくないの?」
提督「皮肉を込めてるとかは感じないし、実際にネルソンは頼れる仲間だからね。それにクソやクズなんて言う子もいるし、どう呼ばれようと俺は基本的に気にしないしな。自分がやれるベストを尽くすだけ」
ロドニー「こんなに素敵なSweetieにクソ? クズ? どこの誰? 泣かしてきてあげる」
提督「そんな物騒な言葉を聞いて教える訳ないよね?」
ロドニー「大丈夫。Sweetieは私が守ってあげるから、怖がらずに私に助けを求めて?」
提督「そもそも助けを求めてない件について」
ロドニー「あなたは優し過ぎるわ。だから心配なの」
〜ロドニーはそう言うと提督を背後から抱き締めた〜
ロドニー「Sweetie……私の全て。あなたが誰かに傷付けられるのも、あなたが傷付くのも見たくない」スリスリ
提督「ここにいる子たちはみんな優しいし、むやみに人を傷付ける子はいないよ」
ロドニー「何かあったら必ず私に言うのよ? 消し炭にしてきてあげるから」
提督「ロドニーセ〇ムが怖くてみんなビクビクしてると思うよ」ニガワライ
ロドニー「そうかしら? 金剛やアイオワ、リシュリューにイタリア……他にもいっぱいあなたによくちょっかいかけるのに?」
提督「それはあの子たちが特別というかなんというか……でも俺はロドニー一筋。カッコカリですらしないよ」
ロドニー「Sweetie……♡」
〜ロドニーは提督の想いに胸が高鳴る〜
ロドニー「もう、私をもっと夢中にさせてどうする気?♡」
提督「そんなつもりはなかったけど……夢中になってくれるなら嬉しいね」
ロドニー「なら二十四時間付きっきりになるわ♡」
提督「頼むから任務遂行して?」
ロドニー「もう、意地悪なんだから」ムスッ
提督「大戦果あげてるロドニーに任務放棄されると困るからな」
ロドニー「しょうがないわね……今後も頑張ってあげるわ」
提督「ありがとう」
〜するとロドニーは今度は提督の椅子を自分の方へ向ける〜
提督「まだ執務の途中なんだけど?」
ロドニー「や。構って。5分だけでいいから」
提督「5分だけだよ?」
ロドニー「ええ♡」
むぎゅっ♡
〜ロドニーは提督にだいしゅきホールドした〜
ロドニー「ねぇ、Sweetie……ちゅうしよ?♡ ちゅう♡」
提督「はいはい……んっ」
ロドニー「ん♡ うふふ♡ 最高♡」
提督「俺も最高」
ロドニー「これからもずっと私が側にいてあげるからね♡」
提督「頼もしい限りだよ」
こうして夫婦は夕焼けに照らされながら、夕日が沈むまでキスしていた―――。
ロドニー 完
ロドニー終わりです!
お粗末様でした♪