某鎮守府、朝―――
◇鎮守府敷地内・長官官舎◇
鵜来「提督〜! もう朝ですよ〜! 早く起きてください〜! 今日の艦隊運用はお休みですが、提督にはこなすべき執務があるんですよ〜!」
提督「まだ眠い……あと五時間……」
鵜来「駄目に決まってるじゃないですかー! せめて五分とかにしてくださいよー!」
どごぉ!
〜幼妻の容赦ない腹パンが炸裂〜
提督「ふぐぉっ!?」
鵜来「おはようございます。目は覚めましたか?」ニコニコ
提督「すっごい笑顔なのに怖いよ」
鵜来「誰のせいですかね〜?」
提督「あ〜分かった分かった。起きます。起きますよ」
鵜来「はい。朝餉の方はもう準備してありますから、二度寝せずに来てくださいね! 二度寝したら……分かってますよね?」
提督「そんなこれみよがしに血管浮き出た握り拳見せなくても起きるって」ニガワライ
鵜来「常習犯には体で覚えさせないと伝わりませんからね」ニッコニコ
提督「頼もしい嫁さんで心強いなぁ」ノホホン
◇執務室◇
〜朝食を取ったあとで執務室にやってきた夫婦だったが〜
鵜来「…………」
提督「いやぁ、今日の執務が終わってるから自由だな〜」ノンビリ
鵜来「鵜来、聞いてません」ジトリ
提督「サプラ〜イズ」ニコニコ
鵜来「今度は顔面に拳をねじ込まれたいのですね?」ニッコニコ
提督「女の子はサプライズ好きって聞いたのに……」ガクブル
鵜来「時と場合によります。そして今回のはただただ困惑させられているだけですよ」ニコッ
提督「説明するから、取り敢えず落ち着いて、その拳をゆっくりと下ろすんだ」
鵜来「しっかりと聞かせて頂きましょうか」
提督「うす……」
〜提督、説明中〜
鵜来「つまり、鵜来が眠ったことを確認したあとで、朝方まで徹夜して本日の執務を終えられ、今日は鵜来とその……イチャイチャをご所望と……////」
提督「イエスイットイズ♪」
鵜来「前もって言ってくだされば、鵜来だってお手伝いしましたのに……」ムスッ
提督「いやぁ、鵜来にはいつも何かとお世話になってるから、今回は旦那として男を見せようかなと」
鵜来「そ、そうですか……////」
(そんなことせずとも、鵜来は一生提督のお側を離れませんのに……♡)
〜提督の心意気に思わず頬が緩む鵜来〜
提督「てことで、駄目かな? 久々にちゃんと鵜来とゆっくり過ごせる時間を、褒美として俺に与えてはくれないか……俺のお嫁さん?」
鵜来「っ……コホン。ここまでされて駄目だなんて言いません!」
提督「それは良かった」
〜提督はそれから鵜来を手招きして、膝の上に抱え上げる〜
提督「俺の嫁さんは可愛いなぁ。しかもいい匂い」スンスン
鵜来「提督は鵜来のつむじの匂いを嗅ぎ過ぎです」ヤレヤレ
提督「やめられない止まらない」
鵜来「お菓子みたいに言わないでください」
提督「それだけ好きなんだ。こればかりは諦めてとしか言いようがない。本気で嫌われるならやめるけど、鵜来はいつも逃げないじゃないか」
鵜来「うっ……」
〜図星を突かれる鵜来〜
提督「まあ鵜来は真面目だからな。俺みたいに面と向かってイチャイチャしたいなんて言えないよな」ナデナデ
鵜来「うぅ〜////」
提督「その分俺がストレートに伝えてるからバランス的には丁度いいんだろう。多分」
鵜来「鵜来だって、言う時は言います////」
提督「へぇ〜、そうか? なら是非とも今、俺に愛の言葉をかけてほしいものだな」ニコニコ
鵜来「そんな……日のある内からだなんて、恥ずかしいです////」ウツムキ
提督「俺はいつでも伝えてるんだがなぁ」ニッコリ
鵜来「提督は大人だから恥ずかしくないんですよぅ////」
提督「恥ずかしがってたら伝えたいことなんて伝えられないだろ。戦時中なんだから伝えられる時に伝えないと後悔する」
〜真剣な声色で提督が返せば、鵜来はハッとする〜
鵜来「そうですね……」
提督「ま、だからといって鵜来に強要するつもりはない。だから鵜来は今まで通り、俺に愛を告げられて嬉しそうににやけてればいいんだ」
鵜来「べ、別ににやけてなんか……////」
提督「嬉しさが隠し切れてないなんだよなぁ」
鵜来「そ、それは……えっと……嬉しいのは事実ですから♡////」
提督「ならもっと言うね。好きだよ、鵜来。愛してる」ホッペチュッ
鵜来「くすぐったいですぅ♡////」
その後も夫婦は延々とイチャイチャを堪能、満喫して久々の夫婦の甘い時間を過ごした―――。
鵜来 完
鵜来終わりです!
お粗末様でしたー!